461. 素晴らしき日
あんまりこういうラブコメを見慣れてないせいか、新鮮な感じがして素直に楽しめました。ジョージ・クルーニーの子供心を持った素敵な大人って言うのはある意味理想形ですね。あんなふうになれたらいいよなあ。あとラスト近くでミシェル・ファイファーが自分の胸を「よせてあげて」してるのには笑ってしまいました。なんだい、アメリカ人も同じかい!子供たちもかわいくて素敵でした。ので、1点おまけ。 8点(2003-02-19 23:00:30) |
462. 海辺の家
いいっすねぇ。出てくる人がみんな完璧ないい人でも完璧に悪い人でもないっていうのがリアルでした。息子が少しずつ父親に心を開いていくところも自然だったし(あの息子がアナキンなんだ。わお)。それにしてもあの女の子、ああいう、友達や恋人に対する距離感が独特な子って周りは大変ですよね。友達だと思ってるなら一緒にシャワー浴びるなよ!(嬉しいけど) 8点(2003-02-19 22:42:08) |
463. 千と千尋の神隠し
ぜんぜん分かりやすくないし、ナウシカ・ラピュタあたりと比べるとエンタテイメント性も薄いのにこんなにヒットしたのは不思議ですね。日本では「宮崎駿」はある種のブランド、もしくは権威になってしまったのでしょうか?と、意地悪な言い方をしましたが僕は結構好きです。賛否両論だし色々な解釈があるようですが、僕はこの映画を「子供のころ見たシュールな夢」のように楽しみました。ほら、子供のころの夢って脈絡もないし訳わかんないけどなぜか目が覚めた時、不思議な気分になって涙が出てきたりとか、ありませんでしたか?余談ですが、宮崎氏の次回作はバリバリエンタテイメントな予感がします。 8点(2003-02-17 17:16:07) |
464. エド・ウッド
一時期あった、悪趣味なものを通ぶって喜ぶ風潮になじめず、したがってこの映画も(大好きなT・バートン&J・デップコンビの作品なのに)敬遠してたんだけど、見てみたら素直にいい映画でした。映画監督としての才能はなかったかもしれないけど、映画が大好きで幸せなら、別に成功なんてしなくたっていいじゃん!という気持ちになりました。ある意味ハリウッド的サクセスストーリーに対するアンチなのかな。見終わった後不思議とさわやかな気持ちになりました。<2005.3・14追記>最近久々に観直しました。映画が大好きでベラ・ルゴシが大好きでオーソン・ウェルズが大好きで女装も大好きだったエド・ウッド。そんなエドの周りに集まる、決して成功者とは言えないけれど愛すべき仲間たち。そんな彼らをティム・バートンがストレートな愛情を持って描いたこの作品。愛です。愛が溢れています。 8点(2003-02-11 18:46:05) |
465. サウスパーク/無修正映画版
こういう映画に眉をひそめる人もいるかもしれないけど、好きです。大体現実のほうがもっと(さりげなく、あるいはあからさまに)残酷で下品なんだもん。表現作品がそうなるのは当ったり前だい!と言いたい。表現方法は下品で不真面目に見えるけれど(で、僕は下品なのも不真面目なのも好きだけど)、この映画の中で風刺されてる問題はシリアスだと思う。それにしても「あんこぅふぁっか~」は耳に残る。ふふ。 8点(2003-02-11 18:19:02) |
466. ALI アリ
ざちゃーんぴおんぃずひあー(ぽこぽこぽこ)!格闘技とかにはあまり興味がないしモハメド・アリのことも「猪木と戦った人」くらいの知識しかなかったけど、この映画ですげーひとだったんだなーということがよくわかった。「チャンピオンが弱いものいじめできるか」って、素朴だけど心にしみる。力強ーい映画ですね。 8点(2003-02-11 18:06:19) |
467. ザ・ハリケーン(1999)
主人公の絶望がすごくリアルだった。無実の罪で刑務所に入れられた彼に比べれば自分の悩みなんて屁みたいなもんだ、と思わせられる。最後は無罪を勝ち取ってハッピーエンドだけど、きっとアメリカではこれ以外にも人種差別による冤罪とかあるんだろうなーと思うと・・・いや、映画はすごくいいです。 8点(2003-02-11 17:15:57) |
468. 初恋のきた道
