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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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21.  ミクロの決死圏
人体内をファンタジーな冒険の舞台として描く、そこが魅力の映画でした。何度かテレビで見ていたのですが、リバイバル公開時に劇場の大きなスクリーンで見て、シネマスコープいっぱいの幻想的な映像に、あらためて感心した記憶があります。物語そのものは、あまり意味のない(やや退屈な)映画って気もしますが。あと、これは『インナースペース』や『ミクロキッズ』でも感じた事なのですが、小さくなると液体の粘性は極端に大きく感じるハズなので、目の表面の涙がジャブジャブ激流状態なのは違うでしょー、と。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-10 14:27:43)
22.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 
クライマックスの、闇の中でのドキドキ感。ヘップバーンの感じる恐怖を観客にもシンクロさせているワケですね。今の時代に見ても、あのサスペンスは色褪せては映らないでしょうね(私が見たのが、既に20年くらい前になりますが)。ただ、スクリーンのヘップバーンに、もう少し太りましょう、って思いながら見てたような。
[映画館(字幕)] 7点(2003-12-02 15:47:29)
23.  キングコングの逆襲 《ネタバレ》 
 「ゴジラよりガメラ」だった私、怪獣映画好きだったクセに、東宝特撮モノってあちこち穴開き状態で、この映画も日本映画専門チャンネルでの放映で今日初めて見ました。『キングコング対ゴジラ』の続編だと思ってましたが、無関係なんですね。コングのサイズが全然違いますし。   007を意識してたりしますね、コレ。悪の科学者ドクター・フーの秘密基地とか、主役の一人がなんとなくショーン・コネリー似とか、浜美枝が出てるとか、っていうか公開時期が浜美枝がボンドガールを演じた、日本が舞台の『007は二度死ぬ』とひと月差っていう。   物語的にはヘンです。ドクター・フーが北極の放射性物質掘りのために(って岩や土がゴロゴロと掘り出されてたけれど北極に陸地があるって事?)開発した自慢の作メカニコングが故障しちゃって、やっぱ生身のコングの方が役に立つわ、ってコングさらってきて、それもコントロールできないとなると、コングと交流のある女性をさらっちゃえばなんとかなるわ、って、おっちゃん、なんかどんどん脇道に逸れてないか?みたいな。  国連の職員が自衛隊に命令しちゃってたり、島の原住民がたった一人しか登場しなかったり、なんか色々とツッコミどころ満載。   どうにも飛びそうにない重たそうなヘリコプターのデザインとか(轟天といい、スーパーXといい、東宝の伝統芸ではありますが)、どこも見てない目のコングとか、ホリゾント前の演技まんまな東京タワーでの脱出シーンとか(あの角度だと夜景映っていいハズ)、特撮も時代を差し引いても微妙な部分があったりします。   でも、身長20メートルって設定から製作された大きなサイズの数々のミニチュアの造形が素晴らしいんですよね。潜水艦とか船とか街とか東京タワー(さすがに全体ではなく部分ですが)とか。   そして、それにも増して素晴らしい浜美枝。いちいち(物語上、まったく意味もなく)着替えてモダンなファッションの数々を披露してくれます。その美しいこと。その悪女な設定も魅力的ですし。峰不二子みたいな、『Mr.インクレディブル』のミラージュみたいな。それゆえ、最期の扱いは残念でしたが。   浜美枝の美しさをフィルムに記録したという功績だけでも十分に評価されるべき作品なのでした(それだと『惑星大戦争』の浅野ゆう子と同じ評価でしかないですが、ミニチュアの造形で更に加点と)。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-13 22:21:11)(良:1票)
