321. アメリカン・グラフィティ
ストーリーは無い様なもので、何か大きな展開がある内容でもないが、最後まで飽きることがなく見ることができた。一夜の若者たちの各々の出来事を見せているだけだが、その中にも、それぞれに心情の変化を見ることが出来たりしていたので悪くなかっと思う。終始流れていた様々な曲も物語にマッチしていたりして、良い役割を果たしていたと思う。それにしてもアメリカの若者ってはじけてるなと思ったし、国が違うとこれだけ印象が違ってくるんだなと思いながら見ていた。日本の青春モノではこういう雰囲気はないし、文化が違うということは面白いことだなと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-17 15:39:48) |
322. 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
《ネタバレ》 TVアニメ版からは、はるかに向上した絵が魅力的でカッコよさが増していた。描き込みがTVアニメ版とは比べ物にならない。そのおかげでリアリティが増していた。戦闘シーンは迫力、スピード感が出ていて良かった。最後のミンメイの歌が流れながらの戦闘シーンは良い感じだった。あと特に女性キャラが美人になっているのも良かった。絵の面では当時の作品としては良く出来ていると思うので素晴らしかったと思う。内容がよくありがちなTVアニメ版の総集編にはなっていずに、オリジナルになっていたのも良かったと思う。これは完全にいい意味で別物だなと思った。しかし、戦闘、恋愛、歌とそれぞれではいいものがあるのに、全体的なストーリーが薄く感じてしまったのがよくなかった。それと、深刻な状況であったり、壮絶な事が起こっているのに、わりとあっさりとしていたので、それをもう少し何とかして欲しかった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-08-15 14:48:25) |
323. ジャンパー
ストーリー自体は暗めな感じがして、はっきりしないところもあるので爽快なアクションものと言うわけではない。しかし、見応え十分の映像とアクションは素晴らしいと思ったし、終盤はハラハラドキドキ感があって良かったと思う。とくに後半の怒涛のジャンプとアクションンは良かった。それに映像表現もかなりいい感じで上手く出来ているなと感じた。サミュエル・L・ジャクソンの憎らしく感じるような攻撃と雰囲気が緊迫感を増させていてとても良かった。今回見た感じだと続編が出来そうな感じであったので、もしあるのならば、今作でははっきりとわからなかった謎になっている部分を掘り下げて描いていって欲しいなと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2008-07-26 16:04:43) |
324. 時をかける少女(2006)
なんと言うか普通すぎる面白さと内容であった。悪くはないけれど、面白かったと言えるようなものでもなかった。ハイクオリティなアニメが次々と普通に制作されている昨今では絵的にも大したことはないし、展開も見る者を引きつける要素が少なかったように思えた。何というか興奮させる要素も、涙を流させるような要素も少なかった。タイムリープができることによって発生してしまったいろんなマイナス要素は確かにこんな風になるかもと思えた。あと、タイムリープについて多くの疑問を感じもして、気になることだらけでもあった。この手のSF作品ではその辺は深く考えてはだめかもしれないけれど。映画全体としてはわりとあっさりとした印象で、爽やかな雰囲気もあるので気軽に見るには悪くないのではと思った。 [地上波(邦画)] 5点(2008-07-19 23:28:00) |
325. ザ・エージェント
見る前はC・シーン主演の「ウォール街」のように、厳しい世界の中で挫折しながらも奮闘していくような物語かと勝手に思っていたけれど、そう言う部分は控え目だった。エージェントとしての部分と、恋愛の部分がそれぞれ中途半端になってしまっていたように思えた。個人的には恋愛要素をもう少し減らしてエージェントとしての部分を見せてほしかったと思った。全体的にはその中途半端さがそれぞれの部分において物語を薄くさせていたと感じた。主人公が利益至上主義なやり方に疑問を感じていたけれど、それはもっともだとは思うけれど、現実的には利益至上主義な世界がいろんなところに存在するわけで、やはりそういった現実を理想を持って打ち破っていくのは難しいだろうなと思った。だけど、そういった精神は大切だと思う。トム演じるジェリーは真直ぐな性格でいいやつだと思ったし、そう言ったキャラとしては良かったと思う。あと、あのメガネをかけた子役がなかなか好演してい良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-19 15:59:02) |
