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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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41.  太陽の下の10万ドル
フランスの名匠ヴェルヌイユ。ジャン・ギャバンや絶頂期のアラン・ドロンらを起用してのフレンチ・ノワールが印象的ですが、 こんなアクション・コメディも撮っていたんですねえ・・・。 本作も主演ベルモンドとリノ・ヴァンチュラに、ドイツの名優ゲルト・フレーベと豪華な顔ぶれが揃っています。 北アフリカの砂漠を舞台に、作品の大半の時間はひたすらトラックが疾走する。 逃げるベルモンドと追うヴァンチュラ。基本的にはゆるい空気が作品を支配しますが、 時には2人のトラックを最接近させての迫力あるシーンも用意されています。 ベルモンドとヴァンチュラ、それぞれの持ち味を見せてくれますが、 追手が迫り結構ヤバいことになっているのに、女を横に乗せ余裕しゃくしゃくで北アフリカの砂漠をドライブ。 やはりベルモンドにはこういうのがよく似合います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-05 20:08:14)
42.  夕陽のガンマン
巨匠レオーネとモリコーネに、リー・ヴァン・クリーフとイーストウッド。 皆がこれだけ見事な仕事をすれば面白い映画になるに決まっている。 命を懸けた男たちが繰り広げるガンアクション、そして心理戦。節目節目に挿入される緊張感あふれるシーンの数々に痺れまくりです。 クリーフとイーストウッド、銃を持った2人の所作の1つ1つがたまらなくカッコいい。 特に2人が中盤で対峙するシーン。互いの銃の腕前を披露しあう、その時のハットの使い方! どちらが勝つかは分かっているのですが、交互に挿入される3人の表情と過去と、小道具と。ラストの決闘まで見ごたえ十分です。 ポンチョをまとったまだ若さを感じさせるイーストウッドと、夕陽に消えゆくラストまでとにかく渋い、スマートな装いのクリーフ。 今に見ても何もかもがカッコいい映画。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-04-29 21:47:59)
43.  ビッグトレイル(1965)
あの名作「大脱走」から2年、巨匠スタージェスのコメディウエスタン。 コメディなのですが、コメディらしいキャラクターは「大脱走」でも存在感を発揮していたドナルド・プレザンス演じる預言者くらいですが 彼が演じる酒を飲まないと予言できない預言者というキャラクターが可笑しいんです。 主演は名優ランカスター。コメディにしては堅い演技なのですが、ランカスターの存在そのものが大佐という階級とその威厳を感じさせていていい。 コメディシーンでは、バーンスタインが「大脱走」のテーマ曲を思わせるコミカルで軽快な音楽でいい仕事をしています。 この内容で2時間をはるかに超える上映時間はさすがに長いのですが、 砂嵐が吹き荒れる中、ウイスキーを運ぶ幌馬車隊・護衛する騎兵隊・禁酒を訴える女性陣・先住民が入り乱れる、 アクションシーンはさすがスタージェスという本作一番の見どころとなっています。
[DVD(字幕)] 6点(2017-04-23 21:17:17)
44.  サムライ(1967)
アラン・ドロン、そしてサムライとくれば、今では香水の方が有名なのかもしれないですが、 本作の襟を立てたトレンチコートとソフト帽をかぶった彼の姿は、アラン・ドロンを言われて思い浮かぶ姿の1つです。 彼が逃げる姿をひたすら追い続ける。やはりこの人にはフレンチ・ノワールの世界の中で何かから追われている姿がよく似合う。 ベラベラ喋らない。無口で無表情のクールな殺し屋。そんな姿を見ているだけで退屈しない、アラン・ドロンのカッコよさ。
[DVD(字幕)] 7点(2016-12-03 21:25:57)
45.  荒馬と女
