441. マスク(1984)
終始ポジティブなのが良かったのですが、母親と取り巻きの勢いについていけませんでした。 ストーリーはちょっと盛り上がりに欠けたように思います。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-30 09:39:21) |
442. 三十四丁目の奇蹟(1947)
《ネタバレ》 サンタと空想否定の母娘という両極端のキャラクターが対峙するのがわかりやすい。 精神科医と対立して裁判沙汰になるものの、基本的に悪い人は出てこないので嫌な気分にもならない。 会社の方針決定やら裁判やら展開は非常にアバウトなので、堅苦しくなく肩がこらない。 それでいて子供向けという印象はそれほどなく、しっかり楽しめました。 ファンタジー的な結末を持ってこなかったことにも要因があると思います。 暖かい気持ちにさせてくれるので、クリスマスシーズンにはお薦めです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-27 20:10:40) |
443. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 これはアイディアの勝利だと思います。窓から見える何気ない風景と足の怪我で動けない組み合わせの発想がよかった。 ちょっとした「のぞき」だったのに、だんだん周りの2人も関心を持ち出すという心理の変化が面白かったです。 事件自体の展開には何の意外性もなかったので、そこに一捻りあれば物凄い作品だったと思いますが・・・それでもなかなか惹かれるところがありました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-26 20:44:12) |
444. スピード(1994)
《ネタバレ》 息もつかせない危機の連続というスリリングな展開。 それにも関わらず気の利いた会話が明るい雰囲気を作る。 不自然さは多々あれど、ハチャメチャな感じがいい。 これぞ優良エンターテイメント! ルパン三世実写版のようなイメージで観ていました。 惜しむらくは最後の電車パート・・・これは蛇足ではないでしょうか? それまで、機転や発想で乗り切ってきたのが良かったのに、ここでは何故か無策で運まかせ。 また、前半は安易な殺戮シーンに頼っていなかったのに、それも怪しくなり、最後は犯人が残虐死。 そして、恋愛展開シーンというベタな終わり方。 途中まで9点つけられると思っていただけに、この電車部分が惜しすぎる! [DVD(字幕)] 7点(2010-10-23 20:30:53) |
445. アラバマ物語
序盤から子供がピーチクパーチクうるさく、正直言って引いたうえに退屈でしたが、話が進むにつれ徐々に惹きこまれました。 特に、唐突とも思えるラストの展開はある意味衝撃的でした。 全体として表現が"ど"ストレートゆえに非常にわかりやすいのですが、同時に古臭さを感じたのも事実です。 教訓的な作品で心に訴えかけてくるものがある一方、後味は良くないですし、けして面白い話ではないと思います。 言ってみれば観ている者に媚びないといいますか・・・そんな所が本作品の主人公にも通ずるところがあると思いました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-22 04:31:11) |
446. 街の灯(1931)
《ネタバレ》 ラストの表情ワンカットのみで、ここまでいろいろ考えさせるところが凄い! 彼女の目が見えることになった嬉しさ、どんなに尽くそうが一緒にはなれない切なさ・・・ 一体どっちなんだろうと考えつつ、やはり嬉しさと切なさなどが複雑に入り混じってたんだろうと思います。 序盤からコミカルなシーンを散りばめ、コメディとして充分楽しませてくれたうえで、この美しいラストシーンに持っていく展開に敬服します。 [DVD(字幕)] 9点(2010-10-20 18:27:43) |
447. モダン・タイムス
《ネタバレ》 有名な歯車シーンをはじめ、随所に光るシーンが散りばめられていてお得な気分に・・・ 特に食事をさせる機械に、工業化への痛烈な皮肉を感じました(この機械作った奴はアホダナ~、と本気で心の中で突っ込んでました^^;) ラストシーンに後味も良かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-20 18:09:32) |
448. 赤ちゃん教育
随所にドリフ的な笑い所が散りばめられ思わずニヤリ。 ただ、全体としてコメディとしてはややパンチが足らない気がしました。 それでもラスト20分の怒涛の追い込みは見事。 ストレートに「面白かった!」と言えないのは、正直なところヒロインにあまりいい印象を持てなかったためです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-20 17:39:48) |
449. ライムライト
《ネタバレ》 知らぬ間に、主人公の姿をチャップリン自身そのものと錯覚しながら鑑賞していました。 過去の作品で、言葉はなくとも表情で魅了してきた彼が、よくじゃべることしゃべること・・・これだけでも物悲しかったです。 まさに一線を退く者の悲哀を感じました。 ラストで、自分ではなく若きダンサーが踊る画で終わったところが、その象徴だったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-20 17:35:22) |
450. グローリー
主人公の芯の強さ、苦悩など・・表情を楽しめました。 いつのまにか彼が次にどのような言葉を発するのか期待しながら鑑賞していました。 脇を固める隊員も個性派揃いで印象に残りました。 随所に「いいシーン」が散りばめられていて感動や涙を誘い、ちょっとズルいかな?という気もします。 そんなわけで重厚な戦争映画という雰囲気ではありませんでしたが、人間ドラマの展開に心温まりました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-17 21:38:26) |
451. 北北西に進路を取れ
話の切り口に興味を惹かれました。 また、舞台が転々とし、かつ、大掛かりで、スケールの大きさを感じました。 しかし、同時に色々詰め込みすぎた印象。 途中から女性絡みがメインとなってしまい、緊張感も謎も薄れ、サスペンスとして破綻していた感は否めません。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-17 08:59:08) |
452. シャッター アイランド
