321. カーズ
車のキャラクター達の物語とはいえ、これでもか!というほどの人情話。 車のキャラクターに置き換えなくても別にいいんじゃないの?その方が田舎の自然を強調したストーリーも映えるし。なんて思いながら途中まで観ながら思っていましたが、 クライマックスシーンの3台による優勝決定戦の流れというか、 一連の車たちとの触れ合いによって成長した主人公が良く描かれており、 話の締め方も綺麗だったので、観ながら感じていた雑念は払拭されました。 [地上波(吹替)] 7点(2009-12-07 22:20:38) |
322. ハリー・ポッターと秘密の部屋
完全お子様向けだった前作と比べるとミステリー要素を強め、大人でもそれなりに楽しめるような感じに仕上がってると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2009-12-04 11:22:10) |
323. ジョンQ-最後の決断-
《ネタバレ》 自分の子供の命を守るために人質とって病院に立て篭もる。 あらすじだけを見ると短絡的というか、良い話に持っていくには幾分、あざとさすら感じました。 人質たちは、危害を加えられたわけでもなくジョン・Qも最終的には法的に裁きを受け文句無いでしょう?という感じの内容で、作品自体はつまらなくはないし、登場人物も話を盛り上げるためにキャラも立ってるのだけど、高得点をつける気にはなりません。 病院ジャックをしてまで救おうとした息子の命もひとつの命なら、 この作品を盛り上げるため「奇跡」の一言で片付けられた事故死してドナーとなった女性の命も、またひとつの命なのです。 命の重さをテーマにしているのなら、少々の矛盾さを感じてしまいました。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-03 11:19:29) |
324. 古畑任三郎ファイナル 今、甦る死<TVM>
《ネタバレ》 ファイナルシリーズに、とんでもない各隠し球でしたね。 殺害トリック自体は、けっこう幼稚で、これをそのまま使っても駄目だったのを、 「人を操る」という要素を混ぜて観る側に「おぉ!」と思わせたのは三谷氏の構成力の真骨頂を見た気がしました。 石坂氏、藤原君の両キャストも素晴らしかったです。 [DVD(邦画)] 8点(2009-12-02 09:56:41) |
325. OUT(2002)
《ネタバレ》 テレビドラマ版の方は、初回、2回目とめっちゃ面白かったのですが、その良いテンションを保つことは難しく6話目くらいで観なくなったので、大オチは知りませんでした。 映画版もやはり、導入は面白いんですが、後半グダってきました。 でも2時間にまとめた分、ドラマ版同様脱落するほどではありません。 カラオケのシーンとか遊びのようで、上手く心理状況を表してるシーンもあったし、死体切断シーンもドラマ版では出来なかった所までチャレンジしていて、見るなら映画版だと個人的には思います。 ただ、女の友情を急に描き始めて、とても良い話になんてなりえないテーマなのに話の展開が無理やりすぎる印象はとても強いです。 これまで、日本アカデミー賞を賑わしてきた女優さん達の競演ということで、観る層を広げようとしたのが、作品自体を必然的に中途半端にしてしまった感が否めない。 VシネとかでB級丸出しで作ったほうが良かったのかも。 [映画館(邦画)] 5点(2009-12-02 09:35:21) |
326. なくもんか
《ネタバレ》 舞妓haaaan!同様、阿部サダヲのハイテンションな演技で押し切っていくスタイルは変わらず。 設定や伏線の広げ方は観ていて「うわぁ、これ最後どう締めるんだろう」とか「どんなオチが待ってるんだろう」とドキドキしながら、楽しく観られるのですが、 クドカンにしては、珍しく伏線を回収できなかったというか、伏線は活かしたけど、観る側の期待する方向とは全然違う所へ持って行っちゃった感じが否めない。 わざとこういう感じを狙ったようにも思えるけど、そこが残念。素直に泣かしてよ。 これじゃ泣くもんかじゃなくて、泣かすもんかだよ。 小ネタの面白さ、セリフ回しのチョイスは相変わらず面白いし、演者も子役含めて良かったです。 [映画館(邦画)] 6点(2009-12-02 09:15:20) |
327. 木更津キャッツアイ 日本シリーズ
ワールドシリーズが作られた今となっては、日本シリーズ要るの?って話になりそうですが、これはこれでお祭りです。 小ネタのテンションの高さと馬鹿馬鹿しさは相変わらず。 ユンソナも普段はムカつくけど、この映画に限っては良かったなー。 韓国人だから当たり前とはいえ嵌りまくってた。 [DVD(邦画)] 6点(2009-11-28 11:05:00) |
328. TRICK トリック 劇場版
んー長かっただけで、テレビシリーズ版の方が正直面白いです。 とはいえ、山田、上田コンビのやり取りは健在で、それなりに見れるようには仕上がっている。 劇場版!と無理に気合を入れた感じが、まったくしないのがこの作品のらしいといえばらしい所だけどね。 矢部らの見せ場を、もうちょっと絡ませれば、スペシャルな感じが出せたのかも。 前半で埋蔵金とか風呂敷を広げすぎたのも、結果、ストーリーを盛り下げる要因だったかな。 [DVD(邦画)] 5点(2009-11-28 10:58:05) |
