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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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21.  スマイル、アゲイン 《ネタバレ》 
かつてはヨーロッパのクラブで鳴らしたサッカーのスタープレイヤー、 今では自業自得で離婚しながらも別れた妻子に未練タラタラ、家賃も払えず大家から逃げ回る。 すっかり落ちぶれた男の人生再出発モノ。 そこに父と子の絆や指導するサッカーチームの選手の子ども達の素敵なお母様方とのラブコメを巧く絡めています。 何気に豪華なキャストです。田舎町のサッカーチームの保護者にしてはゴージャスなお母様が揃ってますが、 男の方も落ちぶれたとはいえ元サッカーのスタープレイヤーで、しかもジェラルド・バトラーですから。 何となく納得してしまうものがあるキャストです。 結末がどうなるかは分かり切っているお話ですが、ラブコメってそういうものですからそれで全然OKです。 ただ、1人の女を巡っての、ほとんど無かった男2人の絡みが少しはあっても良かったと思いますが、 それでも笑いドコロもきちんと挿入されており、(特に大家の男とのコミカルなプチ心理戦が面白い) ラブコメとしては十分楽しめる作品に仕上がっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-09-07 17:20:12)
22.  ミラクル・ニール! 《ネタバレ》 
地球の運命は、ペッグ演じる1人のダメ男ニールに委ねられた!という設定と、 ニールが自分に与えられた能力に気づき始めた序盤は面白くなりそうだったのですが、思ったほど笑えず。 宇宙を支配する評議委員会(声はモンティ・パイソンというのは鑑賞後に知りました)は面白かったのですが、 地上のドタバタコメディが、この宇宙での事情とはほぼ関係なく進行していく・・・。 この男では駄目だ・・・。いよいよ地球も終わりかと思いきや、 犬(声はロビン・ウィリアムズ!)があっけなくその危機を救ってしまう、徹底した作品の軽さは良かった。  ロビン・ウィリアムズが好きだった方は是非エンドロールまでご覧ください。 本作が彼の遺作になるそうです。本編では犬の声だけでそのお姿を見ることは出来ませんが、 エンドロールでロビンのアフレコの様子を見ることができます。 僕たちが見ることができる彼の生前の最後の姿ということになるのでしょうか。 ファンに向けられた本作の粋なはからいに感謝です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-28 17:16:16)
23.  サンダーロード 《ネタバレ》 
ブルース・スプリングスティーンの名曲”THUNDER ROAD”をタイトルにした作品。 主人公の警官の男ジムが母の葬儀で、母が好きだった曲を、とこの曲を流そうとするが、ラジカセが壊れて流せない。 そこで流れない曲の替わりに踊りだしてしまい、葬儀の場が凍り付いてしまう・・・。という冒頭。 踊りだす前にもそろそろいい加減にしておけよ、といいたくなるほど長く要領を得ないスピーチが続く。 90分の作品で、ここまでで既に15分ほど経過していたと思う。 しかし、ブルースの”THUNDER ROAD”を見る者に刷り込み主人公の男がどういうタイプの人間か知るには十分な冒頭。 後になって振り返れば、この冒頭が効いている。  人生のうまくいかない一時期。長いこと生きているとこういう時期が必ず訪れる。 こういうおじさんを主人公とする場合、不器用で要領も悪いけど、分かりやすい善人の方が共感は得やすい。 しかし本作の男はその後もやることなすこと発言すること全てがうまくいかず、 常に周りにいる人間をイライラさせてしまう。そんな様子に本作を見る者までもがイライラしてくる。 最終盤の展開は唐突すぎて、もうちょっと他のストーリーは無かったものかと思うけど、 そして最愛の娘に対し、「荷造りして今夜ここを出て行こう・・・これじゃ歌詞のまんまじゃないか・・・。」と言う。 ここまできてふと気づいた。ブルースの”THUNDER ROAD”を作品タイトルにして見る者に刷り込みながらも、 挿入曲や主題歌としてここまで一度も流れていないし、結局最後まで流れなかった。 こういう使い方もあるんですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-28 17:07:31)
