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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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541.  アントキノイノチ 《ネタバレ》 
遺品整理業というあまり例のない世界に着目したのであれば、あくまでもその観点から徹底すればよかったのに、回想がどかどか入ったり同僚の女の子とどうのこうのが延々続いたりして、テーマは容赦なく見失われていっている。しかも最後がアレなのであれば、中心テーマ自体が完全な伏線扱いですね。あと、音楽があまりにも通俗的で、さらに作品を壊しています。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2015-09-03 01:46:31)
542.  ラブ・トライアングル
設定の時点で、ほとんどすべて終わっていました。もしかしたら、一つの場面を引っ張って延々と続く会話の中から出てくる何かを表現したかったのかな?とも思いますが、肝心の会話自体が何も表現しておらず、ただ喋っているだけなので、作品の形をなしていません。
[DVD(字幕)] 3点(2015-08-20 01:05:19)
543.  別離(2011) 《ネタバレ》 
●ミステリーとして見た場合は、証拠の現実感が素晴らしい。扉の位置関係、階段の汚れ、病院到着の際のやりとりなど、どちらに有利な証拠もそれなりにある。目撃証人も2人ほどいるが、どっちに有利な結果になるのか、どちらの結論にも転びそうである。見ている側も、行きつく先が見えないまま否応なく巻き込まれるという仕掛け。●ドラマとして見た場合は、各登場人物の心理のぶつかり具合が見事。どこかでバランスが壊れて破綻しそうになりながら、元に戻ったり、また別の問題が起こったりして、解決した部分とそうでない部分を残しながらラストに収束していく。その設定に応えた役者陣の演技力も特筆すべき。●伏線を随所で撒いていながら、回収しているものもいないものもある。その手法がもたらす先の見えなさが、日常生活の中での生々しい不安定性を表現することに成功している。
[DVD(字幕)] 8点(2015-08-15 00:14:08)
544.  少女は自転車にのって 《ネタバレ》 
少女が自転車に乗りたがっているというほのぼのホームドラマの体をとっていながら、実は至る所に皮肉と反骨がちりばめられている。一番のポイントは、コーラン暗唱コンクールで優勝し、校長からも賞賛されるほどの「勉強」をしていながら、少女の内面は実は何も変化していないということ(禁止されたはずのスニーカーをはき続けているのがその象徴)。つまり、「形だけで物事を強制し、それで事足れりとすることなど、何の意味もない」というメッセージなのだ、これは。●その中で、いったんは視界から消え去り、その後母の手を介して戻ってくる自転車は、希望や意志の象徴として確実に機能している。何よりも、最初に塀の上を走っている(ように見える)ショットの、鮮烈なインパクト。これと対比されるのが、仮設的に設置されて用が終われば撤収される照明設備であり、まさにハリボテで形だけのものとしての象徴。その中で選挙運動が行われる(つまり社会の物事が決まっていく)というのが、これまた強力な皮肉。●ラスト、二人で自転車で去っていくのかと思ったら、途中からは少年はフレームアウトしてしまいます。いくら純朴に求婚をしたとしても、違う部族の彼と結ばれることはありません、という暗示。その先に待ち受けるのは、それまで見たこともないような激しい交通網。それでも前を向いて微笑む少女のアップ。これ以外にはないフィニッシュ。●制作の社会的背景がどうのこうのという前置きを抜きにして、創造の動機と表現の手法、そして芸術としての完成度という点において、すでに優れている映画です。
[映画館(字幕)] 8点(2015-08-13 23:32:42)
545.  奇跡(2011)
肝心の子役の演技のつけ方や撮り方が、揃いも揃って作為的、官僚的。それだけ人工甘味料たっぷりのプラスチック画面を見せられた後で奇跡とか言われても、少しも奇跡に感じない。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2015-08-12 23:09:13)
546.  J・エドガー
インビクタスもジャージー・ボーイズもそうだったんだけど、実在の人物や著名な人物を対象とすると、イーストウッドの演出はとたんにつまらなくなる。逆に、ミスティック・リバー以降の一連の作品に顕著なように、架空の人物を好き勝手に造形させた方が、よほど伸び伸びと創作が機能している。この作品も、そもそも何で対象がこの人だったのか、さっぱり分かりません。それから、ディカプリオはモノマネは頑張って行っていますが、演技はしていません。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-08-01 12:56:36)
547.  ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 《ネタバレ》 
