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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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21.  村の写真集 《ネタバレ》 
徳島県の山奥にある素朴な村の風景に癒され、藤竜也さんの背中に多くを教わり、その一挙一動に身が引き締まる映画でした。 彼が演じたのはカメラマンではなく、"写真家" の高橋研一であり、そしてどこにでもいるような、息子との接し方に戸惑う一人の不器用な父親でもありました。出がけに自然光の色合いを確かめる表情、カメラの向う側の村人たちに微笑む笑顔、、その素顔は朴訥で優しい人。 まるで村の守り神のような存在である反面、息子への厳しさは、父としての責任であり、優しさでもあり、そして照れ隠しのようにも思えました。 言うまでもなく、本作に一貫しているテーマとしては、後世に伝えていきたいもの。古き良き日本の風景。人としての、礼節。あえて言うなら、愛があることを前提とした鉄拳制裁もそうだ。 なお、昔からの映画ファンにとっては嬉しいサプライズが最後の最後に待っていました。そう、まるで「過去」からやってきたように突然に現れて、おいしいところを全て持っていった原田知世さん。 さすがは、「時をかける少女」といったところか。
[DVD(邦画)] 8点(2021-05-30 22:37:38)
22.  天国の本屋~恋火 《ネタバレ》 
原作は未読ですが、、これは「本」(朗読) の物語で、「ピアノ」の旋律と「花火」の美しさがあって、その上「天国」まで登場するわけですから。 思っていた通り、それぞれを深掘りすることなくなぞったような印象で、ちぐはぐな内容ではありました。と言いつつも、天国のヘンテコリン感は結構楽しめたけど。果てしなく広い海や "現世" へと続く長い一本道は、もしかしたらここは本当に天国かもしれない、、そう思わせるほど美しく壮大な風景だったし、これだけでも映像化してよかったかな。 出演者の撮り方については、玉山鉄二のクローズアップが多すぎるのは気になったし、香川照之さんは (存在ではなく) 演技がこの映画向きじゃない感じ。 そして、、竹内結子さんは、改めて素敵な女優でした。 どうか天国で、続きの人生を100歳まで。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-30 20:42:33)
23.  サウスバウンド 《ネタバレ》 
これ、シュールかつ、ブラックテイストなコメディだと思うんです。あまりムキになって観てはいけない話。そして、こういう (偏屈な) 大人には絶対になるな、そういう反面教師的な映画ではないかと。何しろ、最後には子供たちを置き去りにして旅立つほどの立派な大人たちですから。 ・・とは言え、上原一郎氏は映画のキャラとしては面白いし、彼の言い分は、あながち間違いばかりじゃない。社会のシステムへの不満、我々の税金で食ってる者たちの不祥事、、確かに世の中は納得いかないことばかりだ。しかし、そういう理不尽を飲み込んで大人になれ、それでもお前は黙って税金を払って国民としての義務を果たせ、それこそがカッコイイ生き方だ、、この映画はそういう逆説的なメッセージじゃないかな。 もちろん、映画の舞台である沖縄は、この国に理想郷なんてないよ、という皮肉的な意味合いのロケーション設定に他ならない。 活動家時代のまま思考回路が停止して成長することを止めた大人たち。対象的に子供たちはみな生意気でませていて、そういう風刺の効いた人間たちの描写は楽しめた。 思えば、家族とはつまり世代や価値観の違いがぎこちなく同居することであり、それがいかに難しく滑稽であるのか、「家族ゲーム」の森田芳光監督たる個性を感じる映画ではありました。
[DVD(邦画)] 6点(2021-05-16 12:56:21)
24.  ナイン・ソウルズ 《ネタバレ》 
