41. ファーゴ
コーエン作品の中では一番好きです。小さいことが大事に・・・の展開、登場人物達のキャラクター・会話の間、絶妙です。何があっても朝飯は食え!! 9点(2003-01-16 23:16:26) |
42. 運動靴と赤い金魚
靴1足で、ここまで良い作品ができるなんて・・・映画って凄い!子供と大人の関わり方もちょうど良いし、妹役の女の子はかわいいし、自然も美しいし、イランて素敵な国なんですね! 9点(2003-01-16 22:56:42) |
43. 用心棒
ピストルvs出刃包丁!とぼけた台詞。ミフネかっこいいですね~!「なんで世界の黒澤なの?」などと聞かれたら、これを見せましょう! 9点(2003-01-16 22:45:56) |
44. マルホランド・ドライブ
変態リンチワールード炸裂!最高です!クラブ・シレンシオのシーンは特に好きです。リンチ作品の中ではかなり解りやすく(それでも意味不明の部分は結構ありますが・・・)エンターテイメント側の割合も多いと思います。むしろラスト30分は説明し過ぎという感もあります。9点としたのはそのためです。全く解らなかったという人は、レンタルビデオで、ブルーボックスにブルーキーを入れたシーンを境に、前半と後半を入れ替えて観てみると、少し解り易くなると思います。また、この映画が好きと言う人は、ビリー・ワイルダーの「サンセット大通り」(50年・米)も観てみたらどうでしょうか?これはリンチ監督も好きな作品であり、「マルホランド・ドライブ」はこの作品へのオマージュでもあるようです。 9点(2003-01-15 22:58:13) |
45. 3-4X10月
北野作品の中では、間違いなくベスト3に入る作品だと思います。これほど死への衝動を感じさせる作品は、海外、国内を問わず他には無いでしょう。タランティーノも吹っ飛ぶ感じ!と言っても良いのでは?一方で、これほどヘタな素人役者ばかり出ている(これが日本人に、北野映画の良さが伝わり難いひとつの理由でしょうか?)のに、全く嫌にならないのも凄いです。ソナチネの沖縄も良いけど、こちらもかなり良いです。 9点(2003-01-14 18:21:16) |
46. ノー・マンズ・ランド(2001)
いろいろパクリがある、ってのは確かにあるけど、だからって良い映画になるとは限らないからね。私的には素晴らしい!の一言。今まで観た戦争映画というジャンルの中では、No1の反戦映画だと思う。ドイツ人やフランス人、国連軍やジャーナリストの描き方も、皮肉たっぷりで面白い。この監督は実際に、この戦争に参加していたそうです。それにしても、彼はどうなったんだろう・・・ 9点(2003-01-14 18:08:55) |
47. 豚小屋
人を喰う!豚とヤル!しかし、ただのグロ映画なんかじゃ~ありません!食欲・性欲・金欲・物欲・・・・・人間の欲望は醜く、ついには己を破滅に導くほど恐ろしい、それは昔(中世)も現代も変わらないと言うこと!台詞がほとんど無く、狂信的とも言える昔と、不毛な会話が続き、信仰のかけらもないような現代の対比が素晴らしい作品。 9点(2002-12-30 01:58:32) |
48. マンハッタン
<<ネタバレあり>>アレンお得意の、ほろ苦系恋愛モノの中でもNo1の作品!最後までクールな大人の恋物語かと思っていたら・・・最後は走ったね~そして18歳の彼女に「少しは人を信じなきゃ」と諭されてしまうところは、アレンらしくて好きです。随所に出てくるモノクロのNYの画も素敵です。 9点(2002-12-12 00:03:21) |
49. 暗殺の森
完璧な映画!「完成し過ぎていて味気ない」と言う人もいるのではないかと思うほどの作品です。この頃から既に世界のベルトリッチだったんですね~ 9点(2002-12-11 22:58:52) |
50. セントラル・ステーション
