21. 天空の城ラピュタ
あーあー、ついに見てしまった…。相談を受けていた同僚に「ラピュタは絶対にお勧めです!見てないんですカァ~まだ!!!」「(まだとはなんだ!まだとは?)僕はジブリ嫌いなんだよ、ごめんな」「信じられません!!ジブリがキライなんて!性格ゆがんでるんじゃなんですか(笑)」「(自慢じゃないが歪んでるよ!!)ま、好みも人それぞれだから…」「わたぁし、こんどDVD持ってきますから見てください!!」と言う会話から押し付けられたDVD。感想を述べなきゃならないので、見ないわけもいかず、正直ここのサイトの10点のレビューを参考にしようかとさえ思った私ではあるが、まあ、いいやと鑑賞しました。で、結論。やはりジブリは合わない。確かによく動くし独創的なアニメなんだろうけど、僕の感性にはフィットしない。たぶん、この主人公らのケガレのなさが浮世からあまりにもかけ離れて感じたからかもしれない。少しスレてしまったのだろうなぁ~もしも子供の頃に見ればもう少し世間の評価に見合った評価を下せたかもしれないけど、今は、この程度。最後に同僚に言った感想「見たよ。思ったよりも面白いね。でも、アニメは苦手だなぁ…(ケロロ軍曹、桜蘭ホストが大好きだとは、この娘には永久に秘密決定だ!!)」 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-20 17:02:10)(笑:1票) (良:1票) |
22. ホリデイ
最近、会社の部下に彼氏の二股相談を受けていたところだったが、正直その手の話に介入すると後々厄介な事になりがちであるから、僕の意見は言わずに聞き役に徹していた。しかし、もう十分に彼女の話も聞いた事であるから遠まわしに僕の意見を言う方法がないだろうかと考えていたところ、この映画。渡りに船とばかりに誘って鑑賞しました。僕が言いたい事は十分に分かってくれたみたいで、すこし安心したのです。やはり、言葉で語るよりも映像は説得力あるなぁ~と我ながらよい事をしたと自画自賛。つまり、この映画は今、少し以上の不幸な恋愛をしている彼彼女がみると心が少しだけ軽くなるような気がします。もっとも、こんなに簡単に物事が推移するわけ無いでしょ!というリアリストは別ですけどね。 [映画館(字幕)] 8点(2007-04-04 08:53:15) |
23. 情婦
《ネタバレ》 散々「最後の…」と言われて観た映画。その分驚きも少なかったのだが、初見で何の知識も無く見たらとても驚いたろうと推定しての点数。にしても、レナードが刺された時にウィルフリッド卿が「処刑」と言ったのが印象に残った。 [DVD(字幕)] 9点(2007-02-23 09:08:30) |
24. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
イタイ…イタすぎる。あの名画バック・トゥ・ザ・フューチャーもあの時代を生きた人にはイタすぎる映画だったんではないか?と思ってしまうくらいイタイ映画でした。いや、このイタイってのは、面白くないのイタイではなく、当時の世相がイタイ。特にファッションが…。リアルタイムで「こいつら絶対ファッションおかしい」と思っていた僕としてはそれを笑いに出来るってのが、溜飲が下がる思いです。ああ!それ以上にヒロスエかわいいよヒロスエ!! [映画館(字幕)] 7点(2007-02-13 09:36:54) |
25. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 ミラーマンも無実かもしれないと思わせる映画です。つい先だっても富山で婦女暴行の冤罪事件が発生し、警察から検察、裁判へと向かう制度そのものの欠点が見えてきた時期に、タイムリーですね。さて、この映画でもっとも感じた事は、登場人物全てが自分が一番正しいと感じ行動している。そんな環境で裁判官は有罪か無罪かを決めなければならず、もしも私が裁くとすれば、まずは容疑者が嘘をついていると疑ってしまう気がします。それ以上にこの映画を見て考えた事、それは裁判官になる上で経験したであろう国語の試験での「作者の主張するところ書け」という試験問題。よくよく考えればあれは「作者」ではなく、「問題作成者」の主張を探さなければならない。だって漱石や鴎外、芥川に答えを聞くことなどできないのですから。そのような試験を一般人以上に多く行ってきた裁判官が本来は「被告の主張を聞くべき裁判の場」において、設問に答えるかのごとく「問題作成者」たる検察の主張を無意識に汲み取ろうとしているのではないか?それがもしも正しければ、案外、裁判官自身は有罪判決を出す事を「自己保身」ではなく「本能」でしているのかもしれない。結局のところ、冤罪が裁判官の「本能」だとすれば司法制度を根本から変えない限り「疑わしきは罰せ」られていくのかもしれません。問題を提起する上でも、映画としても非常によいと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-29 09:13:15) |
26. 二百三高地
