41. her 世界でひとつの彼女
《ネタバレ》 OSと恋をする話ってので、キワモノなんじゃないかと警戒しながら見始めたものの、その世界観に途中からはまり意外と楽しめた。 最後の方でOSが起動しなくなり焦ったが、これも相手がOSならではの特性をうまく活かしている展開だと思う。 OSとの恋愛だからといって永遠に続くとはならず、最後は別れがあるのも、リアルな恋愛に近く面白い結びだ。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-10-29 11:11:05) |
42. 月と雷
《ネタバレ》 高良健吾の喋り方が気持ち悪くて生理的に受け付けない。 初音映莉子も演技がイマイチ。 そんな中、草刈民代が出てきてから物語に奥行きが生まれた。 ラスト、初音映莉子が高良健吾を探すが、姿が見当たらない。 これは何を意味するのか。 彼も結局いなくなってしまうという事なのか何なのか。 この煮え切らないラストシーンもマイナスポイント。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-09-20 20:36:20) |
43. THE CROSSING~香港と大陸をまたぐ少女~
《ネタバレ》 複雑な家庭に生まれた女子高校生が、やがて犯罪に巻き込まれていく過程を、香港と深圳を舞台にして描かれた内容。 期待していたエキゾチック感、アジアらしさはそれほど感じられなかった。 あと主人公の女の子より友達の方がかわいかったりするのも、微妙にマイナスポイント。 何か物足りない、痒いところに手が届いていない、そんな感じのアジア映画。 傑作アジア映画の発掘チャレンジ、今回は失敗。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-09-09 03:24:00) |
44. 殺さない彼と死なない彼女
《ネタバレ》 間宮祥太朗が全く高校生に見えない、いやたとえ留年してたとしても高校生には見えない。 という大問題はさておき、終盤はずっと泣きじゃくって見ていた。 まさか高校生の学園もので、こんな歳になるオジサンが泣きまくるとは、自分でも思ってもいなかった。 間宮祥太朗以外の2つのエピソードは、両方とも取るに足らない内容だったが、堀田真由はかわいいから許してしまおう。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-09-03 19:32:09) |
45. 泣き虫しょったんの奇跡
《ネタバレ》 当時リアルタイムで瀬川さんのプロ編入試験のニュースを見ていた。 佐藤天彦とか久保利明とか強い相手もいたけど、女流棋士や神吉プロも試験の対戦相手だったりして、実に微妙な試験相手だったと記憶している。 その頃を思い出しながら懐かしい思いで見ていた。 プロになる夢を捨てなかった瀬川さんの執念の勝利だった。 大一番に勝った瀬川さんも凄いが、このような特例を受け入れた日本将棋連盟にも拍手を送りたい。 さてさて映画としてみてみると、普通に楽しめたし不快になるシーンもなく無難な内容ではあったが、日本映画の魅力として考えると物足りなさを感じた。 ストーリーを辿っただけの内容で、これといった見どころがないのが残念な作品である。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-01 22:40:18) |
46. チワワちゃん
《ネタバレ》 好きなところと嫌いなところが混在した映画だった。 ひたすら爆音でファッショナブルに突き進む演出は好みだが、ところどころで生理的に受け付けないシーンもあり。 ちなみにチワワちゃんには魅力を感じず。 松本穂香のチョイ役は何だったのか。 門脇麦は演技がうまくて存在感が光る。 エンドロールはとてもかっこよかったので、終わり良ければ全て良し的ではある。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-07-28 22:31:46)(良:1票) |
47. ヒメアノ~ル
《ネタバレ》 後半のバイオレンスシーンだけ見たら、単なる不快な映画という評価で終わりそうだが、これはそんなに単純な作品ではない。 前半の濱田岳とムロツヨシの絡みがとにかく面白くて微笑ましい。 そんな朗らかな前半と対比しての後半なのだろう。 森田剛の青年期が実に痛々しく、無差別な殺人の動機になり得るものである。 森田剛はセリフ回しに相当な難があった。 滑舌は悪いし、ボソボソとしゃべる。 この作品の主人公は濱田岳だと感じたが、トップクレジットには森田剛。 製作には藤島ジュリーKの名前が… これが今が旬のジャニーズ忖度なのかな、作品自体は気に入っただけになんか残念。 それはともかく、中盤で突如として現れる作品タイトルと出演者の名前。 何かが始まる事を観る者に予感させる素晴らしい演出だ。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-07-17 23:08:59) |
