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はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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41.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 
妻投稿■「おっぱいぷるんぷるん」とか「ちくしょーめー」とか「×××スターリン」とかうるせー旦那は放っておいて、再度レビュー、レビュー(元ネタがわからなかったらyoutubeへ^_^;)■私の友達に韓国系(お母さんが日本人)の女の子がいて、その子は竹島は日本の物だと考えているし、日本を勉強するために靖国博物館に行った事がある。人懐っこい高校生だ。でもその子が私に「最近インターネットとか本とか見ていると怖い」「『拉致問題で責任と取れ』と道端で暴力をふるわれた事がある」と言った事がある。「もし東海大地震が起こったら、関東大震災の時みたいにみんなが私を殺すんじゃないかと思う事がある」とも。「もしなんかあったら家にかくまってね」と言われて、私は「日本人は理性的で頭いい民族だからそんなことしないよ」と言ったけど、この映画を見て心配になってきた。■いや、日本人が理性的で賢い民族だと言う事には異論はないんですよ。そして、ドイツ人は日本人と同じくらい自動車などの科学技術でも文学でも哲学でも医学でもメチャメチャ優秀な民族だ。そして理性的で劇中のヒトラーやゲッペみたいに子供には優しい人たちであるはずだ。そんなドイツ人が揃いも揃って第三帝国に脳味噌を全部預けてしまったのだ。■あーあ、私はおばちゃんになった主人公みたいな言いわけ「知らなかった」を言う事が出来ない立場になった。私はルームメイトと一緒に育てている今4歳のチビに無理やり毒物を飲ませる羽目になるのか、それともパーティ会場で旦那風にいえば「おっぱいぷるんぷるん」な裸踊りをするのかはわからない。 でもそれを私にさせたのはDVDパッケージにあるような「戦争の狂気」ではなく「理性」(裁判員裁判風にいえば)「一般社会における常識」になるんだろうと思う。■「戦争の狂気でそうなった」というフレーズで逃げようとする主人公に「いや、これは狂気ではなく理性がそうしたんだ」と畳みかける結末。これが「あなたにも責任がある」と言われれば、「私には決定権はなかったわよ」で言い逃れられるが、「これは皆さんが狂ったわけではなく、極めて理性的に決めたのだ」という結末なので、多分誰も逃げられない。
[DVD(吹替)] 8点(2009-07-30 03:09:13)
42.  ヘイフラワーとキルトシュー
妻投稿■皆さんがおっしゃられているように、この映画はひたすかかわいく、ひたすらのどかで優しい映画だと思います。そして、ソ連によって国土の3分の1をぶんどられ、ノルディックバランスと国民皆兵でどうにか自由と民主主義を守り通し、政治的公平度や報道の自由度ランキングでは常に世界でも5本の指には入るガチンコ共和国で作られた映画です。■少なくとも映画の中の世界は日本で想像するような「愛」や「人情」みたいな抽象的なもので成立しているわけではないので、ヘイフラワーが神様に祈るシーンは、フィンランド人にとっては神様ではなく、自分たち大人への願いと感じるのではないでしょうか。私が思うに不必要に出てくる警官は観客自身なのだと思います。警官という物騒な存在がこういう映画に出てくるというのがその証明なのだと思います。この映画はフィンランドの「平和」をあらわしているのです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-15 03:01:35)(良:1票)
43.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 
