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さめがいさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  ぼくのエリ 200歳の少女 《ネタバレ》 
現代に生きるバンパイアとそのヒモの代替わりを描いたお話です。「友達にはなれない」「女の子じゃない」というエリのつぶやきから、バンパイアと人間は異なる種であることが明確になり、食物連鎖の上では人間の上に立ちながらも現代ではマイノリティとして流浪せざるを得ない者の悲哀を感じました。命ある者の温もりを際立たせると同時に弱い者を凍てつかせるような一面の雪景色と美しい映像は確かによくできているのですが、バンパイアと少年の心情をフィードバックさせて観るにはいかんせん体調が悪かったです。壁越しのモールス信号が最後のシーンで回収されたのはよかったのです。
[DVD(字幕)] 4点(2011-12-18 13:14:20)
42.  ノーウェア・ボーイ/ひとりぼっちのあいつ
焦燥感を煽るタイトルとジョン・レノンの少年期を扱った作品との触れ込みから、孤独な少年が行き場のない感情を音楽で表現してゆくうちに才能に目覚めるまでを描いた青春モノと想像していましたが、かなり趣が異なりました。史実かどうかはわかりませんが、作中で描かれるジョンは厳格な育ての親の元で成長した彼はひとりぼっちでもなんでもなく、偶然出会った育ての親の影響でエルヴィス・プレスリーなどロックンロールを知り、バンドを組んでライブをするうちに女子にもモテ出し虚勢を張ることを覚えたそこらへんの軽そうなバンドマン、という姿でした。本作の核は音楽ではなく、ジョン育ての母と産みの母を受け入れるまでが物語となっています。しかしながら家出したかと思いきや自室のベッドで朝を迎えて気まずそうな顔で母と顔を合わせたり、ねだってギターを買ってもらったりと、劇中のジョンは私が持っている孤高の天才というイメージとはかけ離れており、ある意味彼も普通の人間だったのだなと思わせられました。ビートルズ周辺を愛する方にはこれ以上ない作品かと思いますが、出自をめぐるドラマに感情移入できず、この時代にさしたる関心もない自分には退屈な作品でした。唯一、2人の母と共に日光浴するシーンは素敵でした。やはりタイトルは改め『マザーズ/ジョン・レノンと二人の母』としてはどうでしょうか。
[映画館(字幕)] 4点(2011-04-23 12:13:55)(良:1票)
43.  地球が静止する日 《ネタバレ》 
地球壊滅寸前モノです。地球を生かすために人類を滅ぼすべくやってきた宇宙文明代表のキアヌが、ジェニファー・コネリーたちの親子愛に得心して勝手に帰ってゆくという筋書きです。人類は、キアヌ操る破壊兵器ペプシマン28号(のちにナノ・イナゴに分身)に攻撃を続けますが効果がなく、それと平行してキアヌを説得するジェニファー親子の姿を我々は鑑賞します。印象に残ったのはノーベル賞受賞科学者とキアヌが話す場面。変わろうとする意思が欠けているとキアヌは人類批判するのに対して、種は窮地に立って初めて変わろうとする意思を持つ。その可能性を奪わないでくれと科学者は言い返します。これが進化の法則である、と。ここから一気にキアヌは人類側に傾倒することになり、ジェニファー親子は「We can change!」を合言葉にキアヌを泣き落とすことに成功し人類は滅亡の危機から救われるのですが、まあなんとすっきりしない終わり方! キアヌの見た、変わることのできた人類はジェニファー親子だけであり、ミスター・グレイさんが鋭く指摘されているように、この映画には変わりえた「人々」が一切描写されません。これではジェニファー親子のために地球があるようで、人類が救われたというカタルシスがまったくありません。一体何が起ころうとしているのか予測できない序盤は実にテンポが良いのですが、大風呂敷を広げるならそれ相応の人間が巻き込まれないと、観ているこちらも感情移入できないというものです。
[DVD(字幕)] 4点(2010-11-28 22:04:20)
44.  ナイト ミュージアム2 《ネタバレ》 
これはダメです。前作で見どころだった展示物とベン・スティーラーのコミカルなやり取りと、父親として夜警という仕事を全うしたいという思いは影を潜め、新しい展示物たちの俗物ぶりが度を越していて興ざめです。スミソニアン博物館と聞いて原爆がネタにされるのかと思いきや、意識して避けたのか、それも一案だったのか、落ち着かない気持になりました。
[DVD(字幕)] 3点(2012-02-04 14:42:51)
45.  PLANET OF THE APES/猿の惑星
最近公開された『創世記』が高評価なので出張先のホテルで鑑賞。ティム・バートン作品ということで期待しましたが、彼の過去の作品にあるようなヘンテコな要素がなく、猿文明というヘンテコ設定に完全に食われてしまっているようです。小学生の頃以来オリジナル版は観ていませんが、猿文明に対する驚きがメインのはずが反応は随分とあっさりとしています。地上波放送だったおかげでチャールトン・ヘストンの出演に気付けました。オリジナルに軍配。
[地上波(吹替)] 3点(2011-11-19 15:37:23)
46.  いのちの食べかた
