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ひろすけさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  ロード・オブ・ウォー
武器商人のお話。主演がニコラス刑事(ハゲ)だったので、またあっちょんぶりけ映画なのかなぁと思っていたんですが、アクションじゃなかっただけ良かったですね。淡々とした切り口でアレヨアレヨと話が進んでいきます。当然テーマは重いですよ。武器を売っても直接人は殺していない。外国に武器を売ることは法的には禁止された行為です。しかし、それで儲けているお偉いさんがいて許されちゃったりして…観ていてよくわからなくなってきました。なんでアメリカのガンショップは営業おっけー?って。アメリカ最悪とかそういうことが言いたいわけじゃありません(それは件のむさ苦しいブッシュ大嫌い監督が言うこと)。でも日本にだって包丁売る人だっているわけですよ。ま、包丁は人を殺すためのものではありませんが、それで死ぬ人がいることは事実。人を殺すわけではないけどパソコンでデータをやりとりするウィニーだってそうじゃない? 渡すのはダメ。だけど作るのは良い? 線引きが曖昧すぎますよ。正義と言うのは簡単。必要悪というのは詭弁? それは個人で判断することもあるし、しないこともある。誰かが決めるかもしれない。大勢に流されるかもしれない。それでも僕らがすべきことは善悪を簡単に決めることではなくて考えることじゃないかな。この映画は武器取引という限られたテーマだけどそれは全てに通じるような気がしました。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-22 22:05:59)(良:1票)
22.  TAKESHIS’
近年の映画に限らずハリウッド映画(日本映画)は「映画=感動」「映画=涙」「映画=恐怖」「映画=笑い」というわかりやすさが映画会社の宣伝・CM等で前面に押し出されています。いくつかのパターンがあっても結局は「映画=○○」としなければ気がすまないような風潮。それに対して強烈なパンチをお見舞いする作品だということは(おもしろい・おもしろくないは置いといて)誰の目からしても明らかなわけです。大スターたけしの前に無名俳優のたけしが現れて、その後ふたつの世界が滅茶苦茶に重なり合います。混沌状態に慣れ「わからなさをわかりかけた」頃、唐突にエンドロール。「映画=○○」のかたちで観ようとしたら溜め息しか出ません。アンチメジャーだからイイ、メジャーだからダメ(あるいはその逆)…なんて不毛なことを今さら言うつもりは毛頭ありません。ただ「○○は◇◇である」という決め付けがどれだけ可能性を縛ってきて、その可能性を頭打ちにさせているのかという部分に着目すれば、この映画を理解できない人でもこの映画を許せるのではないでしょうか。「現代はわかりにくい時代」なんて言われて久しいですが、本当かなぁと思います。価値観は多様化されていると言われながらも、民族意識やむら社会から脱却できない部分は危機感を煽り煽られるような退廃感の中で、益々先鋭化されているとも感じられます。「セカチューはスゲー感動できるよ」とか「全米が泣いた」なんて会話やフレーズを聞くと不安な時代だからこそ、みんなは個を捨てて帰属意識の中で安心したいんだなぁと妙に納得してしまうのです。「エンターティメントだからわかりやすくていいんじゃない?」と言う方がいるのはもっともです。伝統が生き続ける能や落語というものは型が制約されている中で、それぞれを演じる人が個性を100%放出しています。でも映画は「泣ける!」「感動した!」のスタンダードなものほど出揃っているので、このように万人受けしないような作品があってもいいと思うのです。個人が選択する幅があればあるほど、その奥行きは広がっていくのは事実でしょう。わかりやすいのがあってもいいんです。わかりにくいのがあってもいいんです。それぞれの作品がそれぞれのニーズを代表しながらの価値がある。そのような多様性が認識されることを北野武は狙っているのではないかな?…と僕は勝手に思っているんですけど(全然違うかもですね)。
[映画館(字幕)] 10点(2005-12-11 15:56:59)(良:5票)
23.  親切なクムジャさん
