41. マルコヴィッチの穴
全体を通してなかなかおもろかったですが、ややアイデア倒れしてしまった感が否めないです。社長さんがハナシに絡んできたあたりから急に失速しはじめたのと、途中でオチが読めてしまったのが痛恨の一撃、二撃。収まるところに収まってしまったなぁ、でも散漫な作りになってしまったなぁという印象です。それだけでマイナス2点とか3点とかいっちゃいますね。ああ、もったいない。これだけのアイデアがあれば、もうちょっとおもろくできると思うんですが。 でも個人的には、この映画に対して賛否両論がある理由がいまいちよく分からないです。いや、ふつうにおもろいやろう、と。たしかにアラはありますが、おもろくないということはないやろう、と。あ、ここまで言えちゃうということは、もしかすると俺もマルコヴィッチの穴にハマっちゃってるのかもしれないですねっ。というわけで、かなり7点に近い6点。こういう変態的なハナシは嫌いではないです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 03:18:57) |
42. 東京ゴッドファーザーズ
可もなく不可もなくといったところ。伏線があちこちに張り巡らされていて、どんどんイベントが発生していきます。なのでかなりテンポはいいです。手堅くうまいと思います。ただ、そこに一秒たりとも感情移入することができませんでした。 理由は自分でもいまいち分かっていませんが、手堅すぎてスリルに欠けていた、とか、あざとさを感じた、とか、キャラクターに魅力を感じなかった、とか、この作品がアニメでなければならない理由がいまいち見えてこなあった、とか、まぁ斬新な意見はひとつもないので割愛いたします。 ただ全体を通して、スピードは速いけど、ずーっとまっすぐで単調なすべり台に乗せられているような感覚でした。ストーリーが予定調和、というよりは、アニメとして予定調和だった気がします。というわけで、6点です。 [DVD(吹替)] 6点(2005-11-13 02:32:35) |
43. ALWAYS 三丁目の夕日
当方、現役大学生です。ちょうど親の世代がこの映画の舞台の主役になるのでしょうか。そんな現代っ子がこの映画を観た感想をひとつ、ふたつ。 なんせ自分にとって、この映画の舞台はテレビや映画でしか観たことのない世界ですから、「感情移入」という点では圧倒的に不利だと思います。だからと言ってまったく何の感慨もないかというと、そういうわけでもない。しかしリアルでもない。いたるところに違和感がありました。それは、序盤から中盤にかけてのテンポの悪さや、周りは笑っているけれども自分にはそれほどパシっとこない笑い、これみよがしに見せ付けられる「ほらこの時代は良かったでしょ?」というあざといメッセージ、はたまたその後の展開がバレバレな伏線など、おそらくこの映画がターゲットとしている層との感覚やセンスの違いからくるものだと思われます。そういう意味では、ターゲットの方々はきちんとハマれるような仕上がりなんでしょうか。 そして後半に泣かせどころがあるわけですが、これはまぁ気を許せば泣けるには泣ける。ただし、それは決して感慨深いものではなく、どんなモノでも食べればうんこと小便になるのと同じような、「こうされたらこうなるやろう」っていう必然的な泣きだったような気がします。生理的というか原理的というか。あとには残らない塩分の薄い涙が流れます。おまけに「さぁ小便しろ!うんこしろ!」と強いられてるようで、ちょっと素直にはなれませんでした。 勘違いしてもらいたくないのは、決して悪い映画ではない、ということです。ただし、観せたい人を選んでしまう(自分のような人種や外国人には不向き)という点を考慮して、この点数をつけさせていただきます。ちゃんとターゲットがはまれば、7点くらいあげてもいいかも。「涙を流させるという行為」をうまく商品化した典型例のようないい作品だと思いますよ。というわけで、6点。できれば予告編は観ずに劇場に足を運んでください。DVDが発売されて、この高すぎる平均点が落ち着くことを祈っています。 【追記】あの子役の彼はサンタクロースのことをどう思ってるんでしょうか。俺は小学校の5年生のときまで信じてたんですが。俳優やってると、いろいろ大変ですね。 [映画館(吹替)] 6点(2005-11-12 23:51:18)(良:3票) |
44. ファインディング・ニモ
