321. 街の灯(1931)
鑑賞はずいぶんと昔のことですが、鮮明に覚えています。私は泣きに泣きました。鼻水がずるずると落ちてきて止まりませんでした。なんと、この日は「ポセイドンアドベンチャー」との2本立てで、すでに「ポセイドン」を見終え、大泣きしていたにも関わらずです。誇張でなく、脱水症状になるほど涙がちょちょ切れました。感動作2本を見終えた後のコーラは、実に美味しかったです(当時、未成年)。 [映画館(字幕)] 10点(2011-01-01 16:15:22) |
322. サウンド・オブ・ミュージック
どんなに賛辞を送っても足りないと思われる名作ですね。機会があれば、劇場での観賞をお勧めします。DVDを買いましたが、特典映像で子役たちが大人になった姿を見ることができてうれしかったです。オーストリアは大好きな国ですが、ザルツブルクにはまだ行ったことがないので、一度ぜひ訪れてみたいと思っています。 [映画館(字幕)] 10点(2011-01-01 16:09:34) |
323. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
初見はDVD(字幕)にて鑑賞しました。もうひとつ映画の世界観に入り込めず、私の中では低い評価でした。後日、TDLに遊びに行くにあたり、予習と称し家族全員でDVD(吹替)をじっくりと鑑賞しました。なんと、面白いではないですか。吹き替えがすばらしいですね。おかげでこども達は覚えた歌を歌いながら、ハロウィンのお祭り騒ぎに沸くTDLをスキップしておりました。 [DVD(吹替)] 9点(2011-01-01 03:31:42) |
324. 恋人たちの予感
銀座のみゆき座で公開初日に観賞しました。上映前に淀川長治氏が登壇し、どんなに粋で素敵な映画か、絶妙なトークで話してくださいました。懐かしいですね。小柄で、実に品の良いきれいなおじいちゃんでした。さて、いやがうえにも期待が高まり観賞したわけですが、期待を裏切るどころか、本当に素晴らしい作品でした。恋愛映画はどちらかといえば苦手で、点数が辛くなりがちなのですが、これな文句無しに満点です。ビリー・クリスタルの英語は弾丸のように早いのですけれど、軽妙洒脱で素敵です。若いときに見ても、年をとってから見ても、感動できます。 [映画館(字幕)] 10点(2011-01-01 02:54:27) |
325. AVP2 エイリアンズVS. プレデター
ガチンコ対決パート2。本作は、いろいろ注文があるものの、まずまず面白く見ることができました。もはや、スプラッタ・ホラーの領域ですね。圧倒的な科学力を持ちながらも、自らの強さを己の拳で証明しようとするプレデターには敬服します。惜しむらくは、エイリアンやプレデターの造形を、もっと明るい光で、じっくりと見せて欲しかったと思います。両キャラクターとも大好きなので、何作続編が作られようと、身銭を切って映画館に足を運ぶことになるでしょう。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-01 02:32:39) |
326. 青の炎
《ネタバレ》 原作に忠実に、まずますよくできた作品と思います。主演の二宮和也の魅力に負うところが大きいですね。原作自体二つ目の安易な殺人以降、展開が破綻していくので、本作が後半ぐだぐだになっても致し方ないところでしょうか。山本寛斎の汚れ役にはびっくりしました。あっぱれです。 [DVD(邦画)] 6点(2011-01-01 02:27:02) |
327. ダンテズ・ピーク
英語がよくわからなくても観ればわかるだろうってのりで、アメリカの映画館で鑑賞しました。映像の力のすごさを感じるとともに、実にストレートで面白かったです。リピートして2回見てしまいました。こういう映画こそ、大画面、大音響で観賞したいですね。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2011-01-01 02:23:02) |
328. 最高の人生の見つけ方(2007)
しっかり働いて、人生の最後を迎えるとき、何かやり残したことはないか、その時が来たらじっくりと考えてみたいです。 はちゃめちゃできるお金があるかしら? [映画館(字幕)] 8点(2011-01-01 02:15:35) |
329. 続・荒野の用心棒
マカロニ・ウエスタンの大傑作。フランコ・ネロが脂ぎっていて、実に良いです。また、主題曲が素晴らしく、とても耳に残ります。陳腐な邦題で、ずいぶんと損をしているのではないでしょうか。「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」ができたおかげで、本作が再び注目されたのは喜ばしい限りでした。 [地上波(吹替)] 9点(2010-11-24 00:14:40) |
330. 野獣暁に死す
これは珍作です。いや、目くじらさえ立てなければ、十分に面白いし、見る価値があります。マカロニウエスタンに仲代達矢が出ていること自体すごいことだし、しかも、主役を食ってしまう輝きぶりです。彼の彫りの深い顔立ちは、外国人俳優にちっとも負けていません。 [地上波(吹替)] 6点(2010-11-21 02:26:27) |
331. 野獣刑事