24.  大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス 《ネタバレ》 
私が映画館で見た映画の中で記憶に残る最も古い映画。映画館の暗がりの中の、暗い画面に輝くガメラのジェット噴射とギャオスの超音波メス。かなり怖かった印象があるのですが、今見るとワリとヌルい感じです。『バルゴン』で大きく進歩したと思ったら、またちょっと一作目のノリに戻りましたって感じの作品。トンデモ博士の怪獣退治作戦映画ノリが戻ってきましたよって状態で。まあ、少年は一作目の少年に比べたら結果的にタナボタ式とは言え役に立ってますし、ドラマも強欲爺さんが改心する話って事で、なーんにもなかった一作目よりは楽しめます。ギャオスの超音波メスによるヘリコプター真っ二つ、タクシー真っ二つは実寸でのライブの見せ場(ドリフっぽいですが)。でも、大がかりなミニチュアセットは怪獣映画でお馴染みな山中以外は名古屋のみと淋しく、ガメラシリーズの宿命と言えるスケール感のなさがここで決定付けられているようで。怪獣同士がモタモタと、闘っているんだかもつれてるんだかって状態もガメラの負の伝統芸みたいな感じで表れてますし。だけど、こんなガメラでもゴジラよりずっと好きだったんですよね。ガメラはもしかすると予算の関係で弱かったのかもしれないけれど、弱さを見せ、血を流し、ボロボロになりつつ、ギリギリのところで奮闘する姿は応援のしがいがあったのでしょう。ガメラって目に力がないの。どこ見てるかよく判らないような目で。その曖昧な視線が自信のなさみたいに見えて、とてもじゃないけれど強そうには見えなくて(子供を背中に乗せてる時だって目が泳いでるし)、そんなぼやーっとした弱さこそがガメラの魅力、って言ったら言い過ぎかしら? 言い過ぎです。はい。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2010-10-26 22:10:17)(良:1票)
25.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 
作られた時代をどこまで考慮してレビューの点数を付けるべきなのか、こういうのって迷いますね。サスペンスとしては今となってはヌル~いんですよ。映画が始まって3分の1くらいで全部見えてきちゃいますもんね。【以下、激しくネタバレ】1.「どいつが犯人だ!」って言って猜疑心を煽りあってる連中の中にはえてして犯人がいない。2.いちばん頼りになると思われる人間が大抵実は犯人。3.ケイリー・グラントが悪いヤツ役なハズない。以上の理由から物語はもう見えていて、それからオードリーがアブナい男ケイリーになんであんな簡単にラブラブになって誘惑したりすんのか理解に苦しみ、じゃあ後は何を楽しめばいいの?っていうと、オードリーのファッションとかね、40年前のパリの街並とか、渋い個性派スター達の若き日の姿とか。ヴィトンのトランクに無造作にスキー置いたり腰掛けたりして「なんてコトすんの!」とか、スパイを気取ったオードリーのファッションが素敵だねぇ(全身白に黒サングラスと黒のショートブーツがアクセント)とか。最初、大人っぽく見えたオードリーが、どんどん子供っぽく見えてくるのは狙ってのことなのかナンなのか、なんかイメージが違ってきちゃうし、ケイリーは無理に悪い奴を演じてるみたいに見えるし、殺すか殺されるかの一同が揃って警察に出頭してたりしてな~んかのどかだし。いかんせん、ちょっと退屈しちゃったのでこの点数です。
[DVD(字幕)] 6点(2006-07-16 00:34:20)
26.  ウエスト・サイド物語(1961)
今見れば、多分評価は変わるのでしょうけれど、20年くらい前、劇場で見た当時は、なんだか説教臭い映画だなぁ、なんて思いました。ロケの中で展開するミュージカルに違和感を覚えましたし。ミュージカルって、もっと夢のあるものなんじゃないの?傷つけあい殺しあうミュージカルってどうなの?って、そんな思いで見ていた記憶があります。今のところ、点数はその時の印象のままで付けます。
6点(2003-11-27 12:51:20)(良:1票)
27.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
