21. シティ・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 強烈な手ぶれ映像の冒頭から躍動感を感じます。ストーリーもだれることなく最後まで気を抜けません。 子どもが銃を持ち、殺しあう姿はアフリカの民族紛争とも又違った形での衝撃を受けてしまいますが、ブラジル人が作るブラジルの映画であるが故か、この事実に対してよそ者の善悪の観点から切り捨てられていないと思いました。 また、深刻で暗い話しテーマにも関わらずあくまでも映画に流れる空気は明るい。それもまたよいと思いました。 よその国の話であるから見ていられたのも事実で、仮にこれが日本の話であればまた違った感じ方もあったかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-17 18:49:18) |
22. 28週後...
《ネタバレ》 昔のゾンビはゆっくりと歩いていたのに、このゾンビはすさまじいスピードで 走ってきます。当然あんなのに狙われたら他人のことなんか構う余裕もなく 人々はただ逃げ惑うことしかできないだろう。そんなリアリティがこの作品にはありました。家族愛や弱い者を救おうとする気持ちが勝利には結びつかず、むしろ裏目にでてしまう 絶望的な展開で全く救いはありませんが、このような冷たい話を作れるのもヨーロッパらしい気がします。 冷静に考える余裕も与えないスピード感に圧倒されましたし、ロバートカーライルの狂気の熱演も素晴らしかったです。 [映画館(字幕)] 8点(2008-02-02 00:53:19) |
23. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 素直に面白かったです。社会派として先進国(旧宗主国のお仲間)側からの 目線はやや鼻につく感じでしたが、アクションシーンは秀逸で見ごたえがありました。 なんといってもレオナルド・ディカプリオの演技が素晴らしくてよかった。 ソロモンの家族が救われ、ハッピーエンドだったのも見ていて安心です。 なんとなく安易なところもありましたが、こういう悲惨な話は最後は救われないと 見ていられないです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-16 23:26:26)(良:1票) |
24. ナイト ミュージアム
夜の間だけ、博物館の展示物が動き出すという設定に夢があっていいと思いました。 素直に楽しめました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-15 10:48:37) |
25. ダイ・ハード4.0
都合のいい展開が目立つような気がしますが、 アクションが激しくて満足しました。 スカッとします。 [映画館(字幕)] 8点(2007-08-12 15:15:01) |
26. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 ストーリーは全くの単純で暴力シーンの連続で好き嫌いが分かれる映画だと思います。 でも私は迫力で押す映画は好きなので興奮し放しでした。面白かった。 また見たいかというと微妙ですが・・・ [地上波(吹替)] 7点(2010-06-01 22:02:26) |
27. もしも昨日が選べたら
《ネタバレ》 奥さんは美人で子供二人も可愛い。何が不満だったんだろう・・・ と思う。安易に面倒を避けて取り返しのつかないことになってしまった 主人公。これは現実的な問題ですね(熟年離婚とか)。 ラストは見ているほうとしても嬉しかった。たとえとってつけたようなものでも。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-15 22:53:43) |
28. ウェルカム トゥ コリンウッド
《ネタバレ》 ゆるい空気が良くて楽しく見ることができました。 [地上波(字幕)] 7点(2009-01-11 21:30:24) |
29. 犯人に告ぐ
《ネタバレ》 テレビで失敗した刑事が汚名返上のためにテレビを利用するというのが面白いです。 前半に散りばめだれた過去の失敗を経緯とした嫌な出来事の数々が 後半で犯人を追い詰めるとともに一気に終結に向かっていくというサイドストーリーの使い方がよかったと思います。 踏みつけた周りと立場が逆転していくところにカタルシスがあります。 メインストーリーは普通の青年である犯人の追跡であり、強敵と対決するという形 でないので、そこに期待を置くとちょっと物足りなくなるかもしれませんね。 映画としてどうかというとかなり地味ですが、なかなか楽しめました。 [地上波(邦画)] 7点(2008-11-20 22:30:22)(良:1票) |
30. 舞妓Haaaan!!!