思ったことを正直に書きます。あおい輝彦の関連シーン全削除でこの映画は完璧になると思います。反戦の意思は仲代扮する乃木の全シーン、そして最後の嗚咽で完全に表現できると断言したい。以前「硫黄島からの手紙」のレビューで一市民である戦死した兵士をもっと尊敬をしていただきたいと分不相応にも語ってしまいました。それと同じでないかとのご批判もごもっともです。しかし、3時間ちかい映画である以上、焦点を絞る必要がありはしないか?戦場における前線兵士の悲哀を描いた映画は数多ありますが、指揮官がこれほどまでに苦悩する映画はそうありません。だからこそ、(夏目雅子が美しかったので断腸の思い…)乃木のエピソードの一本でストーリを完結させるべきでした。明治の元老や満州軍司令部の熱演で実に筋の通った重厚な反戦映画となったと思います。あと、効果音も差し替えてほしい…音がうそ臭すぎる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-16 13:48:52) |
27. タイタンズを忘れない
まあ、「いかにも展開」であるし実にうさんくさい。しかし、実話って断るところに製作者側もその点には気づいていたんだろう。そんなわけで、普通に楽しめるそして無難に人にお勧めできるよい映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-16 13:18:54) |
28. 機動戦士ZガンダムII 恋人たち
《ネタバレ》 テレビ版ゼータ挫折組の私が一番驚いたのはフォウのこめかみズドンだったりする。テレビでもやったのか?いや、富野ならやりそうで怖いんだけど…。さて、カツってイラつくキャラです。つうかゼータで初登場の人物は大なり小なりイラつく奴が多い。(ヘンケンとアストナージは別)女は全員過去にリスカでもやってそうだしね。さて、次が最後だ。 [DVD(字幕)] 5点(2007-01-11 11:31:23) |
29. 機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
実は私もゼータは途中挫折した組に属するのです。ファーストは時代背景が第2次大戦の焼き直しみたいなものだったから、イメージで理解できたところがあったのだろうが、ゼータのような戦争というより内乱的なストーリ展開は当時中学生の私には到底理解出来ない善悪混合な世界だったわけです。そんな訳で、このゼータに多くの期待を持たず見たためか面白いと思った。もちろん、登場人物の名前は半ば一般常識として知っているので、理解しやすかったわけでもあるのだけども、人物の織り成す複雑な関係、ジェリドとカミーユの数奇な関係とか非常に興味深い。まあ、せっかくならば全編新作にしてほしかったな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-11 11:02:20) |
30. THE 有頂天ホテル
この監督さんの笑いのツボが私には理解できない。長ければ長いほど苦痛になってくる。小ネタがキライなのではなく(トリックは好きだし)やはり生理的に合わないのだろう。 [地上波(字幕)] 5点(2007-01-04 17:25:57) |
31. TRICK トリック 劇場版2
一応、シリーズのファンなので。今は亡き、ばってん荒川のポスター!!これが一番心に残ったくらいです。実にトリックらしいといえばそうです。しかし阿部さん。最近この系統の役が多いのですが、このキャラに固定されない事を祈ります。面白いけどね。 [DVD(字幕)] 4点(2006-12-28 15:10:57) |
32. デンジャラス・ビューティー
記憶に残らない映画ですよ(笑)でも面白かったっす。良質なコメディで下品なところがあまり無いところが好感を持つなぁ~。あとミスコンって単にキレイなだけではダメなんですねぇ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-10 17:36:33) |
33. 硫黄島からの手紙
イーストウッドらしくないと言えばらしくない映画です。個人的に最近のイーストウッドの映画の好きなところは見た後の色々考えされされる「余韻」なのです。しかし、この映画は直球勝負。それも「ど真ん中」の余計な事は考えず硫黄島で勇敢に戦った兵士のために奉げられた映画です。物の本では硫黄島で捕虜となった日本の兵士がアメリカの収容所で看守に大変な尊敬を持って遇されたとも言います。それだけ、アメリカにとっては硫黄島の戦いは記憶に刻まれる大事件だったのでしょう。一方の日本では当時の大本営が取ったように硫黄島での2万数千名が本土を防衛するために、正に命に変えて戦ったという事実すら忘れ去られている様に思います。確かに原子爆弾や空襲で死んでいった市民への哀悼の念は必要なものです。しかしその数倍もの兵士と言う名の市民が硫黄島だけではなく中国大陸や太平洋の島々で敵弾や飢餓、病気で死んでいった事実もあるのです。だからもう少しだけ帝国陸海軍の兵士たちに「尊敬」を持って欲しいと思うわけです。そのことをアメリカのイーストウッドの映画でしか現すことの出来ていない現状は、少し寂しく思います。あ、映画の評価は栗林中将の人柄をもう少し丁寧に描いて欲しかったのでこの点で。 [映画館(字幕)] 7点(2006-12-10 17:28:13)(良:1票) |
34. プラダを着た悪魔
《ネタバレ》 80年代から何度も見てきているような筋ではあるんだけど、この手の映画を見るたびに気分爽快になる。ただ、レニー・クラディッツみたいな恋人役の男…あいつにだけは言いたいのだが、アンディがスタンフォード?の大学院を断ってジャーナリストを目指している事は昔から分かっていたはずで、将来もっと忙しくなるに決まっている。そこを理解しなければ二人の破局は間違いない。だからアンディはあんな男より僕を選んで欲しいな…(笑) [映画館(字幕)] 8点(2006-12-04 09:56:04) |