名作と呼ばれるこの映画ですが、私は主役二人にちっとも共感できなかったために、暴走した上で最後を迎えるおバカさんの映画、という認識しかありません。そりゃ、時にユーモラスで、時に切なく、そして今も鮮烈なイメージを残す映画ではあるのですが、悪い事をした代償という納得の形でしか、この映画を捉えられないのです。製作された時代背景を考えれば、無軌道な行動の背景にある無常観を見られない事もないのですが、その時代の思想そのものに私自身が何の共感も抱けないので、どうにもこうにも。
[映画館(字幕)] 6点(2003-11-25 16:11:54)
28.  大怪獣ガメラ 《ネタバレ》 
「理由なんてない、ただそこにガメラがいるから。」そんな映画です。博士を始めとするプロの人々と少年とガメラとが、それぞれに好き勝手に思い込みや屁理屈や意味不明な行動を暴走させ、しかしお膳立ては偶然によってどんどん整ってゆき、最終的には1つの形を成す。安易な流れに囚われない、整合性のないエピソードの羅列によって混沌を極めながらガメラという芯によって瓦解せずに作品が成立するという、ヌーヴェルヴァーグの影響を色濃く映した映画と言えます。勿論、こじつけですが。子供の頃、日テレの日曜午後によく放映されていたこの作品、当時は楽しんで見ていた記憶があるのですが、今見るとぎこちない部分ばかりが目立ってしまって。主役のいない群像劇は結局誰にも気持ちを向ける事ができず、ガメラをいかに退治するかのみに絞られた主旋律は面白味に欠け、ガメラのスケールが不明なカットが多いのが怪獣映画としては痛い、と。その分、散りばめられたツッコミネタは楽しめますけど。安易な現場での核攻撃判断とか、人為的海洋汚染とか、それはないわ!ってネタがたっぷり。でも子供の頃から大好きなガメラですからねぇ。この作品では怖くもカッコ良くもないけれど愛は感じます。坂を上がってゆく四足歩きのガメラはキュートでいいわぁ。大々的に人殺しをするガメラって、これと平成ガメラの3作目だけなので、最初の作品でありながらシリーズの中でも異質ではありますけど。お腹減ったから人を殺すという理不尽な凶暴っぷりは、以降の作品ではあり得ないですからねぇ。最終的にドラマが何一つ転がらないという理不尽が常識な世界ではガメラもまた当然のように理不尽な存在でしたという、ちょっとシュールな映画でした。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2010-10-23 22:28:54)(良:1票)
29.  ブリット 《ネタバレ》 
今となっては見るべきところはマックイーンとカーチェイスシーンくらいで、刑事ドラマとしては相当厳しいデキな物語がだらだらと。オープニングのスタイリッシュな映像とラロ・シフリンの音楽のカッコ良さにシビれ、『タワーリング・インフェルノ』のオハラハン署長とパーカー上院議員の対決!とか喜んでいられたのも最初のうち。いらない映像が多すぎちゃって。延々と病院内での処置の模様を映してたりとか。せっかくのジャクリーン・ビセットなんて、キャラそのものがいらないんじゃないか、ってくらいのお飾り状態ですし(彼女が唯一物語に直接絡んだのは、彼女のクルマが役に立ちました、ってとこだけで)。マックイーンも刑事としてのキャラがあんまり立ってなくて、なんか状況に振り回されてばかりって感じで、あんまりカッコ良くないし・・・。映画史に刻まれた古い過去のもの。今に至る娯楽映画の原典の1つ。公開当時に見ていたらセンセーショナルで面白かったのだと思います。
[映画館(字幕)] 5点(2010-06-09 13:53:38)(良:1票)
30.  海底軍艦 《ネタバレ》 
マンダちゃんカワユス。さて、これは民族がまるごと滅んでしまう物語。それを滅ぼすのは彼らが利用した巨大な力であり、また大日本帝国の亡霊であり。一国の繁栄のために力を行使しようとする旧日本軍の生き残りと、世界平和のために力の行使を説く者。戦後18年に作られた、かなり象徴的な、重たいテーマが根底に流れる物語ですが、いかんせん作りこみが甘く、子供騙しのように映るのがなんとも。その設定のワリに、キャラクターの抱えたドラマがまるで響いて来ない悲しさ。ラストシーンでの皇帝にチラリと悲劇を垣間見る事もできますが、侵略をしなければならなかった理由、そしてそれを侵略国家としてあっさり滅ぼしてしまえる理由がすっ飛ばされてしまうのは、娯楽映画としても厳しいなぁ。映画を妙にカルいモノとして彩ってみせる高島&藤木コンビの存在も手伝って、何か心にモヤモヤを残してしまう映画でした。