中学校の頃、「ルパン三世VS名探偵コナン」という漫画を大学ノートに書いたことがありました。あ、正確にいえば「名探偵コナンVSルパン三世」でした。友人に見せたら爆笑されました。最近妻に押し入れの中にあるのを見つけられてまた爆笑されました。自分で見ても痛すぎで爆笑しました。「臭すぎる」「目がキラ付いていて笑える」「何で目暮と銭形が親友なんだ!」。ええ、わかっていますよ。自分が痛い人間であるくらい。しかしよりにも寄って俺のマンガと同じレベルのストーリー滅茶苦茶、登場人物クサクサ、おまけにメイドさんまで活躍する(僕は1990年代にすでにメイドの魅力に気づいていた→さりげなく自慢)アニメを俺が20代後半になった今全国放送流さなくたっていいじゃないですか――ー。妻は「これの原作者はてめーだろ」「こんな破綻物語はてめー以外書かない」と箸を両手に持って足をバタバタさせて笑っていました。何人の中学校の友人がこれを見て、いまわしきオタク中学生だった俺を思い出すのだろうと冷たい感傷を覚えました。■追記:どうせやるなら中学生時代の俺の作品「名探偵コナンVSクレヨンしんちゃん」「名探偵コナンVSワンピース」「名探偵コナンVSケンシロウ」もやってくれー(やけくそ)。
[地上波(邦画)] 8点(2009-05-20 01:41:21)
44.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 
韓国の友達も出来たし旦那も韓国で迷子になって韓国の警察に助けられたので、韓国は身近な国ですが、国がある日2つに分かれ、殺し合い、味方同士でも殺し合うという悲劇を映画で知った今、韓国の友達が出来る事はとても素晴らしいことだと思いました。竹島や歴史問題で相容れない考えはあるけど、価値観の違いを乗り越えて人々が仲良くなることが許されるなんてホントにホントに素晴らしいですよ。でも頭蓋骨が砕けるまで人を殴ったり、首つり死体や黒こげ死体がたくさん出てくるのはリアルで気持ち悪いし、戦争の狂気と死の恐怖を表現するには浅はかかな。この点は殺戮描写のほとんどないホテル・ルワンダの方が秀逸だと思いました。兄弟愛もラストはスター・ウォーズの最終章そのままでしたしね・・。それを差し引いても今を生きる私たちが平和のために何を大切にしていくべきか、そしてすることが許されている素晴らしさはメッセージとして十分伝わってきたので8点です。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-25 23:04:26)
45.  皇帝ペンギン 《ネタバレ》 
某DVD屋さんで「皇帝ペンギンをお願いします」「はい、わかりました」で意気揚々と家に帰って見たら意外にも下ネタや卑猥なギャグが連発。みなさんのレビューを見て何かおかしいと思って(気付かなかったのか)パッケージを見たら「童貞ペンギン」。想像してください「・・・・・・・」その時の僕の気持は南極に立ち尽くす雄ペンギンの姿でした。ただこの「童貞」と「皇帝」の2作品を見て思った事は、動物の営みを人間がどう解釈するかは自由だということ。見方を変えれば下ネタにも感動物語にもなる。映画というものは「出来事(現実架空問わず)に意味を与える」エゴという名の芸術なんだと僕は思う。実際のところペンギンは鳥類だから子育てなんて愛情でなく本能だと思うが、動きまわるペンギンを玩具にとったフィクションの感動物語とすれば、映像といい「奇跡の海」に通じる不条理な世界で不条理ながらも一途に突っ走る登場人物の姿を垣間見れる物語といい、悪くはないと僕は思う。
[DVD(吹替)] 8点(2008-10-24 23:09:21)
46.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 
予告を見ただけでストーリーは90%読めちゃっていたし、北京原人の監督というだけあってあまり期待していなかったが、テレビ公開するにあたって「佐藤監督は蒼井優に北京原人的爆裂シーンをさせるつもりなのだろうか」という事が気になり鑑賞。物語のタガがいつ狂いだすのかとヒヤヒヤしながら見ていたが、全く普通の映画で、飛行機が魚雷を落とすアングルや、周りがやられて「うおおおおおお」と機関銃をぶっ放して敵の飛行機が落ちるシーンは「パールハーバー」そのものでした。まあ特に目新しいものもないのに8点なのは、自らの生死に必死に意味を見出そうとする人たちの美しい姿に感動したから。