41. ハウス/HOUSE(1977)
ホラーでもなく、ロマンスでもなく、SFでもなく、エロチックでもない。でも独特の世界観があり、ついつい引き込まれてしまう。荒削りだけれども面白い映画だと思います。キャスティングの妙は抜群では。池上季実子はきれいだし、南田洋子や鰐淵晴子は趣がある、小林亜星に至っては、絶句。 7点(2004-05-05 23:15:35) |
42. フォーチュン・クッキー
飛行機の中で見ました。すべて予想可能な展開ですが、主演二人の好演で見せられてしまう映画でしたね。予想していたのにクライマックスの場面でうるうるしてしまったのは年のせい?邦題の方が原題よりもよいですね。 7点(2004-05-03 07:55:00) |
43. レッド・バイオリン
音楽、映像、脚本すべてそれなりにぜいたくに作られていますが、各エピソードの掘り下げはいささか中途半端な気が。さすがに数百年の歳月を盛り込むのは難しい。また、結末は胸に落ちるものですが、anti-climaxですね。 7点(2004-05-03 07:45:48) |
44. 古畑任三郎vsSMAP<TVM>
刑事コロンボのキャラを古畑と今泉の掛け合いにしたのが古畑任三郎シリーズのミソだと思いますが、このスペシャルはまさにお祭りで、内容どうこうではないと思います。田村正和以下のレギュラーとSMAPメンバーの絡みで楽しむお正月番組でしょう。そう見れば才能ある人を沢山見られてよいと思います。 7点(2004-04-30 15:23:54) |
45. シービスケット
実話に基づいた感動素材だそうですが、その割にはもったいない出来栄えの作品だと思います。大不況期に人々を励ましたという視点と競馬の視点がうまく融合できておらず、すっきりしない印象。 7点(2004-01-17 23:45:38) |
46. マッチスティック・メン
ケイジはこういう神経質な役が得意なようですね。脇役もよく演じていたと思います。見て楽しめる作品でしょう。 7点(2004-01-17 23:38:43) |
47. ボウリング・フォー・コロンバイン
オーソドックスなドキュメンタリーに監督のユーモアが混ざった好作品。銃が手軽に買える社会、メディア、貧富の格差、圧力団体と政治家。色々な角度からアメリカの問題点を浮き彫りにする。他方で、監督のインタビューに答えようとする人々の姿勢はおしなべて真摯で、その点でもアメリカらしいと感じさせる。 7点(2003-04-06 00:32:17) |
48. ブリジット・ジョーンズの日記
努力も少しはするけれど、努力しないであこがれのカレをゲットできれば、それに越したことない。そう考える女の子の物語。共感できればはまる映画ですね。 7点(2002-11-10 17:55:09) |
49. マネー・ピット
快作だと思います。ストーリーは予想通りに進行するけれど、せりふと演技が良いので楽しめます。ちょっとした気分転換によいのでは。 7点(2002-11-10 17:26:53) |
50. マイノリティ・リポート
ストーリーがひねってあって、面白かった。ブラジル、マトリックスなどを思わせる映像はちょっと独創性に欠けるかと思ったし、プロットもやや無理かとも思えたが、それなりに楽しめました。 7点(2002-11-08 01:56:33) |
51. メン・イン・ブラック2
テンポのよい作品で楽しめました。まだ浅いつき合いのデートなんかに最適じゃないかなぁ。ハリウッドのコメディ、CGの乗りが嫌いじゃなけりゃ、いい雰囲気になれるのでは。 7点(2002-11-08 01:44:46) |
52. エイリアン
腹を切り裂き出てくる異物。誰が味方で誰が敵か分からない、閉塞された宇宙船。アメリカのベトナム・トラウマ克服SF映画として、スターウォーズが陽ならこの映画は陰の代表作。 7点(2002-10-06 00:13:55) |
53. 12モンキーズ
私にとって未来世紀ブラジルに比べると、衝撃度はだいぶ落ちますね。むしろヒッチコックの『鳥』と、そのパロディでの女性の変身が笑えた。ギリアムの趣味なんでしょうか。観る側に謎を考える楽しみを与えたい、というギリアムからすると、ちょっと平凡かな。 7点(2002-09-27 22:27:44) |
54. 追いつめられて(1987)
スリル感の盛り上げ方はいいんだけれど、最後のオチはやっぱり無理でしょう。 7点(2002-09-21 00:34:09) |
55. ヴィデオドローム
クローネンバーグもウッズも好きなので、この映画も好きですね。ビデオに人間の精神が支配されていく様は、メディア社会風刺でしょうか。でも気持ち悪い。 7点(2002-08-19 02:07:42) |
56. ザ・チャイルド(1976)
結構インパクトのある作品でした。特に胎児に対する働きかけの発想に驚きました。「子供が何を考えているか分からなくなった」という時代の風潮を鋭く風刺した佳作。 7点(2002-08-19 01:47:51) |
57. さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
ヤマトのシリーズとしては、ストーリーも作画も一番よくまとまっていたと思います。当時の日本と重ね合わせるとよく分かる。アメリカとの同盟の大きさを頭では理解しながら、心の面では満足しない何かが、一瞬で敗れ去る巨大艦隊と最後に特攻をしかけるヤマトに象徴されているのでは。確かにこれで終わればシリーズとしてはよかったのでしょうが、このアナクロな終わり方では人々が満足しなかったのも事実。やはりヤマトを眠らせるのは環境の脅威でなくてはならなかったのです。 7点(2002-08-19 01:45:20) |
58. ターミネーター2
シュワルツネッガーの代表作なのは間違いない。二作目にしてはできがよい。というか、全く指向性が違う。1とストーリーをつなぎ合わせると、どうも破綻しているようなのだが、2の方はCGを見せる映画。CG技術発達史の中で残る作品でしょう。 7点(2002-07-21 18:02:58) |
59. ターミネーター
発想は平凡だけれども、ストーリーがよく出来ている。しかし脇役だったシュワルツネッガーが主役になってしまったのは、ハリウッド映画の趨勢を示しているようで、悲しい。 7点(2002-07-21 17:58:46) |
60. ペット・セメタリー(1989)
中身がないと思って見れば、中身がない。けれども、死者を弔う気持ち、死者への責任感は今日の世界では結構人を動かしている。日本で死刑を求める感情も、海外での血みどろの民族紛争も、死者への哀惜の気持ちがそれをさせているのかもしれない。そのやみがたい気持ちをどうやって止めるのか。それは死者は決して帰ってこないと理解することだろう。そう考えるとこの映画のメッセージは深いのかも。けれど多分深読みのしすぎ。 7点(2002-06-22 17:46:50) |