21. 丘
軍事刑務所の存在を初めて知ることに。四六時中 left right left right わめき声が鬱陶しいと共に監督の英国に対する冷ややかな視線を感じます。刑務所ものとして他愛ない話で、顔面鬼瓦で熱演する(+1点)ハリー・アンドリュースに鉄槌が下るのを待っていたのですが・・・ 何じゃそりゃな結末に呆気にとられたところです。 [DVD(字幕)] 5点(2023-10-07 17:54:13) |
22. 女が階段を上る時
銀座のクラブが舞台のお仕事映画。ホステスも大変なのよ~を謳ったお話で豪華キャストの割には盛り上がりに欠ける。お久しぶりの森雅之さんも「家庭を犠牲にする勇気はない凡夫だよ」(当然やね)当たり障り無い姿で残念。MIPは姑息な加藤大介かな。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-10-03 16:37:00) |
23. 冬の光
格調高い姿勢を正して観る作品なのでしょうが。目を開けているのがやっと。メンタルが病んだ牧師さんの苦悩をペラペラペラペラ台詞で示す、誰一人として笑う事ない(だったはず)辛気くさい話。神さんを全面に押し出していますが、 ♪♪♪欲しい気持ちが成長し過ぎて愛することを忘れて万能の君の幻を僕の中に作ってた♪♪♪ そのままの姿に見えました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-09-01 11:47:12) |
24. エルマー・ガントリー/魅せられた男
バート・ランカスターがオスカー受賞に釣られての鑑賞。 ルルが登場するまで寝落ち寸前。中身の無い者が喋り散らかすのと聴衆の過剰な反応に、あんたらの姿が神様に見られてるでと言いたいところです。やっつけ仕事のような結末に唖然呆然。観終わってグッタリです。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-31 15:45:43) |
25. 昨日・今日・明日
題名だけ知っていた作品。コメディのようですが全く笑えない。何時もながらのソフィア・ローレンのぎゃあぎゃあ喚き散らかしてのドヤ顔が鬱陶しい。(子供を)轢けば良かったのよにはお前が・・自粛・・ マルチェロ・マストロヤンニも同じく喋り散らかしてのショボクレ顔に鬱陶しさが2倍2倍。 名匠と名優に寄せた期待は木っ端微塵となりました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-31 15:07:09)(笑:1票) |
26. 36時間(1965)
《ネタバレ》 ノルマンディー上陸作戦の異色作。冷静に考えれば結構に無理筋であっても興味津々。パイクから答を引き出せるのか、パイクはどうやって謀られた事に気づくのか。理詰めな展開に更に惹き込まれ。毎度お馴染み敵役ゲシュタポのシャックは憎たらしさMAXで作品のアクセントになっていました。軍医の最期と二人の逃走劇がアッサリしていたのが物足りないところでしたが、大いに楽しめた掘出物の一品です。 [DVD(字幕)] 7点(2023-08-29 23:40:39) |
27. モリツリ/南太平洋爆破作戦
《ネタバレ》 トレバー・ハワード、ユル・ブリンナー共演と言うことで鑑賞。ここにマーロン・ブランドが加わる(主役)のに100へぇ。 棒な台詞回しながらふてぶてしい面構えのブランドに押され気味のブリンナー。共に母国ドイツに対する愛国心無しで義務感だけで任務に当たる二人。病院船の件以降二人の絡みが盛り下がってしまったのがとても歯痒い。 トレバー・ハワード一人勝ちの結末はアメリカ映画なので止む無しか。毛色の変わったナチスもの作品。 [DVD(字幕)] 6点(2023-08-28 16:50:04) |
28. その男ゾルバ
《ネタバレ》 クレタ島の老若男女が観るに堪えない下劣さで、いくら何でも死んだ途端に家財道具一切合切略奪してしまうのは演出ですよね。こんな風習ないですよね。アンソニー・クイン、アラン・ベイツが掃き溜めの地でウダウダやってるのも退屈で、締まりの無い失敗でヘラヘラ踊っているのに、気楽にいこうやと励まされるかと言うとそんな気にもなれない何じゃこりゃな作品でした。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-28 00:33:04) |
29. シェナンドー河
南北戦争時、奴隷無しで広大な牧場を6人の息子と1人の娘と長男の嫁とで営むチャーリー・アンダーソンは南軍に肩入れする義理は無いと兵役拒否を貫く。子供達全員が敬意を持って接する父親は、ペラペラ能書き垂れるだけの人物で無く、喜怒哀楽一言一句に聴き入りました。同じ57歳でも「スタンピード」と違って魅力溢れるジェームズ・スチュワート演ずる強い父親像に釘付け。とりわけ絞め殺そうとしたのを思い留まるシーンに泣かされました。長男夫婦の災難が唐突だったのが惜しかったかと思うところです。 南北戦争を背景とした重厚な家族ドラマを堪能しました。 [DVD(字幕)] 7点(2023-08-26 18:52:33) |
30. スタンピード
《ネタバレ》 牛の交配繁殖がテーマの凄く地味なお話でジェームズ・スチュワート格闘シーンは57歳の老け込み具合に痛々しさを感じて盛り上がれません。ハッピーエンドとはいえ爽快感が無く直ぐに忘れてしまいそうな作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2023-08-24 23:27:18) |
31. マーニー
