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佐吉さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 61
性別 男性
ホームページ http://flyinghigh.exblog.jp/
自己紹介 おもしろい映画に出会った時って、生きててよかったと思いますね。DVDが普及して以来、すっかり映画館に行かなくなりました。

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41.  ガール・ネクスト・ドア 《ネタバレ》 
エリシャ・カスバートのファンだから見た。彼女の顔と体を見る、という点ではおおむね満足。可愛(ミ´∀`) ドラマの方は、まあ途中で放り出さない程度。後半の性教育映画うんぬんの話は何のことやらよく分からなかった。もしかして、あれで一応「どんでん返し」のつもりか(笑) AVプロデューサーのケリーが格好よかった。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-22 21:05:44)
42.  告発のとき 《ネタバレ》 
戦争の悲惨さを描いてさえいればいい映画、というわけではない。ドラマとしての見ごたえがなさすぎる。 携帯電話の映像がもったいぶって少しずつ見られるようになり、イラクでの実態が明らかになっていくが、それほど衝撃的な事実があるわけではない。犯人探しのミステリーとしては、結局同僚の兵士が嘘をついていました、てだけのこと。ひねりもなし、サスペンスも無い。捜査を巡る軍と警察の対立も、軍の犯人隠匿工作などが絡むわけじゃないんで話に関係ない。 兵士の人間性をゆがめた戦争が、真の犯人だ……てことだろうが、そういう立派なメッセージがあっても映画として訴える力が弱くては仕方がない。 しかし被害者のあの無残な殺され方は何だったんだ……。ものすごい陰謀がにあることを想像するじゃねえか。何も無いのに。 最後まで見るのに非常に苦労した。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-21 22:59:20)(良:2票)
43.  ミスト 《ネタバレ》 
これはいかん……! 後味が悪すぎる。息子まで殺した後に助けがくるとは。 しかしおかしいだろ。外には化け物がいるのに危険をおかして薬を取りに行き、車に乗ろうとした人々が、ガソリンが切れたからといって絶望するかあー? スーパー内では、「教祖」の煽る絶望論に抵抗してた人々だし。なんでラストだけ急にあきらめが早くなるんだ。 それとこれ、携帯電話のない時代という設定だったか? 誰一人携帯を使ってない。 ラストまでは、けっこう楽しんでた。「MIST」という題名と、なんか格調高そうなジャケット。ところが始まって見りゃ、昔なつかしいB級スリラー。こういう映画は傑作にはなりえないけども、気楽に楽しむにはいい。バケモノどももほどほどに気持ち悪くて、よい。「教祖」がパニック状態を利用してだんだんと人々を悪い方向に導くさまも、なかなか迫力があって良い。 ラスト直前に現れる虫の親玉らしき巨大生物を見た時は、ジュラシック・パークのブラキオサウルスと同じような驚きと感動さえあった。 人間ドラマの描き方は、全体的に不自然。前半、巨大触手に若者が食われた直後に作業員が「俺が悪いんじゃない」と弁解を始める。そんな責任問題より、生まれて初めて見る謎の巨大生物への驚きと恐怖が頭を支配してるはずだろ。食品フロアでもそう。まず最初にやることは、窓をふさいで虫が入れないようにすることのはず。命の危険がある時に、他人との人間関係なんぞどうでもいい。 そういう風にアラばっかり目立つ映画だったけども、B級スリラーだからイイヨと思って見てました。ラストまでは。 言っちゃなんだが、観客に「人間とはなにか」といった哲学的なことを考えさせる高尚な映画じゃないんだから。あんな展開はまったく不要だった。 
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-15 19:49:51)
44.  ラスト サムライ