じわじわとしていながらも手際の良い進行の中で、徐々に大きなドラマが動いていく。ストルーエンセとの接触によって、当初は変人そのものだったクリスチャンがまともになっていく皮肉。しかし、王妃との愛情は決して芽生えていかないすれ違い。それどころか、ストルーエンセと王妃こそがくっついてしまうという逆流進行。そういったところを丁寧に積み重ねているからこそ、クライマックスの衝撃のシーンが一気に生きている(その手前の、無言のままでストルーエンセが状況を察知する演出も凄い)。曇天と暗めの照明で統一した映像の質感も、こだわりを感じさせる。
[DVD(字幕)] 7点(2015-07-27 00:43:27)
548.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 《ネタバレ》 
映像や音響に凝っているだけではなくて、何というか、コントの基本をちゃんと分かっていらっしゃるんですよね。脱獄直前のあの一幕とか。加えて、フットルースのケヴィン・ベーコンを、銀河を救うべきヒーローと大真面目に同一次元で語り、しかも台詞だけでなくネタとしても生かす素晴らしさ。
[映画館(字幕)] 6点(2015-07-12 02:32:34)
549.  The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 《ネタバレ》 
ミシェル・ヨーというきちんと演技のできる人が、アウンサンスーチーという世界に感銘を与えた実在の人物という重大な役柄を得て、その持てる力を存分に発揮した作品。彼女は作中で再三にわたり、「誰も死んではならない」と繰り返す。それは民衆のみならず、敵対する軍部の人間についてもそうなのだろう。だから、どんなに怒りが込み上げても(とりわけ、軟禁が一度解かれたものの、民衆との接触を禁じられた際の静かな怒りの表情は凄い)、それを感情に任せて相手にぶつけることなく、「次に自分は何をすべきか」に考えは常に向いているし、その意志の力があるからこそ世界規模での支持を得られたということも伝わってくる。また、夫婦間において、愛情や信頼だけではなく、相互に敬意が存在する描写も的確。年月の経過の描写にも無理がない。というかリュック・ベッソン、いきなりこんなに本気を出されると、びっくりするんだけど。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-03 01:02:46)
550.  リンカーン弁護士 《ネタバレ》 
かりに現在の依頼者に過去の事件の真犯人疑惑(あるいはその確証)があるとしても、その依頼関係を継続したまま、さらにその依頼者の手続を利用して手掛かりを露出するなど、まったく論外です。したがって、法廷ものとしては0点なのですが、サスペンスとしては終盤までまあまあスリルを維持する出来ではあるので、点数はそこに対して。しかし、依頼関係の点は措いたとしても、中盤で早々にルイスが自認してしまうのは、心理の綾を削ぎ、面白くなくしてしまっていると思う。あくまでもルイスは全部否認し続け、主人公もどっちに進むべきか迷う、の方がはるかに良かったと思うけど。あと、マリサ・トメイが老けちゃってるのが残念。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-29 03:11:27)
551.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 
長回しは大好きなので、前半の50分間はとても気持ちがいいわけです。そこから後半いろいろ展開していくのですが、終幕は何となくぐだぐだで、特に、着地点を病室に求めてしまったのは何とも残念。閉塞した空間だからこそ妄想の意味もあるわけで、しかもそれまで散々ステージがステージがと言ってきたのだから、決着はやはり劇場内で行ってほしかった。それとその手前、銃で処理するというのもやや安直で、たまたまパン1で登場したら、期せずして芝居が1ランク上に行ってしまった、というさらにその手前のくだりの方が、よほどドラマになっていた。
[映画館(字幕)] 6点(2015-06-28 23:21:29)
552.  アリスのままで 《ネタバレ》 
ジュリアン・ムーアという人の演技が凄いのは、何かを誇張したり変形したりすることなく、その辺にいそうな一般の人というベースに立った上で、確実な造型や表現をするという点である。本作は、これまで積み重ねてきたそのキャリアを全開させた、まさに集大成のような作品。日常生活の中でふっと物忘れが通り過ぎ、それがいつしかじわじわと広がっていく。その表現の丁寧さがあるからこそ、ラストの一言も存分に生きている。●もちろんそれは、彼女の演技力を引き出した脚本や演出の細やかさあってのことで、特にそれは、中盤で出てくるスピーチに集約されている。アルツハイマーの一番怖いのは、何かを忘れたり分からなかったりすることではなくて、世間から途絶していくこと、過去も含めた自分の存在がなくなること、自分が必要とされなくなること。その確かな視点で統一されているからこそ、この作品は、単に闘病を描写しただけではなく、見る側の個々の人生観をも問う普遍的なレベルに昇華している。●アレック・ボールドウィンの作中の夫同様の好サポートぶりは、キャスティングを見たときから予想していた通りであったが、「ブルークラッシュ」で馬鹿主人公を演じて以来私の中では馬鹿扱いだったケイト・ボスワースの落ち着いた確実な演技は、予想外の驚きだった。
[映画館(字幕)] 7点(2015-06-27 21:35:58)(良:1票)
553.  ツリー・オブ・ライフ
