21. ターミネーター2
あらゆる面で1よりパワーアップしているのは判るし、面白かったのですが、1ほど何回も観てみようとはおもわない。私はスピルバーグの作品と肌が合わないところがあるのですが、本作には同じにおいを感じてしまった。というか、キャメロン作品では1作目の方が例外的だったということでしょうか。 6点(2004-04-03 16:37:40) |
22. ターミネーター
シュワルツェネッガーの「皮をかぶった」ターミネーターのハマリぶりと、「メカ剥き出し」ターミネーターの素晴らしいデザインがこの作品の評価の7割方を占めていると言っても過言ではないでしょう。映像がチープだろうが、設定が無茶だろうが、そんなことはどうでもよいとおもわせる、B級SFの面白さここに極まれり、という作品だ。 8点(2004-04-03 16:09:00) |
23. 緋牡丹博徒 花札勝負
藤純子のお竜、本当に絵になる女です。人情味たっぷりの物語を軸に、最後の様式美に満ちた殴りこみへの流れは観ていて気持ちのよいものがありました。頭でっかちの映画が溢れる昨今、一服の清涼剤足りうる作品とおもいます。 8点(2004-04-03 15:38:42) |
24. ゴジラ2000 ミレニアム
これは酷いです。ゴジラの存在感が薄い、オルガって結局なんだったの?、登場人物たちの行動原理わけ判らん、などなど・・・。怪獣映画として、観ていて全然ワクワクしなかったですね。ゴジラファンならずとも失望の一作でしょう。 1点(2004-03-29 00:00:33)(良:1票) |
25. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
いつものコロンボによる犯人追い込みを期待する作品ではないです。その点、物足りないところもあるのですが、ラストの犯人を庇うダイヤモンド氏とコロンボのやりとりは胸に迫るものがあります。 6点(2004-03-28 21:49:58) |
26. スターシップ・トゥルーパーズ
これは軍事国家アメリカの痛烈なパロディでしょう。よく「虫けらのように殺す」などと表現しますが、この作品中の敵はまさに「虫けら」。それが人間によって大量虐殺され、人間側も大勢殺されていく。あげく、主人公の前線兵士までがそれを肯定するようなセリフを吐くときた。ここまで徹底すると逆に感心してしまいますね。ただ、CGは良く出来ているのですが、宇宙船やバグのデザインに新味がなく全く印象に残らないのはSF映画としては大きなマイナスです(「ロボコップ」とはえらい違いだ)。 5点(2004-03-28 21:04:50) |
27. 切腹
《ネタバレ》 強烈な印象を残す映画です。お家の体面にこだわり、やりすぎとしかいえない措置(千々岩求女の竹光での切腹)に対して詫びもせず、あまつさえ最後の騒動で死んだ家臣達を病死扱いにして事を済まそうとする家老には呆れるほかないが(三國の憎々しい演技が素晴らしい)、なにか現在における企業の過失逃れに通ずるものを感じました。まさに社会派ですね。 8点(2004-03-28 20:33:46) |
28. 忠臣蔵外伝 四谷怪談
通俗的な「忠臣蔵」の堅苦しさと「四谷怪談」のおどろおどろしさは本作では影を潜めており、まったく別物の異色作となっている。中盤まではそれがいい味を出しているのだが、惜しむらくは山場であるはずの討ち入りシーンの演出に工夫がみられず、安易なアクションに終始していること。出演陣の演技が出色なだけにもったいないと思う。 6点(2004-03-21 03:24:02) |
29. パルプ・フィクション
ストーリーに明確な起承転結がなく寄せ集め的なのだが、演出のセンスで引き込まれた感じ。まあ、そこがこの作品の狙いなんでしょう。でも私、恥ずかしながら、最初ミアとファビアンの区別が付かず、かなり混乱してしまいました(←バカ?)。 8点(2004-03-21 02:45:47) |
30. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
TVシリーズがニュー・コンセプトのロボットものという装いで登場した感があったので、最後にこうなるとは想像もできなかった(↓「なおてぃー」さんご指摘のように「イデオン」そっくりと思いましたが)。私は本作を計算された作品であるとは考えていません。それだとTV後半の破綻ぶりと、その後のゴタゴタの説明がつきません。今や本作は商業アニメ界における、庵野監督以下、ガイナックスの「暴走」であったと評価しています。 2点(2004-02-08 08:38:32) |
