461. 殺人犯
近年の韓国映画に負けないくらいというか、影響されてるのか「悪魔(みたいな人間)」「復讐」「バイオレンス」に満ち満ちたイってる映画。もしやと思ったら、某映画でも使われた病気を持った犯人に苦笑。暴走する後半はむしろ笑えてしまった。作りとしては凄くシリアスなのに、なんかバカバカしい。 韓国バイオレンスほど洗練されていない強引な脚本のせいで賛否が分かれそうだが、語りたくなる異色な映画ではあった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-05 12:03:33) |
462. キラー・インサイド・ミー
《ネタバレ》 大分、予告編のイメージと違った。シリアスな二重人格もののサイコサスペンスかと思ってたんだが、どこか違う。1人称の形で話が進むから、主人公の行動は、ほぼ分かるようになっているのだが、何を考えているのかがまるでわからない。(独白つきなのに!) 振り返ってみれば、実は普通のサイコサスペンスを犯人サイドから描いているだけかもしれないんだが、視点を変えるだけで、こんな妙な作品になるとは・・・。 狂気を爆発させるわけでもなく、あくまでも淡々と冷静に暴力を奮うフォードさんが、怖い。おそろしいシーンのはずなのに、陽気なカントリーミュージックがかかっちゃうのも、フォードさんの陽気な心境を表しているようで逆に怖かったりする。 最後の終わり方なんか妙に楽しげで、おちょくられた感は強し。笑えないブラックコメディを見させられていたのだろうか・・・。何だか、結局どう評していいか困る作品だが、微妙なタチの悪さや、奇妙さがなかなかに楽しかった。 [映画館(字幕)] 8点(2011-04-17 21:37:38) |
463. 怪盗グルーの月泥棒
《ネタバレ》 ミニオンかわええ!!!世界観はドクタースランプっぽく、ある意味乱暴だが、それでいて緩い感じが良い。とにかく大雑把で愉快な作品ですな。鶴瓶師匠の吹き替えはナシだと思ったので、原語に切り替えて観た。 でも、バカコメディが後半シリアスになって最終的にちょっといい話みたいになって終わるパターンはあんまし好きくない。コメディなら、全く感動の要素がない徹底したコメディの方が好きだ。 [DVD(字幕)] 7点(2011-04-16 12:26:53) |
464. おにいちゃんのハナビ
《ネタバレ》 確かに「泣かせ」ではあるんだが、難病モノ以上におにいちゃんの成長にスポットがあてられていたのが良かった。恋愛要素がないのもヨシ。ただ、親父が大杉連でお袋が宮崎美子、熱血先生が佐藤隆太とか脇のキャスティングが鉄板すぎて面白味にかける。 大杉漣 は数多の出演作で土下座しすぎているからか、土下座にすら風格が漂うな。 兄と親父のぎこちない和解シーンが実は一番グッときた。 [DVD(字幕)] 7点(2011-04-16 12:22:37)(良:1票) |
465. クロッシング(2008)
《ネタバレ》 徹底的にへこまされた。酷い生活を強いられ、支援が必要な人は世界中にごまんといる…。どうしていいか、なんといっていいか分からん。視界いっぱいに広がる雄大な景色がひたすらに美しかったのも印象的。 軍人とか強い立場にいる人が一般市民に暴力ふるうシーンとかほんとにムカムカする。人間がモンスターに食われるシーンとかだったら歓声あげちゃうんだけどね。 [DVD(字幕)] 8点(2011-04-16 12:18:10) |
466. チョコレート(2001)
《ネタバレ》 重い話だけど、エロかった。エロマンスに重点が置かれたせいか、差別の問題がスパイスのように使われているだけなのが好きくない。主人公がいきなり改心して「俺は最初から差別なんかしてません」みたいな態度だし、あっさり親父に全部押しつけてるのが酷いと思った。モヤっとする。 [DVD(字幕)] 5点(2011-04-16 12:14:52) |
467. チェイサー (2008)
《ネタバレ》 やっぱ濃い!演出は好き。しかし、さっさと犯人が捕まってしまうため、ひたすら「住所探し」のために走ったり暴力振るったりばかりでちっとも話が進まないのは、長ーく感じた。ストーリー性がもっと濃ければ、もっとハマれたのだろうが。 [DVD(字幕)] 6点(2011-04-16 12:13:12) |
468. センチュリオン
