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きいろのくじらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  ふたりにクギづけ 《ネタバレ》 
いつもよりコミカルの要素は若干少ないが相変わらずのファレリー節で非常に楽しませてもらった。エヴァ・メンデスのリアクションの薄さを筆頭に良い人たちのオンパレードであるがそれも見事に昇華したテーマが非常に素晴らしかった。 兄弟愛をベースに結合双生児は個性として描かれている点が非常に見所で健常者だの障害者だのという枠をバカらしく思わせている点がすばらしい。バーのシーンや刑務所のシーンのようなマイナスシーンもさらっと描いていて終始笑いを散りばめポップに仕上げた本作は実にバランスが良い作品でさくっと見られたところが成功の要因だろう。 それにしてもマット・デイモンはそつなくなくこなすなと感心した。メリルは最後まで出てくれるとは良い人だ。ただそれを凌ぐのがシェールか。どんなシーンよりも彼女のシーンが一番どきどきしたような。
[DVD(字幕)] 7点(2007-10-28 19:34:09)
22.  招かれざる客(1967) 《ネタバレ》 
今でこそまだ根強い問題であるのにそれこそ当時としては相当な差別的思考があった中でこのような意欲作を投じた製作側には頭が下がる。その中で問題を顕著に取り上げ、清清しい終焉を見せ楽しませてくれた。 本作はスペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンの名コンビによる最後の作品であり、トレイシーの遺作となった作品だ。トレイシーの独演中にヘプバーンと見つめあうシーンがあるが二人の年輪の重さが伝わってきて感慨深いものがある。その後倒れたトレイシーを彼の奥さんと交代で看病したのは有名な話。 確かにシドニー・ポワチエの相変わらずな役柄や結婚の早急な事情など荒っぽい設定は目立つがそれぞれの葛藤をほぼ一つの家で窮屈に行ったことは焦燥感やサスペンス的要素の高まりとして成功したと言えよう。ただ最大の難はS・トレイシー、K・ヘプバーン、シドニー・ポワチエと錚錚たる面々が顔を連ねてる中で演技の点でも役の設定としてもヘプバーンの姪であるキャサリン・ホートンに説得力が感じられなかった点か。
[DVD(字幕)] 6点(2007-10-28 19:25:21)
23.  フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 
現代のおとぎ話とはよく言ったもので良い話、良い人のオンパレード。こういう純粋な作品は批判したくなるのが世の常であり、ほんとにあの子はフォレストの子かと勘繰ったり、ダン中尉の奥さんがアジア人はやりすぎだろと難癖をつけたくなるが、監督がロバート・ゼメキスということもあり爽やかな余韻の方が強く残り、純粋に楽しめるのが本音のところ。 愛に溢れた純粋なフォレストが風に吹かれる羽のように、自然に、そして正直に生きる姿が何とも心揺さぶられ、全力で物事に取り組み、実直に人と向き合う大切さを教わった。ジェニーとフォレストが抱く愛の対比の描き方、押し付けがましくない押さえたエンディング、シルヴェストリの美しい旋律、あざとくないCGの技術もまた鑑賞後の感動に良い味付けをした。役者ではハンクスの演技も印象深いが、ゲイリー・シニーズの存在は強烈に印象に残った。アカデミー賞に関してはCGによる近代史の盛り込み方や、ベトナム戦争を否定的に描かなかった事、アメリカ人の精神と合致した事と捉えれば良いのだろうか。
[DVD(字幕)] 7点(2007-10-28 19:15:55)
24.  ローマの休日 《ネタバレ》 
ダルトン・トランボは赤狩りの被害に遭った不運な時代を生きた脚本家だ。彼は映画界を事実上追放されてしまったが偽名などにより活動を続けていき、逆境にも負けず優れた作品を輩出していった。彼の作品の多くはどこかそんな執念を感じずにはいられない作品ばかりだが、しかしその中でもこの『ローマの休日』は異色の作品だろう。彼の当時の状況から考えてもロマンティックなラブコメディは到底考えられない。しかし彼は書いている、人々の中にある大切なもの、希望、そして平和への思いを。ラストシーン、王女が握手を一人一人にしていく場面ではトランボの想いが伝わって目頭が熱くなる。この作品は公開50周年記念のデジタル修復版ではトランボの名前に変更されクレジットに映し出される。それを見て感極まる人間は私だけではないはずだ。
[DVD(字幕)] 9点(2007-10-28 18:56:52)(良:1票)
25.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
男の子って精神年齢低いよねぇ、ほんとひっぱたいてやろうかと思ったけど、ジーナ姉さんは優しいわ。展開も非常にかっこいいのだけれど、フィルをどうしようかと自問自答しながら、それでも結局フィルの為にがんばろうとするあの流れが非常に人間味があって良かった。だからこそあのラストが活きたのではと思う。にしてもラストは違和感の連続だったが、あのナンバーから察するに二人とも死んでしまったと考えるのが妥当だろうか、まぁそういうことを考えるのは野暮ってもんかな、それぞれの受け止め方次第だろう。フィルは生きてた、そう思うことにしよう。にしてもあの子役の演技力はちょっとひどかったな、まぁあのラストの笑顔は印象深いが。グロリア、あんたはすごい。タフでクールで優しいよ。こんな素敵な映画を撮ってくれるなんて、何て素敵な旦那なんだ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-11 03:16:28)
26.  ウォール街 《ネタバレ》 