48. 妻への家路
《ネタバレ》 人間版忠犬ハチ公物語。 だけどハチ公物語ほどには感動できず、コン・リーの老け顔ばかりに意識がいってしまった。 あとストーリーが真面目過ぎてつまらない。 映像や音楽面でも見るべきものはなかった。 チャン・イーモウ監督の最低凡作ではないだろうか。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-07-02 20:00:55) |
49. しゃぼん玉
《ネタバレ》 生い立ちに恵まれず人間らしい心を育めなかった青年。 それを更生させたのは田舎のおばあちゃん。 田舎の良さを描いた心温まる内容。 何でも受け止めてくれるばあちゃんの心の広さ、まるで母親かのような深い愛情に心を揺り動かされた。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-06-26 00:35:51) |
50. アラビアの女王 愛と宿命の日々
《ネタバレ》 ヴェルナー・ヘルツォーク監督の作品なので見てみたが、往年の彼の作品と比べると平坦な内容で面白味に欠ける。 見どころがあったとすれば、雄大で美しい砂漠のみ。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-06-24 14:50:50) |
51. 帰れない二人
《ネタバレ》 ジャ・ジャンクー監督の魅力炸裂。 リアルな中国の描写とクセになる音楽。 ダンスシーンと、そこに流れる音楽は本作でもクセになる味わい。 ヤクザな男とその女。 男はヤクザな稼業なので危険にさらされる。 そこに居合わせたその女は、男を守るために銃を発砲し5年の刑務所行き。 服役している間、救ってあげたはずの男は一度も面会に訪れず、その女が出所する時も迎えに来なかった。 出所したその女は男の行方を追い、なんとか見つけだした。 しかし男は、その女が刑務所にいた間に別の女を作っていた。 その女は復縁を迫ったが断られ、失意の中故郷に戻った。 数年後、その故郷に車椅子に乗った男が現れる。 自分を捨てた男なのだから見捨てると思いきや、献身的に介抱し、男はなんとか歩けるまでに回復する。 しかし歩けるようになった男は再び、その女のもとを去った… とまあ、男と女の関係を特に時系列をひねることなく、シンプルに描いただけの内容なのだが、何故だか心に残る作品だった。 理屈抜きにジャ・ジャンクー監督とは相性が良いらしい。 [インターネット(字幕)] 9点(2023-06-15 00:38:28) |
52. blue(2018)
《ネタバレ》 たった12分の映画なのに、エンドロールが2分もあるというバランスの悪さ加減。 病人チックなおばさんが、ただ寝ているだけの内容。 [インターネット(字幕)] 1点(2023-06-13 22:19:29) |
53. 真夜中モラトリアム
《ネタバレ》 同級生の女の子が亡くなり、それで集まった元クラスメイト達。 みんなで土に埋めたタイムカプセルを掘りに行くことになる。 そのタイムカプセルの中には、亡くなった女の子の秘密が書いてあって… 本作でも映像と音楽センス抜群の磯部鉄平監督。 夜明けの埠頭の景色がとても印象的。 夜が明けて一人一人帰っていき、やがて誰もいなくなるという、どこか気怠くて侘しい描写も心に残る。 亡くなった女の子に嫉妬する同級生の女の子、その悪酔い加減と悪口っぷりがリアル。 終わり方も味があって面白い。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-06-04 12:06:30) |
54. 平成真須美 ラスト・ナイト・フィーバー
《ネタバレ》 平成から令和に元号が変わるのに合わせ、ダンスを踊りながら曲を作る。 その過程を描いた内容。 登場人物たちがみんな個性があってどこか変なのだけれど、だけどみんな真剣にダンスをしながら曲を作ろうとしている。 くだらない内容にも思えるのに、みんな真剣に取り組んでるものだから、なんか応援したくなってくる。 都会で懸命に生きる若者たちに勇気を与える映画。 みんな孤独をどこかで抱えつつも、みんなの気持ちが一つになった時、孤独なんかじゃない、そこには一体感と感動がある。 心が躍動する瞬間がある。 言わずもがな伊藤沙莉の存在感とハスキーボイスは健在。 最初はその場に馴染めずやる気は乗らずも、懸命に頑張る仲間に少しずつ感情が乗っていき、最後は仲間と一緒に感極まる、そんな気持ちの動きを見事に演じていた。 どんな事でもいい、真剣に取り組んでいれば何かしら得るものはある、そんなメッセージが伝わってくる作品だ。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-05-27 16:18:34) |
