4781. X-ファイル ザ・ムービー
なぜ敵の連中は次々に自分を犠牲にするのかとか、イギリスの人達はいったい何だったんだとか、何で突然南極なんだとか、突っ込みどころが多すぎて逆に感動してしまうのですが、もしかしてはじめからそういう設定なのでしょうか?真面目に見てはいけなかったのでしょうか? 4点(2003-02-18 20:04:26) |
4782. キルトに綴る愛
話の設定は悪くないと思うのですが、制作者側の狙った筋が見え見えで、頭で考えただけのような演出も多くて、見ていて醒めます。あと、おばあちゃんたちについて、昔話をしておしまいではなくて、それを話したことによって自分自身の中で何かが変わったのかどうかをきちんとフォローしてほしかった。あれではおばあちゃんたちが単なる道具です。 3点(2003-02-17 23:18:33) |
4783. グッドモーニング,ベトナム
《ネタバレ》 脚本はロビン・ウィリアムスの当て書きなのか?と思うくらい、もうロビンが絶好調に喋りまくり。そこを見せる作品なんだから、そこはよい。が、DJシーン以外の部分は案外凡庸だったような・・・。特に、英語を勉強するために集まってる英語の授業で、ラジオみたいなマシンガントークをしてしまっては、いろいろな意味でいかんでしょ。喋りが本業の人間だからこそ、ああいうところでは「別の喋り」を見せてほしいものです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-02-17 00:00:17) |
4784. ペイバック
単純明快なハードボイルド。それ以上でもそれ以下でもありません。しかし、死人の数が多すぎるのはちょっと安易では? 4点(2003-02-15 23:03:37) |
4785. 裸の銃を持つ男
アメリカ人と日本人の笑いのセンスにはかなり隔たりがあると思うが、この作品は日本人でも笑えるぎりぎりのラインで成り立っている。また、何よりも、主人公のキャラをこの90分だけで堂々と確立しているところが評価に値すると思う。 [DVD(字幕)] 6点(2003-02-14 20:55:51) |
4786. ボーイズ・ライフ
ホームドラマの体をとってはいますが、そこはかとなくホラーのような気もしますよね。最初は紳士だったのが、ちょっとずつ地が出て、じわじわとマインドコントロールを進めていって(しかも当の本人には別に悪事を働いている意識はない)、いつしか支配関係を築いていって。デニーロの父親は、ところどころトラヴィス・ビックルだったりアル・カポネだったりしますし・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2003-02-13 23:43:19) |
4787. リプリー
途中から話が破綻しかかっているのが難点ですが、巧者揃いの俳優たちの安定した演技を鑑賞するだけで普通に楽しめます。中でも、あれほどイヤミな役をあれだけ格好良く演じられるジュード・ロウが見事です。 5点(2003-02-12 23:54:11) |
4788. シックス・センス
《ネタバレ》 オチが読めるとか、読めないとか、そういうところで評価が決まるレベルの作品ではありません。この映画は、かりにオチの手前でエンディングを迎えていたとしても、それなりにまとまった作品として完結したでしょう。劇のシーンや車のシーン(これら自体名シーンです)で、少年に関してきちんと結論を出して、「単なるホラーではなかったんだな」と観衆を感動させ、無事に着地させる。その一瞬の隙をついて一気に全体を裏返す二段落としのラストであり、しかもそれまでのすべてのシーンが伏線となっているからこそ、このラストはトリックとして何よりも「美しい」のです。そして、そのように「美しい」からこそ、私はこの映画を評価したいし、オチが読めるかどうかなどはどうでもいいのです。 [DVD(字幕)] 8点(2003-02-11 23:13:49) |
4789. L.A.コンフィデンシャル
なかなか良質なサスペンスです。3人の刑事がいずれも大きな欠点ありの人物なのが面白い。内容的にもひねりがあって、2回目以降も楽しめます。 6点(2003-02-10 19:26:38) |
4790. 陽のあたる教室
《ネタバレ》 最初に見たときは、何か単調で平坦だと思っていたのですが、再見して、ことさらに途中で力を入れて盛り上げないところに意味があることが分かりました。主人公は教師だから、一つの年度が終われば次の生徒がやってくるし、感傷にひたっている暇はない。むしろ、何か生徒をちょっとだけ変えたり、その中に何かの芽を目覚めさせたりして、あとはそのまま生徒が未来に向けて自ら育っていくのを祈るしかない。そういう、意外に現実の厳しさも踏まえた作品ではないかと思います。そんな中にロウィーナとのエピソードがちょっとした切なさを添えていますが、奥さんとの間で何かが起こりそうで起こらないのが良いし、最後に(私もてっきり出てくるものと思っていましたが)あえて出てこないのが、余韻と想像を残していて、良い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-02-09 20:29:18) |
4791. 美女と野獣(1991)
まさに直球ど真ん中のハッピーエンドアニメ。余計なことをしていないのがよい。たまにはこういうのを見て、基本を思い出さないといけない。 [DVD(字幕)] 6点(2003-02-09 00:08:23) |
4792. インデペンデンス・デイ
映像の迫力と話の内容的欠落の落差が、これほど激しい映画も珍しい。第1に、宇宙人の形状や攻撃の態様が完全なステレオタイプで、全然面白くない。第2に、地球人側も、誰が、どういう立場で、何をしたいのかがさっぱり見えてこない。第3に、中途半端なラブロマンスを絡めているから、さらに見ていて恥ずかしい。輪をかけて最悪なのが、アメリカ万歳・軍事力万歳の態度であることはいうまでもない。だいたい、たかが一国の独立記念日が人類全体のIndependence Dayだなんて、タイトルからして傲慢だよ。 0点(2003-02-07 21:09:21)(良:1票) |
4793. 愛と追憶の日々
これだけあれこれ詰め込んでおきながら、登場人物の誰一人としてまったく魅力がないのに唖然。そもそもこの母娘はかなり強度の相互依存だし、独立した人格というものが存在しているかどうかすら疑わしい。そんな歪んだ環境の下で生かされざるをえなかった、そして一番割を食ってしまった長男君が不憫です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2003-02-06 20:39:35) |
4794. 太陽の帝国(1987)
いろいろ手を広げすぎて、収拾がつかなくなってしまった感じ。というより、撮りたいシーンがいくつかあって、それに合わせて脚本を考えたんじゃないかと思う。いくつかの映像は確かに印象的だが、全体としては、大人が無理矢理子供の目線に合わせたようなちぐはぐさが漂っている。 [映画館(字幕)] 5点(2003-02-05 23:43:50) |
4795. M:I-2
《ネタバレ》 普通に単純に楽しめる作品だと思います。それ以上でもそれ以下でもありません。ただし、敵のアジトを脱出してからが長過ぎ。 [映画館(字幕)] 5点(2003-02-04 20:01:49) |
4796. 里見八犬伝(1983)
《ネタバレ》 頑張ってキャストを揃えた割にはあまり機能しておらず、本領発揮は、堅実なサポート役の寺田農の大角と、変性後の無表情演技がかえって美しい岡田奈々の浜路くらいじゃないか?千葉ちゃんの道節は、登場シーンでおおっと思うものの、その後はただみんなを「連れて行っているだけ」で、特段リーダーシップを発揮する場面がない。悦ちゃんの毛野はナイスなキャスティングのはずなのに、お着物のような衣装で、アクションもやりにくそう(何であんな衣装にしたの?)。目黒祐樹の素藤はメイクも衣装も決まっていながら、途中から台詞がどんどん一般人のそれになってしまっている。素藤はもっと人外感を出してくれないとね。夏木マリの玉梓(本当は船虫なのですが)はオーバーアクションで浮きまくり。ただ、31歳であの存在感は凄いかも。小分吾と荘助と現八は扱いがひどすぎ。大体、あれだけいわくありげに描いていた現八と悪四郎を最後に対戦させないってどういうことよ?以上、この種の「みんなで集合して団結して立ち向かう」式の話は、たとえ短時間ずつでも各登場人物の存在の意味をきちんと押さえて描かないと、面白み激減なのです。主演2人のラブロマンスものと勘違いして、そっちにシフトして作ってしまったのが敗因でした。 [映画館(邦画)] 3点(2003-02-03 19:37:07) |
4797. 息子の部屋
話の骨が弱すぎてほとんど印象に残らなかったのですが、ラストシーンのしっとりとした切なさだけは印象的でした。 [映画館(字幕)] 4点(2003-02-02 17:09:41) |
4798. アメリカン・ビューティー
劇場で見たときはさっぱりわけが分からなかったが、後で考えてみると、いろいろと示唆に満ちた奥の深い作品であったような気もする。 6点(2003-02-01 14:46:34) |
4799. ロード・オブ・ザ・リング
後の作品まで全部見てからもう一度見ると、全然イメージが違いますね。最初に見たときは、あまりの話の進まなさに呆気にとられたのですが、ほとんど物語の背景だけでこれだけの時間と手間暇をかけてしまう贅沢感も、映画ならではかも。 [映画館(字幕)] 6点(2003-01-31 19:12:31) |
4800. オータム・イン・ニューヨーク
こんな純愛ストーリーに海千山千同士のギアとウィノナなんて、その時点で制作のセンスを疑います。なんですが、雪のNYの美しい映像と気品溢れるガブリエル・ヤーレ御大の音楽のおかげでそこそこの作品としてまとまっており、簡単に切り捨てられない困った作品。公開当時デートに使ったので+1点。 [映画館(字幕)] 6点(2003-01-30 21:39:29) |