21. アイアン・ジャイアント
これ、結構いいですよ。映画を見終わって、なにか明日につながるような活力を与えてくれるようなものは意外少ないのですが、この映画、それがあります。また、母と息子の愛がじんわり伝わってきますし、けっこう泣ける展開です。是非みてみて。 8点(2003-01-02 11:59:45) |
22. クラッシュ(2004)
私はこの映画を見ながらムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」を連想してしまいました。人種間の不信感からくる不安、身の危険を守るためにガンを所持する、しかしガンをお互い持つことにより更に不安が増すという負のスパイラル状態、結局、思いやりも優しさも銃声一発で全てがすっ飛んでしまう・・・。銃社会というのは本当に嫌だなぁというのが一番の感想でした。ただ、一緒に観た妻は、「銃の話はメインじゃない、もっとヒューマンな部分、例えばお母さんに食料を運んだのは弟ではないのにお母さんは弟をかわいがり兄にあたる、兄さんの悲しさとか、しっかりそういうところを観なアカン」とのことでした。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-26 10:10:25)(良:1票) |
23. アビエイター
話題の映画のはずですが、映画館は僅かに30人程度しかおりませんでした。3時間ものなのでお尻の痛みを覚悟していたのですが、割と面白い映画でしたので、まあ耐えられました。さて、内容ですが、これが実話に近いのであれば、まさに本当にお金持ちなんですね。少年時代の母親の偏愛ぶりとかは割とあっさり描かれ(というか殆ど描かれていない)、機械いじりに天才振りを発揮する部分は省略、その結果、その後の彼がなぜ機械好きなのかもうひとつ説得力に欠けます。また、墜落事故から1年で奇跡の回復を遂げるところが省略なのはまあいいとして、容貌・性格が激変したところは描き足りません。と、いくつか不満はあるのですが、概ね楽しめました。男性向きかも。あ、それから軍事マニア、飛行機マニアにはお勧めです! 7点(2005-03-27 18:04:28) |
24. トーク・トゥ・ハー
うーん・・・コメントが難しい。ストーリーを文字にすると気持ちの悪い作品ということになるのですが、私のなかでは映像が美しかったことが強く残ります。ちなみにこの作品、純愛なんですよね・・・。でもやっぱり犯罪はいかんよなー。まあ、みなさん、見て損はないですよ。 7点(2004-11-23 17:32:22) |
25. ジョニーは戦場へ行った
こりゃ、すごい映画ですな。びっくりです。7点どころか、もっと高得点をあげるべきですが、見終わった後、しばらく凹んでしまったので・・・・ 7点(2004-11-23 17:22:35) |
26. 突然炎のごとく(1961)
1回みて、家内にどうも心情が理解出来ないといったら、「あんたには男女の機微など理解できるわけがない。」と断言され、悔しくて何回か見直しました。これは純愛を描いているんですよね・・・(自信なし)。さすがに名作と言われるだけあって、何回もの鑑賞に耐えます。評価が分かれていますが、評価が低い場合は何度か見直してから再評価するとよいかも。 7点(2004-11-23 17:11:41) |
27. マスター・アンド・コマンダー
《ネタバレ》 なかなか骨太な映画でした。感動とか涙とか教訓とか、そのような押し付けがましいところがなく好印象です。途中、ガラパゴスの自然動物が描かれるのですが、そもそもどういう意味があったのか不明です。なんか、間伸びしてしまったので、1点減点で7点とします。嵐のシーンや砲撃のシーンは映像の迫力があって良かったです。当時の軍艦がどういうものか知識ないので良く分からないのですが、この映画のような感じだったらとしたらすごく劣悪(少なくとも物凄く男臭くて、きっと小便臭くて呼吸困難?)だったんだろーなーなんて感じで見ていました。それから、軍事オタクの皆さんは、絶対見ることをお勧めします。ロイヤルネイビーの歴史を知ることもできますし、当時出現したてのクルーザーが与えたインパクト、「海兵隊」の役割、右舷と左舷の砲術担当は兼任だとか、仕官と兵の差は階級でなくそもそも身分の差(ゆえに兵卒は船底で転がって寝起きしていますが、貴族階級である艦長はじめ仕官等はいい物食って、音楽を奏でている・・・)であるとか、大砲に駐退機がないので発射すればゴロゴロと後退するのを荒縄でうけとめたり(ここらへんの映像もよく出来ていた)と、細かなディテールが沢山あって、実に面白かったです。 7点(2004-03-13 14:37:33) |
