21. 太陽を盗んだ男
《ネタバレ》 ここでの高評価を見て思いっきり期待してみてしまったので、ちょっと期待外れでした。望むらくは次のような状況で見ていれば全然違った印象だと思います「高校生の夏休み、暇を持て余し思いっきり昼寝してしまって、夜眠れずに深夜映画劇場で何の予備知識も無くこの映画と出会う」。ナイター延長あたりまでは緊張感保てたのですが、池上季美子のくだりあたりから緊張感がなくなってきました。 [DVD(邦画)] 6点(2006-06-03 09:55:00) |
22. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 最後の体育館は盛り上がりますね。私にとっては、主人公達のライブよりも時間稼ぎで、出て来た子がオドオド歌いだす場面(この子の歌すごいよね)とダブった子の弾き語りの方が何かリアルで訴えるものがありました。ついでに言えば、その前の男子バンドのすべり具合もいかにも自己満足って感じで面白かった。映画としてはちょっと中盤がたるんでいるような気が… [DVD(邦画)] 7点(2006-05-28 00:22:27) |
23. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 自分も「幸福の黄色い…」よりこっちがツボです。それぞれのシーンの密度、印象度が道東の雄大な景色と相まって素晴らしく深い。皆さんご指摘のようにラストもいいし、ハナ肇さん最高ですよね。ひとつだけ難を言えば健さんが背負っているものが、あまりに暗すぎということぐらいかな。山田監督、こういう直球映画をまた撮ってくれないかなあ、今の時代では山田監督でも難しいのかなあ。 [DVD(邦画)] 10点(2006-05-28 00:10:57) |
24. 同胞
山田洋次監督、素晴らしいです。皮肉も斜に構えたところもなくて、安心して映画の中に入り込めます。演劇の幕が上がるところで本当によかったねえ、と青年団長の肩をたたいてあげたくなりました。いろいろな問題提起はあるんだろうけど、演劇をみながら喜んでいる老人の姿を見ているだけで心が暖かくなります。この時期の山田監督の作品は私にとってツボです。 [DVD(邦画)] 9点(2006-05-27 23:56:09)(良:1票) |
25. NANA
《ネタバレ》 何の予備知識もなく小学生の娘に付き合って見たオジさんです。ライブの場面の格好よさとラストのホロっ、だけ残りました。もっとハジけていていい映画のような気がしたのですが、何かハジけ方が足りないような…女子2人組み映画としては、下妻物語の方がよかったです。 [DVD(邦画)] 6点(2006-04-02 23:16:43) |
26. 亡国のイージス
《ネタバレ》 原作未読で見たこの映画、意味不明なシーンが多過ぎです。でも意味が理解できないのは、このオツムが悪いに違いないと早速原作買って読んでみました。エーッ、如月とジョンヒの海中キスって、こういう意味だったのー!如月と宮津副長の関係ってこうだったのーッ!って驚くことばっかり。訳がわかんなかったのってオイラのオツムのせいじゃなかったんだーって安心。そして原作を読んで最も納得したこと…この映画って原作の予告編として見ればいいんだぁってこと、それほど原作の密度はすごいです。映画見てからでも確実に楽しめますよ文庫本、とっても厚いけど。見ようによっては原作の上澄みだけうまくすくっている映画のような気がします。どだい無理ですよね、2時間にまとめるのは…惜しむらくは、もうちょっと整理整頓して映画作ってくれたらさらに良い映画になったのになあ…実に惜しいなあ…。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-24 00:21:26) |
27. トリプルX ネクスト・レベル