24.  特攻大作戦 《ネタバレ》 
アクの強い俳優を大勢集める必要があった作品ですけど、 よくぞここまで濃い面子を揃えたものです。 その濃い面子を束ねる指揮官リー・マーヴィン。さすがの面構えと存在感です。 ほとんど女が登場しない、徹底的に男臭いアルドリッチらしい映画です。 ですが戦争とはかくも悲惨なものなのだということなのかもしれないけど、 敵国ドイツとはいえ、多くの一般人を巻き込む作戦の顛末だけが微妙。 それにしてもブロンソンさん、本作といい「大脱走」といい敵中突破の生還率が高い人です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-18 12:41:31)
25.  パニック・マーケット3D
序盤のスーパーでの万引き娘と刑事の父、そこに現れる強盗。 この辺りまでは早く本格的にサメを投入してくださいよ、という感じでしたが、 サメ投入後、これら序盤の人間模様を巧くサメ登場後の現場に落とし込んでいきます。 スーパーの店内と駐車場。サメ登場の現場を2手に分けていますが、 店内と駐車場の切り替えもうまくいっていて、作品が一本調子にならない効果も出ています。 もう誰もが忘れていたワンちゃんの再登場もうまく作品の空気を緩めていくれて、 序盤の人間関係の修復など、サメ退治後のラストまでストーリーもちゃんとしている。 B級率が高いサメ映画ですが、これは大健闘の作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-08-09 16:23:05)(良:1票)
26.  隣人は静かに笑う 《ネタバレ》 
テロとはこういうことなのだ、という救いの無い衝撃のラストとは裏腹に 特に前半は静かに進行する2時間ほどの作品ですが、ダレない。 隣人が訳ありであることが確定する頃にはかなり時間が経過していた。 しかし、静かに進行する前半が効いている。 主人公の男の職業とその専門、妻を亡くした事情など。 彼のバックボーンが全てその結末につながっていく。 ティム・ロビンスとジェフ・ブリッジスの2人がとにかく見応えアリなんですが、 (この2人の役が入れ替わっていても見応えアリだったと思います。) もう1人、忘れてはならないのがジョーン・キューザック。 終盤の公衆電話の背後から現れるシーンなど、 ティム・ロビンスと共に得体の知れない不気味さを静かに醸し出しています。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-08-09 16:21:33)
27.  43年後のアイ・ラヴ・ユー
ブルース・ダーンの名演を堪能しました。ブルース・ダーンを見ているだけで退屈しない。 それに加えて、彼の話を聞いているのか聞いていないのか。フワフワした雰囲気を漂わせながらも、 終盤の演劇のシーンではキリッとしたこれぞ女優という表情を見せる。 ダーンのお相手を演じた女優さんがまた素晴らしかった。 「きみに読む物語」を思い出したりもしましたが、ユーモアと品のある空気がいい具合に絡み合い、 年老いるということ考えさせられる作品の舞台設定ですが、いい意味で作品は重さを感じさせない。 コメディの要素を担当する、ダーンと絶妙の掛け合いを見せるブライアン・コックスもまた良かった。 これもラブコメの1つのカタチなのかな。90分に満たない小品。いい映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-20 18:12:23)
28.  シャドウ・イン・クラウド
何の断りもなくいきなりグレムリンが現れ人間を襲うホラーなのか、 極秘任務と、極秘のトランクの中身。そこに隠された秘密とは?というサスペンスなのか、 普通に戦争映画でいいのか?一体これはナニ映画なんだ? それにしても日本軍の零戦との空中戦の真最中に機外に出て、 トランク救出に向かうとか、いくらなんでもムリでしょうとか、 そもそもなんでグレムリン?という多々あるツッコミどころはさておき、 (最後はグレムリンと素手で格闘とは恐れ入りました・・・。) 尺も80分ちょっとのノンストップアクションで退屈する時間も無く、それなりに楽しめたのも事実。 とりあえずクロエがほぼ出ずっぱりで超人的大活躍を見せてくれる映画です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-06-12 15:38:00)
