21. 歩いても 歩いても
癒される。家族っていいなぁと改めて思わされた映画。空気感が良く、自然。登場人物の感情の振れ幅も自然な範囲。特に何かが起こるわけではないが、それがいい。こういう作品は日本人だからこそ楽しめるのだと思う。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-21 21:17:49) |
22. アフガン零年
重い。ずっしりとくる。押し付けがましくない問題提起というか、私たちの知らないアフガニスタンでのターリバーン政権の暴挙が描かれている。 見せ方が上手く惹き付けられて、どんどんのめりこんでいくが最後に残るのは悲しみだけ。現実として、いくら伝えたいことがあっても、映画として“上手”じゃないと見てもらえない。そういう意味では、成功例だと思う。この作品を見て、どうするか。自分はターリバーン政権やアフガニスタン紛争について調べ、いかに自分が無知・無関心であったかを知った…。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-21 21:10:18) |
23. THE 有頂天ホテル
三谷幸喜は凄い。 この映画を2度見たが、2回とも笑ってそして泣かされた。 豪華なキャストが繰り広げる、少しおかしな物語。キャラクターに愛おしみが湧いてくるあたりは流石。 劇中の時間と実際に流れている時間が同じなのも注目すべきポイント。 [映画館(邦画)] 8点(2011-01-21 20:48:47) |
24. 黄泉がえり
映画をまともに見始めた時期だったので、思い出補正がかかった感想。 大好きな映画。当時映画館に4回通った。 よみがえった人々のそれぞれの苦悩や喜びがよく描かれていると思う。 キャラクターごとのサブストーリーがよい。 ラストには監督の優しさが出ていると思う。 [映画館(邦画)] 8点(2011-01-21 20:38:13) |
25. Vフォー・ヴェンデッタ
2013年12月にCS(字幕)で2回目の鑑賞。 アクション・SF・ラブストーリー・哲学…と、全部詰め込みながら成立していて凄いなぁ…と思い、当時放送されていた「安堂ロイド」が目指していたができなかった形がこれか、と。安堂ロイドもアクション+SF+恋愛を描きたかったようだが、上手くいかなかった。 好きな映画なので思い出補正がかかっているかと思ったが、充分楽しめたのでよかった。また数年後に見たい。 【公開当時に映画館で見た際のレビュー↓】 ヴィジュアルを楽しむ映画。 まず映像が美しいし、演出がとても洒落ている。 この鮮烈な映像を見るだけでも価値があると思う。 ただ、大画面じゃないといまいち迫力にかけるかも。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-21 20:28:37) |
26. ティム・バートンのコープスブライド
ナイトメアービフォア~は超えられなかったが、この作品はこの作品でよい。 ミュージカル形式にしたのも挑戦的で面白かった。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-21 20:22:21) |
27. フランキー・ワイルドの素晴らしき世界
映像が美しく、ドラッグをモチーフにした映画にしてはドロドロしてなかったのが良い。 演出がよく、ドキュメンタリーのように見せているが、観客へのサプライズもあったのは良かった。 ジャンキー作品としてではなく、1人のDJの物語として多くの人に見て欲しい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-21 20:18:37) |
28. 長い散歩
老人と子供という組み合わせは反則だと思う。 終始泣きっぱなしだった。台詞があまり多くないのも、日本映画らしくてよい。 何が正しくて、何が間違っているのかを考えさせられたが、映画の中で問題が解決するわけではないので提起された問題は観客の心に残ったままになる。 ただ泣いてスッキリすることを目的にこの映画を見るのは向かないかもしれない。 最初は子役が可愛すぎると思ったが、途中から冷たい表情も見せるようになったので 彼女でよかったと思った。 [DVD(邦画)] 8点(2011-01-21 20:09:39) |
29. 映画ドラえもん のび太の恐竜2006
リメイク前の作品を知っていたので、リメイクのこの作品も絶対見ようと思っていた。 ドラえもんも、某クレヨンしんちゃんみたく映画になったら気合いが入るようで、カメラワークなどに工夫がみられた。 ストーリーも良いのだが、個人的に評価したいのはピー助の声をあてている神木隆之介くん。『ピー』という台詞だけにも関わらずとても上手だった。この演技で感動も増した。 子供だけではなく、大人も楽しめるドラえもんだと思う。 [映画館(邦画)] 8点(2011-01-21 20:08:26)(良:1票) |
30. シッコ
アメリカの医療制度の問題を鋭く描いている。 マイケルムーアの作品は、大げさに誇張しているところもあるとは思うが、それを除いても今のアメリカが問題だということがこの映画でわかる。 誇張したり簡略化して描いている分、わかりやすくて(監督に言わせればアメリカ人のために単純化しているのだろうが)見る人を選ばない。 これからもこの、アメリカを愛しているが故に今のアメリカが許せない、マイケルムーア監督の作品に期待したいと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-21 19:57:39) |
31. セントアンナの奇跡
終盤、急に安っぽくなった気がしたが、控え目な人物描写が良かった。 虐殺の有無は置いておいて(史実なんて、誰にもわかんないんだし)「戦争は人を狂わせる」ということを描くのが、こういった作品の目的だと思う。 戦争映画になると必ず、史実云々を持ち出してくる人がいるが、そこにだけ囚われるのは、本質が見えていないと思う。(そもそもこの作品は、監督と脚本は別の人だし) 戦争・差別・宗教など、複数のテーマを盛り込んだ上でそれなりにまとまっていると感じた。あと少し、緻密な脚本なら、傑作に成り得たかも…。 黒人差別が当然だった作中の時代から70年、黒人大統領が誕生している。日本も、あと50年以内に女性首相が誕生したりするかも…?(個人的にはもっと早く、女性差別を無くして欲しいが [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-12-12 00:18:25) |