《ネタバレ》 なーんも考えず、ひたすらアクションに身をゆだねるにはOKな作品でした。何の予備知識もなしに見たので、第一作のヴィン・ディーゼルっていうんですか、その人が出て来るんだと思ってみてて、アイス・キューブっていうんですか、まさか主役じゃないだろうと思ってた人が主役とわかってエー地味ッて思いました。だけど見てると結構カッコよくなってきてさすがって感じ。私は第一作よりこちらの方が確実に楽しめましたよ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-24 00:01:14)(良:1票) |
28. ローレライ
《ネタバレ》 私的にとってもOKでした、ローレライ。そりゃあ、戦争のリアリティとか言えば難点はあるかもだけど、外国の戦争アクション映画見るときにリアリティがどうの、とかあまり言わないし、気にせずアクション映画として見ました。何といってもテンポがいいですよね。今までの日本映画だと、潜水艦に乗り込む前にぐじゃぐじゃ話を込み入れがちになるのに、冒頭のシーンの後いきなり説明なしに潜水艦の中ですもんね。そして話の中で艦長などの乗組員の背景を説明していくのは○でした。ただ、ボールで命落とすのはないだろ、とそこだけは思いっ切り突っ込み入れましたが…余韻のある終わり方もよいです。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-25 23:04:11) |
29. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 よかった、今までで一番心を揺すぶられた映画かもしれない。しかし、見終わって2日経って冷静になると、やはり何より原作・脚本がいいんだな、と思う。その原作に対して映画がベストのものになっていたか、という観点からするとちょっと不満あり。 ●雨の場面の天気が明らかに晴れなのは、演出か?それとも手抜きか?●冬のグラウンドでの2人の再会シーンが、青々とした芝生、真上から照りつける強い日差しで、明らかに夏なのは、演出か?それとも手抜きか?●オレンジレンジの主題歌がベストか? あら捜しかもしれないが、原作・脚本がとてつもなく良いので、映画にも文句の付けようが無いベストを目指して欲しかった。でも、去年見た「下妻物語」といい、この映画といい、日本映画最近好調ですね。 [DVD(吹替)] 10点(2005-07-06 00:04:39) |
30. 69 sixty nine
私、結構好きなんです、この系統の映画。しかし、この映画の場合、微妙にはぐらかされる感があるんですよ。この映画の前に見たのが「下妻物語」だったんですが、下妻に対しては「日本映画結構やるじゃん」って思えたんですが、「69」の場合何となく日本映画的甘えというか詰めの甘さを感じてしまったような気がするんです。それがストーリーなのか、演出なのか、よくわからないんですが、原作はむしろ「69」の方が楽しんで読めたので、映画としての作り込みの差なのかな、と思いました。ただ、佐世保の映像は「69」綺麗ですよね。校長室の脱糞はNG。 5点(2005-02-26 21:14:42) |
31. トレジャー・プラネット
キャラクターの外見が好きになれなかったからか、最後までノレませんでした。ストーリーも登場人物背景も中途半端で内容が薄い印象を受けてしまいました。各シーンもなにかどこか他の映画で見たものばかりのような気がして新鮮味がなかった。同じアニメでもニモやモンスターズインクなんかは好みで自分の中では評価高いんですが、この作品は個人的にはインパクトありませんでした。 5点(2005-01-16 00:15:53) |
32. 下妻物語
《ネタバレ》 この映画をみて自分自身に驚いた。なぜって、ヤンキーとロリータって自分が嫌いなものベスト2にあげてもいいくらいなのに、見終わったら彼女らにこんなに感情移入しちゃってるのだから。 この映画をみる気になった理由はただひとつ、下妻が舞台だから。自分は小学生まで夏休みとなると水海道(下妻の隣)にある祖母の家に行きそこで夏を過ごしていた。その度に思っていたことは、オレの田舎は京都とか信州とかいわゆる観光地的なとこでなく、回りに田んぼしかない何の変哲もない田舎なんだ、毎日田んぼ見てるしかないし絵日記も書きようがないぞ、と。何とその下妻が映画の舞台になっている!?これは見るしかない。 