329. ザ・リング
意外にもハリウッド版の方が評価されてるんですね。 ホラー自体、あんまり得意なジャンルではないからかもしれないですが、 日本版の方がインパクトという意味では強かった。 ハリウッドのほうがけっこう淡々としてるので、途中脱落しかけましたよ。 [DVD(邦画)] 4点(2009-11-26 10:38:39) |
330. バトル・ロワイアル
《ネタバレ》 んー、言いたいことは山ほどあるけれど、コレはコレでよし。 そもそもこの作品との出会いはとても奇妙な出会いでした。 ヤンマガを立ち読みしようとして、間違えて手に取ったのはヤングチャンピオン。 第3話か第4話で、赤松が七原にボーガン向けてウンヌンのくだり。 こんな新連載いつ始まったけ?なんて思いながら、それを読み終え、なんとなく頭のどこかで引っ掛かり続けて数週間後、たまたま友人のHPからリンクにリンクを重ねネットサーフィンしてる時に、小説のバトルロワイアルのレビューを載せてるHPに辿り着き、 「これは、あのマンガじゃないか!!元々、小説だったのか!!」と、まさに運命の再会。すぐに小説を捜しに本屋さんへ。 もう既にそこそこ話題になっていたみたいで、さすがに平置きはされてませんでしたが、すぐに発見し入手。買った、その日に時間を忘れて一気に読破。 ヤングチャンピオンの連載も毎回チェックするようになり、やがて映画化決定の文字を眼にするのです。 これを映像化しちゃうのかよ、えらいことになるぞ。と思い、 周りの友人に、宣伝し続け、公開日が近づくにつれ、本当に社会問題に。 まさにこの作品が世間に認知されていく時間軸と、自分がこの作品を知ったタイミングがマッチしてて、もうバトルロワイアルと心中覚悟で映画も劇場で見ました。 もちろん納得の行く出来ではなかったけど一人一人の演者は精一杯、この時しか出来ない輝きを放っていたと思います。 自分にとってはやはり運命の作品だった「バトルロワイアル」。 この映画は駄作だったとしても、僕がこの映画を愛することに理由はないのです。 [映画館(邦画)] 9点(2009-11-15 23:39:54) |
331. 9デイズ
80年代後半から90年代前半に多発したアクション映画っぽい話。 ありえない話とはいえ、細かい設定とかがリアル指向なのが、観る側に違和感を与えているのだろうか? リーサルウェポンとかビバリーヒルズコップとかみたいに、派手にやるだけやって詳細設定を雑にしてるほうが、もっと純粋に楽しめるってことなのかな? たぶん、この本を書いた人は上記2作とか好きで自分好みに焼きなおしたってところだろうか。 結果、アクションに派手さをなくし、妙にサスペンス的な要素を意識した登場人物背景などあいまって、エンターテイメント色が薄れてしまった。 まぁ、そんな理屈はとっぱらって、純粋にストーリーだけ追ってれば、それはそれで楽しめる作品です。 色々、考えちゃ駄目な映画。 自分は邦題の9デイズのが、好きだけどな。バッドカンパニーよりは。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-15 23:01:23) |
332. ゼブラーマン
《ネタバレ》 絶対面白くなりそうなストーリーなのに、なんだろう。この残念な仕上がり。 観る側に与えるべき情報が少ない。少ないのに、無駄なシーンは多い。 ようするにまとめきれていない。 知りもしないストーリーをダイジェストで見せられた感じ。 それだけに最後のゼブラーマンコールが巻き起こる時に、まったく感情移入ができなかった。これってけっこう映画としては致命的。 [DVD(邦画)] 4点(2009-11-13 20:01:59) |
333. 凶気の桜
《ネタバレ》 前半はプロモーションビデオみたいでしたね。 だんだんVシネマっぽい話になっていったなー、と思ったら 後半もプロモーションビデオのようでした。 もっとスッキリした見せ方の方がシックリ来たのかも。 ストーリーは主軸の3人組が翻弄されていく部分がよく描かれていたのに、 面白く出来なかったのは、監督のナルシズムが鼻につくからでしょう。 エピローグも、取ってつけた感じ。ここまでやったなら、最後のシーンは不必要。 なんで、最後に観る側に媚び売ったんだろう。 [DVD(邦画)] 5点(2009-11-13 19:53:18) |
334. ロード・トゥ・パーディション
《ネタバレ》 タイトルを和訳すると「破滅への道」とかそういう意味。 親子が向かう街の名前もパーディション。 なんかアメリカ映画にしては、おや?といった見せ方だったアメリカンビューティーと比べると随分、正統派のギャングムービー。 正直、前半脱落しかけましたが、後半のストーリー展開、ラストの親子のやり取りはグッときました。トム・ハンクスは、なんでもできるナァ。 [DVD(吹替)] 6点(2009-11-06 19:24:25)(良:1票) |
335. Dolls ドールズ(2002)
