401. ブルース・ブラザース
ハリウッドの映画人が本気で作った最高のコメディですね。俳優陣が豪華で、撮影にもお金がかかっています。何と言っても、歌が素晴らしいです。劇場で大笑いしてしまいました。 [映画館(字幕)] 10点(2008-02-09 08:52:47) |
402. ラスト、コーション
握りしめていたハンドタオルを落としたことすら気付かず、食い入るようにして見ました。胸つぶれる思いがするドラマでした。センセーショナルな映像表現だけが売りの映画ではないですね。時代背景を少し知っておけば鑑賞には十分で、余計な情報を耳に入れず、自分の目で見て確かめるべき作品と思います。 [映画館(字幕)] 9点(2008-02-08 21:30:44) |
403. ジェシー・ジェームズの暗殺
《ネタバレ》 アウトローを扱った作品は大好きなので劇場へ足を運びました。良いところもありますが、いささか肩すかしを食らった感じが否めません。激しい銃撃戦を期待すると、大きく裏切られます。アメリカ人にとって、あまりに有名なのか、ジェームズ兄弟の犯した列車強盗や、銀行強盗が本作では十分に描かれていません。彼らの犯罪のピークが終わったところから話が展開するので、ジェシー・ジェームズの仕事のすごさや、なぜ人気があったかなどが良く伝わらないのです。私は彼を題材にした作品を何本か見ていましたが、ジェシー・ジェームズの生涯を知らない人が初めて見たら、物語を理解するのが難しいのではないでしょうか。だから、前提としてジェームズ兄弟のギャング団について、予備知識をある程度持っていたほうが良いです。ケイシー・アフレックは卑怯者でいやな奴の役を実に上手に演技していたと思います。撮影は本当に素晴らしいといえるものでした。しかし、鑑賞するには、この内容で2時間を超える尺はちょいとつらいです。 [映画館(字幕)] 5点(2008-02-07 01:14:50) |
404. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
《ネタバレ》 タイトルは秀逸。楽しめるが、もっともっと面白くできただろうに、と思う出来上がりの作品。阿部寛は大いに良かったけれど、広末涼子や薬師丸ひろ子の起用には、役を考えると多少無理があったように思う。ホイチョイの趣味で起用したのだろうか? 確かに給料は右肩上がりで、借金してでも土地やマンションをじゃんじゃん買えという時代だった。僕は女性の太い眉毛、昔も今も好きです。 [DVD(邦画)] 5点(2008-02-02 09:00:05) |
405. デリンジャー(1973)
ギャング映画の金字塔ですね。本物のデリンジャーに風貌の似ているウォーレン・オーツが主役に抜擢され、見事に演じきりました。他の俳優陣も素晴らしいです。史実を巧みにエンターテインメントにした秀逸なシナリオ、哀愁溢れる音楽と、美しい撮影。どれをとっても、一級品のレベルと思います。暴力描写すら実に小気味よいタッチで「死に様の美学」を十分に見せてくれます。拳銃、マシンガンの銃弾の嵐が好きな方々、これこそが知られざる埋もれた名作です。DVD化が望まれますね。追記; 2012年にDVD化されました! [映画館(字幕)] 10点(2008-01-26 12:38:40) |
406. ガス人間第一号
怪奇サスペンスを期待すると、良い意味で裏切られます。タイトルはインパクトありますね。 土屋嘉男と八千草薫の組み合わせは実に異色です。これだけでも見る価値あります。ガス人間の起こす犯罪や、ラブ・ストーリー、捜査陣・報道陣の描写などは、どれも中途半端の感を拭い切れない部分があります。ですから、傑作の域に達していないと私は思いますが、作品全体としては、レトロな風味でなかなか味わい深い作品に仕上がっています。ちょっと点数は辛めにつけますが、面白く見ました。 [DVD(邦画)] 5点(2008-01-26 09:51:12) |
407. 殺人遊戯
