21. ゆれる
《ネタバレ》 ゆれる想いというのか。家族とはこうもややこしいものなのか。自分と兄弟を比較することはたまにあるが、そんなに気にしたことはないため物語にのめり込むことはできなかった。しかし、想うという気持ちがゆがんでしまうことは分かる気がする。なんで俺ばっかりという言葉がしみる。 [DVD(邦画)] 5点(2007-07-30 04:30:01) |
22. 夜のピクニック
原作に忠実なのはいいけど、ごちゃごちゃしすぎている。原作を読んでないと序盤はなんのことか分からないのではないだろうか。途中までは微笑ましい流れだったのが、中盤以降がだるだるになるのは余計なエピソードを詰め込みすぎているせいであろう。 [DVD(邦画)] 5点(2007-07-28 04:24:37) |
23. ソウ2
シチュエーション的な楽しさは前作に劣るが、痛さでは断然上だ。こんな痛みのアイデアが湧いてくるのは、それはそれで凄いと思う。いちいち罠にひっかかってくれる間抜けな奴ばかりというところがいまいち歯ごたえがない。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-28 04:18:36) |
24. ジュマンジ
《ネタバレ》 大人が見ても笑えるし、子供が見ても楽しめるんじゃないかな。次々に襲ってくるコミカルな猛獣たち。素っ頓狂なハンターに、不運な警察官。大変なおもちゃ箱です。そしてキルスティンダンスト可愛い。 [地上波(吹替)] 7点(2007-07-25 09:57:29) |
25. オクトパス
チープでも面白い映画はある。これはそんな映画の一つになれなかったようだ。パニック映画なのにパニックの演出はカメラを揺らすだけ。終始そんな感じだからだんだん笑うことさえ出来なくなる。大の大人が馬鹿なことをやってる「感」がすごく強い。 [地上波(字幕)] 3点(2007-07-25 00:37:57) |
26. 時をかける少女(1983)
見ていると、自分の記憶が時をかける。若い頃に持っていたエネルギーが湧いてくる。原田知世のセリフの棒読みが素敵な余韻となって、いつまでも耳に残る。 [地上波(邦画)] 7点(2007-07-25 00:31:19) |
27. ロック・スター
《ネタバレ》 スターになった人間の苦悩。こういう展開はありがちだが、実際のスターの人たちはどうなんだろうか。この主人公、かわいい彼女を一途に思い続けるところはまだいい奴ではないかと。それにしてもこいつが鏡の前に立って独りごちているとブギーナイツを思い出してしまう。音楽はよかった。 [地上波(字幕)] 5点(2007-07-20 07:30:27) |
28. ミニミニ大作戦(2003)
流行に乗ったアクション映画という点で及第点以上の出来かと思うが、際立った個性はない。ミニ好きな人がミニを楽しむという目的であればかなり楽しめるかもしれない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-07-20 07:22:58) |
29. あるいは裏切りという名の犬
《ネタバレ》 激しい復讐と憎悪の輪廻。14発(だっけ?)の銃弾を置いて断ち切ることが出来たのは他人を愛でる心を失わなかったからであり、すなわち妻が救い切れなかった男を娘への愛が救ったわけだ。それを持つことができなかったドニは「立派な警官」にはなれなかったわけだが、決して蔑めるものでもあるまい。その悲哀はまるで自分の事のようで怖い。 [映画館(字幕)] 6点(2007-07-20 04:22:42) |
30. ネイキッド・タンゴ
タンゴの音楽と原色系の色使いの絡み合い、そしてマチルダの瞳が印象的だ。こんなに短くとも、燃えるような情熱が物語に深い味わいを与えている。それなら、もっと踊りを見せて欲しかったという後味。 [地上波(字幕)] 6点(2007-07-20 04:18:08) |
31. 800万の死にざま
アンディガルシアとジェフビリッジズの掛け合いが妙に面白かった。タヌキとロバみたいだ。しかし何がしたいのかよく分からない中途半端なストーリーに閉口。 [地上波(字幕)] 5点(2007-07-19 08:59:19) |
32. ノストラダムス
この作品、史劇風ではあるが中心にあるのはノストラダムスの精神世界である。ユーモアのひとかけらもなくとも、胸がざわざわする感覚が最後まで続くのが面白い。またあまり巨額のセットを組んでないところが逆に胡散臭くない荘厳さを演出しているように思う。死体の描写が妙にリアルだ。 [地上波(字幕)] 5点(2007-07-19 08:53:50) |
33. 隣のヒットマン
飛び抜けた感動はないが秀作。クライムやどんでん返しは味付け程度に、ヒューマニズムに重きを置いていて、全体のバランスが良い。コメディはこうでなくては楽しくない。 [地上波(字幕)] 7点(2007-07-16 03:37:53) |
34. リプレイスメント・キラー
魅力あるキャラクターがゼロのアクション映画をどうやって楽しめというのか。銃の音が好きでもない限り無理だ。素人が雰囲気だけまねて作ったような映画だった。 [地上波(吹替)] 2点(2007-07-16 01:37:52) |
35. 隣人
《ネタバレ》 2夫婦の微妙な関係がいい感じの緊張感を出していただけに、後半になって話が急展開してしまうのが残念だった。いい雰囲気だったのでサスペンスとしての要素をつける必要をそこまで感じないのだが、そういう風に作れといわれて作ったんだろうなと勝手に製作者に同情してしまった。終わり悪ければすべてがダメになる。 [地上波(吹替)] 3点(2007-07-16 01:34:05) |
36. セブン・ビューティーズ
《ネタバレ》 ドイツの女将軍はきつい。吐き気を誘われた。自分ならあの状況は諦めていると思う。しかし主人公は生き残った。すべてを捨てた。そこが素晴らしくもあり、醜くもある。残酷さだけではなく滑稽さを表現したかったのかもしれないが、内容が散漫で苦痛を感じた。他の戦争映画とは一線を隔しているが、それを興味深いと思うかどうか。 [地上波(字幕)] 3点(2007-07-16 01:26:06) |
37. ザ・コア
マントルの如き熱さに思わず力が入る。ベタベタでもいいじゃないと開き直り気味の脚本が楽しい。 [地上波(吹替)] 5点(2007-06-26 23:28:38) |
38. 舞妓Haaaan!!!
少し寒い空気の中でハイテンションを維持するパターン。元気いっぱいなんだけど少し疲れる。柴崎コウは化粧すると超絶美しいので見る価値あり。 [映画館(邦画)] 5点(2007-06-26 23:23:25) |
39. 華氏911
センシティブな問題のためムーア監督を持ってしてもNHKの番組なみに大人しい演出になりそうなところを、必死でがんばっている感じだ。サブリミナル効果のようにブッシュの顔が焼きついた。戦争に至った経緯について分かりやすく説明してくれるが、こういう記録映画は批判という姿勢を意識せずにもう一歩引いたところで作って欲しい。 [地上波(字幕)] 4点(2007-06-03 17:28:51) |
40. 愛と殺意
愛だなんだという自発的な感情で動いているようで、結局事のなりゆきを決めるのは人間ではないように思う。運命にあやつられる、そういう感覚をシニカルに描いている。女の下賤さがリアルにはっきりと浮かび上がる。 [地上波(字幕)] 6点(2007-06-03 17:18:51) |