441. ガンジー
ガンジーの超人ぶりに比べると映画の出来は物足りないが、人間の優越感や宗教の排他性の根深さがよく分かるし、英連邦のインドが親日なのもなんとなく伝わってくる。非暴力が常に上手くいくとは限らないが、正義や真実や愛が勝つ史実には癒される。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-20 00:51:59) |
442. 卍(1964)
LGBTでない人が興味本位で作ったような作品。コメディかと勘違いするほどの可笑しさもあるけど、ラストはもう少し文学的にオチてほしかった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-11-19 18:42:07) |
443. スタア誕生(1954)
右肩上がりの時代感が伝わってくる古き良きミュージカル。落ちぶれていく大スターと絶頂を迎える新人女優、こっちの方が古いけど何年か前に観た「アーティスト」が脳裏を掠める。劇中のセリフじゃないけど、残っているのはプライドだけみたいな人間はやっぱり愛があっても救えない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-18 00:12:42) |
444. キャプテン・フィリップス
《ネタバレ》 しょぼい海賊に対してあの手この手で必死に逃げ回る貨物船の無力感が意外だったけど、全編にわたってリアリティと緊張感は十分。海賊出没海域航行の際は小火器くらい準備しておけないものなのか。秩序が無視される社会での安全安心には武力が不可欠を実感。キャプテン無事でメデタシメデタシ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-17 00:09:05) |
445. ユージュアル・サスペクツ
中盤あたりからのひょっとしたらがどんどん色濃くなってラストはやっぱり。しかし随分回りくどい脚本だねぇ、映画なんだからリスクなんて目じゃない感がアリアリ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-14 22:41:36) |
446. ロッカーズ ROCKERS(2003)
見所はライブだけ、深みも感じられないし中途半端。 [地上波(字幕)] 5点(2016-11-12 22:29:57) |
447. 水曜日のエミリア
《ネタバレ》 不倫に至る過程は至って自然だが、自分が傷ついている以上に他人を傷つけてしまう後妻と前妻は、自分のことを棚に上げて愛する者に手厳しい。赤ん坊の死因が解明されて涙していたけど、そういう問題ではないのでは?あまり共感できないこの家族、よりを戻してもまた繰り返しそう。 [地上波(字幕)] 6点(2016-11-11 23:01:20) |
448. となりのトトロ
何度も観ているけど真剣に観たのは初めて。気楽に観る映画なのがよく分かった。 [地上波(邦画)] 7点(2016-11-10 21:03:26) |
449. インファナル・アフェア 無間序曲
登場人物の人間関係やいろんな策略を把握しながら観るので結構疲れる。1作目で伝わってくるヤン、ラウ、ウォン、サムのイメージが崩れてしまうような違和感がちょっと残念。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-11-10 17:20:00) |
450. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 2度目の鑑賞だけど初見より引きこまれたのが意外だった。「ディーパテッド」もなかなかだったけどこれは断然オリジナルの方がいい。警察とマフィア、お互いに情報漏れから潜り込んでいる裏切者を特定しようと焦るが、先にばれたら一巻の終わりという命がけの緊張感がたまらない。突っ込みどころは多々あるけれど切ないラストに余韻が残る。 [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-11-10 17:18:11) |
451. 宇宙人ポール
嫌みのない下ネタにウィットに富んだギャグ、いい話やパロディー、オマージュもちりばめられた1時間45分に大満足。ひょっとして俺って隠れオタク? [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-11-04 23:42:29) |
452. グッドフェローズ
《ネタバレ》 よくあるきれい事物語ではない裏社会の人間臭さがとてもリアルで、実話らしい実話作品。イカレタ男トニーを演ずるジョー・ペシの助演男優賞も納得。マフィアのやりたい放題を他人事として観るのも悪くはないが、当事者目線になると生きた心地がしない。裏切らないことで認められた主人公が最後に恐怖から仲間を売ってしまう。中味は殆ど感じられないけど、ある種の人間に本能の赴くままに行動させると一直線に破滅に向かう事がよく分かる映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-04 20:04:19) |
453. 迷子の警察音楽隊
登場人物同士の距離感の描き方がユニークだけど、それがコメディへのこだわりなのか、歴史や文化を越えた人間性がイマイチ伝わってこない。 [地上波(字幕)] 6点(2016-11-01 22:11:39) |
454. インセプション
《ネタバレ》 夢の中でこれは夢ではと感じる時はあるが、さすがに夢の中でさらに夢を見るというのは記憶にない。 夢を単なる脳内ニューロンの電気化学的反応としか捉えていない夢の無い人間なので、なかなか共感しづらいストーリーだけど、何層もの難解な迷路には引き込まれる。 夢からなかなか抜け出そうとしない愛妻を現実に引き戻そうとした行為が、現実を夢だと思い自殺してしまう皮肉がとても印象的。 ラストのコマが回転するシーンを見て、コマが止まってしまう夢は見ないのかという違和感を抱きながら見終えた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-28 23:37:26) |
455. 羊たちの沈黙
《ネタバレ》 3度目になってしまうけど投稿のために改めての見直し。レクターの脱走劇、バッファロー・ビルのアジト突入のすれ違い、真っ暗闇の中の殺人鬼との銃撃戦等々、初見の時のハラハラドキドキ感が鮮やかに蘇る。と同時に、細部の見落とし(ただ忘れていただけかもしれないが)に結構気付かされる。救急車で脱出するレクターが剥ぎ取った看守の顔面をマスク代わりに使っていたり、ラストシーンのレクターからクラリスへの電話で「古い友人と夕食」ってひょっとしてチルトンを食べるってこと?等々。3回目でも色々楽しませてくれる映画はやっぱり最高。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-10-26 16:13:54) |
456. オリヲン座からの招待状
「加瀬亮→原田芳雄」はどう見ても同一人物に見えない。宮沢りえと樋口可南子はすごくがよかったけど、他の人たちのいかにも演技しているような表情と感傷を誘うようなBGMがちょっと鬱陶しい。生ぬるいストーリーも物足りなかった。 [地上波(邦画)] 6点(2016-10-24 22:49:56) |
457. 闇金ウシジマくん
それなりに引き込まれるけど、丑嶋も未來も純も半端なく中途半端で違和感大。 [地上波(邦画)] 4点(2016-10-21 22:27:18) |
458. ザ・ロック
これぞ90年代ハリウッドアクション映画。中味は殆ど感じられないけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-19 22:34:30) |
459. ボビー・フィッシャーを探して
囲碁や将棋と比べると明らかに底の浅そうなチェスだけど、トップを極めるには同情や手抜きは禁物。少年の才能は不明だが、性格や価値観は勝負師向きではないようだ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-17 23:44:27) |
460. ボーン・スプレマシー
再見。長いカーチェイスに偽善的なラスト。主人公のキャラも中途半端だし、視覚より想像力で見てくださいと言わんばかりのブレブレ映像が次第に鬱陶しくなる。1作目以上に期待してしまったのが悪かった。 [地上波(吹替)] 6点(2016-10-16 22:49:45) |