Menu
 > レビュワー
 > DONGYAOS さんの口コミ一覧。2ページ目
DONGYAOSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 111
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  WHO AM I?
久しぶりのジャッキー監督作(1988年のポリス・ストーリー2以来?)。2時間強の尺は長過ぎで、本作の内容でしたら、1時間20分前後にまとめてくれてもよかったように思います。脚本、演出は、手抜き。白人の役者たちは、ギャラを惜しんでグレードを落としたのではないかと思うほど、お粗末な演技を見せます。アフリカロケをやっちゃったり、いろいろとお金かかってますから・・・本作は、「開始から1時間30分は、寝ていて良い」と、自信をもって言えます。終盤のビルの屋上ではじまる殺陣から、本作はおもしろくなります。が、このときのジャッキーに黒の革ジャケットを着させた人間を、私は恨みます。せっかくのアクションだというのに、手足の動きを殺しています(たぶん、本人が好みで着ているとは思うのですが)。ビルを滑り降りるシーンはすさまじいのですが、ワイヤーがちかちか光るのが、気になりました。もうちょっと編集に気を使ってくれてもよかったように思います。本作にちりばめられているギャグは、役者の力量と音楽が徹底的に邪魔しています。ジャッキー作品にはよくあることなのですが、「この映画に、このアクションは、もったいないな」と思う一作でした。
5点(2004-07-06 16:24:50)
22.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 
本作は、SFXを用いたコミック映画の走り。私は、公開当時、地元の映画館で観ました。幼年時代には車を持ち上げ、少年時代には電車と競争して勝つ。赤いケープをまとって開始する救出劇。今まで見たこともなかったSFXシーンの連続に、興奮しました。ところがーーーロイス登場あたりから、雰囲気が悪くなります。このロイス、年をとってるわ、すれてるわ、ちっとも美人じゃないわ、スタイル悪いわ、声が悪いわ、下品だわ、性格悪いわ、魅力がない、以前の問題で、良いところが一つもない。なぜこんな女に惚れる?女なら、何でもいいのか?スーパーマン?「スパイダーマン」のMJを見たときも、「なんだ?この生き物は?」と思いましたが、まだ若いだけ救いがありました。いかにもひ弱なルーサーに惨敗するスーパーマンにも、がっかり。ラストはーーー「それはないだろう!!」、「それやったら、もう何でもありになっちゃうだろう!!続編作るんだろ?」と、子供心に思いました・・・後半からは寝ててもいいような本作ですが、中盤までの出来は、すばらしい。スーパーマンの魅力を、じゅうぶんに伝えきっています。
5点(2004-07-06 13:37:19)(笑:1票)
23.  ボディ・コレクター
「ボーン・コレクター」と間違えて、鑑賞。レクター博士の登場しない「羊たちの沈黙」のカナダ版です。「羊たちの沈黙」からいただいているシーンも、たくさんあります。が、本作の特徴は、なんと言っても、「カメラのピントがあっていない」こと。小道具に焦点があい、人物の顔がぼけるのは、朝飯前。もちろん、脚本、演出から小道具に至るまで、つっこみどころは満載です(いくつか例をあげようかとも思ったのですが、絞りきれず、断念しました。察してください)。--------------------類似商品には注意したいものです。
1点(2004-07-06 02:04:10)
24.  スネーキーモンキー/蛇拳 《ネタバレ》 
