401. 針の眼
《ネタバレ》 いつデヴィットはフィルムの情報を知ったのか、そこに合点がいきません。ストーム島と外界の唯一の通信手段である無線はあの灯台にしかないはずなのに…。まぁこの疑問はいずれ原作を読んで解消しようかと思いますが。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-25 21:50:48) |
402. 野良犬(1949)
三船が若い! この頃から突き抜けた存在感がありますね。志村もいい味を出していますし。ところどころで妙にテンポが悪くなるのが気にはなりますが。私個人の基準では7点ですが、黒澤への敬意を込め、この点数に。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-24 21:56:19) |
403. 評決のとき
《ネタバレ》 万策尽き、最後は人情に訴えて……というのが、少し安易なような。検察側の死角をついての大逆転劇を期待していたので、肩すかしを食らうことになりました。クライマックスは確かに胸が熱くなるのですが、冷静になって分析してみると、あのシークエンスに向けての積み重ねがあと一コマ足りないような気がします。ともあれ、今度原作を読んでみることにします。 [ビデオ(吹替)] 8点(2005-06-23 11:12:53) |
404. 真実の瞬間(1991)
映画の完成度としてはなかなかのものですが、内容そのものに興味を惹かれるかというと、少し厳しいです。とりあえず、もう一度鑑賞したくなるような作品ではありませんでした。 [DVD(吹替)] 6点(2005-06-22 10:37:00) |
405. 13デイズ
TVドラマ「24」2ndシーズンを思い出しながら鑑賞しました。「24」の圧勝です。 [ビデオ(吹替)] 5点(2005-06-21 21:40:03) |
406. 旅立ちの時
《ネタバレ》 解放軍の戦友ガスの件が途中から浮いてしまっているのが……。彼が射殺されるニュースを聞かされることで、父はダニーを解放する決心をしますが、安易な解決が向こうから勝手に歩いてきた感が拭えません。助けを求めにきたガスを、懊悩に懊悩を重ねた末に父が射殺する……ぐらいの展開があれば、遠慮なく10点をつけたのですが。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-21 10:40:01) |
407. ウォー・ゲーム(1983)
コンピュータ関連の描写はさすがに古臭さが否めませんが、サスペンスとしてはかなり良質かと。多少ガキっぽい(失敬)部分もあるので、そこが人によっては受け容れられないかもしれませんが……。個人的にはレンタル代金の元を取れる面白さでした。原作本はまだ未読なので、ぜひ読んでみたいと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-20 21:05:28) |
408. 椿三十郎(1962)
シンプルすぎず、複雑すぎず。お互いの一手先を出し抜き合う頭脳戦あり、斬った張ったの活劇あり。娯楽作品はかくあるべしという映画です。荒涼かつ殺伐としていた「用心棒」に比べ、ややコメディ色が強くなっているのは、少し人を選ぶかもしれませんが。 [DVD(字幕)] 9点(2005-06-20 10:43:51) |
409. 用心棒
展開が実に緻密に練られており、一片の贅肉すら見当たりません。かといって単純な話かといえばそうではなく、個性ある登場人物を効果的に配し、虚々実々の駆け引きを見せてくれます。一度目よりは二度目が断然楽しめる映画です。 [DVD(字幕)] 10点(2005-06-20 03:06:53) |
410. 推定無罪
原作を先に読んでおくべきでしたかね…捻りは効いてるには効いてるのですが、イマイチ被害者の女性や真犯人の掘り下げが浅いせいか、物語に同調しきることができませんでした。 [DVD(吹替)] 5点(2005-06-20 03:02:56) |
411. ターミナル
「ターミナル」という限定された空間を使い、うまく物語を産み出しています。ただし、良くも悪くもすべてが「7点」止まりで、突き抜けた一点のない作品です。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-16 22:12:46) |
412. ふたりにクギづけ
爽快感のあるコメディです。この手の作品(バディものの変化球種?)にはとかく「お互いがお互いへの依存を捨てきれないが故の葛藤」がありがちなのですが、本作はそこにうまく折り合いをつけ、「依存」とも「訣別」とも違う回答を出しています。 [DVD(吹替)] 9点(2005-06-12 23:20:08) |
413. 少林寺三十六房
主人公の劇的欲求の掘り下げはかなり浅めですが、やはり最大の見所は少林拳法ですね。なにげに主題歌が格好良く、印象深いです。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-06 22:25:35) |
414. モンスター(2003)
主人公があんな犯罪を犯し続けているというのに、どうしてこんなに緊迫感がないんでしょう。というのは、この映画には「追う側」の視点が綺麗に欠落しているからです。追う側とのせめぎ合いを織り交ぜてドラマティックに描くか、実話に基づいてタイトにまとめるか――ともに一長一短であり、この作品が後者を選択したこと自体、責めるべきものではありませんが……。 [DVD(吹替)] 6点(2005-06-06 20:18:32) |
415. 21グラム
構成をわざと複雑にすることで、普通の脚本を水増ししただけのような気が。ただ、いやでも集中して見ざるを得なかったということは、スタッフ側の術中にはまってしまったということでしょうか。 [DVD(吹替)] 5点(2005-06-04 22:35:20) |
416. ミリオンダラー・ベイビー
原作を読んだ上で映画館に臨みました。原作は短編集であり、正直なところ、それほど傑出しているとは思えない作品でした。さりながら映画については、イーストウッドの手腕にただただ驚かされるしかありませんでした。まさかあの原作を、骨格はほぼそのままに残しつつ、ここまでの作品に昇華させるとは……。当方、このところ海外ミステリ小説にどっぷり浸かっており、原作を台無しにしてしまっている映画作品の多さに辟易していたのですが、この「ミリオンダラー・ベイビー」は原作を大幅に凌駕しています。イーストウッドをはじめとするスタッフ一同に心からの拍手を。 [映画館(字幕)] 9点(2005-06-03 18:09:59)(良:2票) |
417. 48時間
突出した部分はなく、話の規模自体もかなり小さいですが、その枠内という意味では良くまとまっている映画です。 [地上波(吹替)] 6点(2005-06-03 01:03:53) |
418. 俺たちに明日はない
今から見ると、さすがに新鮮味には乏しい題材です。ラストも他のレビュアーさんたちが言っているほどには衝撃的ではなく、十分に予想の範疇内のような。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-30 16:00:56) |
419. エネミー・ライン
ん~、これは実話ものの映画なのでしょうか? 服務違反を犯した主人公クリスが、特に何の咎めも受けないまま救出されるのは、ちょっとおかしいような…。レイガート提督も、公の立場をかなぐり捨てて私情で動きまくりますし。一国の軍隊が国家の立場を危うくするような行動を平気で取るというのは、リアリティがなさすぎです。テーマがあるようで掘り下げの全くない、凡百のアクション映画です。 [地上波(吹替)] 5点(2005-05-28 23:29:15) |
420. デンジャラス・ビューティー
真犯人までの導き方がいまいち巧くなく、意外性を演出しようとして結果的に失敗している感があります…が、細かい事は言いっこなしにしましょう。観ていて元気になれますし、理屈抜きで好きな映画です。 [地上波(吹替)] 6点(2005-05-28 07:44:58) |