341. マチェーテ
《ネタバレ》 好みの題材なので期待して観たが、ちょっと狙いすぎか?思ったほどノリきれなかった。それにしても、デ・ニーロ老けたな~。ポール・ニューマンやショーン・コネリーは年齢を重ねることで貫禄を増していったが、デ・ニーロはただの皺くちゃのおジイさんになってしまった。セガールも太りすぎ。賞味期限の切れた役者を再利用(失礼。リスペクトか?)するところは、いかにもロドリゲス監督らしい。チーチ・マリンやトム・サビーニなどの常連さんの起用も嬉しい限り。アイパッチのミシェル・ロドリゲスとジェシカ・アルバのセミヌードに萌え。 [DVD(吹替)] 6点(2011-06-16 07:20:13)(笑:1票) |
342. デイブレイカー
《ネタバレ》 この世界観は好き。吸血鬼というのはイジりやすい題材なので、たまにこういう変化球も出てくる。ネタバレになりますが、イーサン・ホークが人間に戻ってからは急につまらなくなる。「死なない程度に陽光を浴びれば人間に戻れる」という設定は良いにしても(陽の光には浄化作用があると思うので)、「元吸血鬼の生き血を吸うと人間に戻る」というのはいかがなものか。そんな簡単に人間に戻れるんだったら、誰も苦労しないって。 [DVD(吹替)] 6点(2011-06-16 07:10:55) |
343. ジャーロ
随所にアルジェントらしさは感じられるものの、やはり70~80年代の全盛期に比べると、切れ味が鈍った印象は拭えない。最近のフレンチ・ホラーくらい突っ走ってほしいものだ。前作(『サスペリア・テルザ』)に続き、日本人を起用してくれたことはちょっと嬉しい。それにしても、エマニュエル・セニエ老けたな。 [DVD(字幕)] 4点(2011-06-15 07:18:17) |
344. クローサー(2002)
《ネタバレ》 観る前は、香港版『チャーリーズ・エンジェル』?という印象だったが、実際には女性版『男たちの挽歌』とでも言うべきハードボイルドの傑作だった。CGを多用しているのは気になるが、アクションシーンもかなり格好良く、クライマックスの和製ドラゴンとの戦いは迫力満点!ヴィッキー・チャオが可愛い。 [DVD(吹替)] 7点(2011-06-10 17:26:43) |
345. デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~
《ネタバレ》 この監督の前作『ハングオーバー』はとっ散らかった印象でいまいちノリ切れなかったが、本作は主役を二人に絞っており、ロードムービーという安心感もあり結構楽しめた。相変わらず悪ノリが過ぎる部分もあり、正直引いてしまうシーンもあるが(過剰に下品だったり暴力的だったり平然と法を破ったり)、そこはお国柄の違いだろう。ロバート・ダウニー・ジュニアの存在も大きい。ザックの下品で非常識な行為の数々も、彼の絶妙な「受け」がなければ空回りするところだろう。ジェイミー・フォックスやジュリエット・ルイスなど、ゲスト出演が意外と豪華なのも嬉しい。 [DVD(吹替)] 6点(2011-06-10 13:00:25) |
346. クレイジーズ(2010)
《ネタバレ》 社会風刺に満ちたオリジナル版に比べ、本作は分かり易い細菌パニック映画と化しており、エンターテインメント性はあるが、あまり知性を感じられる出来ではない。そもそも、感染者と正常な人間の区別がつかないところが肝だと思うのだが、リメイク版ではいかにもなゾンビメイクで感染者だと一目瞭然。感染者も怖いが正常であるはずの軍部はもっと怖い、というロメロ節もいまいち活かされず、やや期待外れの出来。 [DVD(吹替)] 5点(2011-06-07 22:17:51) |
347. ミッドナイト・ミート・トレイン
《ネタバレ》 中盤のスプラッター描写などは「おお!」と思ったが(文字通り目玉が飛び出すシーンは爆笑!)、この監督はどうしても格闘アクションを撮りたいらしく、その趣味性が「ホラーの品格」を著しく落としている。ニューヨークの地下には魔窟がある、という内容はいかにもクライブ・バーカーらしい展開で結構好み。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-07 22:05:19)(良:1票) |
348. プロジェクト・イーグル
《ネタバレ》 序盤のカーチェイスシーン、よく見るとエキストラがたくさん出ている。タイミングを一歩間違えたら大惨事になり兼ねないのに、みんな頑張っている。香港映画はアクションに対する意気込みがハンパない。CGだらけのハリウッドにも見習ってほしいものだ。内容はジャッキー版『インディ・ジョーンズ』といったノリで、気楽に楽しめる。適度にお色気もあり、ジャッキー初心者にはオススメの一本。金塊よりも水(命)が大切、というジャッキーのメッセージが込められている。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-01 21:24:16) |
349. 大丈夫日記
《ネタバレ》 このシチュエーション自体がバカバカしくて面白いのだが、演じているのが「亜州影帝」ことチョウ・ユンファというのが最高に笑える。相手役もトップ女優のジョイ・ウォンとサリー・イップという豪華な布陣。メチャクチャだけど理に適ったオチといい、大満足の一本。「ベリ~ナイシ~!」 [DVD(字幕)] 8点(2011-06-01 20:56:16)(良:1票) |
350. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
《ネタバレ》 長くて暗くてつまらない。ハリーとロンがただのおっさんにしか見えないところが致命的。早く完結してほしい。 [DVD(吹替)] 4点(2011-05-28 23:16:13) |
351. アンストッパブル
「無人の暴走列車をいかに停止させるか?」というただそれだけの内容を90分ノンストップに描き切る。この贅肉を削ぎ落としたストイックな作りがいっそ潔い。観終わった後には何も残らないが、観ている間は画面から目が離せない。これぞ娯楽映画。 [DVD(吹替)] 7点(2011-05-26 13:04:13) |
352. SP 野望篇
《ネタバレ》 この程度の内容ならば、TVの2時間スペシャルで放映し、「革命篇」のみを完結篇として劇場公開すればいいのに。そもそも劇場用映画として、TVシリーズを観ていない人には内容がよく分からない作りになっており、とても不親切(ちなみに自分はTVシリーズ全部観てます)。岡田クンのアクションは格好良いが、序盤の追走&格闘シーンはバレバレのCG合成で萎える。また、期待していた真木よう子サンですが、ちょっと肌荒れが気になった。 [DVD(邦画)] 4点(2011-05-26 08:26:40) |
353. おろち
久し振りに見応えのある和製ホラーを観た。やはり日本の怪談は「オンナの情念」を描くところにある。タイトルロールの「おろち」は狂言回し的な役柄に過ぎず、業の深さから自滅していく人間の姿をただ見守っている。おろちを演じる谷村美月の謎めいた美少女ぶりも素晴らしい。勿論、木村佳乃と中越典子のバトルも見応えあり。ラストのオチはよく出来た怪談を思わせ、鳥肌が立った。シリーズ化希望。 [DVD(邦画)] 6点(2011-05-16 18:24:04) |
354. イップ・マン 葉問
《ネタバレ》 確かに後半の展開はもろ『ロッキー4』。ストーリー的には特に目新しいことはないのだが、もちろん我々が観たいのはドニー・イェンのアクションであり、その点では大満足。サモハンとの卓上での戦いは、あまりにも速すぎてドニーの動きが見えない!!(サモハンのワイヤーアクションはちょっと重くて辛そうだった…)ラストに少年時代のブルース・リーが登場するシーンは、鳥肌立ちまくりでした。絶対DVD買います。「序章」も観たい! [映画館(字幕)] 8点(2011-05-15 21:16:44) |
355. アンボーン
《ネタバレ》 予告編を観た時には結構怖そうだったが、実際には笑っちゃう場面が多かった。肝心の悪魔も他人に乗り移るくらいしか能がなく、時々、首180度回転やサバ折りをやってみせてくれる。ゲイリー・オールドマンいつ出るんだろうと思ってたら、結構後半になってから、しかも意外なほど普通の役。どうせなら悪魔もゲイリーに乗り移れば良いのにね(笑)この手のオカルト物は好きだが、あまり特筆すべきところもない凡作。 [DVD(吹替)] 5点(2011-05-09 09:53:31) |
356. オーケストラ!
《ネタバレ》 映画の三分の二はドタバタコメディで、演奏シーンなんてほとんどないのだけれど、クライマックスの「オーケストラ!」には鳥肌が立った。ヒロイン(メラニー・ロランが綺麗)の生い立ちと舞台終了後のエンディングを一挙に見せる怒涛の展開に拍手。 [DVD(吹替)] 7点(2011-05-04 21:22:15)(良:1票) |
357. ハリーとトント
特に大きな事件が起こるわけでもなく、老人と猫が立ち退きにあい、旅に出るだけの話なのだが、妙に心に沁みるものがある。「禅」や「フリーセックス」等、70年代の世相を反映させながらも、「老い」という普遍のテーマを、シリアスになり過ぎることなく描いた、ロードムービーの佳作。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 21:14:28) |
358. ゲスト(2009)
オリジナル版を上手く換骨奪胎し、分かり易いサイコ・スリラーに仕立てたのは良いが、オチが分かった上での鑑賞なので、どうしても衝撃度は落ちる。予備知識なしで観たらそれなりに面白く観れただろう。もっとも、主演のエミリー・ブラウニング目当てで観たクチなので、その点では大満足。 [DVD(吹替)] 5点(2011-05-04 21:00:32) |
359. ロード・トゥ・パーディション
《ネタバレ》 『ゴッドファーザー』以来の最高のギャング映画かどうかは知らないが、コンラッド・L・ホール(撮影)とポール・ニューマンの最後の輝きを垣間見れたことは、極上の映画体験だ。トム・ハンクスとジュード・ロウは、それにただ彩りを添えているに過ぎない。 [映画館(字幕)] 6点(2011-05-01 19:08:35) |
360. ダウン
《ネタバレ》 アボリアッツでグランプリを受賞した『悪魔の密室』を監督自身がリメイク。オリジナルは未見なのだが、これがまた噂に違わぬトンデモ映画。キャスティングだけは豪華(ナオミ・ワッツ、マイケル・アイアンサイド、ロン・パールマンと通好み)なので、ある種の人には好かれるでしょう。エレベーターが天井を突き破る終盤のパニック描写だけはちょっと良かった。すごく暇な時に、ツッコミを入れながら観たい人にはオススメ。 [地上波(吹替)] 3点(2011-04-23 14:06:26) |