脱走犯の人数は9人。そして、予告編では千原ジュニアが草野球の試合に乱入する場面がある。ふふふ、俺にはわかってるぜ、どうせ最後はみんなで仲良く草野球チーム結成でさわやかにハッピーエンドだろう、どうせ松田龍平がピッチャーであのデブがキャッチャーだろう、結末バレバレじゃん、、と思って観ておりました。 ・・はい、見事に、はずれました (泣) 予想以上に救いのない展開で、何人か殺られて脱落していったが、いかんせん自業自得としか思えないのよね・・。 しかし、、AVの帝王かぁ (笑) 今の時代に制作するなら、「天才ハッカー」とか、「オレオレ詐欺の帝王」とか、「伝説の悪徳YouTuber」とか、この面々にいたかもしれんね。この道中じゃあ、やっぱり取り柄を活かしようもないけど。
[DVD(邦画)] 5点(2021-05-11 19:13:21)
25.  花様年華 《ネタバレ》 
言ってしまえば、ストーリーはありがちなメロドラマのように思う。しかし、この映画の何という美しさ、そこに尽きる。赤ではなく、紅い色彩を基調とした映像に、雨がこんなにもよく似合うとは。 そして主演二人の、どこから撮っても「絵」になること。特に、張曼玉 (マギー・チャン) の真紅のチャイナドレス姿は、お人形さんかい? って本気で思うほど。トニー・レオンは、やはりウォン・カーウァイと相性がいいようだ。 その二人を一層華やかに際立たせた衣装、当時の香港を完璧に再現した街並み、画面の細部まで拘りが行き届いた美術、、本作は衣装や照明といった美術スタッフ、そして撮影の素晴らしい仕事にも拍手を送るべきだろう。 「花様年華」とは、花のようなきれいな時期、人生で最も美しい瞬間と言われる。本作で言うなら、香港における1960年代という「時代」のことだろう。 1960年代、香港、そこに確かに存在した一人の女、、それは記憶の中で永遠に美しい花として咲き誇るのだ。
[DVD(字幕)] 8点(2021-05-06 20:41:51)
26.  ミスト 《ネタバレ》 
主人公がマッチョなタフガイで全く画家には見えない、とか、怪物たちの姿がB級テイスト、とか、結局あの怪物たちはなんだったのだろう、とか。そういう細かいことを気にしなければ、パニックムービーとしても、人間ドラマとしても、かなりよくできた映画と思えます。 スーパーマーケットという閉鎖空間と人間たち、霧に包まれた外界と怪物たち。まず、このシチュエーション自体が、色々な解釈を講じることができて興味深い。一般社会と、そこを一歩でも踏み出した世界、というメタファーのようでもあるけど、やはり真の安全地帯などどこにも存在しない、ととらえるべきだろうか? 長い曲折を経て、最後にデヴィッドが遂行した選択肢は確かに救いがない。しかし、あの時点における絶望的な状況下では、全員が怪物たちに手足を食いちぎられて殺される地獄よりは、彼ら四人だけでも一瞬で楽に死なせてやり、自分一人が犠牲となって怪物たちのエサになる、、という勇気ある選択だったはず。ただ、その直後の展開が、あまりにも残酷だ。希望を最後 (の最後) まで捨てなければ、、と強く思わずにはいられない。 本作はかの「ショーシャンク」の監督であることは周知ですが、あの映画が希望を信じ続けた男の物語ならば、本作は希望を諦めた男の物語。その後味こそ正反対だが、本作もテーマは「希望」なんだろう。 ありがちなアメリカ万歳的な終わり方はすぐに記憶から忘れ去るが、これはこれで心に残る映画であることは確かだ。 あと、なぜか知らないけど、観ているあいだ、「CUBE」を思い出して仕方がなかった。
[DVD(字幕)] 7点(2021-03-20 22:20:07)(良:2票)
27.  引き出しの中のラブレター 《ネタバレ》 
ラジオパーソナリティー (個人) とそのリスナー (その他大勢)、という構図ゆえに、リスナー側のドラマは数名に限定しなければならないのは致し方ないこと。だから、他のリスナーたちの心はどうなるよ? って言うのはなしにしたい。 ただ、そこをマイナス点にしないとしても、映像はTVレベルで特徴も無いし、点は辛め。 これが「ラジオパーソナリティー」という仕事の映画でもあるなら、実際にはDJをする時間てのは勤務中のわずかだろうし、むしろその時間以外にどんな仕事や準備をしているのだろう? というところがもっと見たかった気がする。 だから良かった点としては、真生がラジオや携帯を通してではなく、実際に函館に赴いて少年に会いに行ったこと。こういう、華やかなDJの姿ではなく、地道な努力こそ気持ちが伝わるんだ。 その函館の修道院? だろうか、ここが実によい雰囲気だった。真っ直ぐに延びる長い階段を真横に横断する道とか、まるで十字架のように見えて、とても映画性を高めているように感じた。
[DVD(邦画)] 5点(2021-03-20 22:12:38)