《ネタバレ》 手堅くおもしろかったです。完成度は高いですね。CGもハンパじゃなくキレイですし。ただ設定とキャラクターにあまり魅力を感じなかったので、ただ単に「手堅くおもしろい映画」としか感じませんでした。とくにあのうるさいだけの頭の悪い青い魚の一挙手一投足にイライラさせられて、これでもかってくらい感情移入できなかった。 あと、松本人志も言ってましたが、ニモの片ひれが小さい件。なにかの伏線かと思いきやまったく語られてなかったですよね。あれがストーリーの流れを変える大きな要因になる、と確信していたのでちょっとがっかりです。同じピクサーなら「モンスターズインク」のほうが断然おもしろいと思います。まぁ観て損することはないですが。というわけで、6点です。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 13:32:40) |
45. ストーリー・オブ・ラブ
倦怠期のカップルが観るといいんじゃないでしょうか。ラストのセリフや演技はものすごくよくて少し涙ぐんでしまいましたが、それ以外は壮大なる前フリでしかないのが、もう逆にすごい。ためて引っぱってためて引っぱって、さいごにドーン!という感じです。もし倦怠期のカップルが観るなら、上映中に「なんでこんな映画借りてきたの!」とかいってケンカしないようにね。ラストまで我慢すれば、いいことあると思うから。というわけで、6点です。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 06:01:12) |
46. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 振り返れば、上映開始10分くらいまでがいちばん感動してました。「おおこれはもしかしたら、とてつもない映画ではないか!?」と。でも、その熱は次第に下がっていき、上映後の感想は「あーまぁこんなもんか」でした。全体の尺が短いせいか、ストーリーの展開にやや飛躍したところが見受けられて、なかなか感情移入できなかった、というのがその理由です。 たとえば、それまで結婚を拒否していた主人公が、死んでしまったむかしの飼い犬をもらった途端にコロっと「じゃあ結婚しよう」という流れになるのはどうなんでしょう。こちらは予告編を観て「死体と結婚する」という情報を知っています。そのキモになる部分の理由付けが、そんなあっさり流されてしまうと、肩すかしをくらったような気分になって、あとはずっと斜に構えて観てしまいました。 そのへんの細かいところが気にならなければ、画はキレイですし、ティムバートンらしいコミカルな動きもなかなか愉快ですので、楽しめる映画だと思います。期待して観にいった「チャーリー」然り、ティムバートンとは相性が悪い気が。ちょっとさかのぼって観てみます。というわけで、6点です。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-31 14:20:18) |
47. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 おもろかったですが、めちゃくちゃ惹きつけられるということもなく、「ああおもろいものを消化したなぁ」という感じ。もう少しブラックなものを期待していたので、拍子抜け、という感もあります。 とくにラストがよくなかった。本当に「家族愛バンザイ!」で終わらせてよかったのか。それなら、他の小憎たらしい親子たちもいちおうは「家族」なわけで、彼らをひっちゃかめっちゃかにする理由はどこにもないですよね。取って付けた「家族愛バンザイ!」な気がして、どうも腑に落ちませんでした。こういう一貫性のなさが「おもろかったけど・・・」の「けど・・・」の部分を生んでしまうのかと。 こちら側がもう少し肩の力を抜いて「なんとなく娯楽映画を観よう」という気持ちで映画館にいけば、もっと楽しめたのかもしれません。こういう映画には、教訓めいたものは求めてはいけないし、作り手が教訓めいたものを提示する必要もないと思います。 楽しみ方を間違えさえしなければ、7点か8点くらいまで点数が上がるのではないでしょうか。でも、俺はどうやら間違ってしまったらしいので、6点です。ま、なんやかんやと言いながら、上映後、板チョコを食べてたあたりが俺のかわいいところなんですが。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-31 14:07:26) |
48. 誰も知らない(2004)
