3561. 暗くなるまで待って
盲目というハンディキャップを抱えた女性が、逆に暗闇でも自由に動けるという強みを活かして、敵に立ち向かう映画、そう言っちゃうと何だか説教臭いんですけど、サスペンスとして文句無しに面白い映画です。オードリーの熱演が映画を盛り上げます。ついに暗闇が破られてしまう絶望感、モーたまりません。 8点(2003-09-27 12:02:40) |
3562. ノー・マーシイ/非情の愛
手錠のままの脱獄男女バージョン(脱獄してないけど)。美男美女同士を繋いじゃあ、デキちゃうのが当然。トイレは困るけど。まあ、この設定のお陰で映画がとりわけオモシロくなったかと言えば、よくわからんのですが、クライマックス、ギア様が敵を待ち構えるシーンはかなりシビれました。 7点(2003-09-27 11:49:42) |
3563. 大災難P.T.A.
ジョン・ヒューズがまだ監督業をバリバリこなしてた頃の映画です。バカバカしい中でふとホロリとさせられる展開、後に『ホーム・アローン』でも見せてくれましたが、やっぱりいい所突いてきますよね。ドタバタでも最終的には優しい視線で描かれてて、しかも嫌味になってません。ジョン・キャンディは究極のハマリ役。 8点(2003-09-27 11:36:10) |
3564. チャイルド・プレイ(1988)
人形が襲ってくる?しかも監督は気鋭のトム・ホランド。これはゼヒ観に行かねば。受験を控えて映画断ちをする前、最後に観に行った懐かしい映画。でも、観てようやく気づいたけど、人形が「動く」のは怖いけど、「動き回る」と全然怖くないのね。殺人鬼も乗り移るに事欠いてあんな人形に乗り移るなよ(小1理科のミルちゃんキクちゃんに乗り移るようなもんだ)、と思ったら、何とブラッド・ダーリフ様でした。前言撤回、文句はありませぬ。大体、子供が簡単に抱き上げられる程度の人形に大人が襲い掛かかられて、そんな四苦八苦するわけが無いよね。あ、チャッキーが歩き回るシーンだけ、チャッキーの体格が違うので、襲う時だけ重くなったりするのかな。最後はチャッキーのガッツ、確かに見せてもらいましたよ。 5点(2003-09-27 11:08:41)(笑:1票) |
3565. エビータ(1996)
A・パーカー監督にO・ストーンが一枚噛んでると来れば、思い出すのは『ミッドナイト・エクスプレス』。そのノリでミュージカルを作ってしまうと、やはり摩訶不思議な世界に。確かに、舞台では味わえない映画ならではの映像をテンポよく見せてくれて、豪華さを味わうことができます。が、この重い映像がら音声を取り去ってしまったら、よもやこんなソウルフルなナンバーを歌ってるシーンだとは想像もつかんでしょう。その中でやはりマドンナは光ってますね、歌い方と見せ方を知り尽くしているようです。スキャンダラスな彼女がエビータ役を演じる事に当時は抗議の声も上がったようですが、いざ観れば、むしろ彼女の存在のお陰で映画のバランスが取れ、いわば毒消しの役目を果たしているような気がします。 7点(2003-09-27 10:14:42) |
3566. スピーシーズ2
内容的には『スピーシーズ』の続編ですが、作らずもがなの続編をわざわざ作っちゃった点では、『ザ・フライ2』あたりの精神を引き継いでます。もし『スペースバンパイア』に続編が出来て、続編ではマチルダ・メイが人間になついてたら、やっぱりイヤだよね。というわけで本作は、設定の段階ですでに低空飛行が約束されていたのではないかと思われマス。 4点(2003-09-20 23:09:30) |
3567. スピーシーズ/種の起源
