21. レディ・キラーズ
あっという間に殺し合いで自滅。最後の一人までゴミの島へもれなく送り届けられちゃうのには笑った。 なんてことないストーリーだけど奇妙な雰囲気があって楽しめました。 DVDのオマケで作品中で出てきたゴスペルソングのフルバージョンが収録されてますが、実はコレが一番お気に入りだったりして・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 00:40:36) |
22. ハンニバル(2001)
オペラのシーンが印象的でした。美しい音楽とパッツィ刑事とその奥さんとの会話。 芸術への嗜好とカニバリズムが同居しているレクターの不気味さが最も良く表現されている。 ジュリアン・ムーアのクラリス役もちょっと違和感が。『羊』のジョディーの印象が強すぎたんでしょうか、最後までコレがジョディだったらなあという思いが拭えませんでした。 脳みそのソテーは正直言って美味しそうでした。銅のソテーパンでバターとハーブで軽くソテー・・・・涎が。まあ実際に目の前で知人のアタマがパカーーッと開いて、『これが脳膜で』とか解説されて自分のヤツを食わせてるのを見たら卒倒するでしょうけど。 ラストは原作とは全く異なる。原作のままで作ったら続編作りにくくなるでしょうから、そういう配慮が働いたんでしょうか? [DVD(字幕)] 7点(2005-05-22 01:35:06)(笑:1票) |
23. 山猫は眠らない2 狙撃手の掟
前作以上に冒険活劇。 前半の1/3以降、後はお決まりの脱出劇。追っ手との狙撃合戦はまあ見ごたえはありましたが所詮脱出劇の一部という扱い。 もう少しマニアックにストイックに描いて欲しかった。 一発の狙撃に至るまでのプロセスを丁寧に描くと『ジャッカルの日』になってしまう恐れは多分にあるが、観測員の役割と狙撃の理論的な部分をもう少し丁寧に描いてくれればと・・・。 確信犯でマニア受けを狙うまで突き詰めなくてもいいけど、もう少し何とかならなかったのか。 [DVD(字幕)] 4点(2005-05-18 01:53:03) |
24. ホワイトアウト(2000)
原作もつまらんが映画もつまらん。 [地上波(吹替)] 2点(2005-05-17 00:32:41) |
25. ボーン・スプレマシー
映画館で座った位置が前過ぎたせいか、カメラのぶれやテンポの早い切り替えに目がついて行けませんでした。 ストーリイは前作よりアクション一辺倒で途中ダレました。ハードな作品にはなっていると思うけど、メリハリが無いのは昔のカンフー映画なみ。 早々にマリーを殺したのはハードさを強調するためかもしれないが、僕にはちょっと物足りなかった。前作のちょっと切ない感じの男女の感情の交錯がなくなってしまったのはちょっと寂しい。あまりベタベタしないちょうどいい感じだったんだけどね。 DVD借りてもう一度見れば印象が変わるかもしれない。 [映画館(字幕)] 6点(2005-05-17 00:31:26) |
26. すべては愛のために(2003)
《ネタバレ》 題材は決して悪くはないのだが、散文的で何を描きたかったのかよくわからないまま、文字通り爆死。 サラがなぜニックに心惹かれたのか、いつのまにかそういう事になってたっていう描き方が浅すぎ。さらにニックがいつの間にサラを想うようになったのかも不明。 そういう設定ね、と念頭におけばわかる話ではあるが、これではいかんせん映画に入り込めない。言葉は悪いがエピソードの羅列に終わっており追っかけ女の悲劇にしかなっていない。 [DVD(字幕)] 3点(2005-05-14 03:52:33) |
27. アイ,ロボット
ロボットの反乱っていうテーマは陳腐化してて何か一味違ったものを期待してたが、完全に期待はずれに終わった。金をぶち込むだけぶち込んでガラガラポン、こんなんできました~。っていうノリ。 [DVD(字幕)] 3点(2005-05-14 03:52:11) |
28. クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち
これ見よがしに不気味なシーンを畳み掛けてくるが、それが何なの?。前作同様にオカルト・アクション・刑事・サスペンスのごった煮。 [DVD(字幕)] 2点(2005-05-14 03:51:48) |
29. ジェリー