[DVD(邦画)] 5点(2009-12-17 00:06:04)
31.  イージー・ライダー 《ネタバレ》 
真の自由とは何ぞや?という問いかけを、そこに遙かに届かないまま足掻いている状態を通して描いている感じですね。反社会的に見えて意外にも底に流れる精神は良識的。ヒッピーになって社会と断絶したコミュニティに属したり、クスリでラリってる状態に自由なんてモノの本質があるワケもないよね、って。最初の方でバイクのパンク修理と馬の蹄鉄を打つ作業とをシンクロさせて、バイクを馬に見立ててみせるワケですが、そこにフロンティアスピリッツが象徴されていて、それに対して保守的、閉鎖的に澱んだ思想がアメリカをダメにしている、と。ただ、ちょっと不快に感じたのは、映画全体が諦めの視点で支配されている事。批判精神はあっても、登場人物も映画も自己完結の道を進んでいないか?と。実はどこにも自由の行き場なんてありません、って。何故かどんどん思想的に不自由になっている澱んだ今の時代には合いそうな映画ですが、ここに共感はあっても、答えを指し示す訳ではなく諦めの袋小路があるばかりですからねぇ・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2009-04-27 01:31:19)
32.  007は二度死ぬ
リバイバルで見たのも今から25年以上前の事。いやあ、不思議な映画でした。「オースティン・パワーズ」の元ネタいっぱい、と言うより、この映画自体が「オースティン・パワーズ」状態です。あんな日本があったら、一度訪れてみたいものです。映画としては、007がスパイアクション映画からスパイひみつどうぐセット映画へと変化してゆく真っ最中って感じで、中途半端にバカバカしい、という感覚が目立ちました。まさかこの感覚が、多少の出来不出来こそあれ、35年以上続くとは・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-09 16:36:35)(良:1票)
33.  クレオパトラ(1963)
20世紀フォックスを経営の危機に陥らせてまでこの映画が目指したもの、というのが見えないのがツラいです。巨大なセットや凄い数のエキストラ、でも、そんな事がクレオパトラの生涯を描くのに重要な要素には思えず、そもそもエリザベス・テイラーの存在感はあっても、そこからクレオパトラという女性の魅力、というのにも繋がってゆかず・・・。この女性が大きな時代を作り歴史を作っていった、そこに製作者なりの視点が見られず、無理にスペクタクルな要素を盛り込みましたみたいな感じで、製作当時としても、話題先行の空疎な大作って感じだったんじゃないかなぁ、なんて思いました。リバイバルでテアトル東京のシネラマで見られた事だけは大切な思い出となりましたが(中学校の映画教室でテアトル東京の2階席貸切ってのも、今考えたらすっごい贅沢・・・)。
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-03 09:51:58)
34.  ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
ビートルズ世代ではなくって、知ってる曲も両手の指で足りるくらい、という私には、当時の風俗を映しだす記録的価値しか見出せませんでした。この一作で、4人の魅力を判れ!と言われても無理ですしね。当時のファンのためのお祭り映画だった、という事でしょう。アーティストを知る、という点では、むしろ、完全な記録映画の方が楽しめたのかもしれません。初心者じゃなく中級者以上向け、かな。
5点(2003-11-21 17:28:13)
35.  ガメラ対大悪獣ギロン 《ネタバレ》 
