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TERRAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 490
性別 男性
年齢 60歳
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301.  ゴールデンボーイ(1998)
極々普通。原作からしてそうなんだけど、頭の切れる人間が悪に走るというテーマは、特に目新しいものでもない。いやいや、むしろ普遍的なテーマ。かと言って、結構(イイ意味で)ぶっ壊れてた原作を映画化するにあたって、とくに工夫があるわけでもない。まあこんなモンでしょ。原作を含め、この物語で思うのは、非常にアメリカ的な感覚だということ。つまり“誰にでも判る悪”という概念としてナチスを持ってきている。自分たちの悪行は棚上げ。しかも悪いのは他人(他国人)。こういうのを見るとガッカリするね。やっぱりアメリカ人って馬鹿だわ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-24 23:22:48)
302.  サハラ 死の砂漠を脱出せよ
なんなんだろ? 何かもったいない映画だなぁ。少々ご都合主義でトントン拍子過ぎるのが気にはなるが、事件は次々に起きるし、それなりに画も派手。だけどイマ一つ、いや、イマ三つくらい盛り上がらない。それどころか非常に散漫な印象で、中盤には退屈すら感じてしまう。派手なんだけど、ドキドキもハラハラもしないし(クライマックスのヘリポートでの格闘だけは、ちょっとイイ)、宝探しのワクワクも無いんだな、残念ながら。原作は全米No.1のベストセラーで、シリーズ中でも人気の高い話。主演もマコノヒーとクルス、とそれなり。なのになんでこんな薄っぺらい印象しか残らんかね? 2時間以上もある尺も長過ぎ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-17 16:45:35)
303.  フェア・ゲーム(1995)
スタローンの『コブラ』もそうなんだが、コレも『逃げるアヒル』を原作としていながら、「狙われた女を守る」というシチュエーションだけもらった全く別のお話になってしまっている。当時人気絶頂だったシンディ・クロフォードをヒロインに据えて、もうちょっと何とか成りそうなモンなんだけど……。今回の失敗の一番の原因は、脚本の拙さだな。ヒーローが鈍臭すぎる! 次々に事態を悪化させてるのは、全て頭の巡りが悪く、気が利かない主人公のせいなんだから。しかも、敵の目的や行動が理解し辛い。だから、何か分らんが逃げて、撃ち合って、爆発してるだけの映画になっちゃってるんだな。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-16 22:44:15)
304.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 
いやぁ、モーガン・フリーマンの完全なる無駄遣いに笑ってしまったゾ。映画の出来は……なんかね、物凄く中途半端。しかも無駄に長い。2時間15分かけて見せる内容ではないな。まあ、元々原作も、「スタンド・バイ・ミー」や「IT」や「スタンド」やらその他のキング自身の過去作品を、こぢんまりとスケールダウンして掛け合わせたような不出来な作品だから、しょうがないっちゃしょうがないけどね。それにしても、もう少し盛り上げられそうなクライマックスを、無意味なフリーマンの乱入やら、車中でのエイリアンのセリフによるネタばらしで台無しにしてしまう辺り、このホン屋は何を考えとるんだろ? ってか、これにあのウィリアム・ゴールドマンが噛んでるなんて嘘でしょ? 3点じゃ! と言いたい所だが、まあ途中までは嫌いな展開じゃなかったんで4点に。w
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-10 00:52:27)
305.  椿山課長の七日間
自分には、基本的に浅田次郎の話は合わないんだろう。いかにも「ね、いい話でしょ? さあ泣いてください」的なストーリーが鼻につく。ただまあ、コレは浅田作品の中でもコメディタッチの作りでまだ観られる方だけど。結局、誰一人として悪人が出てこず、都合良く話が進み、全て収まる所に丸く収まってお終い、と。そういう映画。テレビでやらなきゃ絶対に観てないな。www
[地上波(邦画)] 4点(2007-11-09 22:00:18)
306.  DENGEKI/電撃
もう何も言う事はありません。いつものセガール映画。彼の映画って、2パターンぐらいしかないんだよね。それもストーリーや演出といった映画としての作品的なことじゃなく、ただ主人公がピンかコンビか、ってだけ。w で、内容はピンであれ誰かとコンビであれ、どのみち一緒なんだな、困ったことに。だからどの映画を観ても3日経ったら他のとごっちゃになってたりして……。最近では、ゲスト俳優との競演で無理から話題を作ってるような感じ。…………ん? それって寅さんと一緒だよね。そうか! セガールはB級アクション界の寅さんだったんだ!