326. ラスト・ショット
《ネタバレ》 映画プロデューサーになりきったディヴァイン(A・ボールドウィン)が次第に映画作りに本気になっていくのが良かった。最終的にはちゃんと撮影するところまでいっていたし。確かに自分が関わってしっかりとした映画が作れるというのはかなり魅力的なことだし、是非作りたいとなるのは自然なことかもしれないなと思った。それにしても、結果的に騙されていて、映画を最後まで作ることが出来なかったスティーヴン(M・ブロデリック)は気の毒だと思った。その他のあの映画に関わっていくはずだった人達もきっと騙されて怒っただろうなと思った。まぁ、しかし、こういう事件がありそうなのも、いかにもアメリカ、ハリウッドだなと感じた。映画全体としては題材は面白いと思ったけれど、展開が平坦で何かもう少し欲しかった気がした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-22 22:38:21) |
327. 隣のリッチマン
ジャック・ブラックとベン・スティラーの共演と言うことで笑いの部分で期待をしていたけれど、その点ではまずまずな程度だったし、ストーリーも何か微妙な感じがした。全体的に中途半端な出来に思えたということだ。挿入歌で歌っていることがこの映画そのものだと思ったし、そして、ただそれだけの坦々とした内容になっていたように思えた。J・ブラック演じるニックがそれにしてもいいやつすぎるなと思った。そんな親友を持ったティム(B・スティラー)は幸せなやつだと思った。そんなニックの性格のおかげで険悪な関係を見ることがなかったので、そういう意味では見やすい映画にはなっていたと感じた。あと、疾しいことは何事も早めに対処しないと罪悪感に囚われて苦しい思いをするし、後になればなるほど大変な状況になりかねんなと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-15 14:54:48) |
328. RV
《ネタバレ》 ボブ(ロビン・ウィリアムズ)のちょっと空回り気味の奮闘ぶりが面白くって笑えた。でも、ちょっとかわいそうな気もした。家族には黙って仕事をしていたけれど、一応家族のことも想って旅行も兼ねているところがそんなに悪いおやじではないじゃないかと思った。家族の中にちょっとした理解不足があっただけでなかなか良い家族だなと感じた。でかいRV車で旅行なんていかにもアメリカだなと思った。そのRV車が度々転げてしまうのが面白かった。もうひとつの家族がロブの家族とは対照的で良い感じであったし、実は凄いところがあったりすると言うのも良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-12 22:56:49) |
329. ALWAYS 続・三丁目の夕日
《ネタバレ》 前作同様に今回もまんまと感動して、終盤は泣いてばっかりだった。ベタな展開かもしれないけれどとっても安心感を持って見れたし、見た後もとても後味のいい映画だった。それに娯楽作品としてホントに上手いこと作っているなと感じた。多少の違和感はあるものの、それでも素晴らしいCGは見どころだと思うし、様々なドラマの部分も良い感じで良かったと思う。それにこの作品の登場人物は皆、結局は良い人ばかりで(詐欺の奴以外)とっても温かみを感じて良いなと思う。それに、近所間や家族内でギスギスとした部分がなくって皆が仲が良くって、そして助け合って生きているのがいいなと思うし、そういうものが希薄になりつつある現代には必要なものだなと感じた。劇中でも出てきた「金よりも大事なもの」というこの言葉がこの作品の伝えたいものではないだろうかと思った。俳優の中では堀北真希が前作同様、東北弁が良い感じで良かったと思う。あと、今作は前作よりも、戦争の爪痕を感じさせるような描写が所々にあって印象的だった。 [DVD(邦画)] 10点(2008-05-22 22:00:25)(良:1票) |
330. ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き
《ネタバレ》 あまりにもゲリーが子供ぽくってブルックが気の毒で仕方なかったし、ブルックの最後の誘いも無駄にしてしまうとはなんてゲリーはダメな奴なんだと思った。それに、ブルックが行った作戦も逆効果で、マイナスに働いてばかりで、気持のすれ違いを生んでいたのがもどかしかった。最終的には改心したゲリーだったけれど、その頃には遅かったというのがなんとも切なささえ感じさせたし、人間関係というのは難しいなとも感じた。しかし、結末に至るまでは、あんな男でもブルックは愛していたわけで、それだけに、ゲリーはなんて惜しいことをしたんだと思った。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-11 14:58:59) |
331. ディック&ジェーン 復讐は最高!