「夜と霧」という本にアウシュヴィッツからようやく生還したのに恋人や家族、自分を迎えてくれる人たちがみんな死んでしまって、「何のために生き残った」と幻滅する人の話があるが、この映画はこの大命題一点に挑戦しているのだと思う。主人公のお母さんの犠牲に救われたのに最後は死んでしまう妙子、その彼女が死ぬ間際に主人公に見せた笑顔、船倉で殴り合う軍人、死んだ息子が作ってくれた田圃、全てのエピソードが船の上の爺さんにのしかかっている。現代の船のシーンは長いと評判は悪いが、僕はあのシーンがなければこれまでのエピソードが「生きることの意味」という一人の老人にのしかかる大命題として昇華されないのではないかと考えている。だがどうしてこの老人が救われたのかはわからない。このあたりは観客に考えてほしい・・・・これが大和からのメッセージでもあり、監督からのメッセージなのかなとも思う。
[地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 00:36:17)
47.  華氏911 《ネタバレ》 
マイケル・ムーアの映画に関しては「ボウリング」や「シッコ」も見たが、まあ確かに中立性を欠いているように見える。当たり前だ。この映画は「動物番組」みたいに「動物の営み」「自然の厳しさ」を伝える物ではなく、「何でこんな状況下を黙って我慢しているんだ」「当たり前だと思うんだ?」というメッセージ映画だからだ。マイケル・ムーアが本当にムカついているのはブッシュでも大企業ではなく、そういう奴らが好き勝手しているのを「仕方がない」とか「これが現実なんだ」というように許してしまう「常識」「空気」なんじゃないかと思う。戦場で死んでいくイラク人、戦場で壊れていく兵士、家族を失う悲しさを映像でバンバン流しているのはその証拠だし、華氏911という題名は、動物番組には見られない「怒り」が表現されているのではないかと思う。そう、この映画は視聴者や観客がこの映画を見て素晴らしい論理思考を組み立てていただく為に制作されたのではなく、ブッシュ大統領が嫌いになっていただくために作られたのでもなく、観客が今の現状に怒りを感じ、疑問を持っていただく為に生み出されたものなのだ。とはいうものの、僕ら人類は「怒り」という感情が負の側面を持っている事を歴史的に知っている。こうした怒りだけを提示するだけではなく、「この煮えたぎる怒りをどう希望に変えていくか」という事例を提供することで、彼のドキュメンタリーは完成すると思うのだが、ここまで洗練されるには次回作まで待たなくてはいけない。
[DVD(吹替)] 8点(2008-06-10 00:26:42)(良:1票)
48.  名探偵コナン 天国へのカウントダウン 《ネタバレ》 
コナンを「つまらん」「変化がない」「惰性で作っている」とか思いながらも見てしまう理由がこの映画にある。今回の少年探偵団はかっこよかった。
[インターネット(字幕)] 8点(2008-04-30 00:03:12)
49.  映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝 《ネタバレ》 
ええ、レビューというより見苦しい感情論ぶちまけます。これは本当に環境保護がメインテーマなのだろうか。最初のうちはキーボーの存在と宮崎アニメのオマージュとも言えるシーン(豚の鼻を持ったゴミが雄牛のように人間居住区に向かって突進するのはもののけだし、このー木なんの木♪みたいなブロッコリー大木はもろに天空の城ラピュタだ)は確かに環境問題提議的だが、緑色の怪物が全てを埋め尽くし、あの8月6日のキノコ雲みたいに立ち上るシーンを見ていると、環境問題というものはあくまでアプローチに過ぎず、製作者が本当に観客に提示したかったのは、「人間」そのものだったのではないかと思う。少なくとも「映画としての完成度、シンメトリー」を度外視したようにはじけ飛ぶ終盤の写実的描写には、「本当に僕は懸命に生きているのか」とドキリとさせられたし、キー坊をからめ捕るグロテスクなツル、緑色の不気味なスライム生物は、喜怒哀楽を持ち人を愛し愛される人間だからこそ、それが踏みにじられ破壊された時に湧き上がってくる「憎しみ」「怒り」の感情そのものではないかと思った。