55. 海へ行くつもりじゃなかった
《ネタバレ》 自分の好みど真ん中な日本映画。 音楽、映像、エンドロール、金髪、すべて良し。 二人が心を通わせる中で、女性の耳が不自由なことに触れない、そこがまたいい。 野暮なことを聞かないというか、相手の女性のことを考えた立ち回り、そのさり気なさ、しつこくない感じ。 別れる時も連絡先などは聞かず。 まさに一期一会。 なんて素敵な日本映画なんだ! [インターネット(邦画)] 9点(2023-05-21 20:55:24) |
56. オーバーナイトウォーク
《ネタバレ》 磯部鉄平監督作品を初鑑賞。 人生に迷える姉妹が深夜の東京を歩くおはなし。 私も夜の東京、しかも本作のような何でもない住宅街を歩くのが好きだ。 なので、姉妹の会話の内容なんてどうでもよくて、「東京の夜を誰かと話しながら散歩する」という設定そのものが気に入った。 もちろん気心の知れた人との散歩が楽しい。 何でもない誰かの、何でもない日常を切り取ったショートフィルムとして秀逸な作品だ。 若い頃、将来の夢を語りながら、ひたすら歩いたあの夜が思い出された。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-05-20 13:15:51) |
57. 太陽の下で ー真実の北朝鮮ー
《ネタバレ》 タイトルに偽りあり。 太陽なんか出てこないし、空気は霞んでいて汚いし昼間から薄暗い。 そして真実の部分はほとんどなく、大部分は演出されたもの(ところどころに真実は見え隠れはするが)。 それじゃあ、この人たちが日本人より不幸なのかと言えば、必ずしもそうとは言い切れない気がする。 資本主義社会における競争では必ず敗者がいて貧富の格差もあるが、北朝鮮にはそれがない。 ラストで泣いてる少女は確かに可哀想だけど、資本主義の競争社会にだって負け組がいる。 北朝鮮をおかしなもの、間違ったものと決めつけるのは簡単だが、それはアメリカ的自由主義に毒された者たちの勝手な価値観じゃなかろうか。 とまあ、国家思想的なことはさて置き、このドキュメンタリー、市井の人々の暮らしぶりが見えてこず、いまいち面白味には欠ける。 それと同時に北朝鮮という国は世界一異質な国で、実に興味深い国であることを再認識できた。 そういう意味では見た価値はあったように思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-19 21:30:10) |
58. 危険な関係(2012)
《ネタバレ》 ラクロという人の古典小説がベースになっているらしく、ストーリーの骨格がしっかりしている。 ストーリーがしっかりしているのであとは演者次第だが、チャン・ツィイー(中国)、チャン・ドンゴン(韓国)、セシリア・チャン(香港)の3人とも素晴らしかった。 とにかく悲劇を追究したかの様な話でなかなか後味は辛いものの、見て損をした気はしない。 チャン・ドンゴンからのキスをチャン・ツィイーがついに受け入れるシーン、チャン・ツィイーが涙してるのを見てチャン・ドンゴンがキスをするのを止めたのが、なんとも言えぬ味わいで印象深い。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-23 17:23:13) |
59. 閃光
《ネタバレ》 男女二人が街の公園で出会い、束の間のひとときをふたりで過ごす。 何気ない男女のやりとりを捉えた映像は、どこか儚げで寂しさがつきまとう。 ハードルが低いというか恋愛とも言えないふたりの時間。 正直言えば、こんな寂しい出会いなら要らないかな。 でも重苦しくはないんだよな。 そういう意味では良いのかな。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-03-28 15:16:49) |
60. リバースダイアリー
《ネタバレ》 視点を変えて同じシーンを何度も見せる手法、真新しさはないものの面白い。 問題なのはストーリーを面白くさせる為なのか、細かいところで不自然な部分が多かった点。 最後の終わらせ方は巧かっただけにもったいない。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-03-28 15:15:49) |