んー、見ていてあまり気分の良い映画じゃないですね。この救われなさは重い。でも「重い」という言葉だけで片付けられるほど、チープな重さじゃないです。この映画から派生してちょっと色々考えるところがありまして、それをここに書くと長くなるので割愛いたしますが、心をかき乱すにはもってこいの映画ではないでしょうか。 こういうダークさが好きな人はたまらんかもしれません。俺も好きなほうなんですが、こればっかりは避けたいと思いました。話の流れは変えなくても、表現の仕方ひとつ変えたらもうちょっと気分良く観れるんですが。それだけ繊細な映画ということなんでしょう。 ところで、柳楽優弥君は目に力がありまんなぁ。個人的には、木村飛影君のアホ面っぷりが気になりました。 というわけで、7点からあとあじの悪さでマイナス1点ってことで、6点。まぁでも、とてもいい映画だと思うので、7点のつもりで観てください。 [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 13:22:55) |
49. 深呼吸の必要
たった一度、原付にまたがって本島をぐるりと一周してきただけで、沖縄大好き独身青年になってしまった俺にはほどよい映画でした。 いかにもステレオタイプ的な人物描写があったり、サトウキビってそんな青い時期に収穫するもんか?っていうつっこみどころがあったりと、ちらちら見える隙を挙げればまぁ挙がってきますが、そのへんはドンマイってことで許せました。沖縄なんでね。あんまり深いとこまでつっこまんでもええやろうっていう。この中途半端さがちょうどいい感じ。 ただ俺には「深呼吸の必要」がないどころか、もっと必死になっていろんなことに向き合う必要があるので、「過呼吸の必要」くらいの作品のほうが合ってるんかもしれません。何もせんうちに「沖縄ええわー」とか言うのは、ただの怠け者ですよね。「元気をもらう」とか「癒される」とかいう言葉は、そうやすやすと使いたくないし、もともと嫌いです。そんなことに気付かせてくれたという意味では、価値のある映画でした。というわけで、6点。もうちょいで7点です。 あー沖縄いきたいっ。JALに乗って、いってこよかな。 [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 13:13:31) |
50. ソウ
《ネタバレ》 この映画でいちばんおもろいのは最初のシーンです。そっからじりじりテンションが下っていく出オチみたいな映画。最初のシーンとオチを思いついたもんやから、これでいったらあとはどうとでもなるはず!とノリで肉付けしていった映画です。 怖いかと聞かれれば怖いです。ああ怖い。でもただそれだけです。オチへの伏線の張り方がすごく弱くて、一度分かってしまうと二度と観ることはないのでは?真ん中に死体が転がっていて、「犯人は現場を見ている」とヒントが与えられて、他にも似たような現場がありました、とくれば、そこそこ映画勘のいい方であれば観てる途中で何となくこうかな?とオチが分かってしまうのではないでしょうか。それはこのテの映画としては救いようのない致命傷です。 同じホラー・サスペンスなら、「CUBE」や、作風はぜんぜん違うけど「ミザリー」のほうが評価できますね。というわけで、前半8点・後半4点で6点です。何も考えずに映画を観られる方にはオススメです! [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 05:32:48) |
51. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
評価がとても高かったので観てみました。いちおう子供向け?、の映画としてはショッキングなラストに少し歯ごたえを感じました。でもここまで評価が高い理由はさっぱり分かりません。クレヨンしんちゃん好きですし、この作品もおもしろいですけどね。ここまでとは・・・どうも・・・うーん。観ながらそればっかり考えてました。というわけで、うーん、6点です。 [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 04:47:59) |
52. SURVIVE STYLE5+