「憎むのは確かに楽だが、それは本人にも周囲にもいい結果を及ぼさない」というオーソドックスなメッセージを、癒しの力を持つはずの緑をグロテスクに扱う事で観客にダトン玉のようにぶつけてくるやり方は卑怯ではあるが、その術にハマってしまった僕がそれを言うのも負け惜しみのなんとやらだ。僕や僕の大事な人が誰かに破壊されたとき(自閉症者である僕や僕の彼女は、今まで暴力という形で何度もあってきた)これの映画を思い出すよ。そして「すべては●●のために」なんて言わないよ。そして途中であった泥虫好きの子供みたいに生きていけたらいいよ。そう思った時に隣で見ていた彼女・・・「植物議会のみんな、キーキーってショッカー議会みたいだね」・・・ありがとう。
[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-04-03 21:54:56)(笑:1票) (良:1票)
50.  A.I. 《ネタバレ》 
妻投稿。 母親に「いらない」宣告されたロボット少年が、その悲しい思い出から深い優しさを手にいれ、それを使って新しい愛を作り出す・・・という内容かと思いきや・・・。このラストはすごい「僕はどのようにして生まれてきたの」「愛されて生まれてきたんだよ」の「愛」がいかにはかないかをドカンと打ち出した内容になっている。宇宙人もどきがその「愛」をありがたがる様子は、まさに現代社会の「愛」という概念に対するスピルバーグの最高の皮肉だろう。やられました。8点。
[地上波(吹替)] 8点(2008-03-06 21:59:38)(良:1票)
51.  チーム★アメリカ ワールドポリス 《ネタバレ》 
僕が子供のころ妹のりかちゃん人形(お風呂で遊べるやつ)でやっていた罪深き遊びが再現されていて辛いです。許して下さい。
[DVD(吹替)] 8点(2008-03-01 23:26:18)(笑:2票)
52.  9デイズ 《ネタバレ》 
7デイズに13デイズに9デイズ・・・ううん、覚えにくい。悪者が1人残らずきれいに殺される部分と、捜査員は殺されないのにホテルマンや駅員が殺されるという部分は好きではないが、それ以外ではブラッカイマーの趣向がいい意味で出ていた面白い映画だと思う。全く考え方や環境が違う2人の人間が、目的のために戦ううちに互いに敬意を払うようになるというストーリーにおいて、ポプキンスと黒人(すまん、この手の作品に出てくる黒人ってみんな同じキャラで分かりにくい)のタッグは、高倉健とマイケル・ダグラスとは全く違う意味でいい味を出している。特にポプキンス・・・れくたー博士のイメージが強いせいか、スパイ組織構成員というステンレスみたいに冷たくて不気味な役柄があっているが、それが黒人キャラ(またその名前を・・・)に、「俺を馬鹿にするんじゃねえ」という言葉を態度で示され、徐々に丸くなっていくのがほほえましい。
[地上波(吹替)] 8点(2008-02-10 23:23:48)
53.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
冒険ものとしては結構面白かった。あんな胸が綺麗なかわいいヒロインを骸骨海賊野郎から救うストーリーなんてわくわくするじゃないですか(ついでにかわいいヒロインが荒れくれ野郎にどんな目に会うのかにもわくわくしたような覚えが・・)。しかし、どうもビル・ターナーの過去とかそういうのが話を悪い意味でややこしくしている。アスレチックを舞台にダイハードみたいなアクションとかをやってくれたら、もっと面白くなったのになあと思ったりします。
[地上波(吹替)] 8点(2008-01-31 01:17:42)
54.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリポタシリーズは全部見たが、面白いのはこれだけ。原作が長くなかったのと、続編だったため世界観をいちいち説明する手間が省けたのがよいのだろう。さらにジニーをはじめ、ウィズリーちゃんたち面々が良いキャラクターであり、それをさらった蛇野郎のいかれっぷり、何だか某合衆国時代もの映画でも似たような役をやっていたマルフォイパパの悪っぷり、わけのわからんナルシスト作家野郎など、面白い要素が調和していた。地下室のシーンも結構ドキドキしたぜ。ダンブルドアの最後の締めなども爽快感があり、魔法世界とエンターテイメント性が結構いい感じで融合して、「魔法の世界って一度行ってみたい」と思えるくらい楽しめた。
