21. プライドと偏見
《ネタバレ》 普通に楽しんじゃいました。「白馬に乗った王子様がいつか私の前にあらわれるって!」と信じてる系の 行き遅れた娘っこにはきゅんとくる ざ・メロドラマ。 今よりもずっと結婚が、生きていく上でとても重要であったんだなあ、と、時代背景に同情し、あとは なんで、どうしてこうなるの?ってのを深ーく考えず、自分に都合良くみればいいのさ! キーラ・ナイトレイはすごくよかった。彼女の笑ったときの表情や、鼻でシニカルに笑うところとか、 あとあの都会的な雰囲気だけで、エリザベスの知性が出てたと思う。 ダーシーも、野暮ったいのになぜか男らしく見えるのですよ。 短い時間で彼らがどうして恋に落ちるか、けっこうよくやってたと思うのですが。。。 そして、最後、お父さんがついついぽろり泣いちゃうのが。。。。母の尻に敷かれた感もありますが、彼の書斎を見ている限り、ちゃんとした紳士なのでしょう。あんないい娘手放したくないよねー。そりゃひいきしちゃうよね。 原作はもっと納得いくすばらしいものなのでしょう。是非読みたくなりました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-28 00:43:15) |
22. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
冒険物は本来あまり好きなじゃんるじゃないんですが、結構楽しめた。話のテンポもよかった。やっぱりジャック・スパロウの魅力的なキャラがあったからでしょう。。。 [地上波(吹替)] 7点(2008-04-21 09:41:25) |
23. パリ、ジュテーム
《ネタバレ》 DVDで区切り区切りみてったので、結構楽しめた。鑑賞したあとネットで出演者チェックしながら復習したり。映画館で見るのはきついかなあ。ちょっと長めのコマーシャルを見ているような、軽い気分で見るといいかもしれません。個人的には黒人2人のエピソードとアラブのとってもかわいい女の子に一目惚れしちゃうエピソードが好きでした。オーラある青年発見した!と思ったらギャスパーウリエルでした。エピソードも良かったけど、彼の醸し出すなまめかしーい魅力にちょっと圧倒されました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-01 02:18:02) |
24. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 ヴィースラーの、感情を押し殺した演技がすばらしかった。ストーリーも無理なく無駄なく、最後はウルッときました。味気のない彼の人生が、苦悩の中でも色を失わない人たちと交わり、それを生かすことによって、一瞬でも感情を取り戻そうとしたのでしょう。社会主義は末期的だって、彼も知っていたんです.きっと。なんでドライマンはヴィースラーに声をかけなかったのか、疑問に思ったものの、最後の一言で救われました。壁の崩壊から何も書いていなかったドライマンは、ヴィースラーを見てまた息を吹き返したのねえ。。。無味乾燥と思われた彼の人生もそのとき初めて人の息吹を感じたのでは。うるうる。一つ?なのは、題名にもなってるあの”ソナタ”。。。決め台詞言わせるためだけの小道具かい?むしろタイプライターのほうが活躍してたじゃん。。。ヴィースラー役の方はあの映画の直後になくなられたということで、ほんとに残念です。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-27 19:39:19) |
25. レミーのおいしいレストラン
すごい楽しみにしてたけど。。。途中でちょっとやになってきちゃった。なんでだろう。子供向けだから?ストーリーが薄いんですよ。まとまりないし。ネズミはかわいいけど、男の子のほうは魅力ないしなあ。 [映画館(字幕)] 4点(2007-12-13 17:51:14) |
26. ボーン・アルティメイタム
飛行機の中で見たんですが。。。面白かった。でも前作があってこその作品だから、ストーリーの触れ幅がないような気がする。物理的行動範囲は広いけど、狭い範囲でことが進む。。。。内向的な雰囲気がさらに強くなった。ディテールはすごいんだけど、驚きはあまりないよな。過去が明らかになっても、特にびっくりしなかった。でも見る価値はあり。格好良すぎですから。 [映画館(字幕)] 6点(2007-12-13 17:46:00)(良:1票) |
27. ボーン・アイデンティティー
3部作の中では、やはりこれが一番面白いと思う。。というのか2作目、3作目が良く質を落とさず作れたなあ。 アクション嫌いのわたしも、ヨーロッパが舞台の、寡黙な主人公の、基本寒い季節の作品は、全体的にストイックさがにじ見てていつつもハラハラ感はばっちりで、とても引き込まれます。マットかっこいいわぁ。車の運転じょうずだわぁ。。。 [地上波(字幕)] 7点(2007-12-13 17:35:44) |