《ネタバレ》 冒頭から人形浄瑠璃でガイジン受けを狙う見え見えのアザとさと、 全体的に包む救いの無い話のオンパレード。 最初、これをどうやって2時間持たすのかと思ったら、 違う2つのエピソードを織り交ぜられながら進行していきました。 普遍的かつ不変の愛というのがテーマなのかな。 ハッピーな部分は極力抑えているのは、その方が「愛は不滅だ」的、部分を感じやすくさせるためとはいえ、やはり退屈だった。そこの部分をどう感じ取るかが、この映画の評価に繋がるんでしょうけど、個人的には暗すぎ。映像は鮮やかだったけどね。 それにしてもあの役どころを違和感なく演じられるのは日本では菅野美穂と中谷美紀くらいかな。 それほどに菅野美穂の「静」の演技にある意味救われた作品。 [DVD(邦画)] 4点(2009-11-05 09:39:18) |
336. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
《ネタバレ》 アメリカ版ブラックなサザエさんというべきか。 妙におかしかったり、せつなかったりのくだりを行ったり来たりします。 深夜か日曜の昼間にダラーッと見ていたい感じの映画ですね。 家族を愛してやまないのに、愛し方の判らない親父と、それを忌み嫌う超個性的な家族達のやり取りを、ひたすら見る感じ。 深く考えてはいけません。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-04 09:11:28) |
337. 風が強く吹いている
《ネタバレ》 もうオッサンになってしまい涙もろくなったせいなのか、ここ何年か連続で箱根駅伝を見てると泣いてしまいます。 なので、この映画の予告を観たときに絶対観ようと思いました。 作品自体は、わざとらしく盛り上げるような演出も無く、音楽もシーンとミスマッチにも思われる使い方が多々あり、映画の出来自体は、そんなに高くない。 なんて思いながらも、やはり所々で泣いてしまいました。 たぶん、「私、映画は年間200本くらいは観てますよー」とか言っちゃう映画ファンから見れば、なんてことない映画なのだと鼻で笑われるというのは、頭ではわかっていも、 なぜか、涙は止まりませんでした。 2人の陸上経験者と、残りは多少走りこみをした程度の素人が1年弱で箱根なんて出れるか!甘くみるな!! と多分、こんな感想を持つ人も居るんだろうな。 でも、ドキュメントじゃないんだから、俺はフィクショナリーを純粋に楽しみたい。 お金を払うのだから、なおのこと。 誰でも彼でも打てば響く映画ではないし、正直地味な映画ですが、 陸上だとか、もっと大雑把に言えばスポーツに限らなくても、 仲間と一緒に、俺やってやったぜ!って経験がある人なら、どこかしら響く作品だと思います。 [映画館(邦画)] 8点(2009-11-04 07:36:48) |
338. ドラッグストア・ガール
《ネタバレ》 ところどころ笑えるんだけど、 B級感が、ここまで漂うとあえて観る事はお薦めできない。 ストーリーも、一人の女子大生に魅了された寂れた商店街の中年親父達が奮闘するドタバタコメディという結構見なくても説明がつく感じ。 バランス重視といってしまえばそれまでだけど、ここまで地味だと、散漫という表現の方がシックリ来る。 田中麗奈好き。クドカン好き。以外の人が見ると脱落してしまうかも。 [DVD(邦画)] 5点(2009-11-03 09:59:58) |
339. エンジェル・アイズ
《ネタバレ》 全体的には悪くなかったかな。冒頭のシーンでシックスセンス的な要素でも織り交ぜるのか、と思いきや、フタを開けてみればなんてことのないお互いに心にトラウマを抱えたラブストーリーでした。 それでもジェニファー・ロペスの演技はなかなか良かったし、ラスト周辺での家族の冷たい仕打ち、そして漏らす「私は正しいことをしただけなのに・・・」と漏らす流れと、自分のトラウマを乗り越えて、それを包み込んだジム・カーヴィゼルが車で走り去っていくシーンは美しかったけど、全体的に丁寧だったかといえば、雑っぽくも感じる。アメリカ映画がフランス映画を意識して作った感じ。 こういう細かい心理描写を描いた話で、ところどころ失点して最後にホームランでどうにかしようとするところはアメリカっぽいよなぁ、なんて思ってしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-03 09:49:03) |
340. 池袋ウエストゲートパーク スープの回<TVM>
《ネタバレ》 金子以外のRISE、そしてクレイジーケンバンドの面々の酷い演技には触れずに行きますw。 まぁ、お祭りでしたね。続編というよりはお祭り。エピローグというか、もう外伝みたいな感じで受け取らないと駄目でしょう。 続編なんてやらなきゃ良かった、という感想はごもっともだと思いますが、 個人的には、ここまでどっぷり浸かったドラマもないので酷い出来とはいえ、まぁ、嬉しかったです。あの面々が、数年後、ブクロで、どんなことになってるのか見れたのは。横山署長が出演無かったり(ちょうどラストサムライの撮ってる時期?小雪出てなかったし)、ヒカルのキャラは完全に赤の他人で、おいおい・・・いくらなんでも普通の人になり過ぎだろ・・・、という部分もありますが。 [地上波(邦画)] 5点(2009-10-26 23:29:44) |