《ネタバレ》 オチは予想外でした。 でも、あまりにも最初から怪しげな雰囲気が続きっぱなしだったので、意外な結末の割には「ふ~ん」といった印象でした。 また、幻覚ネタは夢オチまでにはいかないにしても、ちょっと反則かと思います。 ネタバレしても何度も見たい作品はありますが、この作品については1度結末がわかってしまうと見ごたえがほとんどなくなるのではないかと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-16 09:12:01) |
453. 2001年宇宙の旅
幼いころ初めて見てわけがわからなかった記憶があります。宇宙に興味を持ち始めた少年にとって、まさに興味を惹かれるタイトルなので、そりゃ見てしまいます。 その後、度々見ては、その都度挫折。 今回、久しぶりに見てやっと「面白い」と思えるようになりました。それでも、ラストの意味はよくわかりません。 初見でこの作品がわかった方は尊敬します。 とはいえ、ビジュアルやサウンド・・・SF映画として他の作品と一線を画すのではないかと思います。 鑑賞中に10点か9点をつける気分でしたが、やはり最後・・・難解なのは構わないですが、もう少し時間をかけてほしかったです。 それまで全体的にゆっくり進むのに、最後だけがやっつけ仕事のようにパッパッと終わった印象・・・そこだけ残念です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-13 20:21:37) |
454. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 身内に対して愛情はある、でも正直負担でもある・・・ 状況は違いますが、私の家庭は介護を抱えつつあるので、冒頭の「長く生きてほしい日もそうでもない日もある」には共感できました。 若くしてろくに楽しむこともできず、献身的なギルバートの姿がとても健気に映り(不倫はいかんですけど^^;)好感を持ちました。 楽しむことができない、というより、自分のことは諦めているという感じでしょうか。 そんな彼がようやく外の世界に旅立てる、というラストが嬉しかったです。 若い美形キャストがメインで安い青春ストーリーと隣合わせのような作品ですし、バックに流れる音楽にも騙された?感はありますが、ここは素直に高得点で。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-13 20:20:14)(良:1票) |
455. ウエスト・サイド物語(1961)
《ネタバレ》 「雨に唄えば」でミュージカル映画の食わず嫌いがなくなったのですが、この作品については、どう採点していいか正直迷います。 そもそも、あの歌とダンスの雰囲気で話が進んでいるので、殺しにまで発展する展開には強引さを感じました。 オープニングから作風が個性的であり、興味津々で見ていましたが、序盤が過ぎるとやや退屈でした。警官たちも踊るくらい徹底的にミュージカルにしてほしかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-11 17:06:27) |
456. グラディエーター
歴史物であり、壮大な雰囲気で始まったので、ちょっとお堅くて取っ付きにくいかな?と思いきや、娯楽色が強く無理なく楽しめました。 最終バトルが強力な相手ではなかったこともあり、闘い自体にそれほど盛り上がりは感じませんでした。個人的には、合戦や決闘シーンの揺れが激しかったのが気になりました。臨場感を出すためでしょうけど、肝心なところなので、もう少しハッキリと見せてほしかったです。 ラストシーンで温かい気持ちになり、切ないストーリーではありますが、後味は良かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-11 16:38:55) |
457. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 2人が、カッコいいアンチ・ヒーローに仕立て上げられておらず、どこかダサい雰囲気を醸し出していたことで、彼らのおかれた時代遅れの状況がうまく表現されていたと思います。 悲惨な話のはずですが、終始ほんわりと明るい雰囲気だったのも好印象でした。その象徴でもある「雨にぬれても」がこの作品の挿入歌であることを、映画ビギナーの私は恥ずかしながら初めて知り、ちょっと得した気分になりました(「スティング」のBGMでも同じ思いをしました)。 こういった雰囲気でしたので、ラストを惨殺シーンではなくセピアの静止画面にしたことは無難だったと思います。タイトルどおり「明日に向って~」と言う感じで・・・ [DVD(字幕)] 9点(2010-10-10 15:35:05) |
458. お熱いのがお好き
マリリン・モンローの色物映画という勝手なイメージを持っていたため、今まで鑑賞していませんでしたが、蓋をあけてみれば、非常に楽しい作品だったのには驚きました。欲をいえばもう少しスピーディに次から次へと笑いを繰り広げてほしかったですが、後半のシンプルなコント的展開が面白く、ラストでうまく締めてくれました。 モンローは存在感がありましたが、それよりは女装コンビに評価点をつけさせていただきます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-10 15:06:23) |
459. タクシードライバー(1976)
《ネタバレ》 好き嫌いがはっきり分かれそうな内容でしたが、いずれにしてもデ・ニーロのインパクトに尽きると思います。 最後に警官が踏み込むシーンの彼の表情、そして、そのあとの上から撮影したシーンは、強烈に記憶に残りそうです。 これで終わりと思いきや、その後にお礼の手紙・・・ここで???。あれ?死んでなかったの?と疑問。 植物人間状態で生きてたのか・・・と思いきや、普通に日常生活に戻っていて、さらに??? このラストは、現実にはあり得ないと思いますけど、想像を駆り立てられて良かったです。強烈なストーリーの後の一種の清涼剤のような気がしました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-06 21:31:50) |
460. シャイニング(1980)
ビジュアルが美しく、サウンドと重なって恐怖が増幅しています。これほど心理的にジワジワくるホラーがアメリカ映画にもあるんですね。モンスターによるビックリものだけかと思っていました。 内容としてはやや冗長かな・・・と感じました。これでもか!という盛り上がりどころはなく、地味に終結した印象です。 ニコルソンははまり役ですね。彼の顔を見ているだけで怖い。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-06 08:28:12) |