《ネタバレ》 このハイテンションは新鮮でよかった。 一見理解できない趣味に夢中になって、堤真一に張り合う阿部サダヲが 馬鹿馬鹿しい。このおかしくも哀しい男を描いているところがツボでした。 爽やかに着地してくれたのもイイです。冷静に考えれば自分には全く縁もなく 突っ込みどころは満載な世界ですが、ここまで突き抜けられると 観客に徹することができました。 [地上波(邦画)] 7点(2008-08-30 18:07:55) |
31. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 誰もが自分が子供であった時代は輝いて見えるものです。将来の可能性が感じられただろうし、若さが満ち溢れているから。今が辛いからと過去にすがる大人たちを描いて、今と未来に向き合えというメッセージが強烈でしたが、いい意味で受け取ることができました。若い大人向けの映画ですね。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-21 13:24:24) |
32. キサラギ
《ネタバレ》 面白い。舞台は極めてシンプルだけど脚本がいいとこんなにいいです。一人のアイドルの追悼式のオフ会という設定。お互いを知らない者通しならではの謎解きの流れは起伏が激しく、目が離せません。みんなが関係者であることが分かり、みんなにとって救いのある(除くキサラギミキ)結論となったことも清涼感がありました。 D級アイドルにいろいろな形で夢中になっている男の悲哀が全体に流れていて、ラストはそれを強調してくれていたと思います。そこもいいです。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-13 16:57:05) |
33. ヘアスプレー(2007)
《ネタバレ》 慣れていないのでミュージカル映画の楽しみ方は難しい。一応は映画でありストーリーを重視して見ていても、場面展開が音楽やダンスで進められていくので、そのノリについていけないと最後までダメになってしまうためだ。 さて、翻って本作は私にとってどうだったか。テーマがデブや黒人の差別問題と重く、今でも本当に解消されているか微妙な問題。単純化された善人と悪人の構図も安易で、リンクがトレーシーに惹かれる理由やシーウイードとペニーの恋も唐突である。正論をつきつけられてもベルマみたいな価値観が本当のところは支配的だったのではないだろうか。 そういった思いがあってなかなか見ているほうとしてはエンジンはかからなかったが、楽曲とダンスのすばらしさで次第に引き込まれていった。特にジョン・トラボルタが演じる母が最高で、家にこもりきったままの彼女が娘の影響で街へ出て行ったり、メイベルと仲良くなっていくところの表現がよかった。新しい価値観が古い価値観を破るというテーマの中で、個人の内面の変化は少なくとも母については描かれていた。最後までいいとこなしのミシェル・ファイファーも美しかった。嫌いになれない悪役でしたね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-22 17:02:49) |
34. シューテム・アップ
《ネタバレ》 楽しめた。「弾丸んねー」といったコピーのポスターのお陰もあって、元々くだらないであろうと思いながら見たので正解。むすっとした主人公が極端な行動をとるのがツボでした。時間もちょうどいいですね。 [映画館(字幕)] 7点(2008-06-13 22:48:36) |
35. 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~
《ネタバレ》 キャラクターの表情の変化はないのですが、絵柄が個性的でいいです。 妙に壮大な舞台と人物が意外に小物でギャップが大きくて面白い。 漫才のような掛け合いも笑えました。ちょっと内輪受けのような部分も感じないではないですが、十分楽しめました。 [地上波(邦画)] 7点(2008-05-24 14:16:28) |
36. 俺たちニュースキャスター
《ネタバレ》 くだらない。ひたすら話は薄く軽く漫画的である。しかしその軽さがとにかくツボにはまった。また、カメオ出演の俳優も豪華で見ごたえあり。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-05 23:02:35)(良:1票) |
37. チーム★アメリカ ワールドポリス
《ネタバレ》 ハリウッド娯楽映画から見るアメリカのイメージをこれでもかと切る痛快さがあります。 ちょっと空気の読めない正義の味方が深刻な問題をあちこちで起こしながらも、ラブシーンが唐突にでてきたりするあんな感じです。違和感あるなといつも思っているところを見事に突っ込んでくれました。音楽もオリジナルだそうですが、どこかで聞いたことあるようなメロディに毒の効いた歌詞が載っていて最高です。これを面白いと公衆の面前でいうのは躊躇してしまいますが、何かひざをたたいて納得する部分がありました。それにしても製作者は俳優のことがよっぽど嫌いなんですね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-05 15:32:12) |
38. ターミネーター3
《ネタバレ》 救いのないラストもあってあまり評判がよくないのですが、タイムパラドックスが解決できて納得ができました。時代がやっとスカイネットを止められない理由を説明できる状態になったんでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-13 21:45:21) |
39. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 すさまじいアクションシーンの連続、世界中を又にかけるスケールのでかさは相変わらず健在。特にモロッコでの肉弾戦は他に類を見ないほどの衝撃を受けました。ロンドンウオータールー駅でのCIA監視のもとでの新聞記者との接触シーンも見ごたえあり。 過去の2作を髣髴させるシーンが多々あり、これまで見てきた視聴者はにやりとすること請け合いです。ただ、後半にかけてはかなり強引な展開が目立ったのは残念でした。勢い重視であればそれもありかもしれませんが、期待が高い映画だっただけにそこは割り引かせてもらいます。 [映画館(字幕)] 7点(2007-11-15 21:37:02) |
40. 自虐の詩
《ネタバレ》 本作は、気仙沼時代と大阪での生活の2本が絡み合っています。 そして、どちらの場面でも幸せはどこにあるんだと幸江は捜し求めて生きています。 でも彼女は、不幸そうに見えて実は身近な(小さな)幸せに囲まれていたのです。 それに気がついたのか。それともそういう風に考えるようになったのか。 客観的には悲惨そのものの人生だけど、どこに光を当てるかで見え方は 変わってしまうものなのかもしれません。 「幸や不幸はもういい。どちらにも等しく価値がある。人生には明らかに意味がある」 って言葉はいいです。勇気付けられます。 最初のお笑いのパートのテンポが悪い点、イサオの愛情はあまり伝わってこなかったこと に不満がありますが、中谷美紀の熱演も子役の二人もすばらしかった。 熊本さんとの感激の再会シーン、エンドロールの後のラストシーンもどちらも素敵でした。 不覚にも涙がでてきました。 [映画館(邦画)] 7点(2007-11-03 23:08:44) |