29.  バレット(2012) 《ネタバレ》 
サクサクと話が進みいつも通り安定の90分程度の上映時間。 バディもの、アクション。お馴染みのウォルター・ヒルの映画です。 10年ほど前の作品でスタローンはこの時、60代も後半に入りつつある頃ですが、 年齢を感じさせない筋骨隆々ぶりと強さでまだまだ元気なところを見せてくれます。 相手がクリスチャン・スレーターだろうが登場してきてすぐだろうが関係無いぜ! とばかりにとりあえず数えきれないくらい敵を撃ち殺しまくりますが、 お互い斧を持ってのラスボスとの最後のタイマンがいい。 やっぱり強いスタローンがいる映画はそれだけで一定の満足感はありますね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-05-31 14:08:30)
30.  タイム・トゥ・ラン
組織のカネを強奪し、バスジャックして逃走、組織からも警察からも追われる犯行グループ・・・。 既視感のあるプロットで大した期待感も無く見始めたのですが、これが大変面白い映画でした。 近年はすっかり丸くなった感のあるデ・ニーロですが、こういう役を演じると流石の凄味を出しますね。 その他の登場人物もそれぞれに味があり、それぞれに事情があり、ある者は裏の表情もある。 バスジャック犯グループと組織、警察との攻防とアクションが常に作品の前面に出る中、 テンポや緊張感を緩めず、この、それぞれの味とそれぞれの事情を挿入しつつ、 最後にはあっと驚くバスジャックの顛末とその後のドラマが用意されています。 これだけのお楽しみを詰め込んで、よくぞ90分に収めました。お見事!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-25 17:33:44)
31.  アイス・ロード 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンがアツくてシブいノンストップ・アクションサスペンス。 鉱山の崩落事故で閉じ込められた26人の救出に必要な重機を運ぶトレーラーの運転手、ニーソン。 時間がたつほどに彼らの生存率は下がっていく。時間との闘い。 間に合わすには、春になり氷が解ける危険性が増す中、通称アイスロードを行くしかない。自然との闘い。 今回の敵は時間と自然。ニーソンの怒りの鉄拳炸裂は今回は無しか?と思いきや、 事故の裏にある陰謀が徐々に明らかになり、中盤以降はその陰謀の側にいる悪との闘いが加わる。 しかもその悪役がしぶとい。ニーソンに負けず劣らずの驚異的粘り腰の大活躍?を見せる。 そのおかげでやっぱりこれが見たい、闘う男ニーソンの雄姿も十分に堪能できる作品となっています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-05-25 17:31:17)
32.  パーフェクト・ケア
社会の高齢化と、特殊詐欺など高齢者の財産を狙う新手の犯罪が横行する現代。 これは映画の中の出来事だから、だとは思っていられない問題提起も含んだ内容でした。 ここまで胸糞が悪い、善人がいない、共感できる人間が1人もいない映画を久々に見た気がしますが、 サスペンスとしての出来は秀逸。キャスト良し、展開もテンポが良く映画としてもなかなか見応えがあり面白かった。 ロザムンド・パイクが見事な新感覚の悪女っぷり。敵対するマフィアの大物役のピーター・ディンクレイジもまた、 こういう得体の知れない役を演じると、相変わらず何とも言えない独特の味わいを出す人です。 ディンクレイジ演じるマフィアの大物には、側近や大事な命令を下す部下には、 もっと強くてしっかりした人間を置きましょうと言ってあげたくなるようなツッコミ所はありますけどね。 あの悪人のまま大成功を収めたところで終わりかと思いきや、 その存在すら全く忘れていた序盤の登場人物を巧く再登場させてのラストまで面白い作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-05-25 17:27:16)