武士道とかサムライ精神っていうのは、江戸幕府が幕藩体制を維持するために、儒教という他国の哲学を利用しながら作り上げていったもの。戦国時代以前の武士を見りゃわかる。保身と欲のために、主家をころっころ替えている。仁も義も礼も無い。 だからこの映画が勝元一派を「古き良きもの」を大事に守っていると描いているのは滑稽だし、日本にきてまもないアメリカ人がそれに魅せられることに至っては片腹痛い。 そう思った時点で、ストーリーが優れていようが役者の演技が良かろうが、この映画を評価することはできない。 ちなみにストーリーも、ものすごく面白いとは思わない。 まあ元々この映画、日本人が見て評価するように作ってないのだろう。南北戦争の将校が日本に来て、欧米にはない価値観をもつ人々を発見しましたよ!強烈な美学を持ってます。生き方は壮絶ですよ!てのを見せる映画であって、この時代が現代日本からしてもかすむほど昔になったのをいいことに、ちゃっかり背景として利用しただけのことだ。日本以外の他国の人が、実際の歴史に照らし合わせて細かいツッコミを入れることはあるまい。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-04 02:38:27)(良:1票)
45.  天然コケッコー
これがNHKの1時間ドラマであれば、「けっこういいドラマを見た」という感想になるかもしれない。田舎の少女の恋愛をさほどの起伏もドラマもなく描くには、2時間は長すぎる。映される農村、田園、山河は本当に美しい。風景がもう一つの主人公と言ってもいい。ストーリーはその美しさを損ねないようにほのぼのして、舞台のユートピア感を醸し出す。しかし。その「ほのぼの感」だけを2時間楽しむのは無理。 退屈。この一言に尽きる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-02-09 00:34:58)(良:1票)
46.  サウンド・オブ・ミュージック
うーん。とにかく、音楽的趣味が正反対なんだよねえ。全編に流れるあの歌を楽しいと思わなければ、当然この映画も楽しめない。ただ、風景は美しい。
[DVD(字幕)] 4点(2008-11-24 11:53:11)
47.  崖の上のポニョ
正直なところ、よく分からない。宮崎氏自身が「子どもたちのために作った」と公言しているのだから、分からなくても文句を言うべきではないのかもしれない。いずれにしても間違いないのは、僕にとっては面白くも何ともなかったということ。 この程度の映像であれば、それだけを見て大人が賞賛するほどではない。ストーリーは無いも同然。宮崎氏の、ほのぼのとしたファンタジックな世界観を表現しただけ。 宮崎駿は世界最高のアニメーション作家であり、世界最高の映画監督の一人であると思う。しかしながら、残念なことに世界最高の脚本家ではない。<改行> すでにかなりのお年寄である。この巨匠が映画を作れる時間は、無限にあるわけではない。早くナウシカ、カリオストロ以上の、いやせめてそれに次ぐ傑作を。切に求める。  そういえば宮崎アニメの、というかジブリ作品について他にも文句があったのを忘れていた。声優以外のタレントを使うのをやめてほしい。有名人の集客効果を期待しているのか。しかし日本映画において、「宮崎駿」というブランド以上に集客効果があるものなんぞ、無い。タレントは声優ではない。しかも観客は顔を知っているから、顔をイメージしてしまって映画に入り込めないことが起こりうる。ただの邪魔なのだ。
[映画館(邦画)] 4点(2008-08-27 18:15:17)(良:4票)
48.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 《ネタバレ》 
あんなに所轄署員いじめに血道をあげる本庁の管理職はいねえ。このシリーズ、事件そのものではなく事件をめぐる所轄vs本庁官僚主義の対立が主軸になっているが、それにしてもその対立に無理あり過ぎ。ありゃ官僚主義じゃなく、性格が悪いだけだ。 青島 「どうして現場に血が流れるんだ」……そりゃお前、現場だからだろ。会議室に血が流れたらもっと変だ。 本広、カメラをぐるぐる回し過ぎ。目が回る。
[地上波(邦画)] 4点(2008-02-06 01:03:13)
49.  戦場のピアニスト
ナチスの非道さと戦争の悲惨さは伝わった。しかしどうにも、こういうストーリーに起伏のない、重苦しい画面が延々と続く映画は苦手だ。多分名作だと思う。だが苦手は苦手だ。
[DVD(字幕)] 4点(2008-02-06 00:46:06)
50.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 