しみじみいい映画だと思います。「清貧」という言葉はうそ臭くて嫌いだけど、割れてしまった丼を直すところを見て『モノを大切にするっていいなあ』と思いました(←的外れ?)最後の、息子が一回だけ父親と同じように授業をするところが良かったです。唯一気になったのが、ちょっとチャン・ツィイーがアイドルアイドルしすぎ。もっと素朴な感じだともっといいのに。まあ好きな人は好きなんだろうけど。 8点(2003-02-06 20:43:32) |
469. ラブ・フィールド
当時のケネディ大統領に対する白人・黒人の見方など、わかりにくいところがあるけどかえって勉強になった。ある意味「さりげない差別・偏見」がしっかり描かれていて凄い。最初ケネディに夢中の主人公が馬鹿に見えたけど、つらい過去を背負ってることがわかって納得した。ラスト、一度去った車がまた戻ってくるところがさりげなくて好きです。 8点(2003-02-01 16:34:24) |
470. 借りぐらしのアリエッティ
絵は明らかにジブリアニメ、というか宮崎アニメ、だがしかし監督は宮崎アニメではない、というのは「茄子・アンダルシアの夏」とかもそうなのだけれど、やはり少し不思議な気がする。そして、こういうことを言うのは米林監督に悪いとは思うのだけれど、やはり宮崎駿という人は凄いんだなあ、と改めて思ってしまった。宮崎アニメにあってこの作品になかったのは、物語(オハナシの「すじ」)とは直接関係ない、あるいはそこから逸脱するような細部へのこだわり・力の入れ方。それは例えばカリ城におけるカップラーメンや百円ライター、「埼玉県警」のパトカーであったりとか、「ポニョ」のハム入りラーメンとかヒロイン・ポニョの可愛いとは言い難い「カエルとニワトリのハーフ」みたいな形態であったりとかするのだけれど、この作品にはそういうところが一切ない。だから小さくまとまってしまっている印象が否めない。■…と言いつつ、それなりに楽しめてしまったのはやはりジブリの底力、という気もするのだけれど。最近のジブリ作品で良く指摘されるような「声優のハズレ」がなかったのも大きいかもしれない。 [映画館(邦画)] 7点(2010-07-28 16:14:06)(良:1票) |
471. 妄想少女オタク系
「腐女子」というものがどういうものなのか、いまだに良くわからない。中学生の頃、聖闘士聖矢とかサムライトルーパーというアニメが流行っていて、クラスの女子の一部がそのキャラクターを「~様」とか呼んで盛り上がっていたりしたのだけれど、あーゆー感じなのか。で、この作品に登場する女の子もサパーリ分からなかったのだけれど、メインの四人(女の子二人と男の子二人)の人間関係がちょっとずつ変わっていく様、そのドライブ感みたいのが、途中から面白く感じられるようになってきた。結局観終わっても「腐女子」なるものが何なのかは分からなかったけれど、これはつまり異文化交流、「他者」との交わりの話なのかな、と思いましたです。ちょっと相米慎二みたいな感じだなーと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2008-08-24 17:12:11) |
472. 氷の微笑
シャロン・ストーンもマイケル・ダグラスも、エロオーラが出まくりです。サスペンスというよりはデカダンスなかほり。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-09 18:24:42) |
473. トータル・リコール(1990)
ヒーロー・ヒロインに「あんな顔」させちゃうところが「らしい」よなあ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-09 18:21:39) |
474. ショーガール
むちゃくちゃエログロなんだけど、なぜか爽やかという、ヴァーホーヴェン先生の幾重にも倒錯した美学みたいなものを感じる。「ヴァーホーヴェン版フラガール」なんて呼んだら、誰かさんに怒られるカナ(笑)。ただ、ところどころ「これはヴァーホーヴェンのやりたいこととは違うことをやらされてるのかな?」と感じた部分もあったけれど。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-09 18:16:47) |