ゴーゴーダンス。68年のメキシコオリンピック、中山彰規選手が鉄棒で金メダル。「嬉しいと眼鏡が落ちるんですよ」の崑ちゃん。当時の流行りモノで彩られた、時代を映す映画でした。子供の頃にテレビで何度も見たこの映画、ガメラとギロンがマトモに戦っているように見えなくて、モタモタしていてイラついてくる映画、ってシリーズの中でも自分の評価は低かったのですが、今見ればその時代性や造形に興味津々。低予算なのは判るとしても、スクリーンプロセス画面でずーっとスクリーンに同じ汚れが付いたままなのはさすがにどうなのよ?とか、それでもミニチュアセットは予算がないなりに頑張ってるとか。真っ二つに割れた宇宙船を溶接して中に子供を入れて地球まで送り届けるガメラの頭の良さは、もはや怪獣とかいうレベルじゃないって感じですが、考えてみれば平成ガメラだって『ガメラ3』の時には昭和ガメラ並みに人間臭い頭脳になっちゃってましたしねぇ。だけどギロンって大悪獣って前置きが付いてますが、実際は彼には善悪の意識もなく、単に本能だけで行動していたような感じで、なのでちょっと可哀想。悪い事してないのにボコられて。タレ目で意外と可愛いカオしてますしね。だけどだけど、やっぱり最終的にはダルい映画だって事は子供の頃も今も変わりませんでした。船越英二の出てくる部分なんか、本当は必要じゃないですもんねぇ。
[DVD(邦画)] 4点(2011-06-05 14:33:26)
36.  ガメラ対宇宙怪獣バイラス 《ネタバレ》 
えーと、ブルーレイ版は81分で、そのうち過去作からの流用部分は18分です。それはともかく。子供がグループで出てきて舌っ足らずな演技で子供騙しなドタバタを繰り広げるのが映画の核というフォーマットはここからですね。これ以降の昭和ガメラは全てこの作品のリメイクみたいなもので。でも、子供の頃はコレが好きだったワケでしてねぇ。そりゃ、今の子供は騙せないかもしれませんが、製作当時の子供だった私はコロッと騙されてたワケですよ、コレに。今見ると、相当に粗悪なシロモノなのですが、駄菓子屋のお菓子喜んでた、白黒テレビで怪獣見てた頃、これは間違いなくご馳走だったワケで。リアルにその時代を生きていた昔を回顧するとあーんまり悪くは言えませんねぇ。いやいや、宇宙船の内部の状況も判らないのにメカニズムのプラスとマイナスを逆にしろと子供に指示しちゃう無茶な大人とか、GPSも真っ青なメカを発明した子供とか(方角はともかく距離が判るの)、子供二人の命と全人類の命を引き換えにする国連とか、色々スゲーなこりゃ、って映画ではあるのですが、秀逸な宇宙船のデザインとか、光る眼とか、アレはアレでキュートなバイラスとか、完全否定するには忍びないワケです。良し悪しはともかくとして、コレも幼い頃の私の心に刻まれたものの一つですからねぇ。チクロ入りのお菓子を食べちゃってた身としては、あの味を今になって完全否定できるか?っていうと無理、みたいなモンで。ええ。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2010-11-02 17:03:48)
37.  昼顔(1967)
おフランスのブルジョアで欲求不満な若奥さん、ちょいと冒険したら泥沼ってハナシ。ゲージツ的に夢と現実の間を行き来して、罪悪感と充足感を秤にかけて、男の子供っぽさと女の母性とを対比して、なんとなくエロから半キャラずらしコイてるような映画ですけど、わし、スケベ心になんだかんだ理屈こねくりまわすのって言い訳がましくて好きじゃないんよ。スケベはどんな飾り付けをしたってスケベだーよ?
[DVD(字幕)] 4点(2009-04-21 23:45:27)
38.  卒業(1967)
なんてこったい。映画史に残る名画を見ようとしたつもりが、ただの親子丼映画。アメリカブルジョア団塊バカ息子の軽薄な苦悩なんて、どーでもいいです。超有名なラスト4分間にだけ価値があって、残りは団塊の世代がいつまでもダラダラ青春引きずって懐かしんでればそれでいいんじゃねーの、って程度のモノ。これに関しては今の時代に作られた新しい映画を見た方がマシですなぁ。時間の無駄。
[DVD(字幕)] 2点(2009-04-09 23:32:19)(良:2票)
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