31. U・ボート
《ネタバレ》 今までに観た戦争映画で一番よかった。死と隣り合わせの緊迫感・絶望感が潜水艦という閉塞空間の中でよく描かれている。やっと死線を乗り越えて帰港したとたん、爆撃を受けるラストには「そりゃないよ~」と思いましたが、これでこそ心に残る作品となったといえます。 9点(2004-02-08 00:38:57) |
32. 2001年宇宙の旅
例えば、謎解きゲームで最後まで答えが判らず、一人取り残されたときの悔しさみたいなものを感じる作品。何回か観ているのですが、正直、未だによく判らんのです。タルコフスキー作品みたいに判らんなりにも面白いと感じる映画もあるのですが、本作はいつも睡魔との戦いになってしまいます。なお、ここでの幾つかのコメントは大変参考になりましたので、折りをみて再鑑賞してみようかな。 5点(2004-02-08 00:14:01) |
33. ルパン三世(1978)
TVシリーズと違う絵柄と突飛な設定にかなり違和感を憶えた記憶があります。私の永遠のアイドル、不二子が色っぽかったのと、マモーの圧倒的な存在感はグッド。 6点(2004-02-07 23:11:37) |
34. エイリアン2
前作を大傑作と評価していたので、本作にはあまり興味がなかったのですが、友人があまりに奨めるので観た経緯があります。多くの方が仰るようにガラリと作風を変えたのは正解でしょう。娯楽性は格段にアップしています。あとは人それぞれの好みの問題でしょうが、これはこれで傑作だとおもいます。 7点(2004-02-07 22:49:13) |
35. 刑事コロンボ/美食の報酬<TVM>
《ネタバレ》 本作に苦言をひとつ。フグ毒「テトロドトキシン」には作中のような即効性はありません。毒殺シーンに関しては内外を問わず考証の足りないものが多く(神経毒なのに吐血して死んだりとか)、いつも不満に思ってしまうのですが、本作も例外ではなかったわけです。日本の描写があいかわらず中国とごっちゃになっているのはご愛嬌としますが(笑)。 5点(2004-02-07 13:33:48) |
36. チャイナ・シンドローム
私にとっては、鬼気迫る内容でした。私は原発とはまったく違いますが、安全性管理の規制を受けている業界に勤めていたことがあります。そこで外部委託先がインチキをしていたことが判明してかなりヘビーな状況に陥った経験があり、その当時の緊迫感がよみがえりました。この作品は勿論フィクションですが、同様の事が日常茶飯であることはその手の業界人なら皆判っていることなのに、責任感がないのか、想像力が貧困なのか、軽く考えている人があまりにも多すぎます。原発の問題という見方だけではなく、もっと広く安全管理の問題を描いている、いつの時代にも通用する作品ではないでしょうか。 9点(2004-01-31 05:07:07)(良:1票) |
37. エイリアン
ギーガーのデザインしたエイリアンが衝撃的。顔に貼り付く下等生物のようなシロモノから人間型に変態していく様が不気味である。恐怖の盛り上げ方も秀逸な、SFホラーの大傑作。満点! 10点(2004-01-26 01:44:55) |
38. 禁断の惑星
遥か昔に観たときですら、すでに古典SFの傑作と言われていた作品ですが、確かに着想が素晴しく、デザインもいい。古いSF作品を今の目で観る時は、脳内補正しまくりで辛いことがあったりしますが、本作なんかは素直に楽しめるのではないでしょうか。 8点(2004-01-26 01:11:48) |
39. ガメラ対深海怪獣ジグラ
これは当時でも「しょぼいなぁ」と思いました。ジグラのデザインが結構かっこいいだけに、何とかならなかったのかと言いたいところだが、そうか、お金がなかったのね・・・(悲)。その後、ガメラの雄姿を再び見ることが出来たのは平成になってからであった。(「宇宙怪獣ガメラ」を除く(笑)。) 4点(2004-01-26 00:29:02) |
40. ガメラ対宇宙怪獣バイラス
「ガメラ~、ガメラ~、強いぞガメラ、強いぞガメラ、強いぞガメラ~」のガメラマーチが子供心にインパクトありましたね。内容は相変わらず無茶ですが、そんなことを気にしていたら昭和ガメラは観れません(笑)。バイラスも顔が気持ち悪くて、怪獣としての評価もイマイチだったりします。 4点(2004-01-25 23:42:41) |