41. エル・マリアッチ
おもしろい!監督が如何に映画好きかがびんびん伝わってくる、活きの良い映画なので、全く退屈することなく見ることができました。全く期待していなかったのに、です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-10-02 23:18:50) |
42. アレックス・ライダー
子供向けスパイ映画にしてはそこそこおもしろいので、続編ができたらぜひ見ると思います。テレビで。 主人公の気品のある美しい顔が、日本ではあまり評判にならないのはなぜでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-27 16:08:06) |
43. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
《ネタバレ》 切ない・・・その一言です。エンドロールの最後まで見終わって、冒頭のカミュのネタは「不条理」の暗喩だったのかと合点がいきました。「異邦人」ではなく「シジフォスの神話」の方かと。ただ、映画的には最後の付け足し部分はやはり蛇足になるので、本編の方でスマートに表現して欲しかったと思いました。マッチの軸を使うしかないかも知れませんが。 [映画館(邦画)] 8点(2008-08-13 23:53:13) |
44. ロスト・イン・トランスレーション
「ハクリキコ」さんの仰るとおり、フランス映画だとよかったのに、と思いました。外から見た日本の描写、なかなか良かったです。こういう切り取り方もあるんだと、勉強になりました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-15 22:01:46) |
45. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 みなさん、ヴァーバルがセゾということで納得されているようですが、果たしてそうなんでしょうか。物語の多くはヴァーバルの回想ですが、騙されていませんか?映画の中で、事実として提示されていることと、ヴァーバルの作り話をきちんと分けて考えないと紐がもつれるように混乱してしまいます。ヴァーバルのように、整然と整理・整頓されたロープの隙間から真実を凝視しなくてはなりません(^^ 映画で事実として提示されていることは、実はそんなにありません(このことを不快に思う方が多いのは私も頷けます)。 例の面通し連中がサンペドロ港に停泊中の貨物船を襲撃したこと。ヴァーバル以外は死んでしまったこと。キートンの恋人イーディも殺害されたこと。重要な事実はこれだけです。コバヤシと呼ばれる男の本名はもちろんわかりませんし、事務所に「小林」と書いてあっても所詮はヴァーバルの作り話です。FAXの似顔絵も、「カイザー・セゾ」だとアーコシュ・コバッシュが思いこんでいる男の顔の似顔絵であり、それが本当のカイザー・セゾかどうか、映画では示していません。 私が思うには、カイザー・セゾの作られたイメージが正しければ、ヴァーバルは違うと思います。ヴァーバルはもっと繊細で緻密な犯罪を犯すはずで、逆に度胸が据わって何でもやりそうなのは「コバヤシ」の方ではないかと思います。どちらかがセゾかも知れませんし、二人とも違うかも知れません。あるいは二人で作り上げた虚構のボスなのかも知れません。 はっきり言えることは、どんなにしっかりと筋道を立てた推理をしても、結局ブライアン・シンガーは小便をかけてチャラにしてしまうということです。それでも謎解きをしたい人はどうぞ、これがブライアン・シンガーのメッセージだと私は考えます。 さて、キートンの残虐性を示すためにイーディが殺されたという話がでてきますが、殺されたのは事実ですが、キートンがセゾではないのですから、殺害理由は謎ですし、キートンが殺したという事実も提示されていません。つまりイーディは別の理由で殺されたと言うことになります。「コバヤシ」が怪しくありませんか? あ、監督、かけないで!! [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-04 15:39:48) |
46. 戦国自衛隊
《ネタバレ》 圧倒的な破壊力を装備した自衛隊に刀や槍で戦う武田軍に感情移入してしまい、見ているうちに武田軍を応援していた。「自衛隊をやれ!」「千葉を殺せ!」と。信玄をピストルで撃った千葉はどうしても許せない。卑怯者! [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 2点(2007-10-27 19:18:28) |
47. ブレイブハート
《ネタバレ》 美しいスコットランドの景色の見せ方はとても良かったのに、さて主人公の登場・・・あれ?メルギブソンはウォレスのおじさん役だっけ?と思わせるゆるいメークにがっかり。拷問場面の腹に力の入った「フリーダム!」は、ほんとに酷い拷問されてるの?と思ってしまったし、最後にミューロンが見える感動のはずのシーンも、イザベラ王女と肉体関係をもっていなければ感動できたのになどと思ってしまった。 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」では動物の扱いには配慮していますというようなクレジットがあったのだけど、この映画は馬さん大丈夫だったのだろうか? [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-24 09:15:45) |
48. スパイダーマン3
《ネタバレ》 アメコミの話をハリウッドA級映画並みの制作費をかけ制作しながらも、B級映画であることを通した侍ミ、もとへ、サム・ライミ監督に10点! 逆さキスは「わたしたちのもの」とMJはやっと認めてくれた。よしよし。 叔母さん:「難しいことから始めるのよ。自分を赦しなさい。」うっ!まずい、こんな台詞があるなんて、これが後で効いてきた。 ピーター(サンドマンに):「君を赦すよ」あぁ、やっぱりこうくるかぁ・・・。 復讐心は何ものも生み出さない・・・アベシやブッシュに見せたい映画だ。見ないだろうけど。 後半からラストにかけての作り込みがもう一息だと勝手に決めつけて-2 [映画館(字幕)] 8点(2007-05-26 17:05:13) |
49. 笑の大学