475. ロボコップ(1987)
去年この作品をはじめヴァーホーヴェン作品をまとめて観たのだけれど、何と言うか、クセのある監督さんだなあ、という印象。ある種露悪的だったり、あるいはアメリカ的・ハリウッド的なものに対してシニカルでありつつ、その「アメリカ的・ハリウッド的」な文法で作品を作り上げる、という、なんかもぉ、二重にも三重にもヒネくれてんなぁ、という感じ。この作品でも、後半でヘルメット(?)が剥がれ落ち、あまりカッコ良くない姿で戦うロボコップは、滑稽でもあり、グロテスクでもあるのだけれど、反面愛おしさを感じなさせなくもない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-09 18:12:54) |
476. 血と骨
これは在日朝鮮人の話、というよりも一人の“怪物”の話、そして極端ではあるにせよ“家族”の話。ああいう父親って昔は日本人でも結構いたんじゃないかな。最初の方はかなりイイ感じで「あら、これは『パッチギ』超えたかも?」とか思ったのだけれど、後半が失速気味だったような。あと、ちょっと長過ぎる。元々もっと長くする予定だったらしいけど、それならそれこそゴッドファーザーのように三部作にすれば良かったんじゃないかな。 [DVD(邦画)] 7点(2006-12-29 17:34:29) |
477. 天空の草原のナンサ
「素朴な暮らしの中での、動物と少女のふれあい」ってのはちょっとズルイ気もするけど・・・ナンサの真っ赤なほっぺと、大地の緑と、空の青さが印象的。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-22 19:25:25) |
478. ハドソン・ホーク
この監督さんの「ヘザース」と「アップルゲイツ」は悪趣味な感じが鼻についてヤだったんだけど、これは案外面白かった。監督個人の悪趣味と、無駄に金をかけるハリウッド的悪趣味(名優J・コバーンに何ちゅう役やらせとんねん!)がくっついた結果、互いに臭みを打ち消しあったって感じ?ちょうど泥臭いドジョウと泥臭いゴボウを一緒にした柳川鍋が絶妙なハーモニーを奏でるような(「美味しんぼ」14巻「ぼけとつっこみ」より)。ちょっとトボけてていい加減でアナーキーで、まさに実写版ルパン三世。念力珍作戦より、オモロイよ(←それと比べんのかよ)。 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-15 19:06:19) |
479. マタンゴ
♪キノコの山~のその奥に、マタンゴの島があったとさ~、絵にもかけない美味しさだっとっさ~、マタンゴの島~は食べ盛りっ! [DVD(邦画)] 7点(2006-11-03 18:09:56) |
480. ストロベリーショートケイクス
原作は未読ですが、矢崎監督の「三月のライオン」が好きだったのと、我がココロの婚約者(←・・・ツッコミは、ナシの方向で)池脇千鶴が出演してるので観に行きました。ぶっちゃけた話、恋愛経験が乏しいワタクシには、女性心理の微妙な機微みたいのが分からない所もあったのですが(だからちょっと点数低めなんです)、“強いけど、弱い、そして弱いけど、強い”四人の女性がそれぞれ魅力的でした。個人的に一番魅力を感じたのは画家の塔子。ルームシェアしているちひろを半ば軽蔑・嫌悪しつつも、実はちひろのようになれない自分が悔しいと思っているような感じも見られたし、つまりはお互い自分にないものを持っているから苛立ちや劣等感を感じつつもお互いを必要としてたって感じなのかな。池脇千鶴演じる里子は一番平凡ぽいキャラだけど、実は四人の中で一番強くてある意味したたかなのかもしれない。デリヘル嬢の秋代は、、切なかった。とにかく女性の描き方がカッコ良い映画でした。何だか一部で、過激なベッドシーンの事が大きく取り上げられてるみたいだけど、割と自然だったし(悪い意味での)イヤラシさは感じなかったし、きっと女性が観ると感じるものが多いんじゃないかな、と思います。 [映画館(邦画)] 7点(2006-10-26 18:33:16) |