21. スター・ウォーズ/クローン大戦 <TVM>
序盤「アニメなSW」に若干の違和感を覚えましたが、見ているうちにだんだん慣れてきて、スピード感満ち溢れる話はなかなかに面白かった。話の背景がしっかりしているので、違いはアニメか実写かというだけで、充分にSWサーガに組み入れられる作品だと思います。ジェダイ騎士団の強いこと強いこと。メイス・ウィンドゥにいたっては強すぎてちょっと笑ってしまいました。まるで100人スミスと戦うキアヌ・リーヴスのよう。ルミナーラとバリスがちゃんと出ているのが嬉しかった。しかしこのジェダイたちがⅢでは。。。あぁ、もったいない。個人的には、スカートひらめかせながら戦うあのシスもどき敵が好きです。SWファンなら一見の価値アリですね。ところで声優さんは役者さんたち本人なのでしょうか? パドメ以外はほぼ全員声が似てた気がするんですが。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-11 13:51:07) |
22. ザ・リング
和リングのファンなので、どんな風にリメイクしたのか比較対照的に観ました。皆さんもさんざん仰ってますが、やっぱり「怖い」という感覚が日本人と欧米人は違うんだろうなぁと再認識しましたね。ホラーは和製が一番だと思う半面、逆に日本独特の怖さや湿度は欧米人には伝わらないのかも、とも思います。その差が最も印象的だったのはビデオの内容。和版には神経を逆撫でするような怖さや不快感がありました。画も音も。リメイク版は虫がもぞもぞ動いてたりして、「あ、やっぱりこういう風になっちゃうのね」と感じました。サマラもかわいいし。テレビから出てくる場面も、和版の「あれ?あれ?なんかおかしくない?…うわあぁぁぁぁ」というジワジワ感に比べ、あまりにもスッと出てきすぎ。ハエが出てくるシーンの方がまだセンスあります。とは言っても、アメリカ人向けによく頑張ってるなぁとは思いました。文化の違いを置き換えるのは容易ではなかったでしょう。画がきれいになってしまうのはしょうがない。金髪のガイジンだもの。 [地上波(吹替)] 5点(2005-06-21 14:12:34) |
23. バンディッツ(2001)
好きだなぁ、こういう雰囲気。中盤の中だるみ感は否めませんが、なんか「大人の青春」を感じました。音楽も良かった! 映画館でというよりは、休みの日の午後に「借りてきたビデオでも観るかぁ」という感じですね。ケイトはかわいいなぁ。顔のつくりとしてはさしてかわいくもきれいでもないと思うんだけど、表情やしぐさが素敵で魅入られる。 [地上波(吹替)] 7点(2005-06-14 12:46:43) |
24. ソウ
《ネタバレ》 2回観ました。初回:めちゃめちゃ怖かった! もともと怖いもの好きの私ですが、久々目を覆いながら観てしまったw 2回目:「完全解読」サイト(ゆらめきクルージングさん参照)を熟読の上再見。ほほーぅ。一粒で二度おいしい感じでした。 『CUBE』meets『セブン』がキャッチコピーだそうですが、観る前は『CUBE』要素が強いと踏んでたんだよね。ところが『セブン』要素の方が強かった。。。観てていろいろ痛かった。アマンダの早回しの時の音楽がかっこよくて好き。あとラストもいいね。重い扉を閉めながら「ゲームオーバー!」ガシャーーン! かっこいー。ところで犯人のジョンは素顔でも十分怖いんですけど(汗) [DVD(字幕)] 8点(2005-06-07 16:52:45) |
25. 耳に残るは君の歌声
邦題が素敵だなと思ったら、ここのレビューを読んで由来を初めて知りました。なーんだ。最近まともな邦題ってないので、これはおおっと思ったのにオリジナルじゃないのね。内容はというと、やっぱりクリスティーナ・リッチの父親に対する想いが全然伝わってこなくて、なんだかなぁ。その分ケイト・ブランシェットは凄かった。最近私の中でケイトの株、赤丸急上昇中です。 [地上波(字幕)] 4点(2005-05-28 17:58:18) |
26. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 ここの評価がずいぶんと辛いので期待せずに観たんだけど、あれあれ、結構面白かったぞ。なんともブラックな雰囲気と、対照的なラストの爽やかな写真。この後味の悪さがイイ。ディカプリオはなかなかの好演だったと思います。個人的にこの人には頑張ってほしいな。ルックスが理由でファンの女性とか、逆に毛嫌いしている男性とかを見返してほしい。ゲーム画面のシーンはなんとも滑稽で面白かった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-25 12:44:13) |
27. 戦場のピアニスト
淡々と、特別オチもなく派手なドンパチもなく進んでいくストーリーが良かった。戦争映画は苦手なんだが、こういう描き方は話に自然に入り込める。そして実話というところがポイント。実話でなかったら「お前はなんのために生きたいんだ?何がしたいんだ?」とイライラするところだが、もう生きるしかないんだろうなぁ。一日一日生き延びていくことしかできないんだと思う。主人公の姿はほんと情けなく映るんだけど、同じ状況下なら自分はもっと情けない姿を晒すだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-14 11:59:25) |
28. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
この映画のいい所は、どの役がどの話の主人公なのか指折り数えつつ後々まで一緒に観た人と話ができるところです。しかしいかんせん日本人には馴染みが薄いんだよなぁ。 [DVD(字幕)] 4点(2005-04-13 16:29:37) |
29. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
サスペンスとして見ればかなり面白いんじゃないだろうか。ただなんだか後味が悪かった。後味悪い系の映画は大好きなんだが…なんだろう、釈然としない何かが残った。題材が死刑制度だったせいかな。とりあえずケイト・ウィンスレット好きなんだが、あの髪型はやめた方がいいかと。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 16:06:09) |
30. ボウリング・フォー・コロンバイン
ドキュメンタリーということであまり乗り気でないままに鑑賞しました。が、結構考えさせられた。観終わったあと友人とも意見を交わしたりして、なかなか興味深い作品でした。しかし、一映画として観た場合、果たしてどうなんだろう。映画館で観ようとは思わないです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 15:42:52) |
31. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 仕事が終わって駆けつけたので冒頭5分ほど見逃したせいもあり、『メメント』的せいもあり、「もう一度頭から観たい」というのが今の心境。もっと単純なラブストーリーを予想してたので、良い意味で裏切られた。映像表現が面白く、ちょっとホラーチックなシーンもあったので意外だった。ジム・キャリーの貧相な演技も素晴らしかったが、この映画で特筆すべきなのはキルスティン・ダンストだと思う。彼女の役がこの映画の主題をまとめてくれている。記憶消去作業中なぜあんなにもお気楽なのか(マリファナ抜きにしても)、なぜあんなにも「忘却」を称賛するのか、最初はムカつきこそ覚えたが、自分が当事者になって初めて判った時の表情が切なすぎた。その後、カルテとテープを返却するのはいささか単純な気もしたが。ところで映画を観終わって辺りを見回すと、レディースデーということもあり、30代・独身と思しき女性が結構一人で観にきてた。私は20代・独身女性だけど、一人で観にいってたし、なんかな~。。。複雑な心境で映画館をあとにしました。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-11 12:06:59) |
