381. イップ・マン 序章
《ネタバレ》 割と和やかで、笑えたりする前半から、戦争勃発後のシリアスな展開。 ちょっと前半と後半が別の映画みたいだなー、と途中思ったりしたのだが、実は、前半のキャラクターのほとんどがきっちり後半にも出てくるので、なかなか綺麗につながっているのである。 完全に魅せられてしまう詠春拳のアクションは凄い。敵を本気で潰しにかかったときのイップマン無双はマジ怖いっす。そこまで、バッキバキにしなくても・・・!と思ってしまうほど。 悪役の池内博之のキャラクターが良い!極悪非道ではなく、格闘家とし、礼節をわきまえているところがカッチョエー!卑劣なキャラクターは、下っ端にいるけど、そういう役割の振り分けが良い。 でも、イップマンと力の差がありすぎでないかい?とちょっと思った。 もっと二人ともボロボロになるまで闘って欲しかったんだけどな。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-23 10:10:16)(良:1票) |
382. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
《ネタバレ》 宇宙人は、体に武器を搭載した堅い奴。撃っても撃ってもなかなか死なない。最初はロボなのかと思ったけど、近づくと意外とウネウネしてる部分があったりするのよね。 コイツ一体どんな生き物なの? っていう疑問に応えるシーンがちゃんとあるのは偉い。 前半のハイライトシーンは間違いなく宇宙人解剖のシーン。やっぱ、宇宙人と解剖は切っても切れない関係だよね。 このシーンを観たら大体満足して、眠くなってしまったのである。 その後しばらく、面白展開ないんだもの。 全体的にどうも盛り上げ方が巧くないように感じた。音楽も鳴りっぱなしだし、メリハリがない。序盤の登場人物紹介のシーンが、サクサクしすぎてて誰が誰か把握できないままチームになっちゃってるし、いっぱいいるから、仲間が死ぬシーンもどうも気持ちが入らないんだよな。 クライマックスの撃ち落としシーンなんか最高に盛り上がれる熱いシーンのはずなんだけど、タメとかが全然効いてなくてあっさりドカーン!って感じだからなんだかなー、と。 ド派手ではあるのに、舞台が限定されているせいか、どこかチマチマ感が拭えず、大作感がなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2011-09-23 10:07:22) |
383. レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳
《ネタバレ》 本年、ベストオープニングと言いたいくらい素晴らしいオープニングだった。 戦地で敵に囲まれ、絶体絶命なドニーさん達。仲間を殺され、ドニーさんプッツン。 悪人の弾丸はドニーさんには当たらない!接近したら、ボッコボコのメッタ刺し!!!何人いようと関係ない!ほんと凄かった。 ただ、ストーリーの流れはほぼイップマンと同じ。それにグリーン・ホーネット要素が少し足された感じ。仮面かぶってキメポーズしたり、突然ホァァァァァとか言いだすのは ちょっと笑っちゃったぞ。全体的な演出もちょっと過剰でクサかったりするし、アクションシーンの見せ方もイップマンには及ばないかな。 あと、日本語監修する人いなかったのか?と思うくらい日本語のシーンが酷い。日本人役の日本語がカタコトって、萎えるよね。お前明らかに日本人じゃないじゃん!そういうところ手ぬいちゃダメ。色々けなしてみても、ドニーさんのアクションが見られればそれなりに満足できるんだけどね。 [映画館(字幕)] 7点(2011-09-23 10:05:28) |
384. アジョシ
《ネタバレ》 韓国映画は、レベルの高いハードバイオレンスな映画を乱発しているが、あまりにもショッキングな内容ゆえ、万人に進められるかと言えば厳しいものばかりだった。 しかし、本作はそのハードなテイストはしっかり残したうえで、「レオン」のような要素を盛り込み、万人にも訴えかけられるような作品に仕上がっていた。いわば、これは韓国映画の集大成のような作品なのである。 それゆえ、ストーリー展開や演出なども目新しいものではないのだが、今までのどの作品よりもクオリティが高かった気がした。もし自分が、韓国映画に慣れてなければ、本年度ナンバー1に推していたかもしれないな。 韓国の役者の顔のバリエーションは凄い。登場人物多くても全然分からなくならないもの。その上、熱気に溢れてるし。頭オカシイ人いっぱい出てきて楽しい。 ウォン・ビンさんはすっごく二重瞼だったし。とっても面白かったです。 ラストは、韓国映画とは思えない感じであるが、救いを根こそぎ奪うだけが、能じゃない!それにしても警察が役に立たないのはもはや韓国映画のお約束ですねー。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-23 10:01:41)(良:1票) |