まずこれは映画なのかという点。ナレーション、台詞、BGMの類は一切なく、鶏、牛、豚、リンゴ、キャベツ、トマト等の食材が機械的に加工される様子を幾何学的なショットを意識して録りまとめた一連の映像は、映画といえるのか。普段では目にできない食品加工業者の裏側を効率よく見られるようになっていて、ベルトコンベアーで箱に振り分けられられるヒヨコや一瞬で屠られる牛の姿に、日々食卓に並ぶ他の生物のかけらへの想像力の欠如を補ってくれるのですが、それだけ。映画的演出といえば従業員の食事シーンがお飾り程度に挿入されているくらいで、映画として面白いものではありませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2011-08-19 13:50:35)
47.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
16歳で望まない妊娠し出産するまでを描いた現代風の映画として観ると強烈に不満な出来の映画ですが、少女が愛を見出すまでを描いたコミカルな青春映画として観れば、そこそこの出来だと思います。終了15分前までは前者の映画とみなして耐え忍ぶ鑑賞を続けていましたが、里親となるはずだった夫婦が離婚する場面を目撃し、ジュノの父親に向かって「愛し合う2人が永遠に一緒にいることはできないのか」と問い、「外見や性格ではなく、自分にとっての太陽だと言ってくれる人と一緒になりなさい」と諭す場面でやっとこの作品がのみこめました。軽いノリでセックスをしたため、事の以前に意識するはずだった恋に本気になるのはクールではないと決め込んでいたジュノが、自分に宿った新しい命と9ヶ月間過ごすことで、恋と「誰かと一緒にいること」が一気に結びつく場面です。ジュノは出産し、里親となるはずだった夫婦の離婚した妻に子を渡し、お腹の子の父親とよりを戻しめでたくハッピーエンド。恋をしている自分を認め、その思いを伝えることでひとつ強くなれた姿をサブカル感溢れる音楽に載せて贈る青春映画です。でもなんだかなぁ。それを語るための装置として望まない妊娠と養子縁組をフィーチャーするからには相当の覚悟ありやと思いきや、全編に渡るあっけらかんとした軽さは何なのでしょう。シリアスなシーンになるかと思うとすぐに軽妙な音楽が掛かって場面転換。ここまで徹してライトに描く必要が全く理解できません。昨夜見た韓国のドキュメンタリーで、抗がん剤の痛みに耐えながら末期がんのシングルマザーが2人の幼い子供を必死に育てる姿を観たせいか、ジュノというタランティーノばりにしゃべり続ける皮肉屋女子高生のその場をやり過ごすための空疎な言葉の連なりは当事者感が欠落していて、とても比べられるものではありませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-03-26 22:58:22)(良:1票)
48.  ジャンパー
おもしろくありません。主人公に喜怒哀楽がなさすぎでついてゆけません。高校時代に好きだった女の子との再会にせよ、見捨てられた母親と再会にせよ、自分以外にジャンプできる人間と会った時にせよ、非常に淡白な反応しかなく、また、彼が「ヤバい!」と感じるレベルが極めて低いために「それぐらい考えとかんかいアホたれ」と苛立つ場面が多いのです。喜怒哀楽のない人間の不気味さを描く作品ならまだしも、本作はキャスティングと演出に根本的な欠陥があると言わざるを得ません。
[DVD(字幕)] 3点(2011-02-27 13:06:26)
49.  ボーン・アイデンティティー
つまらないです。冒頭からして嫌な予感が。マット・デイモンが瀕死であろうと、記憶喪失であろうと、組織に追い詰められても生き延びる気がしましたし、女と連れ立って逃げつつ戦うのだろなと思っているとそのとおりになっていました。サスペンスがサスペンスとして機能せず、他にも見るべきところが見当たらなかったのでこの点数です。
[DVD(字幕)] 3点(2010-12-26 23:59:03)
50.  3時10分、決断のとき
妻の勧めで観てみました。うーん、これはどうでしょうか。借金持ちで2人の子持ちの貧乏農場主クリスチャン・ベールは、借金返済と己のプライドを賭して大悪党ラッセル・クロウを護送することを決意する。ラッセル・クロウ奪還を目論む悪党一味に包囲されたホテルの一室に立てこもった2人は、敵味方という立場を捨て男同士として向き合い、いつしか友情のようなものが芽生えて・・・・・・。駅までダッシュ!という映画ですねこれは。賞金稼ぎがなんとなくイーストウッドに似ていたり、インディアンの襲撃があったり、馬車を強盗する派手なシーンがあったりと、西部劇へのオマージュがちりばめられているのですが、このダッシュのためだけに2時間を見るのはちょっと退屈でした。終盤、散々人を殺してきたラッセル・クロウが、クリスチャン・ベールのひたむきさに打たれて更生したのかと思いきや腹心を瞬殺し、途中下車する気満々なのに列車に乗り込んだうえで馬を追走させたりと、悪党のすることはさっぱりわけがわかりません。
[DVD(字幕)] 3点(2010-11-23 00:42:44)
51.  エニグマ
暗号解読という作業は、一見地味にみえても最前線での勝敗を決する鍵となる立派な戦争行為。そんな重要な作業が、イギリスののどかな田園風景の中で行われているというアンマッチが見所といえば見所でしょうか。エニグマの謎解きと、魅惑の美女の面影を探しながら身近なところで手を打つ主人公については最後までついてゆけませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-05-29 11:48:13)