整形後、コミカルクンフースターとして成功したジャッキー・チェーンの主演映画。ユアン・ウーピンの監督デビュー作品です。日本での公開は「酔拳」の後ですが、香港では本作が先に公開されています(ともに1978年)。当時下火だったクンフー映画界は、本作と「酔拳」の成功で息を吹き返しました。本作でのジャッキーは、生まれのせいで苦労をしてきた貧乏な青年。勤勉で、とても優しく、ひどい目にあっても仕返ししてやろうなどとは考えない。応援せずにはられない、そんなキャラクターです。ユエン・シャオティエンは、自分を助けてくれた礼にジャッキーに拳法を教えることになるのですが、師としてではなく、友として、または親としてジャッキーに接します。最後の敵に蛇拳では勝つことができないジャッキーは、新しい技を編み出し、師匠を乗り越えます。単純ではあるのですが、素晴らしいプロットです。1978年に公開されたジャッキー主演の映画は8本、殺陣の出来には当たり外れがあるのですが、ユエン・ウーピン監督作品(本作と「酔拳」)は合格点だと思います。カメラ、音響には拙さがありますが、当時の香港映画ですので目をつむっておきます。本作は、香港時代のジャッキー主演映画で私がもっとも好きな作品です。
8点(2004-07-04 23:04:09)
25.  となりのトトロ
幼稚園児たちに見せたのですが、あまり喜ばれませんでした。キャラクターも意外と、人気がありません。なるほど、本作は子供の視点で描かれているわけではありません。少年、少女時代を懐古できる(または懐古したがっている)15~40歳を狙った作品であるように思います。子供たちの反応を見ていて、子供たちが見たがるのではなくは、親が子供たちに見せたい作品なのだということを実感しました。そういう意味では、ジブリの代表作なのだろうと思います。
5点(2004-07-03 11:57:16)(良:1票)
26.  居酒屋ゆうれい
原作は、山本昌代。古典落語「三年目」のプロットを広げています。「三年目」は、死別3年目にしてようやく化けて出てきた女房に泣き笑いしてしまう、暖みのある落語です。本作の舞台は現代ですが、萩原健一の味のある演技が古典落語の雰囲気を漂わせていて、よかった。ただ、後半、豊川悦司のからむあたりからトーンが変わり、演出がだれてきます。「生きている人間の方が大事」というのは、本音ではあるのでしょうが、その台詞のはきかたにまったく「痛み」が感じられません。ラストの大団円も、安易です。過去を清算して終わりではなく(人ひとり、殺していることですし)、亡くしたものを置いて先にすすまなければならない人の辛さとたくましさを思わせるような、味のある終わらせ方をしてほしかったと思います。
6点(2004-07-03 01:16:43)
27.  千と千尋の神隠し
幼稚園の女の子たちの間で、ちょっとしたブームになりました。「働かせてください!」の台詞が、気に入ったようです。なるほど、親に「働け」と言われる幼稚園児はいませんので、インパクトがあったようです。本作を観てからしばらくの間、当時5歳の娘が家のお手伝いをよくするようになりました。白馬の王子様ならぬ「ハク」も、人気があったようです。私の評価は、7点(捨てられたテーマパークは、バブルの古傷を今頃になってつつかれているようで、あまり感心しませんでしたが)。ただし、小さな女の子、限定。成人男性が観るのは、おすすめしません(眠くなります)。
7点(2004-07-02 20:35:53)
28.  たそがれ清兵衛
山田洋次の脚本は、相変わらずひどい。説明がくどすぎる、そのくせ、必要な情報を欠いています。言葉にセンスがないのも辛い。演出も、同じ。中学生の学校演劇か、幼児向けの童話を映像化しているような雰囲気があります(ただし、それが山田洋次の味でもあります)。貧乏=臭い、などは、発想があまりにも貧困です。だいたい、藩士が同僚から貧乏を馬鹿にされることなど、あり得ません。大太刀がなくてどう戦うと問われるシーンがありますが、屋内での戦闘で小太刀を使うのは、「常識」です。本作ではこういった考証の甘さ、原作の誤解が多く、目立ちます。サラリーマン万歳、家族万歳のテーマを、今の日本で叫ぶあたりも、「古い」(原作の清兵衛は、強いアウトローとして描かれています)。殺陣のあるシーンは悪くはありませんが、良い、というほどのものでもありません(殺陣自体は、たいしたものではありません)。「もともと山田洋次の映画が好き」、「山田洋次の映画があっている」人は、本作をそれなりに楽しめるかもしれません。それ以外の人たちにとっては、退屈。時代劇ファンは頭を抱え込み、時代小説ファンは気分を害することになるだろうと思います。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー山田洋次に限ったことではないのですが、原作の時代背景などについてろくに調べもしない映画監督が増えているように思います。原作の設定やエピソードのみを拝借し、作品を読み解きもしないで、つまらない三流ドラマを勝手に作り上げてしまう。それは、原作からのパクリでしかありません。本来、日本映画の手本となるべき年寄り監督に、その傾向が強いのが、残念です。 原作「たそがれ清兵衛」は、権力に飲み込まれることのない、強く、「非凡な剣士」を描いた、たいへん魅力のある作品です。