どうやら実験映画らしいが、どの辺が実験なんだろうか。見てるあいだずっと考え続け、何かあるんではないかと探しつづけたが結局わからなかった。最後のオチは予想してた通り。だからあのオチがこの映画のキモだとしたらずっこけるしかないが、そもそもキモのある映画なのか? あの荒野はどこなのか、荒野に入った理由や2人が何者なのかなどの描写は一切無い。見る者それぞれに解釈するか、あるいは一切思考停止のまま見るかどっちかになってしまうが、私は思考停止の方。ただただ風の音を聴き、日が暮れ、また日が昇る、この映画のなかの時間の流れに身を任せ続けた。でも何も見えてこなかった。誰か何かが見えたのなら教えてください。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-12 11:30:15) |
30. エイリアンVS. プレデター
フツーのいい人になっちゃってますね、プレデター。 エイリアンいっぱい出すぎ。 出そうで出ない・・・と思ったら出たア、というのがエイリアンの真骨頂なのにウジャウジャ。 宇宙トカゲとか言われちゃってます。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-09 02:33:12) |
31. スパイダー
《ネタバレ》 ドロボウの上前をはねるって設定ね。スパイダー=モニカ・ポッター=女郎蜘蛛ってことらしいけど中途半端。とことん悪に徹して成し遂げちゃえば良かったんだけどね。 なんで米国映画は正義は勝つってとこにこうもこだわるんでしょ。 映画をつまらなくしてでもそうしなきゃいけない、という脅迫観念に取り付かれてるとしかおもえない。 2年間かけて練りに練った計画・・のはずが出たとこ勝負のヘマばかり。間抜けな犯人にうんざり。その上前をはねようとする犯人たちも杜撰な計画で自滅。 モーガンフリーマン演ずる刑事が冴えた捜査をするわけでもない。 何を描きたかったのか?頼むから真面目にやれ。 [DVD(字幕)] 2点(2005-05-05 13:56:00) |
32. セイブ・ザ・ワールド
マイケルダグラスっていう大物を起用した時点で失敗。 スタローンのコメディ物ほどはひどくはないけど。 そこそこ面白いシーンも無くはなかったけど、なんか引いちゃいました。 家族を巻き込んでのドタバタという点でシュワルツェネッガーのトゥルー・ライズと比較してしまう。トゥルー・ライズはコメディだけどマジなとこはマジでやっててメリハリがあるんだよね。この映画は最初から最後までコメディタッチで通そうとして間が持たなかったようです。 [DVD(字幕)] 3点(2005-04-25 03:30:14) |
33. K-19
見ごたえあったしなかなかの佳作と思うが、なぜアメリカ人がロシアの話を取り上げるわけ? おいしいハナシなら誰の歴史でも構わんってか? 他国への干渉好きなアメリカさんらしい映画。 ついでにコンゴ動乱とか明治維新を総員アメリカ人でやれば? それはともかくとして、ロシア人に感想を聞いてみたい。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-23 01:43:09) |
34. 雨あがる
こういう単純な構成の場合、核となるべき主人公がピリッとしてないと締まらないものだが、ちょっとさらっとしすぎかな。寺尾さんは。悪い役者ではないがアクが少ないのでグイグイと見るものを引っ張り込む力は不足している。今ひとつ締まらないまま終板でやや間延びしてしまうのが残念。 後味は良いのだが次の日には忘れてるっていうお刺身のような味わい。 三船史郎はちょっとひどすぎか。黒澤監督へのオマージュとしての本作では登用する必要があったのかもしれないが大根役者というかまるで素人。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-23 01:33:18) |
35. 半落ち
梶被告がなぜ頑なに2日間の空白を隠そうとしてたのか、どうにも理解できないまま終わってしまった。そりゃもちろん映画の中で説明らしきものはありましたよ。骨髄移植で助けられた少年をマスコミから守るって。確かにベラベラしゃべるこっちゃないけど「あなたには守りたい人がいますか」っていう台詞に見合うハナシじゃないしテーマとしちゃあ希薄すぎるんではないか。 現職警察官による嘱託殺人と警察内部の苦悩、報道のあり方、介護問題、人が人を裁くことの限界などなど盛りだくさんでしたが消化不良のまま垂れ流した感が強い。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-23 00:13:23) |