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-11-03 02:12:26)
307.  バットマン ビギンズ
劇場で観た時に、ナンか理屈っぽいなぁ…と思って字幕を斜めに読み飛ばしてたもんで、あんまり良く分からなかったんだが、TVの吹き替えで観てようやく言ってたことが分かりました。うん。理屈っぽい! って言うか、その理屈も根本的にズレてると言うか、独り善がりと言うか……。ウザイです。w まあ、この手の映画は、最初にどうやってヒーローになり、アイテムを揃えて行ったのか、ってのが面白いワケで、その辺りはそれなりに楽しめるモノではありましたが……。でも、やっぱり忍者の師範代にリーアム・ニーソンはミスキャストだよね。絶対にジェダイと被るもん。リアルダースベイダーって感じ?w それから、ケイティ・ホームズって可愛いか?! 大作映画のヒロインが務まるほどの珠じゃないでしょ、この女? まあ、「へぇー、普通の役もできるんだぁ!」くらい、全くキレないゲイリー・オールドマンが逆に新鮮で4点献上。www
[映画館(字幕)] 4点(2007-10-07 23:35:35)
308.  バレンタイン
ま、こんなもん……かなぁ。狙いすぎたがために逆に、オチが読めちゃうラストが残念。って言うかさあ、この手のサスペンスってのは、被害者側に感情移入して観るからハラハラドキドキできるんだよね。だけどこの映画は、確かに女の子達は美人だけど、生意気で傲慢でとてもじゃないが彼女達に同情できない。だもんで、傍観者もしくは殺す側の視点で観てしまい、もどかしさが先に立っちゃう時点でC級決定って感じ。ところで、マスクから溢れるほどの鼻血ってどんだけ~?! 犯人の方が先に出血多量で死んじゃいそうだよな。w
[地上波(字幕)] 4点(2007-09-30 05:19:19)
309.  オーシャンズ12 《ネタバレ》 
まず、この手のバカ映画に、こういう作りはどうなの? 時系列をぶった切って、現在から過去に、再び現在に、またまた過去に……、と行ったり来たり。それが効果的かというとそうでもなく、ただ観難いだけ。話の内容は有って無いようなモンだし。脅されてビビッて金返すくらいなら、端から泥棒なんかするんじゃねぇ、っつーの。脅されて奮発し、逆にガルシアの鼻を明かすような話なら面白かったのに。ジュリア・ロバーツとブルース・ウィリスの件は、悪ふざけもいいとこ。バカバカし過ぎてクスリとも笑えやしない。カッセルのカポエイラもなぁ…凝ったつもりかもしれないが、あれならゼタ・ジョーンズがエントラップメントで見せたアクロバットの方が説得力あるし。あのカッセルのカポエイラじゃ、床の上は避けてるけど、上で引っかかるだろ、普通。w ナンかねぇ、言い出したらキリが無いほど、ツッコミどころ満載で、雑な映画。アンタ等、友達内でヨーロッパに遊びに行きたかっただけなんじゃねぇの? と訊きたくなる、ついでに撮ったような映画だな。
[地上波(吹替)] 4点(2007-08-11 14:15:24)
310.  ティアーズ・オブ・ザ・サン 《ネタバレ》 