監督はあの『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督です。前作でも「あれ?」って思うところがありましたが今作でもありますよね。「いくらなんでもそんな行き当たりばったりの復讐ってないだろう!もっと完璧にやれよ!!」みたいな。『オールド・ボーイ』ではガッツリ凹んだ人が続出したようでしたが、僕はあんまりダメージがなかったので今回も全然でした。前回のどんでん返しは予測できましたが、今回のそれはスンゴイ方向へ行ってしまったので、その部分が賛否分かれるところかもしれませんね…と、文句をタラタラ書いてみましたが、韓国映画のエネルギーは感じ取ることができます。日本でメジャー監督がこれをやるっていったら配給会社は確実にしり込みするでしょう。本当はじっくり観ると残虐性の内面には人間の「恨(ハン)」というどろどろした物語や、心の中で溶けていく「恨(ハン)」も丁寧に描かれていて監督の業の深さを知ることができるんだけどなぁ。そういう映画って少ないですから。日本映画ではメジャーになればなるほど万人に媚びないといけません(『TAKESHI'S』なんてどう考えてもマイナー作品扱い)。毒のあるものや「ハズレ」を作ることは許されない雰囲気があるからです。それでもカンヌ(ベネチアだっけ?)でグランプリを取ってしまう監督が、それを実践できる韓国映画社会の懐の深さを感じることができました。娯楽作品もいいけど「日本映画頑張れ!!!」のエールを強く思いましたよ。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-11 15:53:31)
24.  エリザベスタウン
予告編だけでは「父と子の感動のロードムービー」といった感じだったんですが…。まぁ、ヨシとしましょう。ヨシの理由はいくつかあって、監督が『あの頃、ペニー・レインと』『バニラ・スカイ』のキャメロン・クロウですから、音楽のチョイスは抜群に良かったです。音楽だけ目当てでもイイぐらい(ぇ)。お母さんのタップダンスもよかった。サラドンさんは『ムーンライトマイル』でもそうだったけれどサバサバした役をやらせたら無敵だと思うよ。あとは…キルスティン・ダンストでしょう。もー、もー(略)。でもさ、脚本的にはフライトアテンダントさんがそんなにお客さんと仲良くなっちゃっていいの?とかいろいろあんだけどモーそういうのはどうでもいいよね。あと、電話しすぎ。夜明けちゃったじゃん! 一緒に朝日見ちゃってるじゃん! いいねえ、いいねえ…遠い目し過ぎて遠視になりそうですよ(嘘)。でも切なくなって吐血をしそうになったことは事実。盛り上がっていく場面なのに僕は盛り下がったよ(だけど自分はMなのでそういうダメな自分も好きだったりする)(末期)。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-11 15:51:16)
25.  ALWAYS 三丁目の夕日
いつから日本人は「わかって」しまったんだろう。今の世の中は全てを厭世的にみていることが多すぎる。会話の中にも未来がないなんて、まるで歳をとった老人のようだ。東京タワーを建設中の日本には何もなくて全てあった。みんなが若くて社会も単純で勘ぐることなんてしない。だって必要ないから。全てが初めてで、何かに触れるたびに新鮮で。満たされている僕らの方が満たされていない。映画はこれでもかの感動へまっしぐら、定石のオンパレード。まるで演歌の歌詞みたい。不自然なまでの単純な筋書きも何もないむかしは感動できた。何ごとも素直さがないと楽しめない。「わかって」いないから楽しめる。「月光仮面が登場したときは映画館の人がみんな歓声を上げて拍手をしたんだよ」なんて僕の親父が言っていた。世の中を「わかって」見切るのもいいけれど、これ見よがしの感動に流されるのもいいんじゃない? ノスタルジックな気分なんて厭世的に生きていたら味わえないんだから。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 15:49:16)
26.  チャーリーとチョコレート工場
ティム・バートンは結婚して子供が生まれて、ある程度テーマというかその方向性が見えてきたような気がします。前作の『ビックフィッシュ』はモロに父親と息子の愛情(それを見守る家族愛)が主題でした。今回もやはりテーマは「家族愛」なんですが、そこにまたバートンならではのブラックジョークやニヒリズムがエッセンスとして加えられています。家族にはもちろん様々なかたちがあって、それぞれの家族がお互いを愛し合っています。しかしその愛情は時として周囲から見れば、滑稽なものであったり嘲笑の対象となるわけです。劇中ではそのような「おかしな家族愛」をちょっと観客が引くぐらいの勢いで軽快に叩き潰していました。バートンはもしかしたら自分が感動のさなかにあっても、そのコテコテの雰囲気に耐えられず「なんちゃって~」と言わずにはいられないお茶目な人なのかな…って感じましたよ。『ビックフィッシュ』があまりにも「感動作」であったためにそれに対するアンチテーゼを自分の中で作らざるを得なかった、と。もちろん何も気にせずに観れば序盤と最後の家族愛の前に、中盤のグロテスク(?)なかたちで間違った家族愛は吹っ飛ばされてしまいます。それでも観客の誰もが思うであろう「感動した!(…だけどちょっと中盤がやり過ぎって感じがしたよ)」がバートンの狙いであったのかな。見た目上はハッピーでコーティングして、少しずれてしまえば他の家族のように(傍から見れば)滑稽なかたちで叩き潰されてしまうんだよという、たぶん自分が想像し得なかったほどの順風な家族を作っちゃってるよ俺…的なバートン家族への自らの警鐘である、と。『マーズアタック!』などの作品を悪趣味という人はいるけれど、本作のブラックジョークは「家族愛」というコテコテのメッセージをアピールしたいがためのコントラストなのかもしれませんね。『コープスブライド』に続き、そのまた次回作も楽しみです。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-11 15:47:25)