36. 地獄の黙示録 特別完全版
《ネタバレ》 撃っておいて手当てする、という欺瞞。 後半のサンパンでの銃撃シーンの後でウィラードの語る言葉は多分この映画の立場を代表する言葉の一つだと思われる。しかし欺瞞を描くことが主題そのものではないようだ。 ウィラードがカーツ大佐を殺したのは任務だからだろうか。 銃ではなく蛮刀を用いるのは何故だろう。 儀式で牛が蛮刀で殺されるシーンをカーツに蛮刀を振り下ろすシーンとを暗示的にオーバーラップさせているがそこで示されるのは殺意ではない何かだ。 明らかに何かを象徴的に描こうといているようだがはっきり言ってよく判らない部分が多い。 日本人には理解できないが、欧米人には何か理解できる宗教的歴史的背景があるのだろうか。 この映画において敵との闘いはほとんど出てこない。 状況を描き狂気や欺瞞を表現するための描写としての戦闘シーンはあるが、戦闘を描いてはいない。 なぜか。 フランス人入植者の農園での夕食のシーンでフランス人曰く自分たちが戦うのは、ここが自分たちの土地だからという。対してアメリカは他人の土地で誰のために戦っているのか誰もわからなくなっている。 ベトコンとの闘いを描かずカーツ大佐という味方を殺すことでベトナム戦争のこの混沌はアメリカ自身にあるのだというメッセージを発しているのだと考える。 国家的規模の欺瞞に苦しみ、自らも狂気に染まるカーツ大佐は、理想郷を作ろうとしたのだろうか・・・。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-18 09:29:34) |
37. ティアーズ・オブ・ザ・サン
前半は適度な緊張感があってよかったんだが、後半はやっぱり脱出アクションと化し、壮大なドンパチになってしまう。なんでこういう作りになってしまうのか。 それにしてもいろんな映画のシーンを連想させる部分がちょっと多いのが気になりました。 密林でわけわかんないのが追っかけてくるという部分はプレデター、着弾音などの効果音のリアルさはプライベート・ライアン、最後の戦闘機による爆撃シーンは地獄の黙示録か。 考えすぎかな。 それにしても途中何の援助もせずに国境についたとたん大挙してやってきて「よくやった」はないでしょ、ビル・ローズ隊長。怪我人に肩貸しておいしいとこだけ持っていくなんてねえ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-10 13:11:12) |
38. バーティカル・リミット
まあ山岳アクションってのはあまり数はないから新鮮味はないではないが、その点除いたらチープそのもの。 そもそもあらゆるところで無理があって??マークが頭の中クルクル回りっぱなし。 パキスタン軍からニトロ分けてもらうにしても、そんなに簡単に民間人に渡すか? だいたいなんでダイナマイトでなくニトロなのか? クレバスに落ちた3人はなぜ自力脱出をしようとしないのか?ザイルは短いながらあったわけだし装具は一式持ってたはずだが? 7000m級の高度で飛んだり跳ねたりできるとは思えないんだが?自分の体支えるのがやっとだと思うんだけど。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-10 12:34:31) |
39. トレーニング デイ
悪役もやるじゃないデンゼルさん。正義側のイーサン君が甘っちょろいく見えてしまうくらい徹底的にワルでダーティ。 でもさ、デンゼルさんが敢えてやる必要があったのかな? 多分効果はあったと思う。 今までの正義感役の延長で見てると悪徳っぽいけど実はいい人なんではっていう期待感があって結局やっぱワルだったわ。という意外感が観客側が勝手に思ってくれ、製作者もそれを計算してるという風に思えるんだけど・・・考えすぎか。 7点(2005-02-04 21:48:34) |
40. デイ・アフター・トゥモロー
いやはや・・・。 酷いなこりゃ。 薄っぺらなストーリイとこれ見よがしなCG。 制作費いくらかけたか知らんが、もう金銭感覚麻痺してるんではないか。 1点(2005-01-15 23:34:00) |