むむ。結局宇宙から信号を送ってきた宇宙人は何がしたかったんだ?えらく回りくどいなあ。ヘンストリッジ演じるエイリアン、男性観客へのサービスのつもりか何か知りませんが、要するに逆ナンしてるだけなので、人類が危機にさらされているようなスリルがどうにも希薄です。たまに触覚みたいなの出すのがまた逆にショボいし。と思ってたら、最後に変身した姿が余りにもナイス! 『悪魔の受胎』すら思わせるダサさがいい感じで、すっかり興奮してしまい、映画の印象が数倍アップしてしまいました。 7点(2003-09-20 22:51:40)(笑:1票) |
3568. 13ゴースト(2001)
何となく描写に『TATARI』を思わせるものがあるので、同じ監督かと思ったら、違う人だった。もしかしてゼメキスとかシルバーがあれこれ口出ししてるんじゃないの?よくわからんが。最近ゲームの映画化ってのはたまにありますが、本作は映画の内容自体がゲーム化しちゃってます。あるいはお化け屋敷化か。家の中をウロウロ歩いてたら、あちこちに面白い顔のオバケがいるという、そんな映画。登場人物よりもオバケの方が充実してるため、ストーリーがあまり膨らみません。 6点(2003-09-20 22:20:53)(良:1票) |
3569. ザ・ロック
カーチェイスがサイコー。かなりグレード高いよね。後半、アルカトラズをヒョコヒョコ走り回って戦うショーン・コネリーの姿は、若干のどかでしたが、エド・ハリスの人物設定もカッコいいし、アクションもダイナミック、クライマックスはドキドキもので、大変興奮いたしました。コレを観た時ばかりは、マイケル・ベイってとてもすごい人なんではないかと思ってしまいました。 9点(2003-09-20 21:51:39) |
3570. キッド(1921)
チャップリンが追われながらも、危険を顧みずに屋根伝いに孤児院の車を追い掛けるシーンは、見る度に涙が出ます。さらには、ついに車に追い付いて子供を取り戻し、運転手を追い払うシーン。ユーモラスでありながら、じーんときます。これまで観たチチャップリン作品の中でも一番好きなシーンかも知れません。 9点(2003-09-20 21:33:32) |
3571. ブラック・ドッグ
パトリック・スウェイジが余りにもただのオヤジに成り果てた姿を堪能できる(勿論カーチェイスも堪能できる)逸品。アクションはイマイチ芸のない演出に見えますが、これは余計な調味料を使わず素材の持ち味を極力活かそうというシェフの嬉しい心遣いではないかと思われます。違うか? まあ、カーチェイスは三度の飯より好きなもんで、こういう映画もよろしいのではないかと。 7点(2003-09-20 21:05:14) |
3572. スモール・ソルジャーズ
『グレムリン2』よりはこちらの方が余程『グレムリン』の正統な後継という感じの映画、悪く言えば二番煎じですが、こちらは可愛気もヘッタクレもないフィギュアが暴れる映画。一般性が乏しくなった分、悪趣味度がパワーアップしてます。ヒーロー物のオモチャで遊ぶためには、ヤラレ役の悪者オモチャも必要というナントモ残酷なる現実を逆手にとって、正邪逆転させてるのが大変ヨロシイ。 7点(2003-09-20 20:45:22) |
3573. キング・ソロモンの秘宝2/幻の黄金都市を求めて
こりゃヒドイ。前作の勢いも無く、退屈の領域に入ってる、という感想。せいぜい印象に残るのは、体を釣る命綱用のピアノ線が鮮明に見えちゃってるシーンぐらいですかな。 3点(2003-09-20 01:54:07) |
3574. ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝
いやはや、サービス満点、ちょっとやりすぎ。ゴールドスミスの音楽も、ここまでくるとちょっと微笑ましい。危機また危機、冒険につぐ冒険。この映画は面白いと錯覚させるに十分ですから、まあ、面白い映画と言ってよいでしょうなあ。 7点(2003-09-20 01:49:16) |
3575. ナイルの宝石