1点(2004-07-02 17:01:56)(良:2票)
29.  華氏911
米国の大学のラウンジで、当時つきあっていた彼女が「ちょっと実験をしてみよう」と言って、近くにいた学生の1人に声をかけました。「何の用?」と尋ねられると、「ちょっと待ってて」と引き止め、次の学生に声をかけました。数十人が立ち止まると、それを見たほかの学生たちが続々と集まり、「なにかここではじまるらしい」と声が聞こえてきます。30分程度で、そのラウンジには、2000人以上が集まりました。それを見届けたところで、私と彼女はこっそりとラウンジから出ました。米国人は、「ストリームの気配を感じるとそれにとりあえず飛びつく」国民性があります。そして、アカデミー、カンヌをモノにしてしまったムーアには、人を呼び止め、席につかせる力があります。ムーアの手法は、暴力的で、狡猾。論理的に欠点が多いのですが、勢いがそれを補っています。私は、たまたまラウンジに入ってしまった米国人が、自分で考えることを放棄し、本作に拍手を送っているのではないかと不安を覚えました。イラク問題の是非は、話し合う、またそれぞれが持論を主張する価値があります。ムーアの主張は、個人的には賛同しています。しかし、ときとして「メディアの暴力」とも思えるそのやり方は、「私の好みではありません」。また、今後、ムーアの粗悪コピーが出てくることも、(その可能性は低いとは思いますが)懸念しています。
5点(2004-06-30 02:42:42)(良:2票)
30.  マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人
悪党を裁く。していることは、メディアの力を利用した「嫌がらせ」。一見もっともらしい主張をするのですが、底が浅い。下調べに、ずさんさを感じます。ムーアが、「人間が呼吸で吐くのは、酸素だろ?」と、ジョークではなしに、まじめに尋ねるシーンがあるのですが、これはムーアの番組を象徴する一コマでした。彼の番組は、おもしろい。このおもしろさは、アニメ「サウスパーク」のおもしろさと同じものです。口にしずらい、米国の根深い社会問題を、下衆な言葉で大声で叫ぶおもしろさです。しかし、最近のムーアはビッグタイトルの受賞が続き、どうも世間、そしてムーア本人が誤解をしているようで、不安です。ムーアの番組は、日本のテレビ番組「電波少年」(初期の)と同じ。彼は、正義のために動いているわけではない。おもしろくて、他人が注目してくれる「番組」を、加減なしに作っているのに過ぎない。正義は、後付けでしかないように思います。それが悪い、ということではありません。本作で取り上げられているトピックについては、知る価値があります。が、くれぐれも「これは米国の娯楽番組なのだ」ということ忘れないように、ご注意を。
4点(2004-06-30 01:30:31)
31.  フェイス/オフ
ジョン・ウー作品は、観客を選ぶのだろうと思います。で、私は選ばれませんでした。劇画タッチの強引なプロット、大味なアクション、しつこい演出、どれもこれも、私にはあいません。ジョン・トラボルタの一本調子な芝居も、とても目障りでした(彼は不器用なんですが、うまく使えばとても華のある役者です)。しかし、「駄作」だと言うつもりはありません。これはもう、私の惨敗です。
4点(2004-06-29 19:17:28)
32.  スターゲイト
まずお断りしておくと、「本作のリンク作品であるTVシリーズのStargate SG1はおもしろい」です。で、本作なのですが、「ローランド・エメリッヒがまたやっちゃいました」という感じ。エメリッヒは、大きな予算、優れたアイデアで、なぜかB級映画を作ってしまうハリウッドの職人です。持ち味は、スターを使えないこと。本作の設定は、たいへんおもしろい。異世界に通じる謎の環、探検を試みる軍隊。エメリッヒのアイデアは、常に一流です。閃きだけで、今日まで生き残ってきました。問題は、脚本、演出、キャスティング、撮影・・・。