緒形拳の印象が強烈です。ちょっとホロリとくるシーンもあります。犯人像には当時驚いた覚えがあります。しかし、作品としての出来は実に荒く、熱気がムンムンと感じられるものの、惜しまれる仕上がりとなりました。ストーリーがところどころ破綻している熱血刑事ものです。けれど、細かいところに目をつぶれば十分に楽しめる作品です。先日、緒形拳が亡くなりました。本当に良い役者でした。 [地上波(邦画)] 6点(2010-11-20 02:33:03) |
332. カサンドラ・クロス
豪華キャストのパニック映画というふれこみで、期待を込めて見ました。伊・英合作映画で、ハリウッド作品とは確かに異なる味わいです。観賞後の爽快感に欠けるのが弱点ですね。でも面白かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2010-11-20 02:27:27) |
333. 復讐するは我にあり
今村昌平、緒方拳のネームバリューと、秀逸なタイトルに期待をかけ、予備知識なく試写会の招待状を手に会場へ向かったものでした。激しい銃撃戦、息詰まるようなクライムサスペンス、を勝手にイメージしていましたが、全くの勘違いでした。じっくり、ねっとりと緒方拳演じる連続殺人犯を描いています。脇を固める役者達も良いです。観賞後のカタルシスに欠け、傑作か、と言われるとそうでもない部分もあるのですが、心に残る映像が多々あります。 実話ベースであることが何よりも重いですね。 [試写会(邦画)] 6点(2010-11-20 02:19:12) |
334. 模倣犯
友人に「「もうこはん」っていうすごい駄作があるんだけど、暇だったら見てみ」と言われました。本作のことでした。 [DVD(邦画)] 0点(2010-11-19 02:05:52)(笑:3票) |
335. 英雄の条件
アメリカの映画館で見たので、字幕なしです。サミュエル・L・ジャクソンの英語はとにかく早くて、たいへんに手強いです。私の理解不十分のところもあると思いますが、映画としての面白さは期待を上回るものではありませんでした。フリードキンは好きな監督なのですが、どうしてしまったのでしょう。 [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2010-11-09 01:46:25) |
336. ブリンクス
《ネタバレ》 前売り券を握りしめ、封切りに行きました。「エクソシスト」「フレンチコネクション」のウィリアム・フリードキン監督、「ワイルドバンチ」「デリンジャー」「ガルシアの首」のウォーレン・オーツ、それに主役はコロンボのピーター・フォークとくれば胸の高鳴らないわけはありません。しかし、なんとすべてにおいて70点の出来映えです。平均よりは上だと思うけど、傑作とは呼べない、そんな作品です。物語のベースとなった歴史的事実には驚くべきものがありますが、鑑賞後はなんだかなぁといった感じです。ちなみに、本当の犯人たちは盗んだ金は賭け事などにほとんど使ってしまったそうです。 コロンボファンの方には違った一面のピーター・フォークが見られるのでお勧めします。 [映画館(字幕)] 7点(2010-11-09 01:19:24) |
337. 名探偵登場
《ネタバレ》 試写会に行きました。もうずいぶん前の話ですね。豪華キャストで期待しましたが、詰め込みすぎの感が強かったです。ところどころクスリとする面白さがありますが、全体の出来を考えると今イチかと。 [試写会(字幕)] 6点(2010-11-09 01:03:27) |
338. ニッポン警視庁の恥といわれた二人組 刑事珍道中
《ネタバレ》 私が見たのは「野獣死すべし」との二本立てだったからです。その日「野獣」を三回見たので、「デカ珍」を不覚にも二回見てしまいました。当時の映画興行といえばメインの作品に本作のような小品をつけるのが当たりまえだったのです。記憶の彼方にありましたが、このレビュー欄に遭遇し、思い出すことができました。皆さんありがとう。確か「カンカン本山」が本作ではとても重要な位置を占めていたはずなのですが、もう確認する勇気はないですし、難しいでしょう。 [映画館(邦画)] 3点(2010-11-09 00:52:24) |
339. 野獣死すべし(1980/日本)
《ネタバレ》 映画館で1日のうちに3回も見ました(入れ替え制ではありません)。それほど私には面白かったです。2本立て公開だったので、併映されていた「刑事珍道中(デカ珍)」もなんと2回見てしまいました。大藪春彦の原作を大胆に(当時の)現代にアレンジしたのが成功したと思います。松田優作の鬼気迫る演技と、小林麻美の純な美しさが素晴らしいです。二人が出会う音楽店は改装前の銀座ヤマハです。それに気づいてサントラレコードをわざわざヤマハで買ってしまいました。無名だった鹿賀丈史の存在感もすごいものがありますね。思い入れがありすぎますが、10点以外はつけられません。名作です。 [映画館(邦画)] 10点(2010-11-09 00:48:31) |
340. 家族ゲーム
むふむふと、こみ上げる笑いですね。この映画は。当時、私は家庭教師をしていたので、よけいに笑えました。今でもたくさんのシーンを思い出せるということは、名場面が多かったということですね。 [ビデオ(邦画)] 8点(2010-11-09 00:24:29) |