52.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
原作既読です。人類ほぼすべてが失明するという状況を文字で巧みに表現した優れた原作をいかに映像で語るのかを期待しましたが、ちょこっと画面が白む程度。冒頭、一番初めに失明する日本人の演技からして目も当てられず、フェルナンド・メイレス監督が目隠しして撮った映画としか思えません。物語の筋書きを知っているものとしては、観るべきものはありませんでした。
[DVD(字幕)] 2点(2010-12-11 13:12:05)
53.  すべての美しい馬
コーマック・マッカーシー原作の『ロード』が映画化されると聞いて、その世界観を過去作品で予習をと思い鑑賞。率直に言います、映像、音楽、ストーリー共にダメでした。トラブルに遭うんだろうなー、と思っていると遭い、とりあえず仕事は見つかるんだろうなー、と思っていると牧場が見つかり、美人の娘なんかと一目で恋に落ちるんだろうなーと思っていると恋に落ちる、予定調和も甚だしい作品でした。ヒロインのペネロペも、ちょっと若すぎて、魅力がまだ開花していない感じがします。そんな登場人物を乗せながらも広大な荒野を掛ける馬の姿は美しかったです。
[DVD(字幕)] 2点(2010-11-28 23:10:27)
54.  ゲット・ラウド/ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター
つまらないです。本作のコピーは「3人のロックスターの伝説の始まり。限りない音楽の旅。明かされる光と影。そして、一夜限りの軌跡のジャムセッション!!!」というものですが、いずれも表面的にしか切り取られておらず、新しい何かを観たような感覚は得られませんでした。3世代の著名ギタリストを並べ、三者三様の道をたどって今に至る、というつかみは優れているものの、彼らのバイオは音楽雑誌を読んでいれば得られる程度のものであり、本作においてもその域を超えるものではありません。劇場に足を運ぶ方のほとんどが彼らの音楽を知っており、そのバックグラウンドを知らないはずはありません。そんな音楽ファンが知りたいのはスタジオミュージシャンとして成功を収めていたジミー・ペイジがレコーディングを飛び出してツェッペリンを結成するに至った心中を「今」語ってくれることであり、昔のレコーディング現場を訪ねて音の鳴り云々を聞くことではなかったはずです。私が何より楽しみにしていた「ジャム・セッション」に至っては、演奏する楽曲を定めずその場のノリに応じて音を重ね合う本当の意味でのセッションは映されていません。ただ彼らの持ち曲を演奏し合い、最後にザ・バンドの「the wait」をアコギで弾いて終わりです。 唯一興味深かったのが、3人でU2の「I WILL FOLLOW」を演奏するところです。ギターを買った次の日くらいにもできる極めて簡単なリフですが、深いディレイの掛かったエッジらしいリフです。ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイトが自分のギターでエッジのリフをなぞるのですが、ジミー・ペイジだと上品すぎ、ジャック・ホワイトだとルーズすぎて2人ともエッジが弾いたのと同じようなリフにならないのです。この音はエッジにしか再現できないのであり、ギタリストのアイデンティティは演奏能力の高低ではなく、自分が出す音に対する確信によって成り立つものであることを活写した貴重な瞬間です。が、この場面以外に観るべきものはありません。これらバンドの映像は全部チェックしたいという人以外はスルーして問題のない作品です。 
[映画館(字幕)] 1点(2011-11-19 15:09:42)
55.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
何気なく金曜ロードショーにチャンネルを回したら放映していたので鑑賞。この新劇場版なるシリーズの背景は知りませんでしたが、TVシリーズは2年ほど前にすべて視聴していたこともあり、ストーリーについてゆけないこともないだろうと踏んでいましたが、一見してどの時間軸のものかわからず、TVシリーズとは別物のパワレルワールドという設定で観ました。ヘタレ少年が成長する話という点に変わりなく、観るべきものといえば映像ですが、精緻なCGで表現される異形の使徒とその戦闘シーンは目を見張るものがあるものの、それとは対照的なアニメ然とした象形の登場人物はミスマッチに感じられました。そして何より気に入らないのが、必然性のないエロシーンがひっきりなしに続くこと。シンジとその父以外、主要人物はすべて女性という布石のうえに、ローティーンの裸体を映しておけば喜ぶだろうといった意図が透けて見え、極めて不愉快です。製作陣には、ムフフと感じる方々を除き不愉快に感じるのではという程度の想像力を持ち合わせていただきたいものです。好きでも嫌いでもない本シリーズでしたが、この点について-3点させていただきます。
[地上波(邦画)] 1点(2011-08-27 13:51:44)
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