27.  この胸いっぱいの愛を
どうしてもこういう作りになってしまうよなぁというのが正直な感想。「生きろ」というメッセージは伝わりますが、説教臭く聞こえてしまうところが歳を重ねて自分がひねくれちゃった証拠かな。ただミムラさんの髪型はステキです。好きです彼女。 
[映画館(字幕)] 4点(2005-12-11 15:45:33)
28.  蝋人形の館
…せ、聖飢魔Ⅱキター!!(きてません)。いやー、久しぶりに骨太のB級ホラーを観た気がするね。つーかこれ普通に面白いよ。展開としては『テキサスチェーンソー』をものすっごい髣髴させるんだけどさ。家族愛(兄弟愛?)とか無人の街とか地下室をおっかけっことか。それでもイイのよ。この手の作品はもう殆ど観切っちゃっていて誰が死ぬかとかそういうのはわかっちゃうんだよね。でもイイ。ヒルトン娘とか馬鹿っぽくて(たぶんそのまんまっぽくて)いいじゃん。そして最後は変なオチと恥ずかしいハードロックでおしまい。ここまで定石を踏んでくれると気持ち悪いほど清々しいよ(ヘンなたとえ)。 
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 15:43:55)(良:1票)
29.  ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
ヒーローもの。面白かったです。ジェシカ・アルバは予想通りかわいかった。見るのはダークエンジェル以来だったけれど、やっぱり僕の目に狂いはなかった(謎)。アメコミが原作なので「あれ?」みたいなことが多いのはしょうがないですね。そういうものだと思って観てれば問題ないですよ。『スパイダーマン』とか『X-メン』の暗さがないから爽やかに観れたのも良かったな。いろいろ考えないで楽しみたい人にお勧めです。 
[映画館(字幕)] 4点(2005-12-11 15:41:56)
30.  忍 SHINOBI
いやー、爽やかなクソ映画でしたね。ここまでだと爽快感を得れます。僕はオダギリジョーが好きで、出演している作品を多く観ているんだけど、彼の作品はヒットがないなぁ。(本人も試写会か何かで「僕の出演作はヒットしません」とかなんとか言ってた)(いいのか?) 予想通りかわいかったよ仲間由紀恵さんかわいかったよ。こういう不幸そうな顔をしている人はいいよね(ぇ)。あー、あとは『パッチギ』の女の子も出てた。彼女は来ると思ってたけど案の定来たよ。今連ドラに主演しているけれど彼女には映画女優になってもらいたいなぁと思います。えと、それだけの映画でした。 
[映画館(字幕)] 2点(2005-12-11 15:40:40)
31.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
この作品は幼い頃からのインプリンティングで、評価するとかしないとかそういう次元の作品としては観れなくなってしまった。
[映画館(字幕)] 8点(2005-12-11 15:37:58)(良:1票)
32.  サマータイムマシン・ブルース
イカにもな感じの青春SF映画です。もうね、本当に良いの。何がいいのかというと登場するふたりの女の子が(そればっか)。・・・ま、それは冗談として(冗談じゃないけどネ)、すごくバランスが取れている作品です。話のネタとしては使い古された感があるけれど、それを随所に散りばめたギャグがうまい具合に打ち消しています(ずっと上映中は笑いっぱなしでしたよ)。舞台は大学の構内と銭湯その他商店街オンリー。制作が元々は舞台畑の人らしくアイディア勝負の制作費を抑えた作品に仕上がっていたのも好感が持てました。あとは僕自身が青春のカラッとした遠い過去の記憶を、揺り動かされて容易に思い出させてくれるそういう作品にめちゃんこ弱いんですよ。映画館を出たときに、タイムマシーンに乗ってたのは僕だったんじゃないかなんて思っちゃったりして(おっと、カッコイイこと言っちゃったよ、俺)。映画を観終わった後の爽快感は今年観た映画の中でも1,2を争いました。とっても良かった。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-11 15:34:43)(良:1票)
33.  ランド・オブ・ザ・デッド
ゾンビ神であるジョージ・A・ロメロがメガホンと聞いてはもう逝くっきゃないでしょ。作品は期待を裏切らない出来でした。『ドーン・オブ・ザ・デッド』を引き継ぐようなストーリー展開。「志村、後ろ~~!!」のゾンビ映画にあって今回はそのゾンビに更にアイデンティティを持たせたという(普通の人が見れば)わけわからない作品に仕上がっております。その着眼点に脱帽。そして花火が打ち上がり感動のフィナーレ!! もう、さすがやね。やっぱり神。