28. モーターサイクル・ダイアリーズ
《ネタバレ》 ゲバラを”あのTシャツの人?革命家の。”程度にしか認識していなかったので、勉強になりました。 ただの若者のロードムービーですし、そのときの日記ですから、ゲバラのその後の活躍と結びつける必然性はないのですが、このバカ正直な、くそまじめの、喘息持ちで勉強好きの青年が最終的にはCIAに殺される世界の革命戦士になっていくのか。。。と感慨深く思いました。最後の、飛行機を見つめるアルベルトと思われる老人の目にジーンときてしまいました。ストーリー自体は淡々として、あまり色気をだしてこっちにアピールしてこないし、エピソードのバランスもあまりよくないのですが、そこが素朴なかんじでむしろ好感がもてました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-10 23:33:06) |
29. 野獣死すべし(1980/日本)
《ネタバレ》 とにかく松田優作がすごかった。「狂った人を演技する」究極があれなんですね。あのなんとかウィンクルの話をしている時、いっさい瞬きをしていませんでした。ただ彼の演技のすばらしさに10点として、正直減点法で評価したい感じ。なんというか、まず冗長な場面が多い!!そして突っ込みを入れたくなるような話の展開があったり、はっきり言って最後はなんで自分の妄想を走らせたあげく。。。。自分がやれっていってたからやってたのに、なんで撃つのさ。あれこれ納得いかない部分もありますが、なんてったって優作がすごかった。役者ってこういうものなのか、と、演技そのものに涙しそうになった。もうそれにつきます。それに救われている映画です。 あとで真田が鹿賀丈史と知ってびっくりしました。阿藤快もでてたんだけどね。。。泉谷しげるも。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-08 01:17:01) |
30. アルフィー(2004)
ザ・優男ジュードロウのはまり役だとはおもったけれど、いまいち入り込めなかった。ジゴロのむなしさを言いたいのか、残酷さを言いたいのか、友情と愛の選択をいいたかったのか。。。。平坦な感じがしてよくわからなかった。アルフィーのモノローグも、なんか現代的じゃないしなあ。 [DVD(字幕)] 5点(2007-03-04 22:32:53) |
31. マーサの幸せレシピ
うーん。可もなく、不可もなく。途中経過はいいんだけど、終わり方が普通。ま、この手の映画にカタルシスを求めるものでもないので、こんなものか。マーサみたいなお固いドイツ女とイタリア男をくっつけようとするのは、持てない女の心理をしっているからか?感情移入しちゃったよっ!! [DVD(字幕)] 6点(2006-09-02 00:14:38) |
32. アマデウス
《ネタバレ》 2回目。15年前、中学生の頃に見たきりでしたが、大人になって、自分の夢と能力の限界が見えてきたこの頃、どちらかといえばサリエリ側の私にとって、ぐっとくるものがありました。どうして努力と献身が報われないのだろう。どうしてこんなやつが・・・って、凡人の心理よーくわっかります。その一方、モーツァルトの才能を愛し嫉み憎むという複雑な感情もよーくわかります。よーくわかるように出来ているんですね。分かりやすいけど人間の気持ちの奥深さが失われていない。うそくさくない。ばりばりアメリカ英語がちょっとナンだけれどほんとによくできた映画だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-02 00:47:14) |
33. ブリキの太鼓
時々おえっぷとなりながら見た。久々に引き込まれる映画。どこが、と言われるとわからないのだけれど・・・。永遠に大人にならないことを誓うなんて、ずるいですね。どんなにみっともなくても、おとなにならないといけないよ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-11 23:53:15) |
34. ピアニスト
よくできた映画だけど、友人に勧められるかっていうと・・・。でもストイックな世界とそれによる歪み。現実と妄想の愛の違い。ちょっと引いちゃう性癖など・・・。テーマは盛りだくさん。感想文をかけといわれたらネタには困らないと思う。変態エリカに立ち向かって戦うワルターがスンゲー大人。さすが実生活が年増キラーだけあるぜ・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-04 18:33:29) |
35. グッバイ、レーニン!