ヒッチコック、ショーン・コネリーの組み合わせに惹かれての鑑賞。 興味深かったマーニーのトラウマが分かった時点で、それと手癖の悪さが結びつかず、そんな性悪に惚れるマークの心境が理解出来ず。巨匠らしからぬ盛り上がりに欠ける作品で、ショーン・コネリーも見せ場無く期待は空振りに。 ワンシーンに登場した男性が目元がブルース・ダーン似だと思ったら当人だったという。こういう嬉しい発見に+2点。 [DVD(字幕)] 5点(2023-08-22 23:36:47) |
32. グレートレース
いざレースが始まってからは、ダラダラ模様が退屈で退屈で。男子3人にクスッと笑わせてもらうのをかき消してしまうのがデュポア嬢。困ったら助けて貰う癖に同権同権とギャアギャア喋り散らかし、小狡く立ち回るのに罵詈雑言の限り。 「ゼンダ城の虜」が思い浮かぶシーンに、ジェームズ・メイソン VS スチュワート・グレンジャーの5分間に及ぶ決闘が蘇り、prime video で観てしまいました。 男子3人熱演ではありましたがあまりにも長く、90分の尺で十分な作品。 [DVD(字幕)] 4点(2023-08-21 15:34:52) |
33. テキサスの四人
お目当てアルドリッチ監督らしさを感じたのはアバンタイトルだけでした。 折角の出演だったチャールズ・ブロンソンの見せ場無しの小悪党ぶりが残念。 フランク・シナトラ、ディーン・マーチンが醸し出すノホホンとした雰囲気に名匠も「ダメだこりゃ」と思ったのかどうだか・・・ 画面に映えるアニタ・エクバーグを初めとした衣装スタッフの仕事ぶりに加点。 [DVD(字幕)] 5点(2023-08-20 23:55:09) |
34. 華麗なる殺人
マルチェロ・マストロヤンニ目当ての鑑賞。国家が管理する殺人ゲームはルールが細かい(誤認殺人は懲役30年など)凝った設定で興味深い。それをTV中継するのはスポンサーの存在も含めてやり過ぎかと呆れるところ。マストロヤンニ(やはりの男前にウットリ)とウルスラ・アンドレス(ビミョー)の絡みはどちらも生き残るのだろう・・・・眺めていましたが。イタリアらしい音楽・ファッションでのホンワカした展開を楽しめた異色作。 [DVD(字幕)] 6点(2023-08-20 09:51:18) |
35. 暗闇でドッキリ
恒例のレンタル理由を忘れた知識無しでの鑑賞。クルーゾー警部ものでハーバート・ロム、ジョージ・サンダース(驚)共演に「当たりかな」盛り上がります。ピーター・セラーズ通常運転はまずまずといったところ。素敵に歳を重ねられたと感じたジョージ・サンダースの鉄仮面ぶりもさることながら、クールなイメージをかなぐり捨てて覚醒したかのようなハーバート・ロムにアッパレと言ってよいのか面食らいました。沢山人が殺された真相結末がクルーゾー警部そっちのけでワーワー語られますが、???でリプレイタイムとなりました。ヘンリー・マンシーニによる音楽はグッドであります。 [DVD(字幕)] 6点(2023-08-19 09:44:31) |
36. 冒険者たち(1967)
《ネタバレ》 過去に観ていますが内容は忘れています。 レティシア退場がピークでその後は盛り下がる一方。 悪玉の存在と雑な対決模様を眺めていたところでのアラン・ドロンの最期の一言に胸が締め付けられる事に。流石の千両役者でありました。音楽が後押しするほろ苦い三角関係青春ものの名作です。 [DVD(字幕)] 7点(2023-08-13 10:04:05) |
37. フェイシズ(1968)
ピーチクパーチク喋り倒して馬鹿笑いする場面ばかりで疲れました。お目当てジーナ・ローランズの魅力も感じられず(泣) ずっと気になってたジョン・マーレイ何の作品に出演していたのかが思い出せました。ゴッドファーザーの馬の首の人でした。それ以外は直ぐに忘れてしまうであろう作品で残念です。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-02 16:57:22) |
38. 野獣暁に死す
お目当ての仲代達矢は悪の親玉として誰よりも目立っておりました。出演するからには! 心意気が流石日本一の男優。(重低音のイタリア語を聞けなかったのは残念) しかしながら、ダリオ・アルジェントによる(驚)脚本、監督の演出がどうにもこうにもお粗末で全く盛り上がるところが無い珍品にして愚作でありました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-06-21 16:50:48) |
39. 地球最後の男
予備知識ゼロ、ヴィンセント・プライス出演と言うことで鑑賞。冒頭、地球に独り生き残りになって3年という終末模様に、何でこうなった? 何で彼は感染しない? 生活は出来るの? この疑問に丁寧に答えてくれる律儀な作りに好感。 ワラワラと現われるゾンビ達は見た目は怖いのにする事が単純単調なのが残念。 結末が分からない。新たな世界にとって彼は邪魔だったのか? ヴィンセント・プライスは可もなく不可もなしでした。 リメイク作があるというのに1へぇです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-06-09 23:24:39) |
40. サボテンの花
《ネタバレ》 TVドラマ「だいこんの花」同様に沁み入る主題歌に加点。本編はかの作品とは真逆のドタバタラブコメ。無駄な人物がいない中で主役三名が輝いています。身勝手に過ぎるウォルター・マッソー、妙な倫理観で話をかき回すゴールディ・ホーン、そしてそして遅咲きの花を咲かせた大女優イングリッド・バーグマン、三位一体での展開がお見事。バーグマンの盆踊りのような歯医者ダンスに拍手喝采。マッソーの泣きっ面を今か今かと待っていたので結末には不満ですが固いことは言わんほうが良いのでしょう。秀作を堪能出来ました。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-04-23 17:42:37)(良:1票) |