32. ホーンテッドマンション(2003)
《ネタバレ》 うーん、物足りない…。自分が子供だったら面白かっただろうなぁと思う。DVDでメイキングも観たけど、屋敷のインテリアやおばけたちや、特にゾンビなんかディテールまで凝って作ってあっただけにもったいないなぁ。もっとホラーにもファンタジーにもできたと思う。アトラクションの要素が多く取り入れられていたとこと、歌う銅像たちはよかった。最後、銅像たちまで連れてっちゃうんだもんなぁ。一緒に暮らすのか? 私はやだぞ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-05 11:12:00) |
33. 千と千尋の神隠し
皆さんの評価が結構厳しいのが意外。私はこの映画、とても好きです。現代の日本社会を痛烈に皮肉ってると思う。冒頭の千尋の無気力な表情から、嫌だとか帰りたいとか言えない環境に放り込まれ働くことによって活き活きとしてくる千。物やお金でしかコミュケーションをとることができなかったカオナシが、銭婆のところで「仕事」を与えられ嬉しそうにうなずく。「今時の若者は」じゃないですけど(というか私も若者の類だけど)、やりたいことが見つからなかったりキツイからと仕事をすぐ辞めてしまったり(自分もなんですが)、そういうのを遠まわしに説教臭くならずにうまく表現していると思う。ぱっと見よりも内容は深いと思います。ところで、ナウシカの時も思ったんだが、電車のシーンは『銀河鉄道の夜』にそっくりだな。何度観ても、階段ダダダダで笑っちゃうし、おにぎりで泣いちゃいます。 [映画館(字幕)] 9点(2005-04-04 17:42:58) |
34. ホワット・ライズ・ビニース
《ネタバレ》 アラ、皆さん厳しいご意見が多いですね。私はこの映画結構ツボです。公開当初劇場でも観ましたが、ビデオで観直したらやっぱり面白かった。思ったよりもホラー色が強くて好き。私はホラーは邦画の方が絶対に怖いと思ってますが(洋画だとたいてい宗教が絡んでくるのでいまいち伝わってこない)、これは素直に怖がれたなぁ。手法が古かったり、脚本がセオリー通りだったりするとこが逆に良いんじゃないでしょうか。ラスト水中でマディソンの腐乱死体がきれいな顔に戻るところは、清清しささえ覚えます。教授への復讐だけじゃなくて、やっぱり本気で好きだったんじゃないかなぁ。。。なんて、おとめちっく過ぎますか? 8点(2005-02-24 12:25:14) |
35. 壬生義士伝
いや、良かったです。基本的に邦画、特に時代劇なんて全く見ないに等しい私ですが、これは観て良かった。なぜだか感情移入できた。思うに、歴史・時代劇が苦手な人にはちょうどいい映画なんじゃないでしょうか。新撰組とかって、ファンや歴史に詳しい方は知識もこだわりもたくさん持ってると思うんです。私みたいに歴史が苦手だと、わかりづらい所もありますが素直に楽しめる。そして幕末について勉強してみたくなりました。吉村と娘の別れのシーン・ラストの吉村の回想シーンは泣かせられてるとわかりつつも、号泣してしまいました。このラストは長いですが、私にはほどよくじんわり来ましたね。「ラストサムライ」は全くもってピンとこなかったので、やはり侍を撮るなら邦画だな、と。ちなみに私は東北出身なので訛りはだいたいついていけましたが、DVDなら英語字幕で観ると意外にすんなりわかる言葉もありました。 7点(2005-02-14 12:49:32) |
36. レディ・キラーズ
《ネタバレ》 なんの予備知識もなく観たので面白かったぁ~。トム・ハンクス好きじゃないんだけど、始め出てきた時トムだと気づかなくて「こいつ役者だなぁ」と感心。前半は何がなんだか分からないままに進んでいったけど、徐々に話が見えてきて、後半戦のスピード感とブラックさはツボでした。個人的にランプは死んでほしくなかったな。ラスト、コートが空に舞うシーンはコメディとブラックさの中に一瞬の哀愁が漂ってなんとも哀しくも綺麗。やっぱり悪いことはしちゃいけないんだわね。一番笑ったのは強奪直後、爆弾を爆破させたところで「。。。。。おまえ屁こいた?」 ジワジワ笑いがこみ上げてきて、あの太っちょと一緒にずっと笑ってました。 7点(2005-01-24 11:21:55) |