32. レールズ&タイズ
《ネタバレ》 冷静に考えたら、末期ガンの妻を持つ男が自殺未遂に巻き込まれ、残された遺児を家に迎える…というのはありえない設定だと思うが、感動モノなので仕方ない。 生きたいのに生きられない人と、生きられるのに死を選ぶ人の対比なのだろうが。 イーストウッドの娘うんぬんは抜きにして、テンポが良く見易い作りだと感じた。 良くも悪くも、「死」に対してはあっさりしていた印象。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-30 19:16:30) |
33. シーズンチケット
《ネタバレ》 よくある感動モノかと思ったら、社会風刺要素満載だったという…さすがイギリス映画。このテーマのアメリカ映画なら感動だけで終わってる(笑) DV夫に、病気なのにタバコは止めない母、家出してジャンキーの姉(父から性的虐待を受けていた?)に、若くして子持ち(恐らくシングルマザー)の姉に囲まれた主人公。 主人公の親友が付き合う相手も痛々しい。15歳で妊娠&中絶、底辺の生活から這い上がるために、(恐らく)あまり好きではない相手と結婚すると言う。 アメリカ映画なら、貧しい人が一発逆転で大金持ちに…ということもありえるが、イギリス映画ではありえない。この作品でも、結局、当初の目的であるシーズンチケットは手に入らなかったわけだし。 貧しい層の人たちが、「その人たちなりにどう幸せになるか」を描いているのだと思う。 実際、下層・中流・上流…と生まれた時の階層から移動するのは、イギリス社会では難しいことなのだろう。 この映画の良いところは、そういった風刺要素を入れながらも堅苦しくならずに、最後までエンタメとして描いているところ。 風刺要素を気にせずにエンタメとして楽しんでもよし、社会派として見てもよし、見る人によって受け取るメッセージが違う、良作。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-30 19:03:45)(良:1票) |
34. ダーウィン・アワード
変わり種の作品かと思いきや、SEX・ドラッグ・ロックの3要素が含まれた、典型的なアメリカの娯楽映画(褒めてるつもり) 面白いけど、見終わった後に何か残らないのも、アメリカ娯楽映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-29 22:38:05) |
35. スナッチ
最初、色々な人物が出てきて混乱するが、徐々に関係が判明していくのが面白い(自分は最初から理解したいので、wikiで登場人物の設定を確認してから見たが) 混乱→整理というのがよく描かれた作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-29 22:34:49) |
36. バンク・ジョブ
開始数分で、「あれ、これ前にも見たぞ」と(笑) すぐに気付くことができた分、良くできた作品なんだと思う。あらすじ読み返して、場面が浮かんできたし。 つまんない作品だと、終盤になるまで1回見たことに気付かなかったり(爆)たまーにある…。 ということで、見た作品にはレビューを書くべきだな、と改めて思いました(笑) レビュー書いた方が記憶に残るのは間違いない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-26 00:15:03) |
37. 僕の大事なコレクション
《ネタバレ》 なぜ、姉(老婆)は助かったのか…という疑問は置いておいて。 色々解説されていないところもあるが、台詞よりも映像と音楽に重きをおいた構成が美しい。 前半のコミカルな感じから一転して後半はシリアスになり辛かったが、ビジュアルで充分に楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-25 20:15:32) |
38. ウォー・ダンス
《ネタバレ》 上から(先進国)目線だったり、やらせ的な演出が気になったり(ナンシーと母が手を繋ぐところや、ドミニクが反政府軍の要人に兄の消息を尋ねにいくこと、ナンシーと母がお墓参りに行くことなど制作側の要望があったのでは?と疑ってしまう)するけども、彼らが語る体験は本物。 誘拐され人殺しを強要されたり、親を失って親戚の家で使用人のようにこき使われていたり、父を殺され母は最近まで行方不明であった為に弟や妹の面倒を1人で見ていたり…そのような、悲惨な体験をしている子ども達が、音楽の全国大会で奮闘する様は心に響く。彼らの、南部へのコンプレックスも伝わってくる。 アメリカ製作じゃなかったらどうなったのかな?と思わないでもないが、エンタメ性も兼ね備えたドキュメンタリーとしては成功していると思う(ドキュメンタリーにエンタメ性は不必要という意見もあるだろう、自分もこの立場) 先進国目線で、貧しい=かわいそう、というのはおかしいと思っていたが、戦争(紛争)=悲惨というのはどの国・どの時代にも言えることだな、と改めて感じた。 たまたま、紛争をしている地域に生まれただけで、彼らに罪はない。どんな環境に生まれても、そこで頑張るしかないのかな…等と複雑な気持ちに。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-05 03:28:34) |
39. ゴーン・ベイビー・ゴーン
《ネタバレ》 アルゴ未見、アルゴもこんな感じなのかなぁ。 サスペンスから汚職モノになり気付けば人間ドラマ…。良くも悪くも、色々とごちゃまぜ。 自己満足で少女を救った警部と、自己満足で少女を元の環境に戻した主人公… かならずしも法を守ることが正しいと言えないというか、法では救えない人もいるというか、そういうことを訴えたかったのかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-02-20 21:22:32) |
40. キューティ・ブロンド
《ネタバレ》 気楽に見えていいけど、あり得ないよなぁ… 男に認めてもらう為に法学部に入ったが、成功すると(自立すると)その男を捨てるというのは良いと思うけど。けど結局新しい男と付き合ってるんだよね(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-26 21:57:30) |