とにかく作りが荒いです。ま、それを言っちゃ、おしまいってところもありますが。緊張感の乏しい銃撃戦や、しっかり見せきらないベッドシーンなど、不完全燃焼部分が多々あります。しかし、松田優作の魅力は出ているし、他の役者陣の顔ぶれを見るだけでも楽しいところがあります。目くじら立てず、DVDやビデオなら、鑑賞してもOKってところです。 [DVD(邦画)] 5点(2008-01-26 09:16:36) |
408. Tommy/トミー
公開当時、劇場で鑑賞しました。私の当時の感想は、音楽は◎、映像は○、ストーリーは△、総合的には、期待度をやや下回るものでした。多分、歴史的名作になるのではないか、という強烈な期待感があったからだと思います。70年代のロックが再評価されている今、この映画は貴重な映像記録だと思います。未見の方は、良い音響環境で、ぜひどうぞ。「ピンボールの魔術師」が最高! [映画館(字幕)] 7点(2008-01-14 08:53:33) |
409. おかしなレディ・キラー
《ネタバレ》 「ウォーレン・ベイティがストッカード・チャニングの遺産目当てに結婚したいのだが、自身の離婚が成立していないので、悪党仲間のジャック・ニコルソンがとりあえず彼女と結婚して、、、」、といった内容のコメディだった。しかし、コメディと言うにはお粗末な出来で、笑うに笑えないしょぼい映画。禁酒法の頃の時代考証など、それなりに金をかけ、「卒業」のマイク・ニコルズが監督したにも関わらず、である。その昔、たまたま当たった試写会を見に行ったのだが、時間を無駄にしたと思うほどではないが、見て得した気分にはちっともならなかった。埋もれた珍作。 [試写会(字幕)] 3点(2008-01-14 08:39:33) |
410. ヴァンパイア/最期の聖戦
タイトルバックがなかなか格好良いです。これから、どのように破綻していくのか期待感ワクワクです。しかし、はちゃめちゃな設定ながら、手堅くまとめてくれました。なにより、ジェームズ・ウッズが大真面目にしっかり演じてくれています。まずまず、面白く見ました。こういう企画が成り立ち、ある程度のクオリティを維持して作られ、かつ、コアなファンが存在するということは、すごいと思います。私は、通りすがりですが。 [地上波(吹替)] 5点(2008-01-12 19:03:37) |
411. 火の鳥2772 愛のコスモゾーン
《ネタバレ》 漫画家手塚治虫は、空前絶後の存在だと思います。テレビアニメにも立派な足跡を残しました。しかし、劇場映画では彼が望んだような成功はついに収められなかったのではないでしょうか。このアニメの最大の欠点は、画力の弱さにあると思います。手塚治虫の柔らかなタッチが出ていないし、絵自体が美しいとは感じられません。主人公ゴドーが火の鳥を得ようとする物語は、漫画火の鳥の未来の物語をベースにしつつ、映画オリジナルの展開を見せます。悪役としてロックが出できたのはうれしかったですが、映画終盤は迷走気味で、結末は万人の共感を得るには至らないと思います。映画館に入るまでは、手塚治虫の代表映画作品になるのではないかと期待していたのに残念です。 [映画館(邦画)] 3点(2008-01-10 22:46:55) |
412. 怒りの日(1975)
《ネタバレ》 「、、、の日」とくれば、暗殺映画のタイトルです。妻と娘をイギリス軍に殺された元IRAの戦士が復讐を誓い、イギリス女王陛下をねらいます。この映画の着想は、暗殺決行の場面に、イギリス国会の実写フィルムを使用することにありました。その瞬間、エリザベス女王(ご本人)が演説を中断し、議会がどよめくではないですか。一見の価値のある作品と思いますが、作品としてのクオリティはそれほど高くありません。「夜の大捜査線」の見事な演技でアカデミー賞を受賞したロッド・スタイガーですが、残念なことに、本作を魅力あるものにするべきオーラがちょっと欠けています。 [試写会(字幕)] 5点(2008-01-10 22:20:50) |
413. エイリアン・ネイション
これは期待せずに見ると、当たり、と思える良い出来の作品。ザ・B級映画といった感じで、SF映画としても、刑事映画としても、ゆるゆる、そこそこで、良い味が出ています。初見時に既視感があったが、パロディが盛り込まれていたからだろうか、それとも、この映画のパロディが巷に広がっているからなのだろうか。いずれにしても、素晴らしい世界観です。 [地上波(吹替)] 7点(2008-01-06 10:43:10) |