[DVD(吹替)] 8点(2008-01-31 00:44:21)(良:1票)
55.  パトリオット
妻投稿です・・・・。①「世界最強の軍隊に対して愛国者たちがゲリラ戦で勝負する」というプロット。②「人質を殺す」と脅して捕虜を釈放させる場面。③爆弾で停泊中の軍艦をドカン。④「文明国相手に何で正面から戦わないんだ」「正面から戦ったら負けるから」「他国に侵攻して罪もない女子供を殺すのをやめてほしい」というやりとり。⑤「息子よ、俺は昔イギリス軍と仲良く●●(残虐行為につき省略)や●●(食事がまずくなるので省略)を切り刻んで取り出して共通の敵軍隊に贈ったんだ」「でも今は仲が悪くなって敵同士になっちゃったんだ」というやりとり。⑥無実の農民の家を放火して子供を殺して長男を拉致するシーン・・・。思いっきりイギリス軍=今のアメリカ、大陸軍=今でいうア●●イダじゃないですか・・・。嘘だと思ったら、イギリス軍襲撃シーンにおいてジョン・ウィリアムズの音楽を、アルジャジーラに送られてくるテロの瞬間の映像のアラビア語のテーマソングに脳内変換してください。きっとそれほど剥離はしていないはずです。アメリカバンザイ映画にしては確信犯的だと思っていたら、主演のメルギブとヒースレはオーストラリア人、監督はドイツ人・・・。これはひょっとして「ビバ・アメリカ」と言いに映画館にきた観客に対する「アメリカの価値観がこれからも永遠に世界を支配できるとは思うなよ」という意地悪メッセージなのかとも思ったんですが、同じ監督の宇宙人やイグアナの映画を見る限りそれは考えられず・・・・多分私たちが豊臣秀吉や徳川家康の活躍および戦闘シーンを何度見ても楽しめるように、監督もアメリカの歴史と戦闘シーンを無邪気に撮りたかったんだろうな・・・・という事にしておきます。じゃあ、私は何が言いたかったのか・・・。それはお馬のダビちゃんが銃やサーベルを構える表情が、魔法のお城のアルピノパパが「アバダケパブラ」という表情に酷似していたことを言いたかったんです。とりあえず8点。
[地上波(吹替)] 8点(2008-01-28 19:59:18)
56.  小さき勇者たち ガメラ 《ネタバレ》 
妻投稿■冒頭の京都っぽい音楽と夜と炎とガメラVSギャオスの組み合わせは、皆さんがおっしゃられているように平成ガメラ三部作、特にその第三作目のテイストのそれであり、ガメラの自爆シーンは三部作の後日談、丸投げの収束、そして終了という意味が込められていると思います。■そして今回ガメラ誕生シーンから始めたのは(実は子供ガメラが出てきたのはこの映画が初めて)2つの理由があると思います。 ①平成ガメラ三部作とこの作品の「断絶」の過程を怪獣ファン向けに提示する為(これってすごく丁寧だと思います)。 ②ガメラと敵怪獣の死闘を政府、自衛隊、超能力少女の視点からではなく、映画の客層である子供たちの視点から「友達」「ヒーロー」というキーワードで捉える原点回帰には、どうしても必要だった。・・・・■金子監督のガメラ3みたいに「ガメラ」みたいなシリーズ概念をぶっ壊して映画を作るのって、そんなに難しくないのですが、その「ぶっ壊された概念を再構築する」映画って、本当はめちゃくちゃ難しいと思います。この映画は「今までのを無かったことにする」という手段を使う(21世紀ゴジラが醜悪なくらいそれをやりまくっていた)のではなくて真正面から挑み、次のガメラ作品への責任をしっかり果たす映画作りを目指したのだと思います。その手段において、主人公の家の隣の窓にかわいい女の子(しかも夏帆)の部屋を配置した事や、怪獣の大きさを敢えて小さめに設定して、等身大の住宅地で戦わせるシーンを挿入したことはグッド。ただ子供のリレーはもう少し他にやり方はなかったのかとは思います(昭和のガメラは「子供」を使いながらも子供という概念をスピリチュアルと同一視せず、それなりの勇気と叡智を持って戦わせていた)。■でもこの映画を見てガメラの続編を見たくなりました。ありがとう。
[DVD(邦画)] 7点(2011-11-28 12:33:36)(良:2票)
