41. デッド・サイレンス(2007)
《ネタバレ》 オープニングの古典的な雰囲気は、2000年代の作品にしてはかえって新鮮な印象を受けました。 ところが、その後の内容までもが何の変哲もない古典的ホラー。 ・・・と、気を緩めていたところに最後のあれです。 もう皆さんに語り尽くされておりますが、最後のあれだけのための作品かもしれません。 単純に驚きましたし、前半のシーンを見返してしまいました。 全てが人為的トリックによるものであれば、もっと印象に残る作品だったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2017-10-15 19:56:13)(良:1票) |
42. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 一見騒がしいだけのおバカ映画の様相ですが、その騒がしさが去ったあとの突き落とされるような絶望感がたまりません。 [DVD(字幕)] 6点(2014-12-29 21:47:46) |
43. ターミナル
普通にいい話だったなぁと思います。 ただ、この監督プラスこれほどの役者、そしてこれだけの舞台を整えて、この程度のいい話ではあまりにコストパフォーマンスが悪すぎるように思いました。 再三言われておりますが、あの恋愛パートは要らなかったように思います。 それよりは、困難な状況から周りが受け入れてくれるまでの展開をもっと丁寧に描いてほしかったです。 モデルとなった実話があるとはいえほぼフィクションのようですから、ラストについてももっと見せ方があったように思います。 トム・ハンクスには本当に期待してしまうので、個人的なハードルが高く設定されていた分、やや消化不良でした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-08-14 00:01:48) |
44. タイヨウのうた
《ネタバレ》 良くも悪くも映像とストーリーが綺麗すぎて、YUIのプロモーション映像ような印象を受けました。 歌はとてもいいので、どうせならCDがオリコンでジワジワ順位を上げるくらい現実とリンクさせてもよかったと思います。 このテーマならもっと抑揚のある演出でお涙ちょうだいでもいいから盛り上げることができたのでは? 特に主人公の死をあっさり流して終わったことには拍子抜けで、かなり残念です。 [DVD(邦画)] 6点(2014-08-10 22:18:52) |
45. シカゴ(2002)
《ネタバレ》 ミュージカル映画は好きなほうですが、本作の内容はかなり微妙でした。 見せ方のアイデアはとても良かったです。 個人的にツボにはまったのは、胡散臭い操り人形、胡散臭いタップダンス、、、とにかく胡散臭いリチャード・ギアに尽きました。 主演女優は美人というにはどこか欠けていて、アウトローが良く似合っていましたが、彼女を含めキャラクターとしては誰にも共感できないだけに、ノリと雰囲気だけでまずまずの満足といった後味に留まりました。 [DVD(字幕)] 6点(2014-06-19 22:14:46) |
46. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 最初のほうの「デラ富樫」がボスと対峙する場面がピークで、そのままトーンダウンしていった印象です。 特に「デラ富樫」が勘違いに気づいたあとはグダグダで、随所で狙ってやっているであろう仕掛けも不発、特に最後の雑な締めはお粗末に感じました。 ノスタルジックな雰囲気は効果的でしたが、ある意味それだけ。 いつものように有名どころをたくさん使ったものの、佐藤浩市以外のキャラクターがあまり魅力的ではなかったように思います。 [DVD(字幕)] 6点(2014-06-06 06:36:03) |
47. ショーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 わざわざゾンビ物に手を出すことはないのですが、この作品はタイプが違うとのことで鑑賞しました。 悪趣味すぎると思えるシーンもありましたが、これくらいお馬鹿にやってくれないと見た甲斐がありません。 仲間が死んでいるのにハッピーエンド風情に終わらせているのは許せん!…なんて思ったのも事実なんですが、生真面目に見たら負けですね、こういうの。 [DVD(字幕)] 6点(2014-03-30 09:15:17) |
48. それでもボクはやってない
まさに日常に潜む恐怖を体験できる作品。 たしかに捜査や裁判に対する皮肉的な内容でしたが、何に一番腹が立つかといえば実際に痴漢をしている奴らです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-31 00:23:54) |
49. ミスティック・リバー
映画なだけに出来事は極端にしていますが、これはよくある人間模様の縮図だと思いました。 変な例えですが、ジミー=じゃいあん、ショーン=スネ夫、ディブ=のび太 と感じてしまった次第です。 結局、スネ夫的ポジションが一番無難な人生。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 18:00:23) |
50. ノーカントリー
《ネタバレ》 追っ手の個性が凄いのですが、それに隠れているものの追われる方もかなり存在感あるキャラクターでした。 このため2人の駆け引きはバーリーツゥードのような緊張感があり、これだけでもアクション作品にすれば十分佳作になると思います。 ところが、この監督さん、最大の見せ場となると思われるシーンを端折ったり、作品を突然終わらせるといったように、さらなる勝負に出ています。 あたかもコインの裏表の掛けのように危ういことだと思いますが、正直言って面白くなったのかどうかよくわかりません。 ただ、その度胸には敬服します。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 17:58:45) |
51. ディパーテッド