知っている限りで、デヴィッド・フィンチャー唯一の凡作。 何がつまらんと言って、とにかくストーリーがつまらん。あそこまでストーリーがだめだと、演出がどうのこうのという問題ではない。逆にあの脚本でおもしろい映画を作る人間がいたらびっくりするわ。脚本も当然、監督の責任範囲内であろう。 連続殺人があり、それを追う刑事。素人(新聞社つきの漫画家)。いくつかのミステリアスなヒント。ありふれたパターンである。まあ、ありふれている事は別にいい。それが映画の良し悪しを決定するわけではない。 観客に何を見せたいのか、はっきりしない。犯人と刑事・市民との対決を描くサスペンスではない。犯人は少し現れてその後消え去るので、凶悪な犯人の姿は像は浮かび上がってこない。 謎解きを楽しむミステリーでもない。事件の状況と被害者の人間関係の全容が明らかにされていないので、新事実が明らかになっても「なるほどそうだったのか」という驚きがない。 実際にあった事件をもとにしているらしい。だから事実とあまりかけ離れるわけにいかず、劇的な展開にできなかった、ということは考えられる。しかしそれなら、なぜこの事件をわざわざとりあげたか、という話になるわけで。実話だからおもしろくなくても良い、などという理屈は興行としての映画には無い。 これらの要因は、この文章を書くために後で考えた。実際に映画を見ている時は、小難しいことを考えるまでもない。とにかく退屈だ。2時間40分ぐらいはあっただろうか。長ったらしい映画である。 フィンチャーが今後おもしろい映画を撮り続けたら、『ZODIAC』は彼のキャリア中の汚点と呼ばれることになるだろう。僕としては、ぜひそうなってほしいと思っている。
[映画館(字幕)] 4点(2008-01-27 01:37:42)
51.  シカゴ(2002)
もともと好きでもないミュージカルをいくつか見てきたが、もうやめとこうと思う。決定的に肌に合わない。 見せ場である歌と踊りの場面を楽しめないんだから、どうしようもないっスね。うーん。現代のロック、ヒップホップの音楽、ダンスの方がはるかに魅力的なように思える。 とはいえ、これを見て楽しめる人も確実にいるんだろうねえ。まあ歌舞伎とか能と同じなんだろうね。分かる人には分かるっていう。 ミュージカル文化になじみの薄い日本人にとっては、非常にキツイっす。 リチャード・ギアは素人目に見て、踊れてなかったよ。
[DVD(字幕)] 3点(2009-08-10 23:06:59)
52.  ダンサー・イン・ザ・ダーク
こいつァ、好き嫌いの大きく分かれる映画だろうなあ……。 俺はどうかというと、めっちゃめちゃ嫌いだね。こういう映画は。 はいそりゃもう、かわいそうです。気の毒です。悲しいです。 だけどさ。悲劇であると同時に問題を提示するとか、社会の断面を切り取るとか、あるいはかすかにでも希望を見せるとか、何かないとさ。ただの不幸の押し売りじゃんよ。 こんなもん、見ず知らずの人のお葬式に参加して泣いてくれ、てのと同じ。流す必要のない涙よ。仮に泣くとすれば、だが。 ビョークは大したものだ。言ってはなんだがあまり綺麗でないあの顔で、あれだけ可愛さを醸し出せる人って本職の役者さんでもあまりいないんじゃないか。驚いたのは、鼻歌うたってる時点でそれがすでにアートになってることよ。 ビョークの力を再認識した。それ以外何もなし。 そういえば手ぶれの激しいハンディカメラ風映像だったが、何か意味あるのか。ドキュメンタリー的ストーリーじゃないんだから、無意味だろ。
[DVD(字幕)] 3点(2009-08-04 17:05:36)(良:1票)
53.  風と共に去りぬ 《ネタバレ》 
スカーレットのキャラクター、自由奔放なようでいて一人の男をずっと慕い続けるという、いまいちよくわからない面もあるが……基本的には「小悪魔キャラ」だと思う。で、そういうキャラが魅力的であるためには、可愛いことが絶対条件。しかしこのスカーレット、生意気なだけで立ち居振る舞いと言動に可愛さがない。顔は……少なくとも現代の日本人から見て、とりたててものすごく魅力的ではない。 なのでこの人、ただの「いやな奴」なのだ。 そういう人間に善良な人々が振り回され続ける、不愉快な3時間40分。 まあ必ずしもすべての言動がエゴイズムから発生しているわけではなく、時々他人のことをおもいやっていることもある。しかしそれも、全体の不快さを覆すほどではない。 南北戦争により没落する南部の地主を描く大河ドラマとして前半部分を見るなら、見る価値がある。冒頭のスカーレットたちの優雅な暮らしぶりも、没落してからの苦闘と対比するために意味がある。 映画全体として価値を持つためには、後半部分はいらない。妹の恋人と結婚したり、その人が死んだり、アシュレーが大好きだったり、バトラーとケンカしたり、娘さんが亡くなったり、全部いりません。 映画の名声と、実際の内容の差が映画史上でも最も大きい作品のひとつだと思うね。
[DVD(字幕)] 3点(2009-07-27 01:42:42)(良:1票)
54.  明日に向って撃て!