ユニークさはあまり感じないが、カラフルな色彩やデザインはそこそこ楽しめる。アイデアのセンスも、あるような気もする。でも中だるみが尋常じゃない。とちゅうで昇天しそうになった。もうちょっと短いほうが見やすい。 あと、この映画の「主題」と思われる部分を、少年の「語り」だけでさらっと伝えるんじゃなくて、映像を通して伝えていってほしいと思った。ずるいやん、語りで済ませるって。 CM出身監督特集!ということで「茶の味」と同時に観たのだが、どちらも全体的に散漫な作りになっていたと思う。「あまり脈絡のない短編の集まり」のような。でも、ラストへの収束の仕方はこちらのほうがよかった。あと味も、こちらのほうが良い。 レビューの平均点は、こちらのほうが低いけど。点数も、平均点より低いけど。ラストあたりがちょっと好きなので、ギリギリ6点。 [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 03:15:06)(良:1票) |
53. アメリカン・パイ
高校生がセックスすることにありえないくらい情熱を燃やすのはどの国でも同じなんですね。下ネタ大好きなのでこういうのはおもしろく観れる自信はあったんですが・・・。 描き方が陽気なアメリカーンでおもしろくなかったです。日本の高校生はセックスのことを考えていますが、女の子と合コン同然のパーティーをする文化なんかないですし、そもそも「セックスしたいわー」というのは男だけの共通認識の世界なんですよね。その狭い世界だけをもっと大きく描いてほしかった。女の子との間には常に溝があるべきです。あ、そう思うのは俺だけですか? これはもう、笑いのツボが全然違うんでしょうね。セックスするために見当はずれなことを必死になっていろいろ努力するってのはおもしろいんですけど、最後にセックスできてしまったらもうおもしろくないんですよねぇ。「おまえなんでそんなことやってんの!?しかもセックスできてないやーん!」というちょっと哀愁漂うバカバカしさのほうが好みです。 というわけで、5点です。高校時代にセックスのことばかり考えてた俺みたいな方は、これを観て異文化交流をしてみてください。【追記】レビューサイトに必死になってセックスセックスと書くのはどうかと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-12 14:46:37)(笑:1票) |
54. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 禁断とされている「夢オチ」の逆バージョンみたいな映画。妄想だと思っていたことが実は妄想ではなく事実でしたーみたいな。でもはっきりと「事実」と断言できるほど事実ではなく、中途半端に事実だったため、観てるほうは「なんやオチでスケールダウンしとるがな、おもんないやん」とがっかりしてしまいます。 もしそういう映画を作りたいのなら、ラストで「えっあの夢は、実はこんなことやったんや!そっちできたかー!」というサプライズを与えないとだめだと思います。その点この映画は、ただ単に劇中で親父がネタバレをしていってるに過ぎず、ネタバレしているオハナシに感動なんてしようがありません。 ティムバートン監督の作品はこれまでに6作観ていますがが、彼がファンタジーで描く家族愛はいつもどちつかずになっている印象があります。色彩のセンスはわりと好きなのでいつも観てしまいますが、やっぱり好きになれない不思議な監督です。 というわけで、5点。皮肉ではなく、この作品に素直に感動できる方がうらやましいです。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-11 17:46:09) |
55. シルミド/SILMIDO
自分にとっては、古くさいセンスに汗くさい演出の、くさい映画にしか映らなかったです。特にラストは思わずチャンネルを変えてしまいそうになるくらい血と涙と汗くさくてたまらなかったです。これをテレビで観たのも、そうとしか思えなかったひとつの原因なのかもしれないですが。全体的にかなり濃い韓国ノリの韓国テイストで、日本人がこれを観ておもろいんかなーと思いましたが、それなりに好評なようで。 どうも韓国映画は、なかなか自分にパシッとくるものがないです。これもまた、そのなかのひとつ。というわけで、5点。こういうの好きな人はいると思うので、好きな人はどうぞ・・・って観てみんと分からんわな。 [地上波(吹替)] 5点(2005-12-11 04:55:04) |
56. ミリオンダラー・ベイビー