3点(2004-06-29 00:52:37)(笑:1票)
33.  トキワ荘の青春
私が本作に愛着を抱くのは、本作の主人公が、石ノ森章太郎ではなく、赤塚不二夫でもなく、藤子不二雄でもない。現在ではその名前を忘れられつつある児童漫画家、寺田ヒロオである、という点です。寺田ヒロオは1953年(22歳)よりトキワ荘に住み、漫画家としての活動を開始。新漫画党のリーダーとして、多くの若手漫画家たちから慕われるようになります。しかし寺田は、「児童の成長を無視した」少年誌の変化、描き手の変化に苦悩するようになります。1964年、少年週刊誌から撤退。小学館の月刊誌に作品を発表しますが、1973年に筆を折ります。トキワ荘の後輩たちによる新しい漫画の波が、寺田を苦しめることにもなったのは皮肉です。1980年頃のインタビューをテレビで観たことがあるのですが、その表情はとても険しいものでした。寺田は、1992年に死去、享年61歳。私は、寺田作品「カーブくん、ドロップくん」のファンでした。----本作は、役者、演出の力量不足が目につきました。不自然な台詞の多い脚本にも問題があったのではないかと思います。物語には物足りなさを感じるのですが、テーマを寺田にしぼったことを考えると、ちょうどよかったのかもしれません。個人的には思い入れの大きい作品ですが、映画の出来としては、「まあまあ」と言ったところだと思います。
5点(2004-06-28 21:57:08)
34.  シックス・センス 《ネタバレ》 
不幸なことに、上映開始から10分後に観始めたにも関わらず、中盤でオチが読めてしまっていました。みなさんのコメントを読んでていて、少し損した気分です。M・ナイト・シャマランはキャリアのほとんどない監督だったのですが、本作で一気にスターダムに。おかげで、その後の作品はかなり苦労しているようですが・・・本人は、きっと満足なのでしょう・・・本作で生まれたもう1人のスターは、天才子役ヘイリー・ジョエル・オズメント。実は、本作では「天才」と呼ばれるまでの演技はまだ見せていないのですが、その才能はじゅうぶんにうかがい知れます。ブルース・ウィルスの演技は、相変わらず。本作がおもしろいのは、幽霊に人権を与えてしまったこと。顔のくずれたゾンビもどきの幽霊たちが漂わせる人の情に感動を覚えてしまう、不思議な作品です。
6点(2004-06-28 15:12:07)
35.  ボウリング・フォー・コロンバイン
米国人の米国人による米国人のための映画。マイケル・ムーアの米国人としての限界、したたかさが、善くも悪くも色濃い作品です。ムーアも認めているところですが、本作は行き当たりばったりに撮影され、テーマが横道に逸れてしまいがちです。それらしい論理には、多くの穴が開いています。もっとも大きい矛盾は、本作が、本作の批判するマスコミとまったく同じ道をたどっている点です。しかし、本作にも価値はあります。米国の銃問題を取り上げてくれたことです。この問題はどんなに多くの映画監督が取り上げても、「取り上げられ過ぎ」ということがありません。ロンドンで行われた本作の記者会見にて 「米国は、なぜほかの国に害を及ぼすのか?」米国人自身により投げかけられたこの言葉が、印象的でした。
6点(2004-06-28 10:41:58)(良:1票)
36.  未知との遭遇
全盛期のスピルバーグの凄さは、メッセージ性を排除したその能天気なエンターテーメント性にありました。出世作「激突!」は、正体不明の者にただひたすら追いかけられまくる作品。本作は「激突!」とは逆に、正体不明の存在をひたすら追いまわします。ストーリーの広がりを押さえ、デティールに徹底的なこだわりを見せました。「本当らしい嘘」を作り上げることでは天才的なスピルバーグの代表作です。この時期のリチャード・ドレイファスは、すばらしい演技を見せていました。ジョン・ウィリアムズの音楽はひじょうに単純で、本作にうまくマッチしています。
8点(2004-06-28 09:32:07)
37.  エクソシスト 《ネタバレ》 