57.  ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 《ネタバレ》 
妻投稿■私自身はずっと前に給料ゼロ、腎臓破裂級暴力、性的虐待が当たり前な職場に勤め、HIVになって放り出された口である。なんでそんなことが起こるのか。それは私が知的障害であり、それとは別の意味でも馬鹿だからである。私みたいな馬鹿を助けるメリットが世の中にない以上、本来私は相手の欲望を満足させることでしか生き残れない。しかし、今旦那は私の「私が6時間飲むのがずれただけでウイルス抗体が出来て死にいたる」薬を飲ませるために、あるいは私の友人の職場内強姦で生まれた女の子の学資保険を払うために本業の農業とは別にアルバイトをしてくれている。旦那のほかにも、いろいろ助けてくれるルームメイトがいる。この映画を見て、私はいろいろ劣っているのに、なんでこんなに「生きる」事に恵まれているんだろうと思った。■私は自分に「生きる権利」があるから、生きていると思っていた。でもこの映画を見てわかった。私が生きているのは周囲の人という運がよかっただけだ。■人権の尊重なんてものが都市伝説という昨今、主人公の出した生存手段の結論は、私なんかよりよっぽど強い人じゃないと出せない結論だが、とにかくその方法でもどの方法でも、主人公が自分が生きることを肯定できればいいと思う。人間は自分が生きることを肯定するために頑張っているのだから。■と、ここまで書いたのだが、上司がただのイカレポンチみたいに描かれているのがいまいち。暴力にしろパワハラにしろ、相手を絶望させ、完全に言うことを聞かせるために巧妙に用いられる計画行動だと思う。周囲が「尊厳を一切認めない」世界で、自分の尊厳を信じるという行為は組織や社会に対する許されざる犯罪行為であり、故に非常に難しい。これを映画では描ききれていない。カンバスはいい映画なので非常に残念。
[DVD(邦画)] 7点(2011-06-26 06:35:06)
58.  ザ・コーヴ 《ネタバレ》 
妻投稿■旦那の日本語訳で見ました。映画の内容はイルカがいかに素晴らしい生き物で、それを殺戮する和歌山県太地の人たちとそれを容認する日本人たちがいかに残虐な民族であるかと言う事が描かれています。プロパガンダとしての質はやらせ感のおかげでマイナスですが、冒頭の光影逆転で表現された日本の風景、太地町なのにやたら京都っぽい神社仏閣が出てくる描写、水俣は明らかに日本文化に対する嫌悪感で満ちていまる事はわかります。■■私はこれを当然の描写だと考えています。なぜならこの映画はイルカを虐殺する事が許せない、イルカを救いたいという人たちが作った映画であり、彼らにとってイルカを食っちゃう文化はあってはならない文化だからです。■私はイランで性暴力被害者の女の子が処刑されたり、同性愛というだけでクレーンで首を吊らされている事に凄い嫌悪感を感じていて、そういうものを容認するイランの社会に不信感を持っています。もし私に金と能力がありそれを映画にする事があったら(馬鹿なので私自身が首つり死体にされる可能性が高いですが)、あっちの文化や政治的な事情抜きにしてこっちの価値観のみでザ・コーヴも真っ青なプロパガンダ映画を作ってみせます。日本人の方も自然保護団体の非合法行為に合法的な生計を邪魔される太地町の人や、欧米植民地において行われた「先住民」という名の「動物」の虐殺を描いた映画を作ってもいいのです(その時はせめてもう少し完成したプロパガンダでよろしく)。■■「それでは中立な映画が出来ない」「映画人同士での和解が出来ないじゃないか」と思うかもしれませんが、映画は中立でなくてもいいのが私の持論です。双方、あるいは片方だけでも見たものをしっかり自分で考え、自分なりの「中立」を見つけるのは、視聴者の役割なんだと思います。■■それにしても「殺していい存在」「殺しちゃだめな存在」の境界って何なんでしょうね。製作陣はどう考えているのか一度聞いてみたいと思います。ちなみに私は人間同士の強弱に差がありすぎたり、世の中が荒れていたりして「自分の人権を侵害されるリスクを減らす最大の方法は他人の人権を守る事」という原則が成立しない場合、人間も動物も命の大切さにおいては変わらなくなると思います。北朝鮮なんて牛一匹殺したら銃殺でしょ。