《ネタバレ》 見やすくって、そこそこ笑えて面白い作品だとは思ったけれど、全体的にはあっさりとしすぎた内容にも思えた。貧乏になってどん底の状態で苦しいのは大変だとは思うけれど、だからと言って強盗をしていいというわけではない。その点については最後まで反省するところがなかったし、何かこの状況では仕方がないと肯定しているかのようにさえ思えてしまった。この作品を見ていて、まさに資本主義なアメリカではこの主人公のような突然どん底のような状態は実際あるだろうし、こういう点は資本主義のデメリットの一つだなと感じた。あと、最後はいかにもコメディらしく、丸くおさめた結末にしたなと思った。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-04 23:07:35) |
332. ディパーテッド
「インファナル・アフェア」のリメイクということで当然中身は大体同じなので、特に新鮮さを感じることはなかった。見ていなければもう少し面白く見れたかも知れないと思った。しかし、リメイクと言っても国が違うので当然アメリカ仕様になっているのでその辺りでは面白く見ることができた。本家を見た時もそれほど面白かったとは思わなかったし、今作もその本家と同等程度のその面白さであったと感じた。俳優の中ではディカプリオの演技がかなり良かったので、今回見て、見直したという感じになった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-27 23:42:02) |
333. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 ボーンが自分が何者であるかを突き止める第3作目ではあるけれど、その物語的な要素としては希薄さを感じた。なので、見終わってもそれに関してはどうと思うことはなかった。しかし、このシリーズの売りでもあるスピーディで迫力があり、臨場感のあるアクションシーンは見ものだし素晴らしいなと思った。今の時代にしては珍しくCGを使わずに迫力あるシーンを作り上げているのが素晴らしいし、見ていてもこの方が断然迫力があるのでいいなと思う。特に格闘シーンとカーアクションは素晴らしかった。ボーンが相変わらず半端なく強くて、ちょっと強すぎなんじゃないかいと思うほどだった。なんといってもあの優れた洞察力が凄いなと思った。そんな優れたボーンが危険にさらされながも冷静に対処し、敵の一枚上を行くのにはカッコいいと思ったし良かった。最後の方でボーンが自らと同じ暗殺者を生かし、そして、その暗殺者がボーンを撃たなかったのが印象的だった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-26 11:49:38) |
334. レッド・プラネット
《ネタバレ》 面白かったとは思わなかったけれど別に悪かったとも思わなくて、まさに普通という感じだった。全体的にあっさりとした出来になっていて、何個か深く描けそうな要素はあったけれど、どれも深く突っ込んでいるものがなかった。なので、大きな盛り上がりはないけれど、いいように言えばストレスを感じない出来になっていて気軽に見られる映画にはなっていたかなと思った。それにしても何事にも第一歩を踏み出す時と言うのは、いろんなトラブルはつきもので、その第一歩に関わる人たちはいつの時代も大変だなと思う。そういう人たちの多くの苦労と犠牲によって新たな時代を迎えることが出来るんだなと思っていた。本作では多くの犠牲が出たけれど、新たな発見があったわけで、無事地球へ帰還することは人類にとって大きなプラス要素となると思うのでその意味では任務を遂行し諦めずに行動した彼らは素晴らしいなと思う。それにしても、あの宇宙船はあれだけのことがあっても帰還できるだけの能力があったりして凄いなと思った。その他のいろんな未来の技術もなかなか見ていて凄いと思ったし、いい感じだった。あと、見終わって、現実世界で人類が火星の大地を踏むのはいつのことになるんだろうかなと思った。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-19 16:25:07) |
335. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 今回を見て思ったことは、ジーンのパワーが半端なかったということ。他のミュータントと比べてその力がずば抜けていてなんだこの力はと思った。しかし、あの全てを木端微塵にしてしまうほどの力でもウルヴァリンの再生能力の方が上回っていたという設定はなかなか良かったと思う。しかし、それにしても様々なキャラがこのジーンの力によって消えていったのにはあっけなかったなと思った。この作品では様々なミュータントの能力が見られるのでその辺は楽しくっていいなと思う。他の末端のミュータンたちにどんな能力があったのかいろいろと見たかった気もした。そんな力をもつ彼らにもいろいろとあるようで、キュアに反対する人と賛成する人に分かれていた。そういうところでもう少し掘り下げて見せてほしかった気もした。エンドロール前後の二つの意味深なシーンが、これらは続編への布石なのか単なる製作者側のお遊びなのかと気になった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-13 15:06:10) |