28.  空気人形
本作は設定こそブッ飛んでいるけど、彼女 (空気人形) を奇異の目で見るのではなく、できるだけ彼女の視点でこの世界を眺めることに全神経を集中したい。ほら、何も知らないピュアな心になったつもりで、改めてこの世界を眺めてみたら? ・・だめだ、やはり男たちが汚らわしいものに見えて仕方がない (笑) ぺ・ドゥナに関する芝居やキャラクター設定はあて書きだろうね。その存在感はもちろんのこと、"外国人" であること、つまり前提として日本語を (スラスラと) 話せないことが特に重要に思えた。命が宿ること、それは言葉を覚えていくことだし、彼女が意味を知らずに発する声音そのものの響き、その姿のたどたどしさ、、それはまるで言葉を覚えたばかりの幼な子のようでしたから・・。 あと、自分に「名前」があってよかった、、そう思わせてくれる映画でありました。
[DVD(邦画)] 7点(2021-02-08 19:59:01)
29.  好きだ、 《ネタバレ》 
登場人物たちの心の内面にある感情を、顔と言うよりは、顔を映す向きを駆使して表現しようとしているのは、確かにわかる。そしてこの映画には、人の外見や表情よりはむしろ、心の内面からその人を感じ取ってほしい、という監督の強い意図があるから、だから17年後の二人に、外見的には全く似ていない (と僕は思っている) 永作さんと西島さんをキャスティングしたんじゃないかな。 僕が好きだったのは、ギターの在り方。音楽、としてではなくて。 ヨースケ (17歳) はきっと、ユウからの想い、ユウの姉への想い、そして少しのユウへの想い、、その狭間で葛藤していたと思う。だから、彼は学校帰りにユウと川沿いを歩く時、ギターとカバンの二つで両手が塞がっていることによって、彼女が手をつないでくるのをやんわりと拒絶しているように見えた。あるいは、彼自身が手をつなぎたい衝動を抑え込んでいるようにも見えたし。考えすぎ?(笑) 色々と技巧に拘りすぎるあまり、肝心の映画自体がやや退屈という典型的な映画でしたが、こういう心は大切だし、そこは共感します。 でもさ、、姉の彼氏?の事故死、その姉の事故、そして刺されたヨースケという、ユウにまつわる不幸の見本市みたいな話だったので、好きだ、もいいけど、この後に彼女だけは真っ先にお祓いにいくべきだと思う、絶対に。
[DVD(邦画)] 6点(2020-11-28 18:08:12)
30.  ストロベリーショートケイクス 《ネタバレ》 
本作の面白いのは、彼女たち4人の「部屋」にスポットを当てているところ。その「部屋」を通して、彼女たちという人物を説明しているように思う。実際、部屋というのはその人となりがよく表れるもの。里子は想像した通りの可愛らしい部屋だし、秋代はエキセントリックに棺桶だったり、塔子は部屋一面の「絵」だったり、どんな女性が住んでいるのか、色々と想像に難くありません。対象的に、趣味や生き方にこだわりを持たないちひろは自分の部屋すらまともに描かれない。どうやら表向きは塔子と同居のようだが、部屋を見るかぎりではちひろの自己主張は希薄であり、完全に塔子の住まいにパラサイトしているような感じ。 でも、一つだけ不思議な感覚があった。里子、秋代、塔子の我が道を往く生き方を眺めているうちに、段々と無個性なちひろが三人に負けじと輝きを放ってきた。個性のないこと、実はそれも強烈な個性なのかもしれない。 ありがちな雰囲気映画ではなくて、彼女たちの心境とその変化をしっかりと伝えていると思うし、間違いではない裸も含めて、とても生々しくもありよくできたリアルな恋愛群像劇と思う。そして、みんな恋に人生に不器用だが、本作ではキラキラと輝いていて、この映画はそんな彼女たち (の全て) をやさしく肯定しているようだ。 個人的には、今泉監督 (mellowのラーメン屋笑) や岩井俊二監督の「リップヴァンウィンクル」に少なからず影響を与えているように感じた。
[DVD(邦画)] 7点(2020-10-27 17:54:12)(良:1票)
31.  私の頭の中の消しゴム 《ネタバレ》 