[インターネット(字幕)] 7点(2011-02-22 07:08:10)(良:1票)
59.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
妻投稿■職場レイプで女の子を産んだ友達と映画を鑑賞。「人間がそれ自体に価値があるのか」あるいは「人間は誰かの利益の為に存在させてもらっているのか」という大命題を知りたい20代女2人が頼ったのがよりにもよってマイケル・ベイというのは不徳の致すところだが、2人とも軽度知的障害なもんで、導入部ってものが必要でしょうと言い訳してみる。■内容は、日本でマイケル・ベイが嫌われる理由ってこれじゃないかと思えるような「どんだけ巻き込まれ死傷者が出てもラストで美男美女がイチャイチャ出来れば万事解決」というものだが、お母さんが赤ちゃんを抱っこ出来ずに殺されていくシーンを見てボロボロ泣いている友達(彼女は控室に待っているクライアントのアジア系の旦那が、自分を強姦した奴に見えたと言ってた)を尻目に、私は「自分自身が殺されたくない、体を切り刻まれたくない…という感情を持つ事が許されない」世界をベイ・リズムに乗ってやりたい放題で逃げ回る主役の2人に爽快感を相当感じていたような気がする。■さて、先ほどの「人間は果たしてそれ自体に価値があるのか」という問いだが、私は「人間というのはただそこに存在している」のであり、しかし存在しているゆえに「私という人間に価値がある」と思いたい自分自身と「お前は俺様の目的の為に存在することが許されているのだ」という倫理を押し付けたい他人の思惑との対立が発生するのだと思う。しかしクローンという存在は、そうした対立が発生しえない極めてアンフェアかつアンバランスな問題をはらんでいる事は映画を見てわかった。ただこの映画はクローン自身の生存要求に終始してしまっていて、そのクローンの「生きたい」という動物的要求を社会に生きる人間が自身が生きたいと思う故に無視した結果、そうした歪みが社会にとっても不幸な結果を招くというメッセージはやはりベイには描けなかったようだ。「クローンの生きたいという要求」などクローンに我慢させれば社会の誰も困らないのだから。私は「人道」そのものはメッセージにはなりえないと思う。
[地上波(吹替)] 7点(2010-11-01 00:11:58)
60.  天使と悪魔 《ネタバレ》 
妻投稿■原作未読、基督教については十字架を拝む宗教と言う事しか知りません。あと1人の命を助ける為に警官がたくさんしにすぎ。特に後の噴水の場面で2人警官が殺されるのは避けられたはずだと思う。■と、こういう私みたいなれびゅわーが好き勝手行解釈するとするなら、この映画は「スターウォーズパターン」。つまり「善を助け悪をくじいたはずが、善がとんでもない増長をしてしまってタイヘンな事になっちゃう予兆を見せる」というもの。この映画では「科学と宗教の融合・融和」こそが善という描き方をしている。そして、「科学と宗教を分離するべきだ」という考えのもと狂気の暴走をしてしまった人間を「悪」として一応の決着を付けているように見える。■でも、最後のシーン…教授が(教授…と言う肩書の探偵役というの…どうしても夢水清しろう先生を連想してしまうのですが(笑))「私は神様に導かれたのではありません」と言った後に「いいえ、神様に導かれたのです」と教皇の仲間の偉い人が穏やかながらも決めつけるように言い、その後で画面がバチカンの広場に集まった信者の人々に広がっていくシーンがあって、私はこのシーンに映画が本当に言いたい事がつまっているんじゃないかと思う。■世の中にある所謂カルト宗教。その中で「科学の否定」を訴えているものってほとんどないですよね。みんな「教祖様の言う事が科学なんだ」と、「宗教(の権威)と科学(の権威)の融合」によって人からお金を獲ったり、とんでもない暴走をしてしまったりしている気がします。この映画のラストは「宗教と科学の分離」だけではなく「宗教と科学の融合も危険なものになりかねない」というメッセージなんじゃないかと思うのですが。
[DVD(吹替)] 7点(2010-08-10 23:14:52)
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