あまり見返したい映画ではないのですが、すごく印象に残っている映画です。 マリリン・モンローとクラーク・ゲーブル。本作が主演の2人共に遺作となってしまいました。 また本作から数年後、モンゴメリー・クリフトも若くしてこの世を去りました。 邦題「荒馬と女」よりも”適合できない者たち”という原題がとてもよく分かる作品です。 ラストでゲーブルは「時代は何もかも変わってしまった。新しい生き方を探さなきゃな。」と言う。 この台詞を象徴するかのようなモノクロ映像の中にいる、時代から置いてけぼりになってしまったような哀愁漂うカウボーイ達。 そしてマリリン演じる時に精神的な不安定さを見せる離婚したばかりの女。 終盤、馬を取り囲む男達に対し、荒野の真ん中で泣き叫び感情を爆発させるマリリンの姿には胸が張り裂けるようです。 彼女の中で、この役を演じる女優マリリンと、この頃の1人の女性ノーマ・ジーンの境界線はどこにあったのでしょうか・・・。 しかし50年代の作品で見せるような天真爛漫さは無いですが、時折無邪気さも見せる本作のマリリンはとても美しい。 今に見ると何とも言えない悲しさを感じる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-12 19:22:01)
46.  大頭脳
ベルモンド主演のフレンチ・ドタバタ・アクションバカコメディ。 やっぱりこういう映画のベルモンドはいいですね。 刑務所を脱獄したフランス人小悪党とその相棒、イギリスの怪盗紳士、イタリアンマフィアのボス。 演じるのはベルモンドとブールヴィル、デヴィッド・ニーヴン、イーライ・ウォラック。 全員が見事に持ち味を発揮しています。 同じブツを狙う3組の能天気な小競り合いが最後まで本当に面白い。 笑えるもの、今に見るとスベッているもの、様々ですがくだらないギャグをこれでもかと挿入してきます。 強奪計画を手下に説明する際に使われるアニメーションが面白い。 今後何が起こるのかを見る者にも実に分かりやすく提示してくれる。 3組の視点をテンポよく切り替えながら、最後に利するのは誰だ?という最終盤のドタバタまで な~んにも考えずに楽しめる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-31 19:08:30)
47.  拝啓天皇陛下様
これまでに寅さんを何回見たか分からない僕にとっては、渥美清=寅さんのイメージがあまりにも強すぎるのです。 しかし本作の見ている間はずっと、不思議と寅さんを思い出すことはありませんでした。 本作の中ではすっかり渥美清=ヤマショーになってしまっていました。渥美清の凄さを改めて思い知らされます。 渥美清が笑わせ泣かせてくれます。生涯の友に振り回されながらも受け止める懐の深さを感じさせる長門裕之のムネさんも実にいい。 冒頭で語られるヤマショーの生い立ちに、当時の農村の窮状を思わせる手紙。当時の若者が避けては通れない軍隊生活と戦争。 そして戦後の混乱期。ヤマショーが徴発と言いながら鶏を農家から盗んでくる。 昭和22年ごろと言えば、まだまだ遅れて復員してくる人もいたであろう貧しく苦しい時代。 戦中と戦後の境界線が曖昧になってこんな騒ぎが起こることもあったのかもしれません。 ヤマショーも少しずつ終戦後の暮らしに順応し始めたかに見えましたが、しかし・・・。 戦中から終戦直後にかけて、男と女も、誰もが戦争に人生を翻弄された時代。 ヤマショーとムネさんの出会いと別れと再会の中に、そんな時代の世相と時の流れをとても巧く重ね合わせていく。 ヤマショーのキャラクターもあり、ブラックユーモアも含みつつあっけらかんとした作品の空気の中に、 戦中から終戦直後を生きた庶民の苦しかった日常を描き出す。いい泣き笑いのある人情喜劇でした。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-10-16 18:16:29)(良:1票)
48.  トプカピ
西洋と東洋の文化が重なり合う魅惑の街イスタンブールを作品の舞台に、 女泥棒とその愉快な仲間達の活躍?を描くサスペンス・コメディ。 上映時間は120分。中盤はちょっと長く感じる時間帯もあるのですが、 コメディとしても、サスペンスとしてもしっかり見どころのある作品です。 名探偵ポアロでお馴染みの名優ユスティノフのユルユルのオロオロぶりがあまりにも素晴らしいです。 本作でユスティノフは2度目のアカデミー助演男優賞受賞ですが、主演といってもいいくらいの存在感です。 強奪ものとしても終盤のトプカピ宮殿での作戦決行は手に汗を握る緊張感があります。  CSでの鑑賞でしたが、本作に続けての放送は「黄金の七人」でした。 同じ時代の同じ路線の作品ですが、この頃のこういう無邪気なサスペンス・コメディは イマドキの映画とは一味違う、何とも言えないいい味がありますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-02 17:38:33)
49.  愛すれど心さびしく 《ネタバレ》 
