41. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
ありえない設定ですが、決して特殊効果のSF映画ではありません。時間や老い、人との出会いがテーマです。この映画は、「今ここでこの瞬間を生きる」ことの大切さを語りかけています [インターネット(字幕)] 8点(2022-03-26 11:01:54)(良:1票) |
42. 男はつらいよ お帰り 寅さん
店名が変わった後は見ておらず、ストーリーは良く分からないところがありますが充分楽しめました 出版者の女性や娘さんの言葉遣いがきれい過ぎですが、寅さん自体が、昭和の終わりでも既に寅さんのような恰好をして歩いてる人なんかいなくて、あの頃から既にファンタジーだったし。なんだか同じ感じで観てました。 歴代マドンナが次々に現れる最後のシーンは、三田佳子を過ぎてからホントに涙が出て止まらない [インターネット(邦画)] 6点(2022-01-05 20:27:04) |
43. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
ユダヤ人を迫害したナチスを倒した英国ですが、自国では同性愛者を迫害していました そして、ナチスの暗号を解読することで勝利の最も貢献者の一人であるアランチューリングもその犠牲に 社会の多様性について、見ると考えさせられる映画です [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-05 20:15:40) |
44. 砂漠でサーモン・フィッシング
軽いコメディー。あまり深く考えずに見るのに最適 [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-25 23:49:03) |
45. 教授のおかしな妄想殺人
いつものようにクオリティーは高く、観ていてかなり惹き込まれてしまいました。 ただ、映画を観てると、「何が言いたいのか?」と監督の意図を探ったりします。どうしても人間は意味を求めたがるものです。 この映画も、ウディの主張なんてのを考え始めると、「殺人の罪を犯すと報いが来る」とか思い浮かぶことが平凡過ぎて、ホントにそんなことが言いたくて作ったのか疑問を感じます。他の作品ほど人生のアイロニーを感じさせないのも一因です。 「ただ楽しんでもらえばそれでいい、毎年撮ってるから1本くらいはお気に入りに出会うかもね」とウディは言うかもしれませんが。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-10 10:55:20) |
46. フリーダム・ライターズ
そんなにうまくいくのか?って思って観てたけど実話でした タイトルの通り「書く」ことがキー。 日本の学園ドラマと似てるところは多いですが、「言葉」に関する態度は全く違います。 言語化しなくても心が通い合うことを理想と日本人が考える一方で、映画の中の生徒たちは自分の気持ちを言葉に綴っていく、これが「言文一致」なのかと納得しました。 日本語の書き言葉は、どうしても自分の気持ちとの乖離を感じます 普段から「書く事」に対して意識を持っている人には、是非見て欲しい映画ですね [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-10 10:41:33) |
47. ゆきゆきて、神軍
この映画は、主人公、奥崎 謙三をヒーロー扱いする目的ではありません。 ニューギニアで起きた当時の不当な処刑を道徳的に告発するものでも当然ありません。 もしドキュメンタリーが正確な記録だけが目的なら、 知らせずに隠し撮りすべきです。 カメラが入ると場に影響を与えます。それは主人公が一番良く知っていて利用しています 黒沢監督の「羅生門」では、真実は藪の中でしたが、 ここではカメラと型破りな奥崎謙三のパワーが、 藪の中状態から多少なりとも関係者が真実を口をします 人類が消してしまいたい原爆の放射能汚染をゴジラが思い出させるように、 日本人が消そうとする戦争の真実を奥崎謙三が思い出させます この映画はそんな日本人の「日本人的」反応を記録した映画です [インターネット(邦画)] 9点(2021-03-14 11:54:30) |
48. ローマでアモーレ
なんでこの4つのストーリーなの?何か意味が有るの? なんて考えていたらこの映画は楽しめません。 お爺ちゃんになっても、Fantastic あのフレーズと喋り方を見ると 懐かしい感じがしました [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-06 20:51:17) |
49. カフェ・ソサエティ
《ネタバレ》 主人公のボビーの喋りが方が、時々ウディっぽく感じられるけど 似せてるんでしょうか? 人は手に入らなかった方により価値を感じるバイアスがあるので、 ヴォニーをずっと思い続けるのかもしれません。 主人公もそれが分かっていて、夢として愛しているのかも しれませんね、だから「浮気じゃない!」 [インターネット(字幕)] 8点(2021-01-02 22:38:03) |
50. 映画と恋とウディ・アレン
作品は、作者の人格と切り離して評価すべきと考えています しかし、こういうタイトルでドキュメンタリーを作るなら やはり事件に触れないと片手落ちの感じがしました 「6歳には性欲が無い」 「僕は有る」 『アニーホール』より 「年寄りは枯れてて性欲が無い」 「僕は有る」 『これから出る作品』より(多分) [インターネット(字幕)] 8点(2020-12-31 09:36:29) |
51. グッバイ・ゴダール!
