21. Shall we ダンス?(1995)
シュールな笑いを提供してくれ、なおかつじんわりとした感動も与えてくれる。邦画の良さがうまく表れている作品。何度みても落ち着いて観ていられる。役所を始めとする個性的な俳優陣も見所である。 8点(2004-01-27 17:25:17) |
22. 女優霊(1996)
不気味なおどろおどろしさの見せ方が和製ホラーの王道をいっている。怖いと感じるかどうかは個人差があるとは思うが、チープさが逆に恐怖心をあおるような効果を生み出している。しかし幽霊の姿は最後まで出さないほうが良かっただろう。和製ホラーに目覚めた人が一度は通過する作品である。 6点(2004-01-27 16:21:28) |
23. プリティ・ウーマン
シンデレラストーリーといえども、主人公は自ら努力もしている。そこに逞しさを感じ憧れを抱くわけである。ストーリーも綺麗にまとまっていて素直に楽しめる。主題歌の選曲が良かったのとジュリアが奔放な女の子を自然に演じていたのが高ポイント。 7点(2004-01-27 15:39:04) |
24. 君を忘れない FLY BOYS,FLY!
戦争映画と呼ぶには軽すぎる。しかし青春映画として観るなら悪くない。奇抜なキャスティングは賛美両論のようだが、確かにそれぞれの個性が強すぎて互いを打ち消しあっている印象がある。ストーリーは思いのほか良いので勿体ない。違うキャスティングで撮りなおしたらもっと深く物語に入り込めるのかもしれない。 6点(2004-01-27 13:13:32) |
25. 古畑任三郎vsSMAP<TVM>
連続ドラマファンは古畑の出番の少なさにがっかりしたかもしれないが、私はかなり楽しめた。SMAPのファンというわけではないけれど、ミステリードラマとして充分な内容だ。連続ドラマの時は単独犯が多かったが、今回は複数犯、しかも用意周到な計画は一見完璧のように見える。SMAPが実名で登場しているところも成功要因。映画にするほどのレベルじゃないにしてもTVMとしては非常にハイレベル。 7点(2004-01-27 13:05:15) |
26. レオン(1994)
ラストシーンが鮮烈に忘れられない。美しくも悲しいバッドエンド。音楽も良い。ただ切なすぎるせいか巻き戻してもう一度観ようという気になれない。それぐらい重たい作品。 8点(2004-01-27 12:38:09) |
27. クール・ランニング
明るく笑って泣ける起承転結のはっきりしたスポーツ感動映画。そして実話ベースという点に驚かされる。舞台がアメリカではなくジャマイカというところもお国柄が物語に非常に合っていたようだ。何度観てもラストでは泣かされてしまうが観賞後の爽快感は素晴らしい。子供から大人まで万人に受け入れられる器の広さと高い好感度は十年たった今みても色褪せていない。スポーツ映画の傑作である。 10点(2004-01-27 12:12:28) |
28. 富江 tomie
富江のキャラや巻き込まれていく周囲の様子はいい線をいきそうでいっていない。恐怖が伝わってこないのである。シリーズ化されるぐらいだから少しは面白いのだろうと思った私がいけなかったのか。 1点(2004-01-27 11:48:16) |
29. リング(1998)
とにかく貞子のインパクト。これに尽きる。思い返してみると特にコワイ場面は少ないのだが、気味の悪いビデオ内容は強烈に印象に残っている。後に引く怖さがあるのだ。これを観てから和製ホラーに目覚めたほど。静子の苦悩、貞子の孤独などが背景にあり、ただ驚かすだけのホラーには無い奥の深さがある。 8点(2004-01-27 05:13:14) |
30. タイタニック(1997)
泣きどころが幾つも盛り込まれているのでどこで泣くかは人それぞれだと思うが(特に男女間で泣きのツボが違うようだ)、この映像と音楽の素晴らしさには心の底から感服である。それに付け加えセットの細かさ、衣装などチープさが微塵も感じられない。ロマン派・完璧主義のキャメロン監督の真骨頂といったところか。三時間という大作のせいか中盤で少々間延びしている点が惜しい。やむなく運命に引き裂かれた悲恋物語は手垢がつくほど作られてきたが、今作は堂々と王道をいっているし終わり方も綺麗。 9点(2004-01-27 05:02:12)(良:1票) |
31. Kids Return キッズ・リターン