激しくつまらないですな。 確か「名画」扱いされていたような気がするが……間違いだったか? こういう、社会的に見て「悪人」が主人公の時は、観客が感情移入しにくいから、引っ張り込む何かがなきゃいけない。話が圧倒的に面白いとか、キャラがめちゃめちゃかっこいいとか、もっとあくどい巨悪に一泡吹かせる、とか。 この映画の主人公の二人、ただの悪党やん。そりゃ追われもするし、大勢の警官に囲まれてめちゃめちゃ撃たれもするわな。 強盗してる奴らを好意的に描くこと自体気持ち悪い。軽妙なんてものじゃなく、ただのモラル欠如だろ。
[DVD(吹替)] 3点(2009-07-06 01:03:03)(良:1票)
55.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
ジョージが天使に「自分など存在しなければよかった」と言ったら、別の世界を見せられる。この世界で友人や家族たちにとってジョージが見知らぬ他人になってしまったことに、彼は絶望する。これが「死ぬよりつらい」のは、当たり前だ。人々の記憶からはジョージが消え、ジョージの方にだけは家族・友人の記憶があるのだから。「ジョージが最初から存在しない」世界なら、彼の人生にともなう記憶も消えなければおかしい。天使はジョージの絶望的な願いを聞き入れたように見せかけ、実はそれよりももっと悲惨な状態に彼を置いた。自分が存在し、しかし他人にとって自分が存在しない世界、というのはあり得ない。これで元の世界を「ああ素晴らしき哉、人生!」と思うの当たり前だし、ジョージがちょっと頭が良ければその矛盾に気づいたはずである。この映画を見た人がこの矛盾に気づいているのか、いないのか、また気づいた上で賞賛しているのかどうなのか、僕には分からない。存在しない世界を見せて「生きろ」と言うのなら、「地獄よりマシだから生きろ」と説くある種の宗教と変わらない。あとには、8000ドルの紛失という何も変わらない現実が残るのである。結果的に寄付が集まり救われたことは、天使の見せた幻想と何の関係もない。そして天使と関わった部分を除けばこれまたさほど魅力のない、「正直ものは救われる」という偽善的なストーリーが残るだけ。この映画を名作と評価する理由を、何一つ見いだすことができない。
[DVD(字幕)] 3点(2008-11-16 19:08:32)
56.  さくらん
安野モヨコの漫画の映画化だから、見た。 驚くほど、漫画との違和感がない。あの淫靡さとけばけばしさをよく表現している。良いのはそこまで。話は90%漫画の通り。従って、「漫画をもう一度読んだな」程度の印象である。レベルが同じなら、最初に作られた物の方に価値がある。 土屋アンナの顔は、どうしても好きになれん。大根であるのは仕方ないにしても。
[DVD(邦画)] 3点(2008-02-06 00:59:52)
57.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
とにかくその……。物語の中核である“監視システム”とかいうやつが荒唐無稽すぎて、現実味がまったく無い。3日か4日前?の監視エリア内の映像を、あらゆる角度から、カメラの死角も含めてすべて映像に写すことができる、とかいう機械なのだ。この三流SFのような機械が現れるのは、未来ではなく現代である。馬鹿馬鹿しい。
[DVD(字幕)] 3点(2008-02-06 00:58:24)
58.  ギルバート・グレイプ