336. ヴァン・ヘルシング
この手のアクション映画にしては珍しくドキドキ感が全くなかったし、主人公は頑張っていたが、ただそれだけの存在にしか見えず何も魅力を感じなかった。展開も、何か同じことの繰り返しのように感じて面白みを感じなかった。あんまり面白くない映画でも終盤だけはちょっと良かったと思う映画はよくあるけれど、この映画は終盤でさえ面白く感じなかったし、途中からの眠気が覚めることすらなかった。微妙なCGが前に出すぎてその他の部分が完全に疎かになってしまっていたように思えた。いろんなモンスターが出てきたり、主人公の過去とか、面白くなりそうな要素があっただけに残念な出来になってしまっていたと思った。 [DVD(字幕)] 2点(2008-04-12 15:17:40) |
337. 秒速5センチメートル(2007)
《ネタバレ》 とにかく映像が美しかったし、とても細かいところまで描いていて素晴らしいと思った。特に朝焼けや夕焼けといった空がとても美しかった。また、小物から風景の一部に至るまで細かく描いているのにはなかなか凝ってるなと思った。物語としては一見切ないようにも感じたけれど、どうも遠野がヘタレなだけに見えてしまって、第3話を見ている時にはいったいこれまで何をしてたんだと思った。2話から3話の間には携帯電話やネットの発達によってコミュニケーションの距離は近くになったはずなのにと思う。まぁ、遠距離恋愛の現実というのはこういうものなのかもしれないけれど。また、互いにどの程度の恋愛感情があったのかと疑問にも思えた。遠野に関してはすでに2話の段階で迷いが生じていると思ったし、それを3話でもあやふやな状態で引きずり続けていたように思えた。なので、あれ以上踏み出していくことが出来なかったのかも知れないと思った。 [DVD(邦画)] 5点(2008-04-10 23:27:26) |
338. 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society〈TVM〉
《ネタバレ》 S.A.C.シリーズの中では1st・2ndと比べて一番印象としては地味な出来になっていたように思えた。少子高齢化社会等をテーマにしているようだったけれど、何か伝えたいことがわかりにくく思えたので、もう少しストレートに表現した方が良かったんではないかと思った。内容も小難しくてはっきりと理解することができなかった。また、9課に対抗する相手が今回ははっきりしていなかったことがインパクトに欠けていたように感じた。1stでは笑い男が、2ndではクゼやゴーダがいて、これらのキャラが面白くさせていたと思うけれど、今回は彼らに相当するキャラがいなかった。少佐がいなくなってトグサが隊長になっている9課やそんな現状に何かしっくりきていないバトーの雰囲気が印象的であった。あと、タチコマが復活したのには嬉しかったし、良かったと思った。 [DVD(邦画)] 6点(2008-04-10 22:49:26) |
339. Mr.3000
《ネタバレ》 いかにもアメリカの野球映画という印象で、無難な出来になっていると思った。なので、そういう点では安心感を持って見られる映画だと思う。終盤までは普通の面白さという感じではあったけれど最後のバントには思わず感動してしまった。スタンは自分勝手だったり口が悪かったりするが、野球に対する真面目さとかプレー中の感覚はやはり一流の選手なんだと感じたし、2997本も打った選手はやはり伊達じゃないなと思った。それに3000本のためとは言えあのブランクから復帰しようとする精神も素晴らしいと思った。それと、この映画を見てるとやっぱ野球は個人プレーばかりではなくてチームプレーが出来ないと駄目だなと、当たり前のことではあるけれど、そう感じさせられた。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-20 11:24:54) |
340. 25年目のキス
《ネタバレ》 気軽に楽しめる感じの内容で、嫌みのない映画なので良かった。ジョジーの高校でのドジっぷりを見ていると笑ってしまった。笑っちゃいけないかもだけど。そんな役柄を演じていたドリュー・バリモアは好演していて良かった。最後はいかにもアメリカ的なハッピーエンドだったけれど、それがまた良いなと思った。この映画を見ていて、日本とアメリカの高校ってかなり違うなと思った。国が違うとここまで様々な事柄が違うのかと今さらだけど感じながら見ていた。エンドロールで出演者やスタッフの若いころの写真が出てきたのも良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-01 15:07:47) |