紛争と聞けば、世界中どこであろうが呼ばれもしないくせに首を突っ込んでいくアメリカに、いまさら正義の味方ヅラされてもなぁ……。はっきり言ってしらけるだけでしょ。これ観て感動できるのはアメリカ人しかいないんじゃない? 女医の危機感の無さ、緊迫感の無さも腹立たしい。お前のお陰でどれだけの人間が死んだんだ? と。ま、お話としてはそれなりに展開はするんで、4点くらいは差し上げますが。それにしても、当初この本はダイ・ハード4になるはずだったというコトなんだが……、元々はどういう話だったんだろ? どう見てもダイ・ハードに向いてる話とは思えないんだけど。w
[地上波(吹替)] 4点(2007-07-27 02:49:02)
311.  アイ,ロボット
可も無く不可も無く。となれば5点でも良いんだけれど、ヘン原作に忠実と言うか話が古臭く何の捻りも新解釈もない。まあ、暇つぶしに見て腹が立たない程度の映画。
[地上波(吹替)] 4点(2007-06-01 03:37:07)
312.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
これ、どう見たってエリック・バナが一番カッコイイでしょ? 大バカ者の弟の犠牲になり、気の逸ったクソガキと正々堂々と戦ってその挙句に理不尽な恨みを買い、最期も国を背負って正々堂々戦い男らしく死んでいく。ヘクトル最高じゃないですか。みんなブラピを褒めますが……俺には分からん。って言うか、まあ超有名なお話ですからストーリーに文句言っても仕方ないけど、ギリシャの叙事詩や神話はどうも苦手だ。あれを人間臭いと評する人もいるけど、私には我侭でバカな奴らの不条理話と言うか…。このお話もスットコドッコイどもが集まって入り乱れて、話をどんどんややこしくしていって。俺がトロイの王様だったら、ヘクトルを止めてパリスを行かせるね。「お前のせいでこうなったんだから、潔く死んで来い」と。しかもアキレスに言ってやるね。「従兄弟が死んだ? そんなモン、お前の監督不行き届きだろ」と。そして敵が戦場(しかも周りで疫病が発生してる)に残した小汚い木馬を「持ち帰る」なんぞとほざく馬鹿者どもの頭を、「ふざけんな!」とハリセンで5~6発ずつ張り倒すね。
[地上波(吹替)] 4点(2007-04-30 02:03:10)(良:1票)
313.  ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝
原作を再読したんで、その記念に。w とは言え、この映画に原作は影も形もありません。話の内容はもちろん、パーティの構成も大きく変わってます。原作通りなのは、弟を探すという目的くらいでしょうか。まあ、この手の映画に必要な方程式には一応嵌まってはいるんですが、どうも詰めが甘いと言うか何と言うか…。見所は若き日のシャロン・ストーンに尽きるでしょう。向こうっ気の強いキャピキャピ娘役。最初に観た時には(もう20年くらい前ですが…)世の中にはこんなに綺麗な人がいるんだ!? と驚愕の面持ちでスクリーンに見惚れたのを覚えておりますです。その後何度もTVで観ましたが、当時の彼女の美しさだけは色褪せませんなぁ。でも、それだけの映画だけど。www
[映画館(字幕)] 4点(2007-04-18 15:40:18)
314.  予言
ちょっと……いや、かなりクドい。とくに終盤、三上博史が過去に遡って行く所なんか、まだやるか? ってほど。しかも、なんだかやってる事がまだるっこしいんだ。車動かしゃイイじゃん! なんでトラックが来ることが分かってんのに、噛んで外れないシートベルトをガチャガチャやってんだよ?! 普通、車を動かして回避するんじゃね?