若くして最高傑作を作ってしまい、 自分自身が乗り越えられずに苦しむ、 よくあるパターンです。 それも一発屋でなく、「勝手にしやがれ」から「気狂いピエロ」まで ヒット作品の連続だったゴダールなら、なおさら想像を絶する苦悩でしょう。 方向性も定まらず迷い続けるゴダールを観ていると、ちょっとイタイ気持ちになってきます。 アンヌ・ヴィアゼムスキーは中国女しか記憶に無いけど、映画の彼女の方がもっと綺麗だった気がしますが、 演じたステイシー・マーティンは、不思議とキュートで可愛らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-06 22:11:30) |
52. ブレードランナー 2049
ちょっと長いけど、あんまし飽きずに最後まで見ました。 真面目に捉えると「人間性とは何?」と考えさせられます。 行動を見ていると、もはやバーチャル彼女にすら、「人間性」を感じてしまいます。 それと、相変わらず雨ばかりの近未来。 変な疫病が流行ってみんなマスクをしてたら、2020年7月の東京みたい。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-06 21:58:41) |
53. マイノリティ・リポート
店内カメラで表情と動きを観察しAIが万引きを予測するシステムが実際に試作されている今(2020年)見ると、 広告のパーソナライズと合わせて、シリアスなテーマは考えされられます。 ただ、シリアスなテーマをリアルに撮れば映画として面白いのか?と言われれば、そうでも無いですし、 ご都合主義のストーリーや安っぽい近未来感にもかわらず、 2時間以上飽きずに観れた映画(なんたってMovieですし)として、面白かったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-11 17:49:17) |
54. ソラリス
《ネタバレ》 タルコフスキー版を見たのはもう随分前で全く覚えておらず、比較は出来ませんでした。 彼女は自分の意識が作り出したのか、あるいは自分も実在せず誰かの意識で作られたのか、 ソラリスに来る前までの記憶も曖昧で、その辺の荘子的テーマも良く撮られていたと思います。 最後にソラリスに残るのは村上春樹の小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と同じですね。 もしかしたら、登場人物やソラリスを含め全てはクリスの意識が作り出した世界だったのかも。 あと、音楽がグッド。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-07-05 22:19:29) |
55. 美しい星
三島由紀夫の原作は読んでいません。金星や水星の宇宙人としての自覚の目覚めといった メタファーが、見る人に地球環境や人間の営み等について考えることを要求します ただ、観客にそう思わせてしまうところは、映画としては少し失敗のように思えます あと、バンドの女性がとてもカワイイ女性でした キャストには名前が出ていなくてネットで検索したら、樋井明日香という名前だそうです +1点です [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-05 17:45:10) |
56. ひそひそ星
多くの人は、喜怒哀楽のストーリーを映画に求めます。 ハラハラドキドキの冒険活劇やロマンチックなラブストーリーなどです。 出来が悪いと、退屈という評価が下されます。 そういう娯楽性を否定した芸術的映画もあります。ただただ退屈なだけです。 この映画は、そのどちらでもない気がしました。意味など求めずに、画面を見続けるのが合っています。 なぜアンドロイドが独りで宇宙の小包配達をしているのか、被災地で撮ったメッセージは何か?などと 考えるのは止めて、休日の午後に紅茶でも飲みながら、あるいは、冬の深夜にココアでも飲みながら、 頭を休めて見て下さい。 見終わった後は、少しだけ心が柔らかくなっているかもしれません。 [インターネット(邦画)] 7点(2018-02-24 18:36:50) |
57. アドレナリン(2006)
プロスペクト理論によると、即決的なシステム1と、後からやってきて合理的だが結論に時間がかかるシステム2という、2つの思考が人間にはある。 この手の映画は、システム2が顔を出し、「点滴を倒されたあの患者は死んじゃうのかな」とか考えだすともうダメで、スピード感とノリが全てだ。 本映画は、なかなかいい線をいっていると思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-09-23 07:31:47) |
58. 食べて、祈って、恋をして
《ネタバレ》 行った事が無い人が想像するとおりのイタリア、インド、バリで、主人公の女性がピザを食べ、瞑想し、恋をする。「広場でスリにあう」とか「スープにハエが」みたいなリアリティは全く無く、ひたすらファンタジーの世界。でも、観ると少しだけ気持ちが軽くなる。 [インターネット(字幕)] 5点(2014-09-13 18:24:24) |
59. ボーン・コレクター
次々と事件が起こり、テンポ良く進むため、観ていて飽きなかった。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-08-10 18:48:25) |
60. 50回目のファースト・キス(2004)
軽いタッチが、ハワイの雰囲気に良く合っている。 映画から離れるとかなり重たいテーマで色々と考えさせられる点もあるのだが、 気持ちよく晴れた日曜日の、パンケーキの朝食のように、とにかく見終わってハッピーな気分になる作品。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-02-16 12:37:24) |