21. 暗いところで待ち合わせ
《ネタバレ》 原作が結構お気に入りだったので鑑賞。セリフがほとんどないという性質上、ふたりの無言の探り合い、微妙な心情の変化、一歩踏み出して次第にお互いを受け入れていく様を文字に代わって映像で表現するのは難しかっただろう。それでも、ふたり一緒にカレーを食べるシーン、ためらうミチルの手をとってアキヒロが外に連れ出すシーンではグッときた。また一ファンとしても、乙一によって非日常のドラマへと見事に昇華させられたありふれた日常の物語を、爽やかで綺麗だけど何処となく繊細な映像で味わうことができたのは嬉しい。多少の粗はあるし演技もくどいところがあるけれど、そこを大目に見て物語に浸る寛容さを持てればそれなりに楽しめる作品だと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2011-09-21 00:36:10)(良:1票) |
22. REC/レック2
《ネタバレ》 うーん・・・演出は前作と同じようなものばっかりだし、展開も先が読めてしまう。それもおもしろければいいんだけど、なんだかアホっぽい。しかも悪魔とはなあ・・・。RECもここらへんが限界だろうなあ。しかし口にロケット花火をくわえさせるのはおもしろかった。あんな殺し方よく思いついたよなあ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 01:55:33) |
23. あの日の指輪を待つきみへ
ありふれたテーマだけど、現代のアイルランド問題と絡めて同時進行で展開させたり、言葉でなく映像のつなぎ方の工夫で物語を説明したりと、個人的におもしろいと思う点もあった。まあ無難に観れる戦争ドラマといったところでしょうか。 [地上波(吹替)] 5点(2010-12-11 02:45:12) |
24. かもめ食堂
《ネタバレ》 かもめ食堂にいる人々は、時間や義務に追われることなく自分のやりたいことを自由にやっている。客がまったく来なくても気にしないし、荷物が届かなくても焦らないし、友達がいなくても楽しんでる。でもそういう生き方は、様々なことに日々追われて生きる僕にとってはあまりにもベクトルが違いすぎて、共感も憧れも抱くに至らなかった。ただ、何事にも動じないで落ち着き払った小林聡美の演技は魅力的でした。それから作中の手料理がすごく美味しそうに見えました。 [地上波(邦画)] 5点(2010-10-07 23:19:00) |
25. THE JUON/呪怨
ハリウッドリメイクということですが、どことなく寂れた日本の家屋や街を舞台に、外人さんがいっぱい出てきて呪いから必死で逃げようとする姿はちょっと違和感がありますね。やっぱりこうしたホラー映画は日本人じゃないとしっくりきません。ましてヒロインがそれほどかわいくないのは残念でした。一方で、演出はさすがといった感じでしょうか。かやこが登場するシーンは総じて迫力があったと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2010-08-29 20:18:51) |
26. レッドクリフ Part I
見せ方が悪いというか、戦闘シーンがあまりにも多すぎてかえって退屈だった。事実2時間あるわりに話はそれほど進展していないし、かといってこれといった大きな見せ場もない。戦闘シーンは続編にいっぱい盛り込めるはずだし、せっかくおもしろい題材を使っているのだから、登場人物の内面や人間関係にもっと焦点をあてて欲しかった。ただ迫力ある映像は見ごたえがあり、それぞれの将軍に活躍の場が与えられるゲームのようなサービスも良かったと思う。 [地上波(吹替)] 5点(2010-03-06 21:53:49)(良:1票) |
27. ディセント