センチメンタルな雰囲気の青春映画。私は北野作品を観たのはこれが初だったので、こういう静かな青春物を撮る監督だと勘違いしてしまったほど。セリフで語らせるのではなく表情で魅せる演出が良い。北野氏にはまたこういった作品を作ってほしいと密かに願っているのだが。 7点(2004-01-27 04:49:12) |
32. ’hood
当時はストリート文化を描く青春映画が珍しく画期的であるように思えた。サントラもそこそこ話題になった。しかし肝心の映画は期待を裏切る出来ばえ。クラブやストリートでダンスを競ったり練習したりするシーンは確かにリアリティがある。背後に潜む裏組織の存在、そこまでは良かった。しかしいくらなんでもあのオチは突飛なだけで、どうしようもない。夢オチと同じぐらいそれまでのストーリーはなんだったのかと怒りたくなる。ストリートダンスが好きな方は当時活躍していたダンサーがこっそり出ていたりするので探してみてください。ストーリーは期待しないほうが賢明。 3点(2004-01-27 04:16:28) |
33. バックドラフト
よくあるパニック映画なのだが、兄弟愛というテーマが映画の質を底上げしたように思う。前妻とのゴタゴタは余計。しかしながら消防士を凛々しく描いた点と音楽が素晴らしい。火の迫力も満点。 9点(2004-01-27 03:50:38) |
34. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 これぞまさに理想の映画である。観る者に希望や爽快感を与え、じんわりと何年たっても感動を思い起こすことができる。地道に壁の穴を掘り続け、ついに脱出したティムが嵐の空を仰ぐシーンが忘れられない。最後まで希望を捨てず決してあきらめない彼の姿は、我々に多くの勇気を与えてくれる。 10点(2004-01-27 03:39:28)(良:3票) |
35. ターミネーター2
《ネタバレ》 何度観たかわからない。ストーリーも勿論、音楽も映像も含めトータルでみても最高傑作。人間自らが作り出した機械文明がやがて核戦争を引き起こす。それを阻止する親子。そこに前作からの流れと叙情的エピソードを多く盛り込むことによって奥の深い作品になった。ターミネーターが自ら沈んでいくシーンは名場面といってもいいのでないだろうか。スリル、アクション、メッセージ性、どれをとっても文句のつけようがない。 10点(2004-01-27 02:58:24) |
36. エンド・オブ・デイズ
キリスト教徒の多い米国人にとって教会や十字架は神聖であり、かつ身近なものである。それらが悪魔退治の舞台になったというだけで欧米人は恐怖を感じるのかもしれない。しかし日本人には馴染みが薄いため悪趣味なアクション映画という印象を拭いきれない。私はもちろん後者である。シュワルツネッガーという大物を起用していなければ、大コケしていたであろう作品。とはいえ少々ホラー風味な味わいもあったので新鮮ではあった。 3点(2004-01-27 01:47:21) |
37. 死国
物悲しい雰囲気は充分出ているのだが、ストーリーが地味すぎたのか、ホラーだと思って観た私が悪いのか、印象に残る場面も台詞もない。地元に帰って死んだ友人に会ってしまうというせっかくきちんとした構成があるのだから、映画らしくもっと見せ場を作るべきだったのでは。四国の風景や古びた屋敷など舞台設定は映像的に良かった。 2点(2004-01-27 01:21:57) |
38. 催眠
ストーリーはボロボロに破綻している。サスペンスなのかホラーなのか?しかしながら菅野の狂った演技は最高に光っていて映画を観たのは随分前だが未だに忘れられないほど強烈だった。菅野の演技力の幅を知ったという評価で2点。しかし殺し方が安易すぎるのはもう少しどうにかなったのではないだろうか。 2点(2004-01-27 01:01:56) |
39. CURE キュア
誰の中にでも潜む狂気。ふとした瞬間に芽生えてしまう殺意。殺人は決して特別な人間が特別な感情で犯してしまうコトではない。それがひしひしと伝わってくる恐怖。思わず目を瞑りたくなるようなエグい場面もさることながら、次第に狂っていく周囲の人間たちの描き方が秀逸である。和製サイコホラーとしては成功だろう。飄々としている犯人役の萩原と感情が空回りしてしまう刑事役の役所というキャスティングも適役である。 7点(2004-01-27 00:21:50) |