聾唖者で自分の思いを言葉にすることができない、若かりし頃のアラン・アーキンが演じるシンガー。 アラン・アーキンは「リトル・ミス・サンシャイン」の偏屈じいさん役でで念願のオスカー初受賞となりましたが、 何故「リトル・ミス・サンシャイン」が初受賞だったのだろう?と思わざるを得ない素晴らしい演技でした。 彼と同じ障害を抱えるギリシャ系の親友。バーで出会った、仕事もせず酒を飲んでは客に絡む事しか出来なかった男。 彼が下宿していた家の娘。南部の地で白人を恨み続けて生きてきた黒人の医師。 事情は様々ですが、みんなシンガーによって心が救われてきた人たちです。 シンガーは彼らの話に親身になって耳を傾ける。そのアラン・アーキンの表情が見る者の胸を打ちます。 しかし1人また1人、彼の元を去っていく・・・。そんな彼の孤独は親友の死でピークに達してしまう。 ギリシャ系の親友とのやり取りなど、彼の手話に一切字幕をつけない。 途中は2人の表情や手話のやり取りから何となく読み取れているような気もしていましたが 2人はどんな話をしていたのだろう・・・?彼はどんな思いで人々の言葉に耳を傾けていたのだろう・・・? 鑑賞後は様々な思いが胸の中を交錯します。手話に字幕をつけないことで見る者に何かを問いかけ訴えかけているようです。 「愛すれど心さびしく」。シンガーの胸の内を見事なまでに表した素晴らしい邦題です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-06-05 12:36:07)
50.  みじかくも美しく燃え 《ネタバレ》 
妻子あるスウェーデン軍の将校とサーカスの綱渡り芸人の女性の悲しき恋の逃避行のドラマ。 冒頭の字幕で本作のストーリーは1889年に実際に起こった実話であることと、バッドエンドを宣言する。 森や小川を照らすやわらかな陽光と、その中にいる2人の姿。その全てが美しくも儚げに見える。 本作にとって冒頭のこの字幕の持つ意味は大きく、これが無ければ2人の姿は全く違って見えていたでしょう。 やがて2人の逃避行は最後の時を迎える。美しくも儚げ、静かにして強烈な余韻を残すラスト。 美しいクラシック音楽の使い方もまた素晴らしい作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-29 20:22:07)
51.  リオの男
フィリップ・ド・ブロカとベルモンドのコンビのアクション・コメディはどれも面白いですね。 本作はこのコンビの後の作品である「カトマンズの男」などと比べると 笑わせる部分と共にサスペンスの要素もしっかりと挿入されています。 「ルパン三世」や「レイダース」の元ネタになっているとも言われている通り、 ベルモンドのキャラクターの楽しさやアクション・アドベンチャーとしても見どころ十分です。 そう言えば、ルパンの声優といえば山田康雄さん。多くの映画でベルモンドの吹替も山田さんがつとめられました。 本作を吹替で見るのも面白いかもしれません。 そして若くしてこの世を去ったフランソワーズ・ドルレアックの美しくもキュートな魅力も全開。 彼女の代表作といえば、妹との共演作「ロシュフォールの恋人たち」になると思いますが、 本作は彼女のコメディエンヌぶりを存分に堪能できるという意味でも貴重な作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-13 15:16:56)
52.  マーニー
「赤い恐怖」という邦題が付いていますが、本作を見てまず思い出すのは「白い恐怖」。 巻き込まれサスペンスと並んでヒッチコックが好んだサイコ・サスペンスですが、 ティッピ・ヘドレンの美しさ、ラトランド邸、街並・・・と重なるバーナード・ハーマンの音楽、 これら作品を構成する要素の落ち着いた味わいに品や格調の高さを感じます。 マーニーがラトランドの会社で盗みを働く。掃除のおばさんとマーニーの行動を同時に見せる。 落ちそうな靴、音。ヒッチコックのこだわりを感じる緊張感があります。 しかしその後、中盤以降はショーン・コネリー演じる夫が完璧すぎる。 あまりにも全てお見通しで常にマーニーの先回りをするのですが、 それ故サスペンスとしては盛り上がりに欠けてしまう。 「鳥」のヒロインに抜擢し、ヒッチコックが見出し寵愛したティッピ・ヘドレン。 この頃には2人の関係は微妙なものであったようですが、 彼女が演じるマーニーをねちっこく執拗に追い詰めていく様が怖かったりもします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-11 01:07:12)