とてもよかった。ドイツ統一というテーマを軸に重い部分と、軽い部分と程よく織り交ぜられ最後まで飽きずに見られた。しかも話もわかりやすい。 母親を取り囲む人々も魅力的だが、政治や主義思想に翻弄され続けた冷戦時とそれが突然終止符をうった東西ドイツの状況が興味深い。社会主義が悪いのか、資本主義が正しいのか、はっきりしたことはいえないけど、でも幸せとか愛にはそういうイデオロギーは関係ないよなーと再確認。 ちなみに、お母さん、死ぬ間際ほんとは事実を知っていて、知らないふりをしていたのではないかなー・・・息子のためにも。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-28 16:24:22) |
36. 真珠の耳飾りの少女
映像が素晴らしかった。あの時代のヨーロッパの映画はよくあるけど、絵として全く裏切らない。あの質感、雰囲気、何と言ってもフェルメールの作品にも重要な要素である陰影、どこをとってもきちんと配慮されているなあという感想。また、下の階層から上流階級を見上げる視点でつくられた作品としてもよく出来てるな、と思った。汚い水、動物の肉や血、新鮮な野菜、洗濯・・・そういうリアルな「生」とそれを見ないようにして成立させようとする上流階級の対比がフェルメールとグリードを囲むシチュエーションとしてよく浮き出ていた。スカーレット=ヨハンソンも本当に達者。言葉数は少ないけれど、動作や表情で純朴だけれど真のある美しいグリードになりきっている。あと、手。手が素敵。彼女の手が水仕事で荒れていたり、群青で青くなっていたり・・・。その手がフェルメールとちょっと触れるだけできゃーきゃー言ってしまいました・・・て、少女漫画見過ぎ? お話は盛り上がりが無く、え、もう終わり??ってな感じですが、ま、仰々しいクライマックスは似合わないかも。うーん。微妙。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-26 13:28:04)(良:1票) |
37. 8人の女たち
何気なく観てましたが 結構おもしろかった。ミュージカルは嫌いだけどこれが舞台ならばみてもいいな。セットといい、衣裳といい、あのベタな演技など・・・。独特なセンス。監督さんがいいのでしょうか。おちはともかく、観てソンはなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-19 20:35:53) |
38. エターナル・サンシャイン
雰囲気は良かったけど、ちょっと伝わってこなかった。ジム・キャリーはいい役者さんだなと思いましたが。あと、ケイトも。 [映画館(字幕)] 5点(2005-04-19 20:31:25) |
39. 半落ち
役者さんはよくやった!という感じ。でも肝心のお話が・・・。べつに、驚きもカタルシスも求めてはいないけど、え、結局それが伝えたかっただけなの?最初のものものしさはどこへいったんだ?みんな結局情状酌量の材料となる真実を探していただけなの?何を言いたかったんだ? 4点(2005-03-23 23:27:12) |
40. 幸せになるためのイタリア語講座
どんな人でも他人には伝えられない苦しみや悲しみを背負っている。そして普通に生きている。そういう人たちがイタリア語講座をきっかけに、少しでも救われていっているんだな・・・。としみじみ出来る良い映画でした。ドグマ作品ということで、その良さと、どうしても他のドグマ作品に似通った雰囲気になってしまうという不利な点があったようにもありますが、とても面白かったです。しかし、宣伝はどうにかならんのかね。作品の主旨とあまりにもちがいすぎないか。 8点(2005-03-19 23:53:12) |