[地上波(邦画)] 4点(2007-03-27 23:08:03)
315.  魔界転生(2003)
なんだか昔のRPGみたいな映画だな。柳生一門の前に敵が現れて、一人倒してちょっと前進。また次を倒してちょっと前進、の繰り返し。メインストーリーになるはずの幕府転覆という大それた陰謀が添え物でしかないから、全体の流れにメリハリや緊迫感が無い。話のこの二つの柱が、もう少し上手く噛み合わないと、どうしても中途半端な印象が否めない。でもまあ、話が弱いながらもテンポはそんなに悪く無いので、期待しないで観ればそれなりに観られるかも。
[地上波(邦画)] 4点(2007-03-27 22:22:08)
316.  どら平太 《ネタバレ》 
ん~~、これって映画でやる必要あるのかねぇ? ほんっと、ふつーの時代劇。遠山の金さんを2、鬼平犯科帳を1、シェイカーに入れてよく振ると出来上がり、みたいな。ライティングには凝ったらしいが、それもV撮りじゃああんまり有り難味も無かったみたい。それにあの程度のライティングだったら、必殺シリーズやフジの火曜時代劇シリーズでも普通にやってるし。まあ、必殺や火曜時代劇は映画のスタッフが作ってるから、アレが特別なんだって言われりゃそうなんだけど。それはともかく、話も特別どうって事ないし、裏切り者は宇崎だろうなって途中で読めちゃうし。……やっぱりTVの2時間ドラマでよかったんじゃない?
[地上波(邦画)] 4点(2007-03-10 08:16:48)
317.  カラー・オブ・ハート
 う~ん……。何か釈然としねぇなぁ。謂わんとすることは分かるんだが。  確かに世の中は変わるものだし、それに連れて人も変わっていかなきゃならない。自分を表現するのも良い事だろう、やり方さえ間違わなければ。でもねぇ、このプレザントヴィルに起きた変化って、良いことなんだろうか? 貞操を捨ててでもしたいことをする、新しいことをするのが進歩なのか? それに暴動や焚書を以って対抗するのが自分や世界を守ることなのか? 急進派、保守派、どっちも間違ってるとしか思えない。  って言うか、これってものすごくアメリカ的な考え方だよな。口先では環境保全を叫びながらも京都議定書は守らない。「だって車に乗りたいし、快適に暮らしたいし~。ムリ言ったら企業が政治にお金出してくれなくなっちゃうも~ん」と、世界を犠牲にしてでもやりたいことをやる。さらに気に入らない国にはすぐ爆撃。「世界で一番強くないとイヤなんだも~ん! 世界の警察なんだもん!」っつって、暴力で相手を押さえ込もうとする。つまりはアメリカ的エゴイズム。単なるわがまま。  いや、本当に着眼は良いと思うんだ。旧態然としたモノクロームの街に、新しいカラーを持ち込むというお話は、ファンタジーとして面白いテーマだと思う。でも、もう少しやり方は考えて欲しかった。特にラストのベティの相手がショットで変わるのは……。自分の母親だったら殴ってるね。
[ビデオ(吹替)] 4点(2007-02-28 07:10:54)(良:1票)
318.  ソウ2 《ネタバレ》 
 思いっきりネタバレしますから、未見の方は飛ばしてください。www  私、1はかなり褒めたんですよ。それだけに、この2はただ雰囲気重視になっちゃってて、随所に煮詰めの甘さが気になるなぁ。  冒頭からね、アイアンメイデンのマスクによる殺人があるわけですが、横にミラーを付けたスタンドが立ってる。あのスタンドを噛ませればマスクが閉じなくなるじゃん! 助かるじゃん!!  また、屋敷では窓に板を打ち付けて目張りしてあるんだけど、所々外から光が入ってきてる。だったら板引っ剥がしてガラスを割れよ! よしんば鉄格子かなんかで塞がれてるにしても、毒ガスの換気はできるだろうに。  ラストも、あれじゃほどなくエリック刑事は助かるだろう。まずエリックとジグソウが乗って出た車を手配すれば、あの家が見つかる。犯人のオネーちゃんが車を移動させたとしても、ガキを生かしといた時点であの家は探し出せるよね。地下にあれだけの設備のある廃屋なんて、そうそう無いだろう。車で数分で行ける距離なんだから、警察が本気で手配掛ければ見つからないわけは無い。  さらに言えば、あのネェちゃんがジグソウの跡を継ぐ理由が希薄すぎる……。キチ●イの行動に理由なんか要らないのかもしれないけどさ。  でもなんか、どれもこれも雰囲気重視で考えオチ。納得できない。まあ、この手の映画に理屈こねだしたらキリが無いんだけど、それにしても雑すぎやしませんか?