53.  黄金の眼
B級なんだけど、結構ゴージャス感のある怪盗ディアボリックの活躍を描くアクション活劇。 イタリア映画でこの邦題、どうしても「黄金の七人」を思い浮かべるのですが、 「黄金の七人」よりもコメディ色は薄く、アクションとサスペンスに軸足が置かれています。 怪盗ディアボリックはどう見てもルパンを連想します。 声があまり可愛くないのだけが残念だけど、衣装もスタイルも素敵な相棒のお姉さんはどう見ても不二子ちゃんですね。 意外に真面目にサスペンスしていますが、もうちょっとコメディ色が強くてもよかったんじゃないかな。 それにしてもあのディアボリックの超豪華な地下要塞は何なんだ?どんだけ金持ちなんだ?ディアボリック。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-08 20:10:35)
54.  ウエスタン 《ネタバレ》 
冒頭、駅に現れたいかにも西部のならず者といった面々。その中にはジャック・イーラムの姿も。 口元に止まったハエを何とか追い払おうとするシーンが可笑しかったりもしますが、 この男たち、全く言葉を発しない。音楽も全く使われない。しかし彼らがかもし出す張り詰めた空気がたまらない。 そこに現れたブロンソン。この男たちをあっという間に撃ち殺す。 それに続く農場一家の皆殺し事件。悪役ヘンリーフォンダが登場する。 ジェイソン・ロバーズが登場する。ユーモアさえ感じさせる余裕しゃくしゃくの本作のロバーズ、かなりいい味出しています。 そしてCCが登場する。西部の荒野に凛として咲く一輪の花といったところか。 登場する誰もがベラベラ喋らない。とにかく寡黙な作品。 ゆったりとしたテンポの長尺ですが、1つ1つのシーンの裏に常に緊張感が張り付いている。おかげでその長さを全く感じさせません。 モリコーネの音楽も相変わらずの素晴らしさ。 ゆっくりと登場人物の事情を明かしていく作品のテンポと合わせるように馬がゆっくり歩を進めるかのような音楽。 そしてもう1つ。これぞモリコーネ、と言うような甘美なスコア。 CCが農場へ向かう馬車の車中に流れるこの音楽。 果てしなく続く荒野と巨大な奇岩の群れ。一般的な西部劇の音楽とは趣が異なるこのこの音楽がこの風景にピタリとはまる。 前半は登場人物の相関図に分かり辛さはありますが、中盤以降は実に分かりやすいストーリーとなっています。 誰と誰が最後に対峙し、その結末がどうなるかも分かっているようなものですが、 その最後の決闘に至るまでの過程をゆったりと、じっくりと堪能する。 僕が愛してやまないブロンソン。ラスト近く、CCの元へ帰ってくるシーン。何なんだ!この時のブロンソンのカッコ良さは!! この時のブロンソンは、今まで見た中で一番カッコいいブロンソンかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-09-23 00:11:59)
55.  バーバレラ
こういうバカバカしい映画、僕は好きです。 バーバレラは結構危ない目にあっている割には緊迫感が無いんですけど、本作はそれが大正解だったと思います。 60年代という時代を考えると、宇宙のとある星という作品の世界観もよく表現されているんじゃないでしょうか。 とか、そんなことよりもまだ若いジェーン・フォンダのコスプレとエロカワぶりが見られるだけで十分の作品です。 後に別れちゃいましたけど、この頃はロジェ・ヴァディムとジェーン・フォンダはご夫婦でしたよね。 自分の奥様に何をさせてるですか・・・。でも、ヴァディムさん、ありがとう!と言いたい作品です。 そしてあのデュラン・デュランの名前の由来がこのデュラン・デュランだったとは知りませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-06 20:57:21)(良:1票)
56.  恐竜100万年
恐竜と人間が同じ時代に生きていた!という科学の常識を完全に無視した驚愕の設定ですが、 かたいことを言わなければ、こういうのも映画だからこその良さだと思います。 特撮王ハリーハウゼン。人形を1コマずつ丹念に撮影したという恐竜の動きは時代を考えると、その動きも素晴らしいです。 まだ人間が言語を持つ以前という設定なので、 叫んだりする以外に台詞は一切無しということもあり、 ストーリー的には退屈する時間が多いのも事実です。 特におっさんが仲間とはぐれて放浪したり、おっさん同士の抗争の時間帯は結構どうでもよかったりします。 しかし、その穴を埋めて十分すぎるほどの存在がラクエル・ウェルチ!! 本作の彼女のお姿はポスターになって「ショーシャンクの空に」にも登場しました。 恐竜と、コスチュームも素敵なラクエルが登場する時間帯はとっても楽しい映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-29 00:38:29)