33.  天才作家の妻 40年目の真実 《ネタバレ》 
ノーベル文学賞受賞作家の夫婦。 ベッドの上で受賞の第一報を聞き、喜びを共にする冒頭から作品がスタートする。 この受賞を機に、墓場まで持っていくはずだった夫婦の秘密を、 2人が若かりし頃はまだまだこういう創作活動の世界でも女性が不当な評価を受けていたことにも言及しながら、 ミステリ・サスペンスタッチで半世紀前からの夫婦の歴史を振り返りながら表面化させていく。 この夫婦を演じるグレン・クローズとジョナサン・プライス2人が味わいのある演技を見せる。 特に終盤、動と静の緩急をつけながらのノーベル賞の授賞式と晩餐会から続く、 40年間の愛憎入り混じるホテルに戻ってからの2人の最後の時間が見応え十分でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-12 13:15:43)
34.  ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! 《ネタバレ》 
作品のテンションはそのままに、 過去2作から30年近い時を経て出現した、時空を超えるSFバカコメディの第3弾。 そう、30年近く経ってるんですよ。特にキアヌさん。 もうこんなことをする必要もないだろうに。そこに感動しましたよ。 モーツァルトと、若き日のサッチモとジミヘンと、 前作の愛すべきキャラの死神まで加わった夢のコラボにからエンドロールに至るまで、 メチャクチャなんですけど、一貫して流れる音楽愛溢れる作品の空気がいい。 エンドロールは最後の最後まで必見ですよ。 「俺たち、まだイケる!」・・・って、まだやるつもりなのか?  やってくれてもいいですけどね(笑)
[試写会(字幕)] 6点(2023-05-12 13:12:08)
35.  マイ・スパイ
元WWEのスーパースター、バウティスタ主演のアクション・スパイコメディです。 このバウティスタ、ぱっと見は強面ですけど、 WWEのトップグループにいた人なので演技力は確か。コメディもお手の物です。 CIAの武闘派スパイが小学生の女の子に振り回される。 可愛い子役の女の子は無敵です。CIAの武闘派だろうが、誰も敵いません。 最近ちょこちょこと見かけるクリステン・シャールも不思議な味のあるコメディエンヌで、 本作でもしっかりと脇を固める重要なピースとして機能しています。 この手の映画は、中盤まではほのぼの、終盤はちょっとしたアクションとハラハラドキドキ。 でも安心して見ていられて笑いドコロも十分。 そしてラストはめでたしめでたし、これでいいんだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-12 13:10:45)
36.  インヘリタンス 《ネタバレ》 
父は巨万の富を築いた銀行家。息子は若手の下院議員、娘は優秀な地方検事。 絵にかいた名門一家であるモンロー家。その父の急死を発端に名門一家に訪れる危機というお話。 家族にもその存在を明かされなかった秘密の地下室。 そこにいた、鎖で繋がれ監禁されていた謎の男の正体は? モンロー家にはどんな秘密が隠されているのか? 父はどんな秘密を抱えたままこの世を去ったのか? 地下室の男は一体何を知っていてどんな秘密を握っているのか? これらの要素がどういう方向に絡み合っていくのかと期待が高まりまししたが・・・。 意外と小ぢんまりとしたお話でした。 大体、なぜ父はその秘密を娘に託す? 普通は家族に知られないよう、父の闇の部分も知る顧問弁護士に託し秘密裏に処理しそうなものですが。 謎の男が声高に叫ぶ最後の告白も、こうなりそうだなという想定の範囲内で特に意外性も無かった。、 とは言えスリラーとしては、作品に終始漂う陰鬱とした空気はなかなかいいし、 暗い地下室の謎の男を演じるサイモン・ペッグの静かなる怪演も見応え十分ではありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-30 17:10:06)
37.  野性の呼び声