35. バード(1988)
随分前に購入していたDVDだったのだが、ようやく見る気力と時間を見つけて見れた。「闇夜の烏」ではなく「暗闇での黒人」は非常に分かりにくかった。が、見ながら思った。この映画は字幕で観る映画ではなく「聴く映画」なんじゃないのか?そうすれば、主人公がチャーリー・パーカーに似ていないってのも、画面が暗くて表情がわかりにくいのも素直に納得するのだ。もっとも字幕なしではセリフの聞き取れない部分が多くなってしまうのが難点だけど…笑 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-17 11:06:14) |
36. 父親たちの星条旗
イーストウッドの人生に、繰り返しイベントのように存在したのは戦争なのかもしれない。少年期には第二次世界大戦、青年期には朝鮮戦争、壮年期にはベトナム戦争、湾岸戦争、そして今は対テロ戦争。その時代を生きてきた齢76を越えたイーストウッドが感じ思うこと、戦争に対し、政治に対し思うこと、その映画がこれだとすれば私は素直にこの映画を支持したい気持ちになる。 確かに下の方がおっしゃるように時系列が飛びまくるので、人物把握がし辛かったり映画の造りとしては少し残念なところがある。しかし薄い青みを帯びた光と影の使い方の心地好さは相変わらずであり、プライベートライアンのような上陸場面(これはスピルバーグのパート?)によって戦争映画としての醍醐味も十分に味わう事が出来る。 だがイーストウッドが描きたかった本当のモノは、アメリカで英雄に仕立てられた普通の兵士のその後の運命であり、作られた英雄を演じる彼らの苦悩であったと思う。 ここ10年ほどの彼の映画に見え隠れする無常とも言うべき人生観。「許されざる者」にて作られた西部のイメージの否定、「ミスティツク・リバー」での単純な正義の否定、「ミリオンダラーベイビー」での生かされる生の否定など、人間の力の及ばない「大きな力」に翻弄される人々が懸命に生きる姿を描くその姿勢が私は好きだ。もちろんイーストウッドの映画は一見「救い」が無い場合は多い。おまけに、ほとんどハッピーエンドではない。しかし、静寂の庭園に鳴り響く獅子脅しの音のような余韻を残してくれる。 [映画館(字幕)] 9点(2006-10-30 11:26:27)(良:3票) |
37. 超劇場版 ケロロ軍曹
もう2年近くもケロロ軍曹にドップリとはまっています。軍曹のいい加減さが僕の心に響くこと響く事。さて、本劇場版は、いかにもケロロです。テレビで面白いと思えば、これもまた面白いと思うことでしょう。ただ、テレビ版のDVDが4話づつなのに比べ、劇場版は1時間という事で、コストパフォーマンスに多少の不満が残ります。あと、僕の一番のお気に入りキャラも実はタママ二等兵…「ぬしゃ、うたるっぞ!」というセリフにしびれました!(ちなみに直訳すると「お前、殴ってやるぞ!」だけど、かなりニュアンスが違うんだよなぁ~どっちかと言うと「いい加減にしろよ!」みたいな意味のような気がする僕は熊本出身…^^;) [DVD(字幕)] 6点(2006-10-19 16:36:37) |
38. 理想の恋人.com
《ネタバレ》 基本どおりのラブコメ。登場人物の背景説明⇒出会い⇒(【ハプニング⇒失恋?⇒再会】この3つをフラグが立つまでループ)⇒ハッピーエンド。しかし、分かっていても楽しんでしまう私はやはりラブコメ大好きっ子なんですなぁ~(笑) [DVD(字幕)] 6点(2006-10-05 15:33:47) |
39. 13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ
年に一作くらい不覚にも涙を流してしまう映画ってあるのだけど、まさかこれで泣くとはレンタルする時には思いもしなかった。最近仕事に追われて疲れているせいなんだろうけど、13歳のころに今の自分を見たらどう思うんだろうか?満足してくれるだろうか?と思いかなりブルーが入った。しかし、中身は13歳の主人公が家族や職場の仲間との関係を変えていく様が、月並みだけど子供の頃の素直さと初心を忘れずに仕事に夢に取り組んでみようと思わせてくれた。だから10点。 [DVD(字幕)] 10点(2006-10-05 10:22:01)(良:1票) |
40. ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
チープなホームシアターセットを購入し久しいのですが、刑務所でジョニーが登場する前のシーンでサブウーハーから発する低音が窓を震わせ臨場感バッチリでした。もっとも近所迷惑だから速攻でボリューム落としました。話は逸れるのですがホームシアターを考えている方は家や部屋の遮音を考えた方が気兼ねなく楽しめると思います。いや、マジで新築2年の家を新規設計で作り直そうかと考えるくらいで…。さて、なんの予備知識も無く、ジョニー・キャッシュって誰?ホアキン&リースの主演だったの?と見ながら気がつく体たらく。そんな訳で暗いシーンがダラダラ続く印象を受けますが、間に入る演奏シーンとのメリハリの利いた演出を感じました。まあ、伝記モノはチョット苦手なんでこの程度の点数しか楽しめなかったのですけど。 [映画館(字幕)] 5点(2006-09-21 08:56:42) |