21. her 世界でひとつの彼女
今っぽい設定に見せかけて「実在への疑問」という普遍的なテーマを内向した素晴らしい内容。もう一度見に行こうかなーと思ってます。 [映画館(字幕)] 7点(2014-07-21 15:34:27) |
22. パシフィック・リム
理屈として通じないーなんて無意味。ポール・バーホーベン臭も甘美。2も楽しみ。 [DVD(字幕)] 8点(2014-07-21 15:31:12) |
23. 東京オリンピック
宮川一夫の垂直なカメラワークは美しく着高い。ほとんど無音なのも素晴らしい。にも関わらず強い作家性を持つ描写。この歪なバランスが映画に狂気性を及ぼしているのはおもしろい。 [映画館(邦画)] 7点(2014-04-20 19:50:55) |
24. 1941
バカ映画と開き直れば見れる映画。対日戦時のアメリカの雰囲気やCG直前の特撮の雰囲気は楽しい。 [映画館(字幕)] 5点(2014-04-20 19:44:27) |
25. アパートの鍵貸します
小粋さだけで押しきれる力は立派です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2014-04-16 15:34:24) |
26. ロフト.(2008)
《ネタバレ》 身近にいる友人と重なっておもしろかった。ゾッともした。建築家が「セックスに意味は無い。悟ったんだ」のような事を言うのだがそれ以上の説明がなく不満。原作だとあるのかなぁ。原作が読んでみたい。(それぞれの登場人物の書き込みも読んでみたい。)その他では音楽が控えめてほぼ無音だったのもよかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-02 19:35:38) |
27. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 川崎IMAXにて鑑賞。サンドラ・ブロックのドジッコっぷりにイラったり親近感湧いたり。物語の終わりが見え始めた時寂しく感じた。エンドクレジットで地上管制官がエド・ハリスで驚いた。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-10 09:28:02) |
28. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 堤真一が演じるとあまりダメ男に見えないー為かまったく暗く感じない。だからこそエンターテイメントとして成立しているのだろうか。主人公の個人主義の徹底はブレておらず歳下のバイト仲間にも娘にも自立した一個人として接しており公平で観客からは絶対正義・神のように映る。それが彼自身の劣等感・敗北感から産まれたとしても尊いものだと私は思う。もっと容姿がダメダメな人が主人公を演じたらどうなるのか見てみたい。(一応劇中には対となる存在・キャバクラで正社員になったハゲおっさんがいるけど。) [DVD(邦画)] 6点(2013-12-02 10:07:02) |
29. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 予告で人がバタバタ死ぬのが小気味よかったので楽しみにしていた。本編もZがまー大勢でゾロゾロ走ってて楽しい。イスラエルの描写も好き。なんかオチに尻すぼみ感を感じつつも現実的でもあり、その後の顛末も見応えがあって楽しかった。Zになった人を治すのは無視で虐殺しまくるって倫理観がぶっ飛んでておもしろい。この辺をバカ真面目に法規化するまでを描いた映画とか見てみたい。なんて思ったり。 [ビデオ(字幕)] 6点(2013-11-26 14:21:02) |
30. 中学生円山
コメディ映画の皮を被ったトレンディなカルト映画。どこか森田芳光の家族ゲームのような食感を感じる。ダラダラとしたストーリーとは脱線したエピソードもあまり邪魔臭くなく楽しかった。ポップでいいです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-26 14:05:21) |
31. 板尾創路の脱獄王
《ネタバレ》 すごく変な作品だった。でも清々しい変な気分。『板尾創路』に期待しているものをちゃんと用意してくれたなーって気分。小さなストーリーを丁寧に描いており、その時々に抱く感情を一点に集中して描いたのが『歌唱』のシーン。最後のオチは彼なりの『照れ』なのだろう。不細工なCGもカメラワークも強い個性があれば越えられる。秀作。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-29 10:15:03) |
32. 暗黒街のふたり
《ネタバレ》 ジャン・ギャバンの鼻がイチイチ気になる。かわいい。それにしてもアラン・ドロンがキレるのもわかるけど殺すのはチョットなぁ....。最後のギロチンへの描写は素晴らしく神々しさすら感じさせる演出は息を呑む。2度目みて気がついたのだが、アラン・ドロンが最初にスクリーンに映る描写が、首だけが稼働し続ける銀色のローラーの後ろにポツンとある絵なので驚いた。イイ演出。 [映画館(字幕)] 6点(2013-10-13 23:13:37) |