385. スモーキング・ハイ
《ネタバレ》 若干勢い不足な気もしたが、やっぱセス・ローゲン好きだわ。脚本家としても。 無力な男二人のバディアクションコメディってことは、これがあってのグリホなんだな。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-23 09:50:50) |
386. スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
センスもいいし、殺し屋さんたちが殺し合うのは楽しいんだけど、バカに徹しきれてないし、色々惜しい。しかし、ここでの失敗要素は「特攻野郎Aチーム」で修正されている気がする。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-23 09:48:03) |
387. 今日も僕は殺される
《ネタバレ》 なんじゃこりゃー。殺される毎日が繰り返されるっていう設定にひかれてみてみたら、ヘナチョコファンタジーアクションじゃないか。中2な感じは嫌いじゃないけど雑すぎるかな。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-23 09:46:21) |
388. ゴーストライター
《ネタバレ》 流石、巨匠。一つ一つの映像が計算しつくされていて、見とれられる。その上、かなり印象的な音楽が、素晴らしいタイミングで華麗に使われる。これぞ上質映画。バカ映画ばかり観てると、こういうのはなかなか新鮮なのである。そのおかげで内容は地味ながら 飽きることなく没頭できた。 真相が明らかになってからあっという間に終わってしまうので、ちゃんと1つ1つのシーンの伏線の答え合わせができなかった。説明しすぎないことが、こういう映画の美徳でもあるので批判はしないけど、僕のように集中力のない人にはあまりオススメできないかも。ミステリーファンの人は是非! 最後、主人公なんであんな余計なことしたの? 義憤? [映画館(字幕)] 7点(2011-09-17 14:34:50) |
389. 探偵はBARにいる
《ネタバレ》 お色気あり、バイオレンスあり、笑いあり、涙ありのハードボイルド仕立ての探偵活劇。邦画が一番ギラギラしていた時代の徹底した80年代テイストにニヤニヤさせられっぱなしである。 要するにヤクザ、オカマ、商売女、右翼、成金・・・と、カタギではない極端な登場人物がこれでもかと出てきて、激しいバイオレンスがあって必要以上に口からゴボゴボ出血したり、惜しげもなくおっぱいが出てくる映画。それでハードボイルドかと思いきや、主人公は武田鉄也の「刑事物語」みたいな2枚目半なのである。 BGMもジャズメインでカッコ良いし、カルメン・マキさんが歌ったり、エンドロールとかも懐かしい感じで良い!ほんとこういう映画が好きな人が撮ったんだろうなー。 あと、何と言ってもタカシママサノブ超やべえ!超キモイ!!今後は、より一層の変態さんをガツガツ演じていってほしいものだ。見事。 ただ、この内容で125分は長い。この手のハードボイルドはあんまり風呂敷広げたらダメだ。二転三転するストーリーは面白いんだけど、ちょっと疲れてしまった。もう20分短ければもっと絶賛できたんだけどな。 原作もシリーズものらしいので、この映画もシリーズ化してもいいと思う。次回は100分くらいでよろしく! [映画館(邦画)] 8点(2011-09-17 14:30:08)(良:1票) |
390. ジョナ・ヘックス
駄にスケールのでかい野望を持った悪役のせいで爆発は多いけど、作品自体の爆発力は弱い。マチェーテなノリなんだが、グロはナシというのが厳しいのかも。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-04 00:34:30) |
391. 生きてこそ
《ネタバレ》 まったく凄い話。極限状態でもジョークを飛ばしあえる彼らのメンタルの強さがカッコいい。生きるために人間喰うのはいいけど、火通さないのが不思議。お腹壊しそう。 生存者のための配慮か、直接的な描写がなかったため、凄惨さがあまり伝わらなかった部分もある。みんな結構血色良かったし。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-04 00:32:23) |
392. 名前のない女たち
なんかぬるい。セリフ回しや展開もいちいち安っぽすぎて切実さが伝わってこない。せっかくいい題材なのに。読んだらヌけなくなるという原作にも手を出す必要があるな。 [DVD(邦画)] 4点(2011-09-04 00:31:00) |
393. イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