前作よりだいぶスケールアップしてますが、やや裏目に。前作は現代のお伽話みたいなところがよかったんですけどね。まあ大体、ストーリー展開とキャラの設定が噛み合ってナンボだと思うんですけど、ありがちな続編って、前作のキャラクターを引きずる一方で、ストーリーも適当に盛り上げなければならず、結局ゴテゴテ詰め込んだだけで必然性の乏しい、噛み合わない映画になっちゃう。まあ、本作にもそんな印象を受けますが、一応それなりに面白いので楽しめます。 6点(2003-09-20 01:43:40) |
3576. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
現代を舞台にした冒険もので、ストーリーでもキャラクター設定でも、しっかり楽しませてくれます。クライマックス、片や敵に襲われるキャスリーン・ターナー、片や宝石とともに逃げようとするワニ、果たしてどうする? 最後、靴を映しただけですべてを説明してしまうのが洒落てます。 8点(2003-09-20 01:19:06) |
3577. 妖怪大戦争(1968)
うぉー、カッパが可哀想だ、何て事をするんだ。しかもろくろ首にもそんなことするなんて! さあ、古代バビロニアの妖怪と日本の妖怪の大戦争だ! と書いてるとちょっと寂しくなってきました。ところで、本当にリメイクするのかい? 5点(2003-09-20 01:01:21) |
3578. インデペンデンス・デイ
すぐそばの三番街シネマは1800円なのに北野劇場は2000円、さてどうしよう。結局北野で観て正解、大スクリーン上で雲の切れ目から宇宙船が初めて姿を現すシーンは鳥肌立ちまくり。まれに見るカッチョいいシーンです。7月2日だけみれば、抜群に面白い映画だと思います(だから大好き)。続く空中戦も一度ではすべてを観切れないほど緻密。というかゴチャゴチャしてるというか。さらに話はだんだん妙な展開に。クリーンルーム内で防塵服着てないどころか白衣のボタンも留めないなんて非常識だぞ!って怒る程の事でもないけどさ。ロズウェル事件で回収されたUFO(未だに信じてる人いるのか?)、動かし方が判らず困ってたけど、母艦が近づいたら動き始めた。え?ロズウェル事件の時にもこのUFOが飛んでたということは、当時も母艦が来てたのか?ムム、難解な映画だなあ。「なんで宇宙人がマッキントッシュと同じOS使ってるんだ?」「あと、略してID4と呼んでるけどさ、IDはわかるけど4って何?」「わかった、この4というのはエピソード4ということなんじゃない」「ナルホド、後でID1とかID2とか作られて、OSの件を含めて、この映画の矛盾点がすべて解き明かされていくわけやね」かつて交したそんなバカ会話が懐かしい。 8点(2003-09-20 00:26:56) |
3579. D.N.A.
考えてみりゃ、それなりに原作に沿って作ってるんですよねえ。でもウェルズ・ファンはきっとこう言うでしょう「こんな映画作ってくれとは頼んでない」。半端に原作を大事にすると大惨事になるという例です(なのに後の『タイムマシン』は同じ過ちを犯すことに・・・)。こういうヘンテコなモンスター映画をまた撮ってしまったところを見ると、フランケン師匠は『プロフェシー/恐怖の予言』なんかにも愛着あったのかな、なんて思ってしまいますが、本作は、なまじCGなど使って派手に演出した分、イビツさも増しています。 5点(2003-09-15 21:00:03) |
3580. ツインズ
2人は双子、似てない双子。ははは、魔女っ子チックルかよ。シュワとダニー・デビートが双子という設定で笑ったらとりあえずおしまい。あとはテンポの悪いドラマが続いて、面白さがよくわかりません。日頃、「君ってダニー・デビートに似てるね」とか言われてる人が観たら、立ち直れまい。ところで『戦慄の絆』も元は『ツインズ』という題にする予定だったのに、本作のせいで変更を余儀なくされたとか? 5点(2003-09-15 20:40:27) |