凄まじいスピーディな展開はゲームのような面白さがありました。 一方で緊張感に欠けたため、軽いサスペンスとしては面白かったのですが、それ以上でもそれ以下でもないという印象でした。 特にラストは唐突すぎて呆気にとられてしましました。 アカデミー賞作品賞という肩書が邪魔しなければそこそこ及第点の作品かと思いますが、これが後々まで残るかといえば正直疑問です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-22 17:25:28) |
52. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 ケビン・スペイシーが神妙に語っている時点でどうしても「カイザー・ソゼェ」が頭に浮かんでしまい身構えて見てしまいました。 このため、ラストは2重に罠が張られていたにもかかわらず驚きは控え目でした。 ただ、これは見ているこちらのハードルが上がってしまっただけであって、サスペンスとしては普通に面白い作品だと思います。 しかしながら、これら一連の行動って死刑反対に結びつくのか?という根本的な疑問が消えなかったため評価は落としました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-02 00:30:39) |
53. 永遠のこどもたち
《ネタバレ》 「実は○○○いた」というオチではもはやインパクトは残せないと思いますが、本作は大人のための綺麗なホラー映画といった印象です。 絶望的な結末なのに心温まる印象で終わった不思議な作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 19:56:59) |
54. ラスト サムライ
架空の国を舞台とした和風ファンタジーというように気楽に見ればベタな面白さがある作品だと思います。 話が進めば進むほどハチャメチャ。最後の戦いのリアリティのなさや超絶ご都合主義は、もはやおとぎ話レベルです。 特に終盤はカメラマンの存在がいい意味でも悪い意味でも緊張感をなくさせていました。 それでもなぜか何度もみてしまうのは、トムと謙さんのお人柄ゆえでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 16:19:27) |
55. スクール・オブ・ロック
学園ものによくあるベタなストーリーで、これといった困難というほどの困難は起こりません。 内容としてもそれほど深いメッセージは感じられず、ロックとは裏腹に非常に口当たりのいい心地よい作品だと思いました。 また、メンバーが10歳だから仕方ないのですが、最後の演奏はもう少し盛り上がってほしかった。 そして欲を具体的に言えば、アンコールのラストで「ジャ~~~ン、ジャン!」の締めでエンディングの字幕へ移るくらいのメリハリ・勢いが欲しかったです。 とはいえ面白い作品だったので、日本でも狩野英孝主演のスペシャルドラマ化を希望します。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-08 21:31:16) |
56. アヒルと鴨のコインロッカー
よくオチを知るとつまらなくなるドンデン返し狙いの作品がありますが、この作品はネタバレ自体が面白いのではなく、伏線を見返すことが面白いと思いました。 そういう点では何度みても楽しめると思います。 気が早いほうの私としては、みなさんお書きのとおり、前半(開始後ちょうど1時間辺りまで)のマッタリ感は拷問でした。 さらに主役の濱田岳のとぼけ面がそれに拍車をかけること・・・(^^; 後半の組み立てはよかったと思いますが、扱う内容がけっこうドギツイ割にあっさりした雰囲気で無難に終わったため、佳作(6,7点)止まりで。 [DVD(字幕)] 6点(2012-09-09 18:05:42)(良:1票) |
57. フォーン・ブース
《ネタバレ》 「これはもしかして壮大なドッキリなのか?」と深読みしながら観賞していましたが、けっこう真面目な終わり方で逆に意外でした。 最後に現れた真犯人に撃ち殺されていたら後味悪かったですが、そのまま終わってまぁ一件落着メデタシメデタシということで・・・ いや、結局、とばっちりで撃たれたチンピラだけ丸損しているやないか~~~い! [DVD(字幕)] 6点(2012-09-02 08:56:28) |
58. Mr.インクレディブル
アンチヒーロー、駄目ヒーローなどヒーロー物は様々あって面白いですが、強い正統派ヒーローが消えた一発屋芸人みたいにひっそり暮らすハメになってしまうのは、切り口として斬新で面白かったです。 戦い自体はありきたりで後半は退屈でしたが、ターゲットが子供メインということを考えれば、そこまで注文つけてはいけませんね。 ビジュアル的にも申し分なくファミリーで楽しめる作品だと思います。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-08-05 18:07:46) |
59. クリミナル
詐欺師が題材のため、この作品を観賞するうえで、登場人物の行動や会話は全て疑いをもって見ることになると思います。 そういう見方をするのが、また楽しいところ。 そのため、展開に関しては相当ハードルが上がりましたが、うまく終わらせたと思いました。 サプライズというほどのオチではないとはいえ、事前のネタバレはかなりマズい部類なので注意です。 序盤の「おれおれ詐欺」の手口には気をつけたいものだと改めて感じました(^^; [DVD(字幕)] 6点(2011-05-07 21:06:38) |
60. バトル・ロワイアル
主役の藤原竜也自体が中学生なのか?という感じでしたが、山本太郎、安藤政信に至ってはもはや開き直っている感じ^^;・・・ただ、こういった存在により締まったと思います。 これが本当に若手ばかりのピーチクパーチクだったら目も当てられなかったでしょうから。 原作に描かれていた各生徒の個性が薄まってしまったのは、尺のせいで仕方ないでしょうから大目にみます。 こういう作品に、主張しているテーマとか小難しいことを当てはめるのは野暮だと思い、素直に衝撃的な内容を楽しみました。 基本的に衝撃のみが売りだと思いますので、先に作った者勝ちということで甘く採点。 こういった作品を二番煎じ的に作っても面白くも何ともないと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-29 12:15:46) |