33. 軽蔑(1963)
《ネタバレ》 不条理を丁寧に説明しているーんだろうけど、まだ理解できていない気分。屋上で日向ぼっこする女の横に佇む男の絵が美しかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-13 21:35:49) |
34. クロニクル
《ネタバレ》 シーンとシーンの間が小気味よくカットアップされておりテンポはよかった。が、その分中身は薄さーも感じる。なぜマットやスティーブがアンドリューに親友として惹かれたのかも見えない。命の恩人という描写はあったし、同じ超能力者という共通点で惹かれ合ったーということだろうけどー。 [映画館(字幕)] 6点(2013-10-08 13:54:32) |
35. 地獄でなぜ悪い
《ネタバレ》 予告でも一瞬映るが星野源がコカイン吸ってキマった時にみる二階堂ふみの殺陣のファンシー描写のダサさに絶句した。あれならいきなりアニメで描写されるーくらいの方がイイと思う。もっと美しく・尊いものに映って欲しかった。心底ガッカリ。その他の俳優陣の怪演ブリは気持よくそれらを引き出す監督の力量・個性は素晴らしい。が、自分にはあまり合わないみたい。 [映画館(邦画)] 6点(2013-10-02 11:01:01) |
36. エリジウム
《ネタバレ》 第9地区には強い思い入れがあり、更にシド・ミード参加!と期待したが物足りなく感じた。CGや造形に関しては第9地区の延長線であり発見はなく、むしろ終盤の決闘シーンでは粗を感じた。ストーリーや設定にも粗が多く寂しい(例えばなぜ地球上でのエージェント組織が貧弱なのか?など)。ブロンカンプ監督のインタビューを読んでいるとエンターテイメントに作ったとあったが納得した。にしてもイマイチ。ジョディー・フォスターの演技が光った。あまり悪役見えないのはイイのかわかんないけど美しかった。 [映画館(字幕)] 6点(2013-09-30 12:50:28) |
37. わたしはロランス
すべての画が素晴らしく感動した。色味、画角、カメラの動きに惚れ惚れ。音楽のチョイスも素晴らしい。シーンによって空気が変化した瞬間を見事に描いている。絵力のある168分は疲れたが、短く編集されず見れなかったことは幸福。もう一度行ければ行きたい。 [映画館(字幕)] 9点(2013-09-16 23:26:05) |
38. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 宮崎駿と半藤一利のインタビューを見て楽しみにして劇場へ。観た感想としては「イマイチ」だった。残念。『エゴイズム』が本作のテーマと感じたー高原病院を抜け出す・自分の設計理想を貫く・結婚を家族を呼ばず勢いで行う・タバコを吸う・高原病院へ戻る、そして「俺たちは人殺しの道具ではなく、美しい飛行機を作るのだ」と「君はピラミッドのある世界とない世界、どちらが好きかね?」。これらの『エゴイズム』へ自分は共感はできても共振できずストーリーの展開に遅さを感じている内に終焉の匂いに気付いた。『エゴイズム』達への総括というか決着が曖昧で「観客が個人の問題として考える」入り口へも到達できた作品ではないのではーという不安定な気分のまま映画から掘り出された。自分には戦前戦中の日本の情景を「比較的」リアルに2013年の今に描写した稀有な映画以上の存在にはならなかった。残念。追記:観ていて思ったのだが二郎は「死期が近づいている」菜穂子を愛した。白血病で白く美しい「死期が近づいている」という設定も含めて菜穂子に惹かれたのだ。病人に対して不謹慎な考えなのかもしれないがそう感じた。しかも菜穂子は自分の事を幼少期から「白馬に乗った王子様」と崇拝もしている。自分にはやや引く設定。これも『エゴイズム』なのか。「生きねば」なのか。 [映画館(邦画)] 6点(2013-09-02 10:35:40)(良:1票) |
39. ラヴ・ストリームス
主人公が有名な作家だったり、姉って設定だったりーがわかりにくく1度目に見た時は混乱した。2度目の鑑賞では整理できた。エンディングに近づくにつれ自分の想像を越えた描写の連続には驚きと笑みが絶えず続いた。湿度のないカラっと質感が好きです。 [映画館(字幕)] 6点(2013-09-02 10:06:26) |
40. チャップリンの独裁者
《ネタバレ》 美術の細かさに驚く。最初の大砲の細かい美意識の高さ。素晴らしい。地球儀を飛び跳ねるシーンの美しさにも感服。チャップリンのギャグが現代に通用しているのかギリ疑問がある。彼を「誰もが知る天才的ピエロ」として捉えられない時代背景もあるのか? 最後の演説は素晴らしく感激した。いきなり違う映画が始まったようなそんな落差が驚いた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-09 10:25:17) |