21. 銀河鉄道の父
《ネタバレ》 以前、花巻を訪れた際にご家族の映像を拝見したことがあり、この家族に囲まれている中での賢治であったのだなと感じたので、今回、家族に囲まれる賢治をみてきました。 期待を背負って生まれてきた賢治でしたが、自意識は高いものの何者にもなれず、苛立ちが高まる中、妹の死、自らの死を見つめるようになって紡ぎ出された珠玉のものがたり。 当時、結核は不治の病で、身体は衰えていくものの精神は研ぎ澄まされ、「永訣の朝」などに結晶していきます。 映画ではやや乱暴な賢治だったので、穏やかな作風との違和感をちょっと感じてしまいましたが、暖かい家族愛の映画です。 街のロケ地は岐阜県恵那市とのことですが、高台から見た一面の畑は花巻の風景のようでした。 [映画館(邦画)] 6点(2023-05-09 22:36:05) |
22. 仕掛人・藤枝梅安2
《ネタバレ》 トヨエツ梅安のパート2。 パート1の方が画面から感じる緊張感が高かったように思います。 対決もあっさりでしたし。 エンドロールを見ていて、あれ?どこに出ていたんだろうと思ったら、その後に出てくるとは…。 [映画館(邦画)] 6点(2023-04-18 22:55:37) |
23. 仕掛人・藤枝梅安
池波正太郎先生生誕100年企画「藤枝梅安」。 あの原作を映画化するならここという所を映画化してます。 ダークヒーローのディープな世界。 4月7日からの「藤枝梅安2」との2部作。 池波作品は、おいしそうな食事もポイントです。 どんなときでも最後の食事として食べる、この心掛けですね。 [映画館(邦画)] 6点(2023-02-23 21:22:06) |
24. THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ
《ネタバレ》 「ぎふ信長まつり」に46万人が集まったということでキムタク信長を見るのも一興と映画館に足を運んできました。 これは完全に信長と帰蝶(濃姫となってましたがバタフライですからね。)のラブストーリーですね。 なので、戦闘などについてはサクサク進んでいきます。 「あずみ」張りのシリアスな使い手の帰蝶とそれに敵わない信長。ターニングポイントは長良川の戦いの後の 「お主の役目はわしの妻じゃ」ですね。 本能寺では、抜け道があって途中で行き詰まったという説もあったので、それに乗っかるかと思わせて、夢落ちでした。 あと、信長と光秀の茶番を見抜いた家康がエンドロールで斎藤工と出たときには会場がざわつきました。 [映画館(邦画)] 6点(2023-01-29 21:19:31) |
25. RRR
《ネタバレ》 インド映画。 でも、途中まで全然踊らない。 しかし、白人に挑発されて、怒濤の踊り。 扱っているのは、使命を取るか友情を取るかという昔からの大きなテーマ。 ラーマの大義を知り、後に行動を理解するビーム。 大義はもちろん大事だが、ビームを死なせていいものかと葛藤するラーマ。 いやあ、娯楽映画なのに泣けます。 独房で足を痛めていたハズなのに、肩車の後、魔神全開でもいいんです。勢いですから。 [映画館(字幕)] 9点(2023-01-29 20:50:53) |
26. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 36年前の前作は街中のいたるとことにトップガンがあふれ、空前の大ヒット作でした。 今作は事故で失った相棒の息子との話で、このリアリティを出すために36年を要したのでしょうか? CGを用いず、実際にGに耐えながら撮影したという画像は大空の爽快感が味わえる映像になっています。 キャストも歳をとり、ライバルだったアイスマンは本当に喉頭癌で声が出せない状態のようです。 メグライアンは亡くなったことになってしまっていました。 [映画館(字幕)] 7点(2022-05-29 07:25:56)(良:1票) |
27. ハケンアニメ!
ハケンアニメのハケンは派遣だと思いましたが覇権だそうです。最も売れたアニメという業界用語のようです。 原作は、「鏡の孤城」などがある直木賞作家の辻村深月。 話しは、同じ放送枠で天才監督・王子千晴の作品に新人監督・斎藤瞳が挑むというものです。アニメ制作は部門 ごとのチームの集大成といった面があるので、いわば団体競技の対決といった趣になっています。チームで仕事し ていて、こういうことあるよねっていうエピソードが盛り込まれていて、仕事に頑張っている人へのエールになっ ています。 対決するアニメ2作品もハケンを争うレベル?が感じられて、しっかりつくられていると感じます。 なお、エンドロールの後におまけがあるので、直ぐに席を立たない方が良いですよ。 [映画館(邦画)] 7点(2022-05-21 21:45:59) |
28. 燃えよ剣(2020)
《ネタバレ》 やはり上下2巻を映画にするにはどこかを端折るしかないですね。 新撰組は京都時代が華ですので、ここをメインにするしかないですね。 岡田歳三、殺陣は流石です。 でも、近藤局長との別れのシーンなど、ウ~ン…、もうちょっと感動させてよ!という感じでした。 ちなみに、ここで近藤局長が新撰組のケジメをつけてくれたので、トシも死に場所を求めず、斎藤一、永倉新八のように、生き残る道もあったかもしれません。それではドラマにならないかもしれませんが。 [映画館(邦画)] 5点(2021-11-25 20:53:31) |
29. エターナルズ
《ネタバレ》 監督・脚本は「ノマドランド」のクロエ・ジャオがつとめる!との触れ込みだったので見に行きました。 けど、アベンジャーズの方が良かった…。 個々の話があってこその集団戦だと思うのだけど、個々のバックボーンが分からないまま集団戦。 知的生命体が必要?養分にもなってないし、関係ないのでは? ディヴィアンツって、結局、戦いの相手として必要なだけでは? 裏切りがあっても最後は一緒にというのは従来からのご都合主義だけれど…、なんだかなという感じ。 流行のマイノリティに配慮してます風のつくりもストーリーに生きてこそでは。 マーベルは娯楽に特化して良いと思う。 [映画館(字幕)] 4点(2021-11-06 08:07:57) |
30. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 ともあれ、ダニエル・クレイグ、お疲れさまというところです。 前作のスペクターが終わった時に、次もボンドやる?と聞かれたときに死んだ方がマシだと言ったのに戻ってきてくれました。 今作、やはりアクションは辛くなってきてますね。 それに007にも現代に合わせ色々な変化が。 日系人監督ということで、千島列島あたりが出てきたり、能面が出てきたり。 でも、子持ちになったり、死んだりはダメでしょ。 [映画館(字幕)] 7点(2021-10-09 23:25:56) |
31. TENET テネット
《ネタバレ》 いきなりエントロピーが出てきたので、何か理論的なもっともらしさを言い始めるのかと思いきや、そこだけでした。 ストーリーは辻褄が合わずご都合主義ですが、勢いがあって、単純にアクション映画としてみても良いと思います。 やはり、「考えるな、感じろ」ですね。 [映画館(字幕)] 7点(2020-09-27 20:56:51) |
32. 透明人間(2020)
《ネタバレ》 「透明人間」、見てきました。 コロナ状況下でも結構、混んでいました。 「透明人間」って言っても、透明人間が主役ではないんですね。主人公を持ち上げる、吹っ飛ばすなど、どんなパワースーツかと思ったら、単に見えないだけとか…。 DV夫なら、透明人間なんて面倒くさい手は使わずに普通に追ってきて力づくでさらっていきそうです。 [映画館(字幕)] 7点(2020-07-24 22:52:48) |