《ネタバレ》 惜しい映画だったなあ。冒頭シーンを見て、主人公が過去のトラウマをどうやって乗り越えていこうとするのか、それを脱出劇とどう絡めてくるのかを楽しみにしてたんだけど、特に深い意味もなく本筋とも関わってこなかったみたいで残念。偶然本作の前にインセプションを見ていて、同じくトラウマを抱えた主人公がそれを克服していく物語だったので、そういうもの期待してしまったんだけどねー。せっかく良い食材を買ったのにろくに使わずに捨てちゃった感じ。ただこのトラウマとは別に主人公が決定的に変わる場面があって、それが夫と浮気していた女を親友から敵とみなす場面。ここはすごくよかった。ある意味最低な奴とも言えるが、こいつを囮にしてでも自分は生き延びようという強い意思が伝わってきて好感をもてた。顔つきからして序盤と終盤が全然違うもんね。だから脱出劇を通じて「変化」があったこの主人公には生き延びて欲しかったんだけど、それだけに結局助からなかったのは残念。ホラー映画だからバッドエンドにしたかったのかもしれないが、これだけ良いドラマの要素を持っている主人公を道半ばで殺してしまったのはもったいない。しかも意味ありげな娘のシーンは結局意味なかったと。残念。 [DVD(字幕)] 4点(2014-02-21 23:55:28)(良:1票) |
28. サハラに舞う羽根
最初はヒロインとの恋愛や仲間の将校たちとの友情の回復がテーマかと思いきや、後半は一転砂漠からの孤独な脱出劇へ。このへんの話が本筋にとって本当に重要だったのか疑問です。最後もヒロインが心変わりした理由がはっきりとは示されず、カタルシスが得られることなくよくわからないまま終わってしまい残念。 [地上波(吹替)] 4点(2010-11-13 00:08:35) |
29. ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
おお、アレックスがイケメンに成長しとるよ!うん、ジョナサンも相変わらず。で、イヴリンは・・・あれ?老けすぎじゃね?基本的には過去2作品と同様で、なにも考えなければそこそこ楽しめるし、それなりにカタルシスも得られる王道的な娯楽大作といったところ。でも前作、前々作ほどのインパクトや興奮といったものはないし、そろそろハムナプトラの世界観も飽食気味なのでしょうか。ジェット・リーもたいして出番が無かったばかりか、ラストの1対1の戦闘シーンもなんだかあまり盛り上がらずしょぼかったですね。 [地上波(吹替)] 4点(2010-10-12 20:30:03) |
30. 着信アリ
原作は未読。簡単に言えば現代版「リング」で、基本的な設定も展開もよく似ている。しかし呪いの伝播対象はより無差別的になっており、またその媒体が携帯電話という非常に身近なものであるため、観客の恐怖心をうまくあおることに成功している。といった感じでしょうか。途中まではテンポよく見れましたが、終盤でひっくり返した後は矛盾点、不明点だらけで、冗長な感じもしました。思わせぶりなラストシーンもナンセンス。続編を意識したのかもしれないけど、1本の映画としてある程度の完結を示して欲しかったと思います。 [DVD(邦画)] 4点(2010-09-05 10:10:52) |
31. 呪怨 (2003)
単純につまらない。ホントに怖い!っていう演出や強烈なインパクトで見せるわけでもなく、話の展開で見せるわけでもない(というか何も展開してない。最初から結末がわかっているし)。伽椰子の呪いによって不条理に人々が殺されていくのをただ延々と見せられるため、見てる方にとってはフラストレーションがたまる一方でしかない。ショートストーリー風にして、視点を変えたり多少時系列を前後させたりしたのはおもしろい見せ方だと思ったんだけど。先に海外のリメイク版を見ていたけど、そっちの方がよくできてる。というかそもそも何でこんな作品にハリウッドリメイクの話が持ち上がったのかが不明。そしてなんでこんなにつまらない映画がこんなに話題になって、こんなにレビュー数が多いのかも不明。 [DVD(邦画)] 3点(2011-08-27 23:41:19)(良:1票) |
32. 着信アリ2
設定にしても脚本にしてもパターン化されすぎ(そもそもパクリだけど)。どうでもいいくだらない恋愛事情を長々と見せられるのもむかつく。話題性と前作が築いた土台を利用しただけのヘボ映画。 [DVD(邦画)] 2点(2010-09-14 00:11:23) |