若年性アルツハイマー病の描写について、なかなか手厳しい意見も多いが、まあ純愛映画として見るならそう悪くはない。 愛するスジンがそうなった、彼女の父は「いずれ下 (しも) の世話もできなくなるぞ」とチョルスに忠告した、彼はそれを理解した上で覚悟を決めた、それでいいじゃん。言いたいのは、この患者と暮らすのは想像以上に壮絶であることを知らないわけじゃない、でもこの映画としてはそういう生々しい部分は見せません、そういうこと。 それにしても、スジンの切り替えの早さったら、すごい。始めの展開を見るかぎりでは、元カレと別れた日にチョルスに一目惚れしたわけでしょ? まさに清純派らしからぬ肉食系恋愛脳なわけだけど、このおかげで難病が発症する前に、ギリギリセーフで彼と恋人になれたわけだ。もしかしたら、虫の知らせが急がせたのかも。 とにかく、自分も健康なうちに早くいい人見つけておこう、ってのは本気で思った。
[DVD(字幕)] 6点(2020-09-28 18:13:39)
32.  南極料理人 《ネタバレ》 
本作における「南極観測基地」は言わば舞台装置。従って、映画の作りとしては舞台劇仕立てのグルメ系コメディ。だから、極寒の地で生きることの苦しさ、そういうリアリティを求めてはいけません。 そしてもちろん、次から次へと出てくる料理が一層うまそうに感じるのは、食べるしか楽しみがないこのシチュエーションだから。「食」を際立たせるためのロケーション設定、ですかね。堺雅人くん、と言うよりは、フードスタイリストの飯島奈美さん、今回もごちそうさまでした。 そして、観測隊員たち。さすが地球の最果てに左遷されるほどの選ばれし8名だけあって、優秀そうな面々ばかりでした (笑) とにかく、笑いもありますが下ネタがないので、家族そろって安心してみれそう。それって、ありそうで意外と少ないので実は貴重な一作かもしれません。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-09-17 18:57:49)
33.  東南角部屋二階の女 《ネタバレ》 
まるで遠い記憶のように黄色くて、くすんだ色合いの映像美。昭和の名残りを感じさせるアパートの風景。どこか懐かしさを感じさせる映画でしたね。 そして、いくつかの謎めいた要素が手伝ってか、昭和時代の怪奇小説のような趣きもありました。古びたアパートの一室にある覗き穴、頑なに土地を手放そうとしない老人、、その老人の風貌もまた雰囲気抜群なんだけど (笑) 冒頭、お見合いにきた着物姿の涼子は美しくて、でも彼女以上にこの着物がどうしても心に残って、不思議とこの時、なぜか「着物」にまた会えるような予感がありました。だから、はるか戦前の記憶を残したままようやく日の目を見た着物の姿に、やっとまた会えたね、という奇妙な感覚を覚えたものだ。 個人的には、「お引越し」や「台風」といったエピソードから、本作に相米慎二監督作品への想いを感じました。
[DVD(邦画)] 7点(2020-09-11 01:30:02)
34.  釣りキチ三平 《ネタバレ》 
原作漫画は小学生の頃に夢中になって読んだなぁ。 本作は言っちゃあなんだが、「釣りキチ三平」という設定と知名度を借りた、夏休みの小学生向けのネイチャーアドベンチャー映画でしたね。そして、釣りを通して描く家族ドラマの映画。原作の再現度はさておき、童心に帰ったつもりで気軽に楽しむのが吉なのかと。だから、鮎釣りがいちいち説明台詞つきだったり、子供心に憧れたあのクールな魚神さんがチャラ男に成り下がっていたり、一平じいちゃんに吉幾三はナイスキャスティングと思って観ていたら実は渡瀬恒彦さんだったり、そのへんは微笑ましく観れましたよ、私は。 それよりも残念だったことは視覚的な部分。矢口高雄氏の原作は、鬱蒼とした木々や川や湖の水面に映る魚影など、それが実にぞくぞくするタッチで描かれていて、そういった美術的な感性にこそ真骨頂があったとも思っていますが、どうしても実写映画になるとそういった個性が皆無で、どこにでもありそうな普通の邦画 (の風景) になっていました。お魚もそう。CG感ありありで、これにはがっかり。 また、原作にはあれほどたくさんの名エピソードがあるのに、どうして夜泣き谷編だったのだろう? と議論はするべきだろう。ハワイのブルーマーリン編はわかる。これは予算の都合でダメだろう。呪い浮子編もわかる。ホラー映画になりそうだ。現実的な例として、ムツゴロウ編でも面白そうだし、壮大な釧路湿原を舞台にしたイトウ編でもよかった気がする。個人的にはいっそのこと、「O池の滝太郎」編でも面白かったと思うが? 監督が滝田洋二郎だけに。
[DVD(邦画)] 6点(2020-09-06 12:29:46)
35.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 