<<ネタバレあり>>代書屋なんてお国柄だな~最初はイヤ~なおばさんなのに・・・最後まで少年の父親が登場せず、おばさんが父親からの手紙を読むところは最高に良かった。父親探しをしていたのは、本当はおばさんなんでしょ? 9点(2002-12-11 22:38:50) |
51. 灰とダイヤモンド
どうしようもなく切ない作品。今の日本にいるとあまり感じることは無いが、人には常に「灰」と「ダイヤ」に象徴される両極の人生が存在し、交錯していることを感じさせてくれる映画。花火のシーンとラストはあまりに印象的。 8点(2003-04-15 21:51:42) |
52. 不思議惑星キン・ザ・ザ
売れない芸術家が作ったような鉄の宇宙船?マッチには凄い値打が・・・変な言葉を喋る異星人は、どう見ても地球人のおっさんだ!ショボイSFが好きな人には絶対オススメ!? 8点(2003-04-15 21:11:01) |
53. 炎のランナー
スポーツ物永遠の名作。そしてヴァンゲリスの音楽は言うまでもなく映画史に残る名楽。オープニングとエンディングで浜辺を走るシーン、その時の空が青空ではなく曇り空というのは、いかにも英国映画といった感じで印象深い。 8点(2003-03-17 02:31:44) |
54. トーク・レディオ
小作でもちゃんと毒入りで、適度に痺れさせてくれるオリヴァー・ストーン作品。ほぼラジオスタジオ内でのシーンだが、終始緊張感があり最後まで飽きさせない。見所は<エリック・ボゴシアン>演じる主人公の過激トークだが、それとは対照的に主人公の人間性を冷静に描き、しっかり見せる演出はやはり凄い。 8点(2003-03-16 23:11:30) |
55. 息子の部屋
何の盛り上がりも無く、淡々と物語りは進んでいきます。退屈と言えば退屈でしょうが、私的にはとても好きです。家族の在り方とは?を考えさせてくれる良作だと思います。 8点(2003-03-04 21:55:51) |
56. 地獄に堕ちた勇者ども
ヴィスコンティ監督の貴族デカダンス物の中では1番好きな作品。それらの作品の多くは静かな悲劇であり、激しく音を立てて崩れていくような悲劇であるこの作品は、ある意味特殊なのかも知れない。常識的な人達は皆いなくなってしまい、悪魔的な人達のみが生き残るのだが、彼らの末路もまた容易に想像が付く。 8点(2003-02-22 18:25:03) |
57. 戦場のピアニスト
ポランスキー監督の思い入れが強過ぎたという感は否めないです。。なかなか弾いてくれないんですよ、ピアノ。。。しかしその分、数年ぶりに彼がピアノに触り、音を出した時にはもう・・・久々に泣いてしまいました。余談ですが、劇場には年配の方が多く、涙しながら観ていた方も見受けられました。 8点(2003-02-19 21:52:59) |
58. 無能の人
ストーリーとしては全く救いようの無い、悲哀に満ちた内容なんですが、竹中直人という役者を見ているだけでなんだか楽しい気分になれました。彼は監督としても、本当に映画が好きな人が撮ったんだなと思わせるような、独特のいい味がある作品を作ってくれます。GONTITIの音楽もこの作品に合っていてとても素敵です。 8点(2003-02-18 17:14:10) |
59. キング・オブ・コメディ(1982)
「タクシー・ドライバー」にも共通する屈折したパワフルさが伝わってくる狂気の世界。<デ・ニーロ>の熱演はもちろん、相棒のおねえちゃんもめちゃくちゃ怖い。途中妄想を何回も見せることで、ラストをただのお約束にしていないところは流石スコセッシ監督。 8点(2003-02-16 22:58:32) |
60. ヒューマンネイチュア
人の本質を鋭く、じゃなくて面白おかしくえぐった名作。人にとっては、教養やマナーを身に着けスーツを着る生活と、本能のままに身も心も裸で生きる生活との違いは何で、本当はどっちが幸せなんでしょう?人間と人間に最も近いチンパンジーとの差は、一種類のDNAの違いだけってことだけど、人間の中にもかなりDNA違うんじゃない?って人いるでしょ~? 8点(2003-02-13 23:25:30) |