28. 壬生義士伝
《ネタバレ》 「たそがれ」とこれを連続でみてしまいました。一言でいうと「たそがれ」がNHKの2時間ドラマで「壬生」がフジ(かな?)の正月時代劇という感じ。どちらもそれよりは秀作ですけどね。個人的には「壬生」の方が良かったので、投稿する気になりました。さて、「壬生」ですが他の方もかいていますように時間配分が下手でラストだらけてます。鳥羽伏見の戦いのあと、藩邸で切腹直前のシーンまでは○(マル)。切腹直前はもっとシーンを詰め、ラストはさらに短くして2時間に納めればよかったのに残念。また、私も新撰組の衣装は青白がいいなー。中井貴一はいい感じで、中井だと途中思わなくなるくらいで大変良かった。「斎藤」はどうしても佐藤が演じているイメージで中井に敵わず。なお、沖田のニヤケ顔が印象的。こんな沖田の描き方は今まで無かったのではないかな。まあ、課題は多いけど、日本映画に頑張ってもらいたいので、奮発してご祝儀で7点つけちゃおう!! 7点(2004-03-09 00:50:05) |
29. デッドマン・ウォーキング
《ネタバレ》 見終わってどうも釈然とせず、アドバイスが欲しくて他の人のコメントを全て読まさせていただいたのですが、やっぱり釈然としません。残された遺族の無念、尼僧の苦悩、加害者の贖罪というものが反死刑制度を中心に据えて描かれるのですが、私にとっては惨殺された被害者が哀れでなりません。被害者の口のなかから土を掻きだした歯医者が死刑反対から死刑擁護に変った話や、被害者の二度とかえることのない空っぽになったベッド・・・・被害者側の話やシーンばかりが印象に残るのです。強姦・殺人を犯したショーンペンに対してその残忍さの前では死刑がどうのこうのという気にならないのです。近年、残酷な殺人が増えるなかでそれを防止する術ってあるのでしょうか。死刑がせめてもの抑止力につながるのであれば止む無し(いや厳密にいうとガンガン死刑にすべし)と考えてしまったのです。キリスト教文化からすると神ではない人間が、人を裁き、殺すということは不条理であると伝えたいのかもしれないが、残酷さという観点からは、ショーンペンの殺人の方が死刑制度よりはるかに残酷、残忍です。つまり、ショーンペンの罪の重さを浮き彫りにしつつ、一方で死刑という制度もまた殺人であるとうことを訴えたいというのが、本作品のメインテーマということなんでしょうかね。。。? 8点あげたいけど7点にします。理由はショーンペンのような輩が殺人を起こさないようにするにはどうするかということが描かれていないし、それを描くと散漫になるので難しいのでしょうが、すごく食い足りない要素です。それを描けないのであれば、こんな作品作らなければいいのに・・・・ 7点(2004-02-15 09:47:40) |
30. カーリー・スー
《ネタバレ》 主人公が可愛くって、ハートウォーミングな良い作品でした。特に他の人も書いていますが放送終了時に国歌斉唱し、そのあとプレイボールといってバタンと寝てしまうところが特に可愛かった。なお、女優役の人はあんまり魅力を感じなかったので、主人公が惚れるのかなーとやや疑問(不満)。あと、カーリースーというのは、よくわからないけどアホな娘っていう一般的な意味なのでしょうか? 7点(2004-02-10 02:37:53) |
31. 顔のない天使
なかなか良かったです。私にとってメルギブソンはマッドマックスとリーサルウェポンのイメージが強くて、食わず嫌いでずーと見ない時代が15年近くあったのですが、この作品を見て、彼が好きになりました。それ以降、ブレイブハートとかアメリカの独立戦争(タイトル失念)とか最近はベトナム戦争(同様にタイトル失念)とか、またはリーサルウェポンを改めて見直したとかしました。そうそう、リプリー(シガニーウィバー)が、NHKでやっている映画学校の学生を前にしてインタビューアーがいろいろ質問する番組で、「メルはとっても男前」といっていた競演作品(多分、アフリカか中米を舞台にした作品)も見てしまった。要は、ファンになったというわけさ。なお、NHKのその番組、各俳優の代表作があげられているが、見ていない作品が紹介されるととっても悔しくないかい?(全然関係ないが、私は、テルマ&ルイーズのテルマのデッドマンウォーキング見てなくて悔しい。もうすぐワウワウでやるので楽しみさ。) 7点(2004-02-10 01:44:31) |
32. クライム&ダイヤモンド