414. レッドブル
ウォルター・ヒルとシュワルツェネッガーの組み合わせで、興味津々だったが、なぜか当時は映画館に足を運ばず、テレビで繰りかえし見る縁となった作品。大画面で見ると、迫力があって良かっただろうなと思う反面、今となってはテレビやビデオ、DVDで気楽に見るのがふさわしい映画かなとも思う。このころは、題名に「レッド」を付けるとヒットするとハリウッドでは言われていた。それにしても、なぜ原題「レッド・ヒート」が邦題「レッド・ブル」になってしまったのだろう。おかげで「ブル=シュワルツェネッガー」って、イメージを植え付けられてしまった。 [地上波(吹替)] 6点(2008-01-05 22:23:21) |
415. ロング・ライダーズ
ジェシー・ジェームズら、ならず者を淡々と描いた佳作。史実に基づきながら、抑えめの演出で、ストーリー展開は平坦ながらも、まずまず面白く見せてくれる。派手な銃撃戦があるので、私の評価は高くなります。なんといっても兄弟俳優の出演が目玉です。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-05 21:55:25) |
416. ジェロニモ(1993)
ウォルター・ヒルは好きな監督だったのだが、この映画でも裏切られた。「ダブル・ボーダー」と「ジョニー・ハンサム」で相当痛い目に遭っているはずなのに、懲りない私が馬鹿なのか。ネームバリューのあるスタッフ・キャストを揃え、たいへん濃い内容であるが、残念ながらできばえは良くない。史実の重みがあり、得られることはあるのだが、面白いとはとうてい言い難い。 [映画館(字幕)] 4点(2008-01-05 21:25:36) |
417. カメレオンマン
《ネタバレ》 公開当時劇場で鑑賞。静止画像の退屈さに閉口し、字幕の読み取りに追われて疲れ果て、さんざんの鑑賞だった記憶がある。映画館で、映画ではないものを見せられたような、奇妙な違和感がぬぐえなかった。ウディ・アレンが時代の先を行っていたのか、私の感性がついて行けなかったのか、、、。シネコンなどない時代で、単館上映だったが、劇場は閑古鳥が鳴いていた。 [映画館(字幕)] 4点(2008-01-05 12:56:34) |
418. ゴシカ
興味津々で見せ物小屋に入ってみたものの、肩すかしを食らったような印象。腑に落ちないことだらけで、消化不良でした。 [地上波(字幕)] 4点(2008-01-05 08:53:12) |
419. キラー・エリート(1975)
《ネタバレ》 公開当時劇場で鑑賞。ペキンパー監督で、ジェームズ・カーン、ロバート・デュバルときて、サスペンスなのだから、どんな名作になるやと大変な期待をもって見たが、こんな超ド級の裏切られ方をされようとは。腰が砕けましたよ、ほんと。どうしちまったんだペキンパー? 話はつまらない、テンポは悪い、おまけに忍者ですよ、ニンジャ。どこか私に不理解、見落としがあったりして、正当評価できていないのではないかと思い、その後テレビで見て、さらにビデオで見たが、やっぱり面白くないぞ! イングラムを連射しながらスローモーションで果てるボー・ホプキンスに、合掌。でもVHSを中古で手に入れてしまいました。DVD出たら買います。なぜ自分がこういう映画にお金を使うのか、もう自分でも分かりません。 [映画館(字幕)] 4点(2008-01-05 00:39:45)(良:1票) |
420. 砂漠の流れ者
《ネタバレ》 「砂漠の定住者」の物語でしたね。主人公が何を目指しているのかが私には最後まで不明でした。土地に根ざしたいのか、復讐を遂げたいのか、新天地を目指したいのか。そう思って見ていたら、仇敵はひょっこり現れるわ、自動車が現れるわ、さあこれからと言うときにあっさりと終わるわ、びっくり仰天の連続でした。ちょっとコミカルなタッチの異色ペキンパー映画です。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-05 00:25:50) |