[映画館(字幕)] 3点(2005-12-11 15:32:30)
34.  アイランド(2005)
 誰だって死にたくないものね。女性が肌を若く保ちたいと思うのは必然だろうし、自分の臓器が使い物にならなくなってしまったら「もしスペアがあったら…」と思うのも当然だと思う。でもね、そのスペアが意思を持ち喜怒哀楽の感情を持っていたら、それを果たして「物」として扱えるかどうかですよ。企業が躍起になるのもしょうがない。ひた隠しにするのも。しかし、倫理的な問題がこの映画の根底にあるのは当たり前としても、それに固執しなかったのはエンターテイメント作品としては大正解だったと思います。いや、ジトーーっと暗くじっくり考えさせる作品も好きなんですよ。でもそれだと説教臭くなって『ブレードランナー』なんかの焼き増しにしかならないんじゃないかなと。そういうアプローチの仕方であればミニシアター系の低予算映画で攻めるしかないのです。どっちの系統の映画も一長一短ですよね。大衆ウケしない玄人好みの映画が全て素晴らしい映画とは思えないから。この作品は一時的に壮大なテーマには目を瞑り、ド派手なカーチェイスと空中戦に目を向ければいいじゃないですか。『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』もSF映画、『アイランド』も立派なSF映画ですよ。『時計仕掛けのオレンジ』『未来世紀ブラジル』へのオマージュも見受けられたし。…『ロスト・イン・トランスレーション』からのスカーレット・ヨハンソンの成長も見届けられたし………やっぱりかわいかった(結局はそこに落ち着く)。
[映画館(字幕)] 8点(2005-07-23 23:40:47)(良:1票)
35.  電車男
眼鏡の国仲涼子を観ればこの作品の全てがわかると思う。
[映画館(字幕)] 5点(2005-07-23 22:44:22)(笑:1票)
36.  逆境ナイン
 ぬおー!なんじゃこりゃー!! 予想を超えてるがな。予想以上のマネージャーのかわいさよ。画面を観てても目線が彼女に吸い寄せられるのね。ほら、クラスのメッチャかわいい子。見ないようにして顔を背けているんだけど、つい目線が合っちゃうの。で、彼女も顔を赤らめたりして。「これは…もしかして……」なんてアホみたいな妄想掻き立てているボケが僕の他にもクラスに5人ぐらいいたりしてね。それぐらいかわいかったわ。彼女は堀北真希ちゃんというのね。憶えておこう!!!あー、でもなぁ、僕も主人公の不屈闘志だったら間違いなく野球を捨てて恋を取るね。少なくとも取るようにしただろう。でもそれは間違ってる。恋を取るのが間違っているとかそういうわけじゃなくて。これをやめたからこれを遠ざけたからこれに本腰を入れるって無理なんだよ。その面でも主人公の不屈闘志の選択は正しかったわけですよ。やっぱり不屈君かっこいいなぁ。全然パーフェクトじゃなくて「これが逆境だ!!!」なんて言いながら地区予選に来なかったりとか、そのあたりの弱さも含んでですよ。彼は熱いんだよ。そして諦めないの。たとえ9回裏112対0で負けていてもね(コールドゲームじゃないの?とかそんな寒いツッコミはナシ(コールドだけに・・・ぶぶぶ(極寒)))。とにかく熱いのだ。熱くなろうとする。これね、けっこう重要なことだと思うのよ。生きていればどうにもならないことってあるんだ。それがもうわかっちゃってる。でもさ試合は目の前のそれだけじゃないんだぜ、べいびー。人生はまだまだ続くんだ。その都度醒めた自分を気取っていたってただのアホだよ。全てをわかったフリして一生懸命全力を注ぎ込むのが恐ろしいだけなんだ。本気でやってできなかったときの言い訳をするのがつらいから。みんないつだって茶化しているでしょう? 真面目なことを言った後に、真剣に議論をして熱い心の内を吐露した後に「なんちゃって~」「あ、俺いますごくカッコイイこと言ったよ」なんてな。いや、お前カッコイイよ。そんなことでいちいち恥ずかしがることなんてない。熱くたっていいじゃん。バカみたいだっていいじゃん。熱くなれない奴は熱い奴を笑えないよ。羨ましいんだよ、たぶん。そんなの簡単なことなのに。ひょいと線を一本またぐだけなのにね。茶化すなら本気で茶化そう。できない自分も、下らない自分も、熱い自分も。この映画のように。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-13 23:56:18)(良:1票)
37.  宇宙戦争(2005)
 いやー、予想通りです。別につまらない映画ではないけれどしょうがないんだよね、あのオチは。だって原作がH.G.ウェルズでしょ。むかしのSFですよ。うん。ただ主人公がトム・クルーズの必要があるのかといえば・・・。車をワーっと取り囲まれるシーンは『ドーン・オブ・ザ・デッド』でした。それとやっぱり大阪人をナメてはいけない。どっかのオカンが倒したんですよ。採点は辛いけど楽しめました。
[映画館(字幕)] 3点(2005-07-13 23:50:36)
38.  フォーガットン
デートでは観に行くな!