沖縄の離島に集結したキビ刈り隊の面々。 主人公のひなみ (香里奈) は明るく社交的で協調性があり、優等生の学級委員タイプだ。だから私は彼女には興味が湧かない。 対象的に、他はどう見ても過去に「訳あり」な感じで、波乱の予感に期待は膨らむ。 すると意外にも、大ベテランの田所さん (大森南朋) が、空気読めない発言を連発して彼らを挑発しまくり、隊の雰囲気を乱していきます。 そしていよいよ、キビ刈りです。優等生同士 (ひなみと池永) 、問題児同士 (西村と川野) 、をペアにするという、意図不明な田所さんの選択もあり、思うように仕事は捗りません。 お楽しみのBBQでは西村と一触即発し、そして、ついには嵐の豪雨の中、車で家を飛び出し、大クラッシュ!!という、、。 一言だけ言わせてほしい。田所さん、、もしかして、足、引っ張ってる?? その田所さん (しつこい) 、これからも、長野のりんご、千葉の落花生、北海道のジャガイモに、日本全国一年中飛び回り、大忙しということだ。いや、彼がいるから忙しいのかもしれない (笑) そんな彼に、「もうケガするなよ、定職就けよ、住民税払えよ」と私は最後にエールを送ろう。
[DVD(邦画)] 8点(2020-09-01 21:38:46)
36.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 
いよいよ第三部、最終章。 「王の帰還」という表題なんだけど、僕は心の中で「ミナス・ティリスに導かれし者たち」と呼んでいる。 城塞都市ミナス・ティリスの堂々たる佇まい、その荘厳さ・・。その姿はまるで天空の城ラピュタのよう、、まぁそれはさておき。 通常版ではいつの間にか死んだ (ことになっていた) 、サルマンと蛇の舌グリマ。卑劣な彼らに相応しい最後にスッキリ、ついでにストーリーがキレイにつながってモヤモヤがスッキリ。 アラゴルンたちが死者の軍勢を連れて海賊船を乗っ取る過程、ここもキレイにつながりましたね。 そして、ガンダルフとナズグル王の対峙、これはもう鳥肌モノでしょう・・。白の魔法使いと黒い悪魔の戦い、これは「絵」としても、まちがいなくシリーズ最高峰でした。 さて、SEEを通して鑑賞した総評。 当然ながら、登場人物たちの知られざるエピソードが追加された分、彼ら (彼女たち) の人物像をより知ることができてよかった。通常版では見えなかったエピソードたった一つでも、その人の印象は大きく変わり、そして新たな人と人のつながりによって世界もまた広がった。例外的にフロドとサムのエピソードは通常版からほぼ過不足ないため、あくまで指輪の主たる彼らのエピソードを軸にスリム化して劇場公開されたのだろう、と改めて感じることもできた。 しかしながら、今回、通常版の未公開映像を堪能できて嬉しい反面、これほど重要なエピソードを知らずにLOTRを観ていたのかぁ~ という落胆の気持ちが少しだけあったことも確か。何より、渾身の演技をカットされた役者たちの心境を考えると不憫でならない、、。特にボロミア、ガラドリエル、エオウィン、サルマン、、(泣) 願わくば、1つのバージョンでスパッと! そこは本当にお願いしたいです。 最後ですが、原作者の想像力、この世界観を映像化するにあたり、作品に携わった膨大な労力、、その力には頭が下がる思いです。 そして、役者たちは、登場人物たち一人一人に魂を吹き込んだと思う。 第一部から通して680分、この世界に退屈することなど僅かたりともなかった。 今は、ただただ「指輪物語」の世界にどっぷり浸った幸せでこころがいっぱいだ。
[DVD(字幕)] 9点(2020-07-01 14:48:26)
37.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 
「二つの塔」って、サウロンとサルマンの邪悪な権力を象徴する表題なんだけど、僕にとって第二部は騎士の都ローハンにまつわる物語なんだ。 だから、SEEではローハンという国の内情、セオデン王、エオメル、エオウィンの三人がより深く掘り下げられていて、とても満足でした。 個人的にエオウィンを演じたミランダ・オットーが大好きなので、彼女のエピソードが追加されていたことは本当にうれしい。セオデン王の息子の埋葬で、彼女が捧げた歌の悲しくも美しい響き・・。彼女ひいきを抜きにしても、この埋葬は心を打つ名場面の一つだったように思う。彼女がアラゴルンに手料理のシチューをふるまうシーンもよかったな。