ところが、見始めたらヤンキーとロリータのキャラが立っていること、演出見事です。ストーリーもちゃんと伏線張られているし、原作のストーリーより映画のストーリーの方が気に入れたし。牛久大仏を映画の小道具にしていることなんて泣ける。常総線の駅ってあんなに味わい深いところだったんだね…全く気づいてなかった、常総線、こんなに注目されたのって取手駅に突っ込んで以来だね。惜しむらくは茨城弁がほとんど出てこなかったこと、結構かわいくて好きなんだけどね、茨城弁。それと主役の2人の演技いいよね、拍手、フカキョン、こんなに演技うまいって知らなかったよ。 9点(2005-01-08 01:18:43) |
33. サンダーバード(2004)
《ネタバレ》 おいおい、と突っ込み入れながらも楽しめたのは、やはりサンダーバードが好きだからなんだろうな、と思いました。 それにしても、途中からスパイキッズを見てるような錯覚に陥ったのは私だけ? 1号、2号の乗り込みのシーンがないのには、とってもガッカリ。サンダーバード好きな人は皆あの出動の乗り込みシーンにたまらない魅力を感じていたと思ってたのに。もっとも乗り込む方の人たちの出演シーンそのものがあまりにも少ないので唖然でしたが。 でも、DVD借りて損したかと言えば、借りてよかった、と思いました。やはりサンダーバードが好きだからなんでしょうね。 7点(2004-12-12 21:14:26) |
34. トゥームレイダー2
前作の方が楽しめたなあ~。好きなジャンルの映画なのにな~。 ストーリーがな~。イギリスのお城に住む主人公という面白みが全く無くなってて残念。 4点(2004-02-11 23:19:01) |
35. 息子(1991)
ここまで登場人物の情感に共感できる映画を知らない。三国連太郎が長男の家で感じるぎこちなさ、次男の汚いアパートで感じる妙な居心地の良さ、こんな微妙な感覚を表現できる監督、俳優陣に脱帽。和久井映見の可憐さ、おくゆかしさにもぐっと来た。山田監督、こういう映画をもっと撮ってくださ~い。 9点(2003-11-18 22:36:15)(良:1票) |
36. がんばっていきまっしょい(1998)
コーチが本気になり始めるところからもっとグワっと盛り上げてくれるのかな、と思ったけど期待を裏切られた。見ていて物語に引き込まれるという所がなく、感情移入しそうになる度にはぐらかされる感じだった。こんな海の近くの高校に通ってみたかったな、というのは強く感じたけど… 6点(2003-11-09 23:38:24) |
37. ジュブナイル
確かにちゃっちいところもありますが、日本のこのジャンルの映画も結構頑張ってるなあ、と思わされました。全く期待しないで見たら、予想外にのめり込めました。 7点(2003-11-09 23:31:00) |
38. 天空の城ラピュタ
ラピュタこそベスト・オブ・マイ・ベスト。それぞれのキャラクターが際立っている。舞台となっている場所が、それぞれ独立した場所なのに、散逸した感じがしないし、むしろまとまった世界観を感じさせる。「もののけ姫」や「千と千尋」のような持って回った感じがなく、ストレートに物語りに没入できる。ラピュタのようなストレートな映画はもう作ってくれないのでしょうか? 10点(2003-11-09 16:30:10) |
39. アポロ13
何といっても宇宙飛行士がかっこいい。死に直面した極限状態で、あれだけの自制心を維持できる精神力に感服する。それを映画が見事に表現している。この映画を見た後、ワシントンの博物館で月着陸船を実際に見て、結構ペラペラな金属壁に囲まれた無味乾燥な船内で良く生き残ったものだと、映画を思い出しながら感心した。 10点(2003-11-08 22:50:31) |
40. 海がきこえる<TVM>
同窓会とそれが終わって街をふらつくシーンが秀逸でした。私も同窓会後、故郷の深夜を昔の仲間とふらついていると、独特の郷愁と開放感が沸いてくるのですが、その気分を実にアニメで表現しています。以前NHKのドラマ「35歳・夢の途中」を見たときと似た感情を呼び起こされました。 9点(2003-11-08 00:47:05) |