[映画館(字幕)] 1点(2005-07-07 23:37:39)
39.  ミリオンダラー・ベイビー
 静かな映画。前半の「動」の部分も粗いフィルムと影のコントラストでとても落ち着いて見える。この映画は悲劇だ。ハリウッドの浪花節じゃない。それだけは言っても構わないだろう。でもそれだけしか言えない。この作品の全ては映画の世界でよく目にする悲劇だ。だけどそれだけではない何かを持っている。何かはわからない。たぶん僕の年齢ではわかり得ないんだ。コメントすることも拒否する映画。それに巡り会っただけでも幸せかもしれない。ハリウッド万歳の人に観て欲しい。また、ハリウッドを否定する人に是非観て欲しい。使い古された悲劇と裏切り裏切らないエンディングを。これはイーストウッドからハリウッドとアンチハリウッドに与えられた難解な宿題だ。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-06 21:30:31)(良:1票)
40.  キングダム・オブ・ヘブン
 十字軍のお話です。時期的には第2回と第3回の間ですね(間違っていたらごめんなさい)。大まかな流れは史実にしっかりと沿った歴史スペクタクルなので、興味のない人は本当にサッパリわからなかったりするかもです。しかし、わからないといってもヨーロッパ・教会・キリスト社会が「十字軍」というエルサレム奪還の軍隊をイスラム社会に送り込んだという事実はいちどぐらいは聞いたことがあるでしょう。当然この歴史的事件により、キリスト教がマイナスのイメージをより強く、中東のみならず世界に植え付けていることは事実です。たとえヨハネパウロⅡ世の謝罪がなかったとしてもね。でも、そういう部分はできるだけカットされていました・・・。それだけで「やるな、リドリー・スコット」っていう感じです。    十字軍が悪か善かはあんまり意味をなさないのです。特にこの映画の中でそんな宗教的カタルシスを前面に押し出されても興ざめするだけですよ。だってそんなことは言わなくてもわかっているんだもの。映画を観ていると「何のための戦争?」とか「キリスト vs イスラム」の構図は殆ど見えなくなります。やっぱり双方とも「神」を連発しているんだけど、その濃度は限りなく薄まってくる。たぶんこれはわざとなんですよ。だって死ぬか生きるかの極限状態で自分たちの神さまがどうだとか、アイデンティティですら怪しいですよ。あるのは戦争で死なないように・戦争に勝つようにという本当に純粋な「神にすがる姿」だけ。    キリスト教徒やイスラム教徒の人がこの映画を観るとどう感じるのかな。非常に気になります。    さて、そんな『グラディエーター』なんですけど(違)、戦闘シーンが圧巻ですね。  特にエルサレム攻防戦での篭城。まんま『ロード・オブ・ザ・リング』のような気がしつつも、どこからどこがCGでどこからどこが実写か、その区別が殆どわからないほど臨場感たっぷり。それと、レゴラスじゃなかったバリアン役のオーランド・ブルームは主役なのに気配を消し気味だった(?)けど、サラディンとボードワンⅣ世の存在感が出まくりでうまくバランスがとれていたのかもしれません。いやー、それにしても本物のふたりはもっとオーラに満ち溢れていたと思うとビックリですね。「英雄は英雄を知る」具合がなんとも。それだけでも観る価値はアリですよ。    ベリーショートの王女も全然OKです(意味不明)。  
[映画館(字幕)] 6点(2005-07-06 21:27:42)(良:1票)
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