味はイマイチだったようだが、彼女の家庭的な一面が見れて私はなおさら好きになったよ (笑) 今回、ボロミアの過去がまたしても明らかになりますが、彼が指輪の旅に加わった背景、ファラミアとの絆を確認することができます。そして、あの心を揺さぶる名演説、、。しかし、初めの公開版ではこのエピソードをバッサリ削除するとは (泣) ショーン・ビーンよ、さては撮影中にピーター・ジャクソンとケンカでもしたかぁ? また、アラゴルンが自身の年齢と長寿の家系であることをしれっと告白したり、俺ぁそんなことも知らずに今まで何度もLOTRを観ていたのか~、とか色々と衝撃的であった。 そして歴史が大きく動く裏で、メリーとピピンがここまで奔走していたとは知らなかった。(そのいたずらぶりも強調されていたような気がするが、、) おっと忘れていた。肝心のフロドら指輪の主たちのエピソードは通常版からほぼ過不足ないため、彼ら二人の印象はSEEでもここまであまり変わらず。 ではでは、「王の帰還」も続けて観よう。 あと、250分、めくるめくファンタジーと冒険の最終章へ。
[DVD(字幕)] 8点(2020-07-01 14:43:04)
38.  ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 
前々から気になっていたSEE、ようやく鑑賞することができました。主に通常版にはなかったエピソードに感じたことをつらつら。 まず、ホビット庄のエピソードの長さ。フロドたち四人の性格というよりは、「ホビット」という種族の特性や生活ぶりが強調されています。やがてここに生きて帰ってきたい、という郷愁、そして「指輪」さえなければ、いつまでも平和だったことを強く印象づけたようにも思う。 そして、最重要はエルフの都の存在でしょうか。とにかく、通常版ではガラドリエルの登場が少ないため、ようわからんが何だか偉そうなヤツだ、といった程度でしたが、旅の仲間たちを優しく包み込むような、この神秘的な美しさったら、すごいわ。特に彼女とギムリという予想外の絡みはとても微笑ましい。モリア坑道に仲間たちを誘ったことにより、彼がガンダルフの死に感じていた罪悪感、彼女の言葉はそれを優しく癒したように思う。 そしてみなさんと同感で、SEEによってより存在感が増した一人はボロミアです。彼の名誉を守ったんじゃないかな。ゴンドールの執政官であった父の幻影を探して苦悩する姿。意外と優しい一面も持っていて。ただの指輪に目がくらんだヤツではなかった。 全体的に通常版では見えなかった登場人物同士のつながり、例えたった一つの会話でも、それはただの一エピソードにとどまらずそのまま物語全体の奥行きが広がったように思う。 ではでは、続けて「二つの塔」へ。
[DVD(字幕)] 8点(2020-07-01 14:38:41)
39.  ギャング・オブ・ニューヨーク
できれば、"ネイティブ・アメリカンズ" と "デッド・ラビッツ" のグループ抗争にもっと焦点を当てて、クライマックスでダニエル・デイ=ルイスとリーアム・ニーソンの名優二人による決闘がいい。  これを合わせて160分ほどにのばして、デカプリオとキャメロン・ディアスの出演シーンを6分程度に圧縮したディレクターズカット版がぜひ観たい。
[DVD(字幕)] 5点(2020-04-05 21:46:05)
40.  サイドウェイズ 《ネタバレ》 
かなり前にオリジナルの「サイドウェイ」も鑑賞済ですが、こんなお話でしたっけ? 小日向文世さんも生瀬さんも、愛すべきオッサンなので、その掛け合いは素直に楽しかった。私もわかるよ、正反対なキャラの親友同士って、意外と相性がよいもんだ。 恋をするのに場所は関係ない、ということで頑なに日本の場面がないのは好ましいと思う。 そしてできれば、「ワインのように、熟成すればするほど人間も味わいが増していく、、」といった気の効いたコメントをしたいけど、映画がそれを狙いすぎているので言うまでもないか (笑) 牧歌的な風景のワイナリーで、ワインを飲みながら仲間と語らう。結局のところ、こんな幸せなことってないよね。 でもさ、、長い。なげーよ。SM女のエピソードとか、全く必要なし。恋心の男女数名とワインのお話ならば、ウディアレン監督なら90分でまとめるよ、きっと。
[DVD(字幕)] 5点(2020-02-11 21:14:15)
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