37. ハウルの動く城
。。。。がっかり。あぁぁぁ、ジブリファンの私としては、こんな点数はつけたくなかった。つけたくなかったけど、レビューするにあたりこの点数しかしっくり来ない。何が言いたいのかわからん。感情移入もできん。反戦を掲げといて、なぜあんなにも軽々しく扱う? 美男子ハウルも綺麗過ぎて私には無理。そして声がキムタク?狙いすぎ。いや、キムタクは意外と良かったよ。しかし倍賞さん、あなた違和感ありすぎです。18のソフィーは完全に画と声が分離してました。なぜ二人一役にしないのか。要所要所、「ん、ラピュタか?」「魔女宅か?」何かどこかで見たことあるような寄せ鍋的素材。声優にいたっては、もう千と千尋だらけ。いや、個人的には大泉洋大好きだし、美輪さんも我修院さんも好きよ。だけど頼むから声優業本職にしてる声優使ってくれよ。ブランド性と話題性に頼らないで映画作ってこうよ。ジブリ映画といえば、劇場に数回足を運びビデオも買ってたけど。。。。もう、潮時なのかしらねぇ。 3点(2004-12-27 15:41:50)(良:3票) |
38. ベティ・サイズモア
《ネタバレ》 レニーかわいい~☆ → え、ハンニバル?! → いや、サスペンス? → まさかファンタジー??! → やっぱコメディか → あぁ、ヒューマンでまとめるわけね。 ラブコメだとばかり思ってたので、最後までどんな映画なのかつかめないまま終わってしまった。しかしこの映画、レニーがたまらなくカワイイね。そんなレニーに+1。惨殺シーンはほんとビツクリシマシタ。 6点(2004-12-14 12:28:14) |
39. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 おおぉっ、だから『アイデンティティー』ね!という感じでした。最初は、火サス並みに犯人探しに躍起になって、友達と「あいつが怪しい」「いやこいつかも」「いやいや意外なところで…」とか言いながら観てましたが、途中でネタをばらし、なおかつ話が進んでいくのがスゴイと思った。映画が始まってすぐのハイスピード登場人物紹介は、『メメント』好きな私としてはもう釘付け。1回観終わってからビデオを巻き戻して始めの方を見直したんだけど、あのモーテルの偽主人がなんで売春婦を毛嫌いするのかが分かって、「あぁ、そういうこと!」と友達とハモってしまいました。よく観るとヒントがちょこちょこ見え隠れしてるのねぇ。もちろん私のキャパではそこまで読めるはずもなく。どうせありがちな連続殺人サスペンスだろうとまったく期待していなかっただけに掘出物でした☆ 7点(2004-11-24 13:01:37) |
40. ラブ・アクチュアリー
《ネタバレ》 いやー泣いた泣いた。こんなに泣いてるのは最近愛に飢えてる私だけだろうなと 思ってたら、ここ読んでみんな号泣のようなのでちょっと安心w 悲恋好きな私としては、 親友の奥さんを愛してしまう男の話と、2年越しの片思いの女のコの話が切なすぎて たまらんかった。私が彼女の立場だったらやっぱり手放しで好きな男のとこには行けないわな。 でも男側のシラける気持ちもわかるし、当の彼女本人がそんなこと一番察してるだろうし。 切なすぎる。紙芝居形式で告白する男性は、去り際の「enough...」って台詞が また泣かせてくれた。なぜそこまで自分を抑える!? いやいやわかる、わかるよぉ(涙) 登場人物多いわりには混乱しなかったし、一人一人が少しずつ繋がってるところが良かった。 ミアが「ナタリーは隣だよ」って言った時に、「あぁ、うちの近所の人も、私の友達も、 親も、その辺ですれ違った全然知らない人も、みんなそれぞれ人生があってみんなそれぞれ 恋愛してきたんだろうなぁ」とふとリアルに感じてしまったからフシギ。 8点(2004-10-21 16:58:19)(良:2票) |