お金は失うのは一瞬で、やっぱ背伸びはいかんな、なんて見た当時は思ったものだったが一番印象に残ってるのはラジー賞とったダリル・ハンナだったりする。マネーゲームの攻防は面白かったし監督らしいなって思わせるものもあったけど、少し期待しすぎたかな。ただ一番大切なものは譲れないという人間ドラマの部分は本当の親子が共演しているということもあってかなかなか印象深いし一見カタルシス調の結末も好きだった。今見たらまた面白く感じるのだろうか。
[DVD(字幕)] 5点(2007-02-25 04:36:41)
27.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 
立ち振る舞い、緩急の付け方などホプキンスの存在が圧巻。厳重な体制にもかかわらず少しでも近づくと危ないのではないかと思わせる、あの緊張感漂う閉鎖的空間のやりとりは見応えがあり、ホプキンスと言えば個人的にはこの作品。また、彼をヒーローの如く仕上げたドラマ性も面白い。難を言えば皮剥ぎ事件の描かれ方が薄いということか。クライマックスのシーンもレクター博士のシーンよりも緊張感が弱かったのは残念。人質の叫びと羊のリンクなど随所に良い演出はあるものの杜撰な演出もちらほら、でもこの手の作品としてはよく出来てたかなと。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-25 03:57:02)
28.  アフリカの女王
第一次世界大戦下のドイツ領東アフリカを舞台に男女が河を降るという単純明快なストーリーだが、やはりこの映画はH・ボガートとK・ヘプバーン二人の為の映画だろう。この二人が共演してるというだけでドキドキする。H・ボガートはカサブランカのあのセクシーな演技が焼きついているので、非常にビックリしてしまったがそこはやはりボガート様、お見事という感じで終始ニヤニヤしながら見てた。あの動物ものまねは色々な意味で驚き。K・ヘプバーンの方もあまりのり気じゃなかったなんていうのを聞いたことがあるがまったくそれを匂わせない素晴らしい演技で息ピッタリの見事な掛け合いを見せてくれた。慣れない環境でマラリアにかかったりという二人の苦労を考えても見終わるとジーンとくるものがある。しかし、この二人がいなかったらこの映画どうなっていたのだろう、激流のシーンこそ楽しいが、内容はほぼ二人の登場人物が河を降るだけ、しかも奥行きがなく、この年代では特有のドイツ=敵・悪という単純な図式。見事なキャストが映画の地位をこれほどまでに昇華させたという点では全く持って貴重な作品なのだが。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-03 02:42:33)(良:1票)
29.  愛と哀しみの果て
二人で飛行機に乗るシーンは今でも鮮明に焼きついている。雲もつかめそうというか、なんかふわふわして暖かいものが二人を包みこんでいたというそんな感じがあり、素敵なシーンだった。このシーンもそうだが、一緒に見ていたアメリカ人のおじ様もうなっていたのも頷けるほどの冒頭の列車のシーンから最後までのアフリカの素晴らしい景色はあまりに雄大で美しく非常に尊いものを感じ、魅力的だった。ただ肝心のストーリーはというと嫌味さこそないもののくだくだしく、あっという間の160分とは言い難いのが本音のところ。現地の人に対する態度が最初と最後では変わり、彼女の成長の程が伺える様は微笑ましいが、ラストの展開もネタバレなので感動というものでは肩透かしを食らうかもしれない。しかしそれにしてもメリル・ストリープは存在感があり魅力的な女性だ、女性の逞しさを描いた本作はまさに適役だったろう。
[DVD(字幕)] 6点(2007-02-01 03:21:46)
30.  マンハッタン 《ネタバレ》 
独善主義のインテリを皮肉たっぷりに描いた快作。やっと素直になったと思ったら恋に恋してるような17の女の子に最後諭されてしまう。あのラストまでの流れはあまりに滑稽で、疾走シーンからエンディングまでは思わずニヤリとさせられてしまった。愚かな男だと思ってしまうが、考えてみたらそこまで強く言えない自分がいて、ウディ・アレンの思い通りに映画を楽しんでしまったようで少し悔しい。コミカルな台詞回しが途中うるさく感じてしまったのは残念だが、それでも感情と思考、老いと若さ、経験と純情…それらの対比を盛り込み皮肉たっぷりにおしゃれに描いた本作は彼の作品の中でも上位に位置するのは間違いなく、あの白黒の映像の美しさとラプソディ・イン・ブルーは今でも忘れられない。しかしそれにしてもあんな若い子と付き合うなんぞ、なんて羨ま…いや、実にけしからんことだ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-01 02:42:58)
31.  砲艦サンパブロ 《ネタバレ》 
随所に良いところはあるが全体的に長いので中だるみする部分もあるし、競りのシーンは嫌悪感を覚えるがやはりラストがあまりに素晴らしいので見る価値十分。秩序を否定され紙切れを手に殺される神父、無駄死にに近い艦長、そしてマックィーン。ラストまでの流れがあまりに哀愁と美に溢れていてラストの3ショットは震えた。1926年の中国を舞台に間接的にベトナム戦争を批判した本作ということであるが極端に皮肉る事無く他国に首を突っ込む列強の愚かさを奥深く描いた様は面白く、またもっと根底の戦争の虚しさというものがひしひしと伝わってきた。ラストだけでなくマックィーンを始めとした役者陣の動的且つ魅せる演技も迫力ある。特にR・クレンナは好きだった。マコやエマニュエル・アルサンの存在も見逃せない。R・ワイズ作品ではマイナーな一作かもしれないが見逃せない大作である。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-08 02:41:10)
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