率直に、おもしろくなかったし、泣けもしなかったし、考えさせられることもなかった。とにかく観終わったあとの後味がよくなかったことだけが、印象に残っている。ここにレビューするためにその理由を考えようとするのだが、どうしても答えがでてこない。他の方のレビューを読んでみても、いまいちピンとこない。これは言語化する以前の問題だ。おそらく自分が過去に経験した「祖父の死」が大きな要因だと思うのだが・・・。 というわけで、とりあえず現状は5点。DVDでもう一度観返して、その答えを見つけようと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2005-12-09 07:10:01) |
57. 電車男
ちょっとしたファーストフードというかファミリーレストランのようなお手軽さ。「おまえはひとりじゃない!俺たちがついてる!」というあたり、また「恋するって苦しい」というあたり、泣かせどころのツボをしっかり押さえているので腹は満たされます。そういう意味では手堅い映画ですが、あとに残る感慨深いものはありませんでした。だって「恋するって苦しい」って自分で説明してもうてるんやん。そこは演技のみで気付かせてほしいなぁ。 ここのところの邦画には、こういう後味の作品が多いですね。純愛か何か知りませんが、もうこうやって商品化して消費されていくのはうんざりです。べつに否定も肯定もしませんがね。興味がないだけです。こういうものを見て「よかったー」という人にも興味がないです。俺とは住んでる世界が違う。でも、できれば「また観たい」と思えるものに巡り会ったほうが幸せなのは言うまでもないですよね。 あ、中谷美紀の件ですが。ちーと無味乾燥すぎるんでないかい。「偶像を演じている」というのは理解できるんですが、それにしても、なぁ。というわけで、5点。あたまの中で想像できるぶん、どっちかというと原作のほうが。まぁどっちもどっちですが。 [ビデオ(吹替)] 5点(2005-12-09 06:42:47) |
58. グラディエーター
それいけこうてい!がんばれこうてい!まけるなこうてい!ってそら負けるわなぁ。おもろくないなりに価値を見出そうとがんばったのですが、皇帝が奴隷と戦った時点でアウトでした。んなアホな。 自分のなかに、ラッセルクロウの粗野な雰囲気と、アカデミー賞に対する不信感を与えてくれた伝道師的な役割を果たした作品です。そういう意味では貴重ではありますが、155分かけてオチがこれじゃあどうしようもない。 というわけで、5点。とにかく、「G.I.ジェーン」や「キングダムヘブン」をつくったリドリー・スコット監督と、ケンカ大好きラッセル・クロウがお送りする、アカデミー作品賞を受賞した大スペクタル映画です。あ、悪意はないです。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-09 05:55:42) |
59. Mr.&Mrs. スミス
一言で言うと、ブラピとアンジーのプロモーション映画です。ビッグスターであるふたりをいかにカッコよく&美しく見せるか。ぶった斬って言っちゃうと、それだけに尽きます。自分はずっとアンジーの唇を見ながら「クチビルお化け」という言葉を思い出していました。 飛行機のなかで必死こいて英語を聞き取りながら観たんですが、それだけでも十分ストーリー把握できるくらいに単純で大味です。ま、それを否定するつもりはもちろんなくて、こんなんもありやろうっていうことで。個人的には、飛行機のなかでなければ絶対に観る気にはならない類の映画ですけどね。 というわけで、ちょっと厳しめですが5点。ブラピかアンジーにちょっとでも興味があって、何も考えずにぼーっと観られる映画をお求めの方にオススメなんではないでしょーか。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-30 16:07:04) |
60. 猟奇的な彼女
なにが良くないかって、俺の友達の彼女のほうがよっぽど猟奇的なんです。というのはおいといて。笑いのレベルはまるで低く、ストーリーもどっかで観たようないかにもありがちな展開、かつあまり必要のないシーンもあったり。とまぁー、韓国映画らしい映画といえばそれまでですけど。冬ソナとかにハマれるなら観て損はないのでは。それ以外の方はもっといいラブコメいっぱいありますよ。ってことで、5点かなぁ。まぁだらだら毎週連ドラみるくらいなら、ぱぱっとこれ観ちゃってください!ってノリで。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-30 04:47:14) |