《ネタバレ》 wowowで舞台版を見てすぐに映画版を見ました。率直に言って、映画にする必要性が感じられなかった。ラストは舞台版にはなかった廊下のシーン。あそこであんなことを叫ぶことは時代的にあり得ないのを承知でやらせたのでしょうが、モデルとなった菊谷栄が戦死するであろう事を暗示するためだけのシーンだと思います。必要ないでしょう。また、みなさんは役所の演技を評価されていますが、どうも優しさがありすぎて、時代の狂気のような鋭さがないんです。舞台版の西村雅彦にはそれがあり、かれの心の変化がとてもスリリングで無性に可笑しかったのと対照的でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-05-04 23:57:38) |
50. ピーナッツ
見ていてすぐに思ったのは、これはいわゆる映画ではなく、コントをつなぎ合わせた映画未満の映画だなということです。じゃぁ、嫌いなのかと問われたら、結構好きですね、こういうの。内村さんの暖かな人間性が伝わってくるからだと思います。でも、映画としては・・・。ただ、バイオリン弾きのお父さんを球場でさらっと見せたのは映画的でした。笑いました。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-02-11 10:53:15) |
51. 埋もれ木
大衆娯楽映画ではないのですから、限られた人たちの感性に受け入れられればそれでいいのでしょう。わたしの感性は違和感を覚え、受け入れられなかったということです。 いくつかの美しいシーン、「祭り」と「夢」のモティーフなど、言うまでもありませんが、黒澤の「夢」に及びません。「泥の河」のような作品はもう望めないのでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2007-02-08 23:58:51) |
52. 伽倻子のために
まったく必然性のない執拗な肌の露出と行為の描写。南果歩はただただ監督の嗜好の餌食になったのかと思われ、不快感が募った。 [映画館(邦画)] 1点(2007-02-08 21:34:24) |
53. トリプルX ネクスト・レベル
痛快アクション娯楽作品第2弾! 2作目ジンクスで期待していなかったのにうれしい誤算でした。全作に劣らずとことんB級娯楽作品の心髄を追求した快挙に脱帽です。第3作でトリプル完結になるのでしょうか。でもXはまた別の配役になるようですね。その意図が今一伝わってきませんが、次回作ですっきりさせてくれるものと期待します。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-30 22:23:34) |
54. 同じ月を見ている
だめ、だめ!、原作は未見ですが、脚本がひどいのでしょうか。人物設定があまりにも・・・過激な書き込みになりそうなのでこれにとどめます。 俳優さんの努力に2点献上! [CS・衛星(邦画)] 2点(2007-01-20 21:06:09) |
55. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
クリストファー・ウォーケンの確かな演技があって、その周りをスパイラル状態で二人が追いかけっこ・・・という印象でした。スピルバーグって「ルパン三世」のファンでしたっけ? あ、「カリオストロの城」を絶賛していましたよね。なるほど。 [DVD(吹替)] 7点(2006-08-02 20:45:06) |
56. ティアーズ・オブ・ザ・サン
《ネタバレ》 大尉は帰還後捕らえられ軍法会議に。そして、命令違反で部下を死なせた罪状にいっさい反論することもなく不名誉除隊。階級章を外し大尉は外に出る。任務のためではなく人として判断し行動できた充足感が哀しげな表情の中に。その横顔に夕日が眩しくあたる。あるいは、もちろん戦闘機の支援もなく被弾し倒れた腕の中にはリーナ。助けられなくて済まないと謝る大尉に、あなたは正しいことをしたのよ、ありがとうと言って息絶える。「リーナ!」と叫ぶ大尉に容赦のない銃撃。国境線の直前で抱き合うようにして死んだ二人の俯瞰でエンドロール。だったなら少しは感情移入できたかもしれない。 [DVD(吹替)] 5点(2006-07-29 07:08:23) |
57. 初恋のきた道
映画としての評価は5点ですが、チャン・ツィイーのたまらなくかわいい後ろ姿(籠を忘れてのシーン)は、何度も見たくなります。うーん、プラス1点! [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-01 22:42:54) |
58. キング・コング(2005)
言いたいことは山ほどあるけど、すべて忘れるから一つだけ言わせてください。「ピーター、あと40分は短くしてくれ!」 今年の冬は冷え込みがきついんです。 [映画館(字幕)] 6点(2006-01-14 23:17:32) |
59. SAYURI
英語台詞なのに、日本語台詞の「ラストサムライ」よりずうっと日本らしさがでていて驚きました(皆さんご指摘の神社の「ゴーン」はこけましたが)。好きな映画です。でもあえて言わせてもらえば、「おかあさん」は戦後になっても和服でいて欲しかったことと、「会長」はさゆりに涙を見せて欲しくなかったというところでしょうか。ま、わたしの個人的な好みなんですが。ところで、本編が終わってからのきれいな水の映像と、それに呼応するかのようなヨーヨーマの哀切きわまりないチェロの音色は、劇場の椅子に座ったまま映画の余韻に浸らせるための魔法のようでした。 [映画館(字幕)] 7点(2006-01-13 14:57:18) |
60. モナリザ・スマイル
《ネタバレ》 ゴッホの絵画キットのように、コピー(伝統的な女性)を大量生産する女子大学で、キャサリンはオリジナル(個性)を大切にすることを教える。結局学生たちは個性的な「ひまわり」を描くことによって、キャサリンの思いが伝わったことを示しているが、そこまでの過程が若干説明不足ではないでしょうか。キャサリンの気持ちがビルの移っていく過程の説明も弱いようです。印象に残ったシーンは、べティがコニーを激しい口調で侮辱したとき、てっきりコニーはべティを殴るものと思ったら、抱きしめたところ。沈着冷静かつ賢い女子学生・・・って、やっぱりコニーがそういう行動をとる人であるという伏線が弱かった。う~ん、わたしにとって評価が難しい作品です。あ、ジュリア・ロバーツの知的な美しい表情は無条件で評価します。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2005-11-22 23:51:18) |