たかが一家族のウダウダを、全宇宙の歴史にも匹敵するほどの一大絵巻だと位置づけてしまえるハッタリぶりと大風呂敷ぶりが、さすがテレンス・マリック。この人には、見る側への配慮のためにどうのこうのというのは一切似合わない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-06-19 23:20:57)
554.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
前半は頑張ってロー・キーの絵を作ろうとしているのは分かるが、肝心の大事なところに光が当たっていないので、ただ単に「暗い画面」を作っただけになってしまっている。クライマックスの決戦、刺客群が頑張って斬りまくっても、当たり前のように敵の援軍が、それも着物は新品ピカピカで「今までどこかで休んでたの?」と言いたくなる援軍が、毎回同じようにワーッとやってくる。その繰り返し。だから、いろいろなところに力を込めても、奥行きも面白みも出てきていない。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2015-06-17 03:23:59)
555.  おとなのけんか 《ネタバレ》 
もう、この芸達者な4人の皆様がああだこうだぶつかり合っている光景を見るだけで、ニヤニヤ笑いが止まらないわけです。登場人物は4人以外には(ほぼ)なし、最初から最後まで皆様の演技を存分に満喫できるという贅沢さ。狭い部屋の中で、登場人物の配置やカメラの角度にも十分配慮されていて、舞台っぽくもありながら舞台の引き写しにとどまらない完成度を提示しています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-12 16:25:12)(良:1票)
556.  ランナウェイズ 《ネタバレ》 
原作がシェリー・カーリーで製作総指揮がジョーン・ジェットというところから若干覚悟はしていたのだが、リタ・フォードの扱いが異様に軽い(というか、ほとんど脚本上無視されている)のが、何とも残念。それから、肝心の演奏シーン(練習含む)やライブシーンで、そもそも彼女たち自身が少しも楽しそうに見えず、加えてカメラや照明もものすごく適当なのが、これもまた残念。結局、何がどうなって対立して分裂したのかも描かれていないし、そうである以上、最後の電話シーンにも何の感慨も湧かない。バンドの存在を後の世に伝える契機となったという点についてのみ評価する。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-04 01:08:27)(良:1票)
557.  永遠の僕たち
まったくの勝手な推測だが、ガス・ヴァン・サントは、前の「ミルク」が実在の人物を素材とする直球勝負作品という彼にとっては珍しいタイプのものだったため、その反動で、初期のような浮遊感(それとある種の虚無感)あふれる静謐な作品を作りたくなったんじゃないだろうか。しかし、漠然と死に近い人たちというイメージしか形成されておらず、各人物の核となるべき部分が確立されていないので、いくらそれっぽく作っても、後にドラマが残らない。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-06-01 00:50:11)
558.  サニー 永遠の仲間たち
肝心の学校時代の描写があまりにも陳腐で稚拙なので、そこから親友だの仲間だのといくら言われても、まったく何の説得力もありません。
[CS・衛星(吹替)] 2点(2015-05-30 02:36:47)
559.  ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 
中身はただの若手実業家成功譚であり、特段目立ったドラマも何も感じられないのに、表現や演出のテクニックがなぜかどれも上手くいってしまい、作品として無事成立しているという困った作品。せわしなくめまぐるしい描写と対象であるネットコミュニケーションのあり方自体が何となくマッチしているというのもできすぎ。ラスト、薄暗い大部屋でたった1人パソコンに向かっている主人公の姿で締める、そしてそこにそこはかとない安堵感が漂っているというのが秀逸です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-24 02:13:21)
560.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
キャメロン・クロウが監督として何が優れているのか、私はいまだに理解できないのだが、この作品でも、観念的なだけの人物造型や、机の上で考えただけのような登場人物の言動という習性は治っていない。なおかつ、一番まずいのは、動物園を題材としていながら、肝心の動物の出し方や映し方が、人間側の都合の良いようにしかなっておらず、単なる小道具の1つにしかなっていないこと。なので、ドラマはなくなり、作品構造としても底の浅いものになってしまっている。また、動物の飼育や園の経営のディテールを見事に素通りしているのも、対象に対する食い下がりが感じられない。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-05-22 04:36:55)
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