よく分からん。この映画の良さが分からん。 知的障害者を描くことに、甘えてんじゃないの? 観客としては「つまらん」と言いにくいだろう、みたいな。 いや実際その通りよ。不幸を描く映画は一般的にそうなんだが、「馬鹿馬鹿しい」とか「つまらん」という評価はしにくい。特に描く対象が障害者の場合はね。 だがこの映画のストーリー、身の毛がよだつほどつまらん。よくこんな脚本、2時間の映画にしたわ。 「いい映画」スタイルをとった駄作。
[DVD(吹替)] 2点(2009-08-04 22:38:19)(良:1票)
59.  AVP2 エイリアンズVS. プレデター 《ネタバレ》 
久々にひどい映画を見た。 画面が暗く、何が何をしているのか分からない。まずはこれに尽きる。僕が思うに、同じように「何が何をしているのか分からない」が、とにかくものすごい事が起こっていることを画面から感じさせた「エイリアン」第一作を踏襲しようとしたのかもしれない。だが「エイリアン」ではバケモンは1匹で、何かが起こればそれはエイリアンの仕業であることは誰でも想像がつく。この「AVP2」ではエイリアン多数と、プレデターと、そのハーフが入り交じって登場する。特にプレデリアンについてはこっちは見るのが初めてなんだから、知的生命なのか、野生動物なのか、機械を使うのか、どんな形状をしているのか、見る者はさっぱり分からんわけである。たとえ説明調になろうとも、どんな物なのかをもう少し見せてもらわなければいけない。 話の展開もおかしい。冒頭に、被害にあう町に住む人々の家族関係、友人関係がいくつか描かれるが、この事はエイリアンと闘うにあたって何の関係もない。単に話の焦点が分散し、ぼやけるだけ。 どうやら舞台は、田舎町らしい。山がある。しかし住宅街はけっこう住居が密集している。山中に墜落したエイリアン群。そしてふと気がつくと襲われる人々は屋内でじっとしており、どこをどう通ってやってきたのか分からないが、エイリアンはそこに現れる。 なぜこういう無理なことになったのかというと、そもそもエイリアンを、町や山などの開けた場所で活躍させようとしたこと自体に無理があったから。生身の闘いにおいて人間に対し圧倒的に有利なエイリアンは、逃げ場のない密閉空間で最大の恐怖をうみだす。「エイリアン3」の犬の遺伝子をもったタイプを別にして、エイリアンはどうやらあまり敏捷ではない。真っ昼間、道路をドタドタ走って人間を追いかけるエイリアンというものは想像しにくい。まあこれはこれで恐いことは確かだろうが、そういう場面をつくるためには今まで歴史的に作られてきたエイリアンのイメージを壊し、あらたな像を構築しなければならない。それはこういう、過去の財産を利用して作る映画の最大のタブーであり、実際今回の「AVP2」もやらなかった。だから、舞台は今までのエイリアン関連作品と違って密閉空間ではなく町でありながら、人間が襲われる場所は常に屋内という、不自然な展開にせざるをえなかった。 つまりは、話の基本的設定から間違っていた。
[DVD(吹替)] 2点(2008-05-24 23:48:26)
60.  紀元前1万年
ここまで面白くないと、「なぜ面白くないか」を文章化することが極めて苦痛。脚本ができた時点で映画化を断念しなかった勇気に乾杯。さらには撮影が終わり、編集した時点で映画公開をとりやめなかった勇気に拍手。駄作メイカー、エメリッヒにふさわしい一本。近所のツタヤ、この映画のDVDがやたらたくさん置いてあったよ。俺みたいに、借りちまう人多いんだろうね。宣伝ってすごいよ。
[DVD(字幕)] 1点(2009-03-04 01:20:19)
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