あんまり惹きこまれなかったのは薄いストーリー性の問題か映像の問題か。「ドゥームズデイ」は凄く気に入ったのに。なんかこういう血の色と出方が気持ち悪くて好きじゃないかも。「ドプッ!」って感じじゃなくて「プシャーッ!」って感じが好き。 [DVD(字幕)] 5点(2011-04-16 12:10:41)(良:1票) |
469. FUCK ファック(2005)
《ネタバレ》 題材は面白いが、内容はイマイチ面白くない。たかが言葉(単語)ごときに目くじら立ててる保守派もバカバカしいし、この言葉に代わるものはないんだと「FUCK」を妙に神格化する連中もバカバカしい。 言葉狩りをしたがる連中と、禁止された言葉を使いたいだけの連中の両方の需要を満たす魔法の言葉がファックなんですね。しかし、「ファック」という言葉を放送すると罰金を徴収する機関があるってのはホント酷いな。自由の国でしたよね・・・? [DVD(字幕)] 6点(2011-04-16 12:09:30) |
470. ガリバー旅行記(2010)
《ネタバレ》 想像以上に面白かった。別に3Dじゃなくても良かったけど。 ガリバー旅行記にそれほど思い入れはないけど、こんな話だったっけ?っていう。 ほぼジャック・ブラックの独り舞台。ケツ出したり、踊りまくったり、調子こいたり、暴れたり。 たぶん、ジャック・ブラックが好きでない人にとってはキツい映画かもしれないけど、「ちっぽけでなんの取り柄もないガリバーが奮起する」。 こういう流れは基本的に好物なのだ。ブラック・ジャックなら容姿的にも申し分ない。最近、非モテ俳優といったら、セス・ローゲン推しなオイラだが、やっぱジャック・ブラックもいいね。あんまりしょっちゅう観るとくどいだろうけど、久しぶりなのが良かったかも。それだけに後半の恋愛部がチョロすぎて、物足りない感はあったけど。 あとは他の映画のパロディがちょこちょこあるんだけど、パロディ元があまりにも有名映画ばかりという、節操のなさも案外嫌いじゃないんだよな。 基本ゆるゆるなので、あんまりハラハラドキドキできなかったけど、ジャック・ブラックのドタバタコメディとしては、充分楽しいものだった。エンドロールが最後まで凝ってたのも好印象。小人の世界も映像的にそんなに違和感なかったし、技術的にもレベルの高いものだったと思う。(必然的にジャック・ブラックのドアップが多い)モテない癖に恋愛指南したりとか、他人とは思えなかったな。 [映画館(字幕)] 7点(2011-04-16 12:07:24)(良:2票) |
471. ザ・ファイター
《ネタバレ》 所謂、スポコン映画ではない。 トレーニングにせっせと励んだり、強力で憎たらしいライバルといがみあったりするようなシーンはほとんどないし、試合のシーンもあんまりない。 どちらかというと、家族の話が主題の人間ドラマの要素が主。 主人公のボクサーより、ベイルさん演じるやんちゃなバカ兄貴や、派手なガンコママや、強気な彼女がワチャワチャやっていて、本人不在の場外乱闘が楽しい。 映画の観客すらも、彼より周りの人々に興味を惹かれてしまい、全然目立たない主人公は叫ぶ。 「闘うのは僕なのに!!」 要するにそういう映画なのだ。そんな周りの人に振り回される主人公が、どうやって自分の主張を通すのか。独り立ちするのか、はたまた他の道を選ぶのか・・・っていう。 家族は、最大の味方ではあるんだけど、時として最大の足枷になるよね! っていう難しい問題をボクシングを通して、時にシリアスに時にコミカルに、魅力的に描ききっているのがこの映画の旨味。 音楽の使い方とかも好きだ。 [映画館(字幕)] 8点(2011-04-16 12:01:41) |
472. ランナウェイズ
《ネタバレ》 ダコタんが不良になっちまっただ!! いやー、変わるもんですねー。 まあ、ナチュラルな時のダコタは相変わらず愛くるしいけど、割と普通の可愛い娘になった感じ。こっからはまずます実力が試されるんでしょうな。 本作のシェリーみたいにドラッグに手出しちゃダメ、絶対! 内容は特にないけど、演出はかっちょよくて好きだ。パンクナンバーも色々かかるし、日本公演のライブシーンはすげえカッコ良かったし。頭のおかしい感じのプロデューサーも面白かったし。結構な音量で観れたのは、とても良かった! これ、家のしょぼい音響で観たら全然上がらなそう。 ラストのダコタの表情が素晴らしいかった。 これからの彼女の活躍にますます期待したいっす。 [映画館(字幕)] 8点(2011-04-16 11:58:40)(良:1票) |
473. トゥルー・グリット
《ネタバレ》 かなり正統派なウェスタン映画だった! コーエン兄弟って良くも悪くも「よくわかんね」だったり「変なの!」っていうような捻くれたのばっかり撮ってるから、王道っぷりに少しびっくりした。映像や音楽の使い方もいつものコーエン兄弟的な変な感じではなく、一級映画な感じ。むしろスピルバーグ的では? 主人公の女の子があんまり可愛くないっていうのがコーエンらしさか(失礼)。コーエン兄弟って、美人や美少女に興味がないようなイメージがある(失礼)。いや、でもこの娘変な魅力あります。 僕は好きです(フォロー)。 ジェフとマットの意地の張り合いみたいな掛け合いがとか、西部劇なのに妙にコミカル。そのおかげで最後まで楽しく観られた。 ここ!!っていうところもなく、クセもあんまりないけど、高水準な映画であることは間違いないと思う。個人的には、シリアスマンのが好きだけど。 [映画館(字幕)] 7点(2011-03-26 21:44:28)(良:1票) |
474. アンチクライスト
《ネタバレ》 全部セックスがいかんのやー! エロスが悪いんやー!でもやめられない! 人間だもの!! っていう話??? うーん、全然分からないっす。 オープニングは美しかったです。エグい表現については、そこまででもなかったかなー。という印象。実際ものすんごいエグそうなシーンはあるんだけど、そこはガッツリ修正が入ってぼかしてあるので、実際にどんぐらい酷い事になっているのか分からない。あれだけ修正されちゃうと、海外で無修正版観た人と感じ方がまるで変わっちゃうと思うんだけど。でも、この作品ぼかしなしだったら、相当ヤバいか。悲鳴出るレベル。とりあえずデフォーさんのケツはいっぱい映るけど、チンコはAV以上にボカされてます。 内容の方はと言えば、なんかすごーく色々な解釈できそうな映画でもあるんだけど…。うーん難解。難解だけど、繰り返し見たい作品では絶対にないしなぁ。 この映画を見た後、しばらくインポになりそう。 [映画館(吹替)] 5点(2011-03-26 21:40:59) |
475. チアーズ!
底抜けの明るさとリア充っぷりについていけない気にもなったが、変な男たちとアクロバティックなチアの迫力とキルスティンの可愛さで押し切られた。踊っとけ踊っとけ! キルスティンの事をブスとかタレ乳とかいう人は俺が相手だ!ちょー可愛いし! スパイダーマンでしか観たことない人がキルスティンを嫌う傾向がある気がするのである。 [DVD(字幕)] 8点(2011-03-26 21:25:05)(笑:1票) |
476. ドーベルマン刑事(1977)
原作漫画見たことないです。 千葉真一のハイキック高っ!飛び回し蹴りもすげえ!是非ヴァンダムさんと戦ってほしい。そして松方さんの凄みが冴えわたり、タクボンが笑わせる。深作映画は、やはり熱気がすごい。ストーリーとかどうでもいい。面白かった! 主題歌の西濱哲男「黒い涙」がカッコ良すぎて痺れた。 [DVD(邦画)] 7点(2011-03-26 21:21:21) |
477. ゴーン・ベイビー・ゴーン
《ネタバレ》 重厚さと雰囲気がミスティックリバーっぽいと思ったら、原作者が同じなのか。一気に動き出す後半の怒涛の展開とシビアなオチに唸らされた。タウン観た時も思ったけど、ベン空撮大好きなのね。 [DVD(字幕)] 8点(2011-03-26 21:18:51) |
478. トルソ
特に目新しい点もなく、よくある低予算邦画だと感じた。生々しさと、リアリティがあったからといって、それだけではなぁ・・・。 [DVD(邦画)] 4点(2011-03-26 21:17:40) |
479. 竜二
静かな80年代ハードボイルド。ヤクザ映画のようで実はちょっと違う。言葉は少なく、音楽は饒舌。金子正次の声がすげえカッコ良い。何言ってるかたまに分からないけど。 別面白いわけじゃないけど、変な魅力のある映画だった。 [DVD(邦画)] 7点(2011-03-26 21:16:38) |
480. ちょんまげぷりん
《ネタバレ》 サムライギャグが冴えていて、とても良かった。笑えるだけでなく、シングルマザー、異文化交流、ジェンダーフリー等のテーマも織り交ぜってたり、ケーキもおいしそうだったり、盛りだくさん。何といっても錦戸亮が素晴らしい!いい顔! 俺も、「うもうござるか!?」って言いたいからプリン作る。 [DVD(字幕)] 8点(2011-03-09 00:23:51) |