監督ウィリアム・フリードキン、原作・脚本ウィリアム・ピーター・ブラッティの2人のアクの強さ、頑固さがが、幸運にもうまく昇華した傑作。スタッフ、キャストは、そんな2人にかなり苦労したようです。本作は、人間の中の悪、悪に立ち向かう人間の姿をテーマにしています。悪に魅入られた人間、悪に立ち向かう人間、双方の弱さ、強さがたいへん厳粛に描かれています。本作のスタッフ・キャストには、本物の神父が加わっています。テクニカルアドバイザーにはバーミンガム神父、ダイアー神父はオマリー神父が演じています。オマリー神父がいることで、ほかキャストは精神的にかなり助けられていたそうです。本作は、ホラー映画の金字塔であることは事実ですが、このジャンルの枠にとどまることはありません。本作には、いわゆる悪魔は登場しません。カラス神父(神父全員)はそのことに気がつきながらも、少女を救うために悪魔払いを実行します。
8点(2004-06-27 17:49:25)
38.  サイン 《ネタバレ》 
なぜ宇宙人?----水が弱点の宇宙人が、なぜ表面積の7割が海の地球を侵略しに?----M・ナイト・シャマラン、メル・ギブソンの名前に期待して観ていると、腹が立ちます。これは「宇宙人の出てくるB級映画」なのだ、とあらかじめ覚悟して観ていれば、それなりに楽しめる作品です。「シックス・センス」 、「アンブレイカブル」の後の作品ですから・・・宇宙人でも出さなければ、世間は許してくれなかったのかもしれません・・・「サイン」というテーマはおもしろいと思いました。グラハム・ヘス神父(メル・ギブソン)の妻は事故で下半身を失いながらも、奇跡的に数時間生き延びます。その奇跡を目撃したグラハムは、「なぜ彼女は生き延びたのか。彼女の苦しみに意味などあったのだろうか」とずっと問い続けています。数十年生きていると、ドラマのように都合のよいこと、またはドラマのように最悪の事態に立ち会うことが、何度かあります。それに直面したとき、ある人は宗教に走るかもしれませんし、ある人は忘れようと努力することでしょう。グラハムのドラマは衝撃が大きかっただけに、立ち直るのにも大きな理由が必要でした。ラスト、神の存在を理解したグラハムの姿に感動しました(ただし、宇宙人は見なかったことにしていました)。
4点(2004-06-26 19:16:48)
39.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 
出世のために上司たちの浮気を手助けするバクスター。若い女性社員に片っ端から手をつける上司たち。老いた上司の愛人となり、妻になろうとするフラン。この映画の登場人物すべてに、吐き気を覚えました。バクスターはフランへの愛を自覚し、彼女の境遇に苦しみます。しかし、バクスターの小市民的でエゴイスティックな野心、バクスターを演じるジャック・レモンの臭い芝居もあって、同情する気にはなれませんでした(ジャック・レモンの演技は、作品によってかなり出来に差があります)。本作が公開され、もてはやされた1960年。その時代の男性、世間の良識を疑いました。その点を除いても、本作の脚本と演出は並以下。撮影と音楽は、並。佳作というには辛い出来です。
2点(2004-06-25 17:39:04)
40.  アルマゲドン(1998)
ストーリーは、いたってシンプル。「米国のブルーカラーが世界を救う」というものです。つまり本作は、米国のブルーカラー、ブルーカラーの家族を持つ人たちに観てもらうために作られた娯楽作品です。当然、テーマは家族愛。脚本や演出は大げさなほど、わかりやすくなっています(監督マイケル・ベイ、脚本ジョナサン ヘンズリーですし)。音楽は、老骨エアロ・スミス(ティーブン・タイラーの娘リヴ・タイラーがちゃっかりヒロインで出演)。ツボを押さえています。ただし、本作のターゲットから外れてしまった人が観てしまうと、退屈することになるかもしれません。
5点(2004-06-25 11:13:08)
021.80%
165.41%
276.31%
3109.01%
4119.91%
51614.41%
61210.81%
72724.32%
81614.41%
932.70%
1010.90%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS