501. ヒトラー 最期の12日間
《ネタバレ》 負け戦をボロボロになりながらも秩序を保とうとするゲルマン魂、もはやこれまでと我が子たちを毒殺する帝国の母、描き方は違うけどまるで「日本のいちばん長い日(1976)」を見ているような緊張感と凄味が伝わってくる。ラストで「語り部」である元秘書が吐露するホロコーストやアウシュビッツに対する大甘な言葉に、違和感と同時に自己否定を避けようとする人間の本質を感じてしまう。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-08-06 00:46:16) |
502. 奇跡のリンゴ
《ネタバレ》 津軽弁がヘタな人がいたけど津軽魂は伝わってくる。家族の生活を犠牲にする身勝手な主人公を支えてくれる貧乏を苦にしない嫁はんが羨ましい。義父と三人の娘も嘘みたいに素晴らしい。10年経っても成果が出ず自ら命を断とうとする主人公、大分脚色されているのだろうけど、結局運と家族に恵まれたってことか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-04 22:46:18) |
503. 俺はまだ本気出してないだけ
分相応の人生が一番楽と分かっていても、なかなか己の欲求をコントロールできないからね。自分はいつも本気出してる(つもり?)だけど、主人公には結構共感できる。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-28 22:48:57) |
504. バケモノの子
言いたいことはよく分かるけどお伽話以上のものを感じない。作為的なキャラクターやさりげなさに欠ける演出がちょっと鬱陶しい。 [地上波(邦画)] 4点(2016-07-27 22:38:25) |
505. 肉弾(1968)
皮肉たっぷりに人間の本質を描いているのでその面白おかしさに思わず共感してしまうが、作者との価値観の違いみたいなものが徐々に伝わってきて後半はちょっと退屈。しかし安い製作費を考えると抜群のコストパフォーマンスは流石です。それにしても昔の映画に裸が多いのは何でだろ? [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-26 21:52:24) |
506. がんばれ!ベアーズ
オーソドックスではないストーリーは味わい深いけど、粗いシナリオと中途半端な演出で大人も子供もキャラクターの魅力が伝わってこない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-07-26 00:02:10) |
507. 死霊館
ビックリするのは最初の方だけで、途中からは悪魔ではなく睡魔との闘い。お化け屋敷アトラクションみたいなビックリ演出の連続にウンザリするが、作品の高評価に改めてビックリ。 [地上波(吹替)] 2点(2016-07-22 22:53:09) |
508. 柳生一族の陰謀
随分史実とかけ離れたフィクションだけど、そうそうたるメンツで迫力十分。歴史は勝者によって作られるといわれるけど、とてもリアルな「本能寺の変431年目の真実」も早く映画化してもらいたいものです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-20 20:56:44) |
509. 続・悪名
「ヤクザも戦争という大きな出入りの中では虫けら同然」「戦争も所詮国の縄張り争い」、中味よりセリフの方が印象的。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-07-19 21:58:53)(良:1票) |
510. ニューヨーク1997
ありえない設定や世界観は嫌いじゃないけど話が退屈。それでもハラハラドキドキしたのはなんでだろ? [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-07-18 17:31:19) |
511. スターシップ・トゥルーパーズ
《ネタバレ》 SF昆虫大戦争みたいな映画だけど、集団で襲いかかってくるシーンなんか見てもボスを含めてとても知的生物には見えない。歩兵と機関銃みたいな兵器で対応しているのにも違和感あるけど、映像やストーリーは変な怪獣映画より良かった。 [地上波(吹替)] 6点(2016-07-18 13:25:44) |
512. ゴジラVSビオランテ
一概に子ど向けとも思えないストーリーだけど、ドラマにもSFにもファンタジーにも見えないのは演出のせいか。演じている役者がみんな大根に見えてしまうのも演出のせいか。そのへんに目をつぶればテンポだけは良かった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-07-13 22:37:52) |
513. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 主人公を置き去りにしてしまったクルーの自己満足的リスキー行動は理解できなくもない。リアリティは無いけど仲間を救う犠牲的精神はやっぱり心を打つ。「またチャイナか」の違和感は、エンドクレジットの「I Will Survive」で目をつぶる。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-07-12 21:37:33) |
514. ローマの休日
随分ファンタスティックなストーリーだけど感傷的に感じてしまうのはオードリー・ヘプバーンの可憐さからか。ちょっとカマトトっぽいけど新人だったので目をつぶる。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-07-04 23:15:31) |
515. 野いちご
人づきあいや他人を論評することを人生の大いなる無駄と考えている主人公、孤独を好んでいるかのように人との交流を意図的に避けてきたが、結局みんなと同じ承認欲求人間。いくつになっても人恋しくなったり煩わしくなったり、社会なくして個人は存在しないことだけは伝わってくる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-03 18:45:05) |
516. トッツィー
女性の魅力は演技力だけでは伝わってこないのが分かった。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-06-30 21:54:07) |
517. 野獣死すべし(1980/日本)
冷徹なハードボイルド映画を期待していたけどなんじゃこりゃ。いかにも演技してますの連続にウンザリ。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-06-29 22:27:02) |
518. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 主人公の徹底した荒っぽさが出だしから快調で、刑務所の中もフットボールの試合も痛快。ただ、所長との取引に応じちゃうあたりに痛快コメディに徹しきれない物足りなさを感じる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-27 22:52:02) |
519. 大統領の執事の涙
歴代の大統領をいろんな人が演じていて面白かったが、こういう作品を見るにつけ差別とか優越感の根っこの部分はなかなか無くならないことを思い知らされる。限度を超えた理不尽には普通の人なら強烈な嫌悪感を抱くはずだけど、昨今の英・米・露・中の動向や世界の潮流を目にすると、歴史が繰り返されていくようで非常に面白くない。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-06-26 00:07:56) |
520. マイ・ガール
小さな主役たちは魅力的で中味もいい感じなのでまあいいか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-24 20:48:54) |