57.  ナック
ポップでシュールで不思議な空気が漂う、所々でルイ・マルの「地下鉄のザジ」を思い出す作品です。 随所に挿入されるギャグや笑いドコロ。 時にはパントマイムのように時にはドタバタのスラップスティックですが「地下鉄のザジ」ほど弾けてはいません。 ジョン・バリーの音楽にも落ち着いた雰囲気があり、このあたりはイギリス風といったところでしょうか。 60年代当時のロンドンの若者事情をぼやくように見つめる大人(お年寄り)目線の挿入が面白く、 大きな目が特徴的なヒロインの可愛らしさも印象に残る作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-09-13 20:32:10)
58.  大列車強盗団
実際に列車強盗を実行に移すまでが長く、 後になって考えてみると冒頭のカーチェイスは必要だったのかな?と思ってしまいますが、このカーチェイスがなかなかの迫力です。 主犯の男を演じたスタンリー・ベイカーが渋いですが、総じて地味な男たちが地味に淡々と計画を遂行していく。 追い詰めていく刑事も地味ですが、演じたジェームズ・ブースもまた渋くていい。 主犯の男の奥さんが登場しなかったらホントに華が無い作品ですが、これも実話モノらしくて良かったのかもしれません。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-05 23:06:39)
59.  地上最大の脱出作戦 《ネタバレ》 
久しぶりに面白い戦争コメディ見つけました。 かなりおバカな映画ですけど、やはりブレイク・エドワーズのこんなコメディは楽しいですね。  敵味方に分かれて戦っているはずのアメリカ軍とイタリア軍がお祭りを境に意気投合。 戦場で敵と一緒に遊んでいるのを上層部にばれそうになり、戦っているふりをして必死にごまかす。 笑いドコロ満載、ユルユルの戦場を舞台に、徹底的に愚かな戦争を笑い飛ばします。  ちょっと飽きてきたかな?ここまでかな?と思っていたら、思わぬドイツ軍の参戦。 これでまた作品にそれまでとは違った空気が漂い始めます。 主演はジェームズ・コバーンで、彼も十分面白いのですが、アメリカのキャッシュ大尉とイタリアのオポ大尉。 この両軍の指揮官である大尉の掛け合いに、 両軍の兵士達が手を変え品を変え軍服を変え、で大いに笑わせてくれるドタバタ戦争コメディです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-22 23:13:53)(良:1票)
60.  メリー・ポピンズ
初見はまだ子どもの頃、多分TVで見たのだと思います。本当に楽しくって、よく笑ったのを覚えています。それからも何度か見ていますが、何度見ても楽しい映画です。  数々の楽しい特撮やアニメと実写の合成が微笑ましく、歌の方も、本作を見ていない人も一度は聞いたことがあると思う“チム・チム・チェリー”が最も有名ですが、他にもいい歌が沢山あります。  ジュリー・アンドリュースが登場して初めて歌う歌“お砂糖ひとさじで”に込められたメッセージもいいし、“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドージャス”でのジュリーとディック・ヴァン・ダイクとアニメの登場人物たちとの楽しい競演も好きなシーンです。何となく淋しげなメロディが印象的な“チム・チム・チェリー”。だからこそ、その後に続く“踊ろう調子よく”での煙突掃除人たちとの陽気なシーンがいいですね。  本作と翌年の「サウンド・オブ・ミュージック」で一気にスターの座を掴んだジュリー・アンドリュース。やはり彼女と可愛い子ども達との絡みは陽気で楽しい。この2作の後あたりから時代がミュージカル映画が衰退していく時期に入っていくのが残念ですが、彼女に関しては、僕にとってはこの2本があれば十分と思えるくらいに両方とも好きな映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-03-30 14:33:21)
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