[DVD(吹替)] 4点(2007-02-04 17:12:48)
319.  バード(1988)
ジャズはもちろん、バードもイーストウッドも好きなんだが、この映画はどうも……。イーストウッドのジャズ好きと、バードに対する熱い思い入れは伝わってくるけれど、逆にパーカー好きが災いしてると言うか、空回りしてると言うか。もっと時代を俯瞰して捉える目が無いと、こういった映画は雰囲気が伝わりにくい。当時は、パーカーだけでなく、ジャズのスター達が綺羅星のごとく活躍してミュージックシーンを盛り上げていたはずなんだけれど、そんなことは知ったこっちゃ無い、とばかりにバードの周りだけを描いている。でもその割にはなんなんだろう? どのエピソードを取っても消化不良気味というか……。そこに持ってきて話が暗いからノリ切れないし、話の時系列が判り難いのもマイナス要素。音楽は最高! ウィテカーの熱演も素晴らしい。だからこそ、このちんまりし過ぎた仕上がりに不満が残る。
[ビデオ(字幕)] 4点(2006-06-25 16:55:30)
320.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
まず一言。長い! 長過ぎ。エンドロールまで入れて2時間30分は、ハッキリ言って途中で退屈します。 内容は……、かなり駆け足ではあるが、良くも悪くも小説に忠実な映画だった。そもそも小説自体、ここの採点基準で点数を付ければ3点程度の小説だが、まあそれを考えればよく出来てンじゃないの? ってな感じで大甘の4点。 まず小説で気になった、謎のほとんどがラングドンの“ひらめき”と“大して専門的でもない知識”そして“偶然”で解けるということ。コレは映画の中にも見事そのまま継承されてます。謎や暗号解読モノというのは、データを集めてそれを分析した結果から読み解くというのが、本来在るべき姿であり、それを楽しむもんじゃないの? 小説の中でそれが行われたのはロンドンの図書館でのシーンくらい。しかし! 映画の中ではその唯一のシーンすらカット。バスの中で男の子の携帯電話で調べが着いちゃう。ロンドンの王立図書館は、携帯電話と大差無いのであった……。orz そしてそれ以外の「謎」は、もはや謎でも何でも無い。ラングドンがス~ラスラ解いちゃうからね。むしろ、今まで誰も解けなかったってのは、そこまで人類はバカぞろいなのか? と悲しくなってくるくらい。 原作では入れ子細工になってたはずのクリプテックスも、一つはあっさりカット。まあコレは同じ細工を2度見せてもしょうがないということで、映画的には納得するにしても……。 また、小説では、だまされて動かされていたオプス・デイは、映画では私利私欲のために動いていたように感じられてしまう。アレンガローサは金に目が眩んだ自己チュウなオッサンだし、シラスの悲しみや信仰ゆえの葛藤も一切無し。ただの殺人鬼。あれじゃオプス・デイ信徒は怒るって。 しかもラストで、ソフィが弟や祖母と再会する設定はあっさり却下。それどころかソニエールまでもが実は他人だと判明。……んん~、まあこの程度の改竄は、大筋に影響無いのでよしとしよう。 でもねえ、なんか端折り過ぎてて(後半は特に!)、一つのお話が終わった気がしないのよ。2時間半も付き合わされたわりには、「あ、そ」ってな軽~い印象しか受けない。 ま、世界的な話題作だから一度観る分には良いかもしれないけれど、ビデオで一回観れば充分、そんな感じだな。
[映画館(字幕)] 4点(2006-05-28 18:38:04)(良:2票)
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