《ネタバレ》 何の期待もせずにただ見たのですが、面白かった。それで投稿する気になったのですが皆さんの評価もなかなか高いですね。殺し屋が映画が好きで結局悪い奴では無いなど、あえて古典的な展開狙いのいい感じの映画です。結構、お勧め。古典名作の引用が多く、映画の知識を要求されるような感じです。(私は、恥ずかしながら登場する作品は殆ど見たのですが、そんな台詞あったっけ・・・という感じで情けなかったです。勉強しなおしかも) なお、最初いいかげんに見ていたので、なんで主人公が物語を語っているのか判らずに、見直してしまいました。 7点(2004-01-11 00:19:23) |
33. アメリ
まさにキュートな、ファンタスティックなラブストーリーですね。良かったです。お勧め映画です。ただ、人に幸せを与えるのことに喜びを見出すアメリなのですが、相当悪戯のレベルを超えてちょっとヤバイ感じもしましが・・・。まあ、寓話的なお話なので笑って笑ってって感じなのでしょうねー。 7点(2004-01-04 14:12:43) |
34. ブロンコ・ビリー
私はイーストウッドがなんとなく好きだったのですが、この作品をみてから、ますます主演および監督作品を見るようになりました。妻は、彼をただのタカ派とみなし嫌っているのですが本当のところはどうなんでしょうか。この作品からは、彼は弱者に対する思いやりに満ちた熱血漢のように思えてならないのですが・・・。 7点(2004-01-03 14:31:34)(良:1票) |
35. ムッシュ・カステラの恋
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。群像劇で、かつ序盤から登場人物の個性やこれまでの経緯等、必要な要素が語られるので、見直しは必要です。倦怠期の主人公のカステラ(会社の社長)が適齢期を過ぎた女優に恋をし、彼女目当てに無縁であった芸術界に足を踏み込んだりと奮闘します。中年男の純愛を軸に周囲の人間模様を仏映画らしくエスプリを効かせながら描いていきます。見終わったあと、後味がよく、ほっとするような映画でした。 7点(2004-01-03 14:02:46) |
36. オーガズモ
B級(C級?)の良品と思います。私はこの作品と処刑人(特にデフォー)とギャラクシークエスト(これはなんと言ってもシガニーウィバー)はB級3傑ではないかと思っているのだが・・・・なんか投稿少ない。 7点(2003-12-31 01:42:44) |
37. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 なぜ、ミッキーマウスのマーチを最後に歌って行進するのか、ずーと考えていたのですが、「なぜ」ではなく「こそ」なんだと気づきました。海兵隊員はミッキーと同じく世界平和や愛のヒーローなので、当然、行軍するときはミッキーの歌を歌うんだ・・・・と。前半は「死をも恐れない」優秀な兵士をいかに海兵隊は育てたかを描いているのでしょう。肉体的な訓練は自明なので、精神面をどのような優れた教育(放送禁止用語のオンパレード)にて鍛えたかを具体的に説明してみたのではないか。後半は優秀な海兵隊員がいかに平和のために立派にお勤めを果たしているかを描写しているのでしょう。主人公の胸にピースマークもついているので判りやすいでしょ・・・という感じなんでしょうねー。ただ、一点、あの太った彼が教官を殺害し自殺したところが未消化です。軍隊の不条理を描いたというだけでは表面的過ぎます。もう少し考えます。ということで、博士の愛情と同じく、強烈なキューブリックの皮肉たっぷりな秀作映画ですね。 7点(2003-12-31 01:16:02) |
38. イングリッシュ・ペイシェント
暑い砂漠なんですが、なんか乾いた寒さみたいなものを感じるんですよねー。ところで、どうも私は不倫映画が好きみたい・・・・。インド人が良かったという意見がありそうですが、私は平凡な意見ですが、最後のシーンで、戦争終わってよかった、と心から思いました。 7点(2003-12-31 00:05:50) |
39. 離愁(1973)
ロミーシュナイダーがすごーく綺麗でした。ドキッとするというよりもなんか胸にギューと来る感じですごくいいんですよねー。男性諸氏は(映画の最後の部分は一旦おいておいて)こんな恋してみたいのではないでしょうか。ただ、こんなこと言っては女性に大変失礼なんですが彼女がもう少しお年を召されてから出演された映画はどうも衰えが目立ってだめなんです。。。 7点(2003-12-30 23:56:11) |
40. 光の旅人 K-PAX
何の期待もせずに見ていたのですが、良かったです。最近のSFってどうもいけてない作品が多いのですが、これは良かったです。お薦め! 7点(2003-11-24 23:09:08) |