特に予備知識も無かったので、ハリソンが主役の犬との冒険モノかと思っていたのですが、 主役は犬でした。しかもその犬は生きている犬ではなく超リアルなCG. 上映開始直後はCGとは思わかなかったのですが、すぐに違和感が・・・。 生きている犬が絶対に見せない映画的な表情や動きなど。 ここをどう感じるかですが、本作のように動物を主人公にした小説を映画化するにあたり、 原作の雰囲気や世界観を再現するCGのチカラを感じさせてくれた作品でもありました。 原作の成立はかなり古く、これまでに何度も映画化されているようですが、 過去の映画化作品はどんな感じなんだろう?機会があれば見比べてみたいですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-03-27 17:43:07)
38.  ノマドランド
長い人生を生きてきた末に選んだ生き方、ノマド達の日々。 これまでの人生も含めて生きていくことの厳しさも感じさせながらも 厳しさの中にも助け合い、日々の暮らしの中にあるささやかな楽しみを共有しゆっくりと生きていく。 実際にこの生き方を選んだ人達が自分自身を実に自然に演じている。 本作で3度目のアカデミー賞受賞となり、すっかり大女優となったフランシス・マクドーマンド。 しかし本作ではそのオーラを見事なまでに消し、見事なまでに彼らと同化し彼らの日常に溶け込んでいる。 同じくオスカーを獲った前作「スリー・ビルボード」とは実に対照的な表情を見せる。 批判精神が前面に出るわけでなく、殊更彼らを弱者として扱うこともせず、 作品の空気も実に淡々と、ゆったりと彼らの日常を映し出していく。 何の苦労も悲しみも無く楽しいことばかりで生きていければいいけど、そうはいかないのが人間。 時に弱さも見せますが、それでも長い年月を生きてきた彼らの生き様からは、人間の強さ、逞しさも感じる。 作品は特に何か答を見出す訳でもなく、旅を続けるバンの後ろ姿で終わりますが、 「旅立った仲間達に捧ぐ。またどこかの旅先で」という、その生き様の一端を表すような最後の言葉が印象的です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-03-13 17:27:46)
39.  ハイネケン誘拐の代償 《ネタバレ》 
面白くなる可能性はあったと思うけど、残念な作品でした。 実話モノだけに難しい面はあったかと思いますが、 せっかくアンソニー・ホプキンスを起用しているのに勿体ない使い方に終わっている。 犯行グループとの心理戦などがもう少し挿入されていると見応えも増したかと思いますが、 別にホプキンスのような名優を起用する必要も無かったですね。 この手の映画の見どころの1つでもある犯行グループと捜査当局の攻防戦もほとんど無し。 有名な犯罪を取り上げるTV番組でよくある、犯行グループの動きを追う実録再現映像に近い感覚です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-01-06 15:19:15)
40.  カムバック・トゥ・ハリウッド!! 《ネタバレ》 
デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、トミー・リー・ジョーンズの豪華競演。 近年、ハリウッドでも爺さんたちが元気です。 こういう爺さんトリオものが増えてきたなあと思いますが、 中でもカッコいいのが、今は落ちぶれてしまったけど、往年の西部劇の大スターを演じるトミー・リーですよ。 撮影中の事故に見せかけて彼を殺して保険金を騙し取るというストーリーなんですが、 カメラが回る中、なんだかんだでことごとくその危機を切り抜け、ことごとくそれが名シーンになっていく。 彼を殺しに来た、フリーマン演じる、無類の映画好きのギャングのボスも惚れ惚れしてしまう。 西部劇のヒーローとはかくあるべき。 時の流れと共に映画の流行も変わっていきますが、変わるべきではないこういうお約束もいいものです。 この「西部の老銃士」がラストのように大ヒット作になるかは別ですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-27 17:32:28)(良:1票)
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