《ネタバレ》 バンクシー以外のアーティストの作品にはそれほど心動かされず、序盤は退屈。 だったら、もっとバンクシーの作品や人生をじっくり見せてほしかったところもある。 バンクシーが出てきて、ティエリーがその気になってからは俄然面白くなってくる。 色々なアーティストが出てくるけれど、やっぱバンクシーは別格のように見える。 だからこそ、才能も技術も経験も思想もオリジナリティの欠片もないような男がシーンに飛び込んで行って人気者になる様を一段高いところから見下ろして、「コイツ、おもしれーな」って余裕をもって嘲笑してるようにも感じた。 と、同時に『アート』という実体のないものを、何の根拠もなくもてはやすカルチャーをバカにしているし。 気持ちは分からんでもないが、嫌な奴! で、監督(バンクシー)はこのシーンをこうして行きたいとか、自分はこういう気持ちでやってるよ!っていう表明がないからどうにもスカっとしないのだ。 むしろ、ある種の諦めみたいなものを感じてしまったくらい。 面白い事は面白いんだけど、視点としては、ちと冷めすぎなんじゃないかな。 [映画館(字幕)] 7点(2011-09-04 00:28:27) |
394. リメンバー・ミー(2010)
《ネタバレ》 大人になりきれない21歳の男(学生)がパパと喧嘩したりする、マジメなヒューマンドラマ。テーマは「コミニュケーションの難しさ」かな。脚本が良いのだろう。よくある題材だし、派手なストーリーではないながらも、ちゃんと面白い。特に後半のシリアスなストーリー展開は、かなり真剣にみさせられた。 色々な人物が出てくるけど、みんなある意味正しく生きていて、実は、正しく見えていたタイラー君が一番間違っていたりするのだ。この映画では、主人公であるタイラー君が必ずしも正しいという風に描かれなく、パパさん達がしっかりとカッコいいのが良い。 むしろ、これはパパ映画なのである。 ある隠されていた設定が、ラスト直前で明らかになる。でも、これっていくらなんでもズルくない?これがあることによって傑作だと言わせたいようなスケベ心をちょっと感じてしまった。(実際、鳥肌たってしまったのは確かだが) 今時珍しいくらい、しっかりと地に足のついた正統派ヒューマンドラマとして綺麗に着地させても良かった気もするが、どうだろう。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-04 00:25:15) |
395. ピラニア 3D
敢えてけなすような所はない。期待通りの内容。 グロ描写を楽しめる人には、安心してすすめられる爽やかなエロバカポコチン映画。 あっという間に終わっちゃうけど、これはもうひと波乱観たかった気もするな。 余りにも直球。速球。 明るくなった会場はとても和やかな雰囲気になっていた。こういう映画を観た後には決して暴力的な気持ちにならないのである。平和な映画である。 高額な3D料金払う価値があるかは微妙なところ。 [映画館(字幕)] 7点(2011-09-04 00:23:23) |
396. グッド・バッド・ウィアード
《ネタバレ》 アクション活劇っぷりが、かっちょよくてとても面白かった。魅せ方がとても華やかで、良い意味でマンガっぽくて気持ちいい。ストーリーが雑だってこれだけ楽しけりゃいいや。 キム・ジウン作は大体好きだなぁ。いつも終盤クドいけど。 [DVD(字幕)] 8点(2011-08-17 15:39:26) |
397. メカニック(2011)
《ネタバレ》 イサムさん達の容赦ない殺しっぷりにドキドキだ。どこにでもある、よくあるストーリーにもかかわらず、テンポの良さと、クールなカメラワーク、アクションのカッコよさで少しも飽きさせない。イサムちゃんのアクション映画では、「アドレナリン」の次くらいに好きかも?アクション映画は内容より、カッコ良さとスピード感が大事だよね。 人がバカスカ死んで爽快感を得られました! [映画館(字幕)] 8点(2011-08-17 15:35:39)(良:1票) |
398. パリ20区、僕たちのクラス
《ネタバレ》 先生超お疲れ! ただでさえ、思春期の中学生なんて厄介なのに、国籍もバラバラで憎たらしいガキばかりでそりゃハゲるわ。問題児の少年は許してもいいが、あのシャクレ娘だけは許せん!・・・すっかり感情移入してしまった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-08-17 15:33:48) |
399. ドラゴンハート
《ネタバレ》 地味だなー。もっといっぱいドラゴン出てくればいいのに。 [DVD(吹替)] 4点(2011-08-17 15:31:28) |
400. ケイナ
《ネタバレ》 よくわからなかったけど、クリーチャーのキャラデザインは好きだな。 あとキルスティンの声が凛としていて良い。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-17 15:29:46) |