581. アイ・ラブ・トラブル
《ネタバレ》 中盤までの「出し抜こう合戦」はそれなりに面白かったのですが、後半、サスペンスの要素が変に重くなりすぎて、かえって平凡になってしまいました。この作品は2人の人間関係だけで十分笑いがとれるのですから、悪との対決の要素など必要最低限だけでよかったと思うのですが。ラストの部分も、肉弾戦や銃ではなくて、頓知と機転で乗り切ってほしかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-08-07 01:51:44) |
582. オネーギンの恋文
この脚本って、原作の適当なダイジェスト版じゃないのか?と疑ってしまうくらい、起伏に欠ける中途半端なやりとりが延々と繰り広げられるだけの作品。レイフ・ファインズは、製作総指揮まで買って出て一体何がやりたかったんだろう・・・。そもそも、こういう上品・優雅系の作品でヒロインがリヴ・タイラーという時点で、センスなさすぎでしょ。 [DVD(字幕)] 4点(2007-07-16 03:04:24) |
583. ビッグムービー
《ネタバレ》 設定はすごく面白いはずなのに、ネタがついていっていない感じ。大体、マーティンがやっていることが滅茶苦茶なのだから、マーフィの方はそれを「一般人の立場から」受けてこそ面白さが引き立つはずなのに、精神的に不安定になって宗教(?)に逃げ込むという受け方では、仕掛けが仕掛けになってません。主演二人の演技も、お互いに遠慮したのか、何となく腰が引き気味になっています。 [DVD(字幕)] 4点(2007-05-11 02:09:24) |
584. ディアボロス/悪魔の扉
《ネタバレ》 終盤の無理矢理な展開は現実を逸脱しすぎてかえって面白かったのに、あのオチでほとんど台無し。ついでに、依頼者に無断で勝手に辞任する(しかも公開の場で)なんて、そっちの方が弁護士として失格でしょ。懲戒されても文句は言えません。セロンとコニー・ニールセンの華々しい共演に+1点。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2007-05-02 01:40:58) |
585. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 途中からはてっきり「実は全部主人公の妄想だった」的なオチかと思っていたんですが・・・。ラストはともかく、途中までの隣人のワルぶりが分かりやすすぎて、かえって展開の可能性を閉ざしている。もう少し、善人か悪人か分からないような流れにしておいた方がいろんな余韻があってよかったと思うのですが。 [地上波(吹替)] 4点(2007-04-30 00:35:26) |
586. ステラが恋に落ちて
煮え切らない男女の単調なやりとりが延々と続いているだけで、脚本としても大して面白くはないが、何よりもまずいのは、相手の男の大根ぶり。ちょっとびっくりするくらいです。それも含めて、年齢差を乗り越えるほどの情熱みたいなものを主人公両名のどちらからも感じられません。あと、作品の尺も長すぎ。 [DVD(字幕)] 4点(2007-04-15 03:05:37) |
587. アウト・オブ・サイト
銀行強盗と捜査官の恋愛沙汰なんて、もともとありえない設定なんだから、もっと徹底して明るくお馬鹿に行けばいいのに・・・何を中途半端に真面目にやってるのって感じです。テンポも悪いです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-18 20:48:27) |
588. バンディッツ(1997)
最大の欠点は、音楽に対する彼女たちの愛情なり執着というものがどこからも感じられないこと。演奏というものをあんなに安易に考えるようでは、人前に立つ資格はありません。というより、ステージに対する冒涜です。中盤までは0点。橋のシーンに3点、ラストに1点。 [DVD(字幕)] 4点(2007-03-14 00:46:24) |
589. スカートの翼ひろげて
一見して気品ある英国田園系の風景なのですが、当事者がやっていることが、まるで「初体験/リッジモント・ハイ」とか「Fカップの憂うつ」のようなアホ青春コメディそのものじゃないですか…。器と中身がまったくミスマッチです。レイチェル・ワイズやキャサリン・マコーマックの意外な個性のなさも残念(というより、全員同じにしてしまった脚本の責任ですが)。レイチェル・ワイズは、こういう人造美人お上品系よりも、やはり、裏で何か考えてそうなしたたかな役の方が似合ってますね。 [地上波(字幕)] 4点(2007-03-08 20:42:23) |
590. スリーパーズ
《ネタバレ》 直接的な描写は殺人事件と法廷だけにしといて、「実は単なる衝動殺人と思われた裏にはこんな過去が・・・」「そして実は検事も・・・」という形にした方がまだよかったんじゃない?あの少年院時代は、映画的には回想で済む話です。変にスタンド・バイ・ミーばりの青春色でまとめようとしているため、かえって全体がばらばらになっています。ナレーションがしつこいのも、完全に逆効果。それにしても、前年に看守にさんざん虐待される囚人役をやっておいて、よく今度はこんな役ができるな、ベーコン君。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2007-02-04 02:03:03) |
591. 推定無罪
《ネタバレ》 最大の証拠物件のグラスが存在しないなんて、その時点で公判飛んじゃうでしょ・・・。検察がそもそもあまり有能そうに見えない上に、判事まで関係者であるなどミスリードが突飛すぎて、元の段階でそんなに面白くなかったので、ラストにもカタルシスがありません。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2007-01-06 23:06:15) |
592. プリティ・ブライド
意外に笑える場面もそこそこあったのだが、こんなアホコメディにギアとロバーツというのがすべての間違い。もっと若い人にやらせていたら、そんなにちぐはぐになることもなかっただろうに・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-01 01:57:57) |
593. 秘密と嘘
《ネタバレ》 ビデオパッケージの紹介文からは、「まず実の母に会いに行って、そこからいろいろな人との間でドラマが始まっていく」みたいな展開のように読めたので、なーんにも起こらない前半1時間に唖然。母以外の人に会うのはもっと経ってから。でも、実際のところ、「会った後・知った後」にそれぞれの立場でどうするのかが本当のドラマなんじゃない?これでは結局何も説明していませんよ。登場人物で、キャラクター的に魅力ある人が1人もいなかったのも難点。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-12-30 23:57:13) |
594. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
《ネタバレ》 ジョージ・クルーニーが主役だと、仮面やマントをつける前に、裏で戦略と策術を尽くして何とか解決しそうに見えるんだよなあ・・・。せっかく登場したバットガールも、しょぼいアクションをこちょこちょやってただけで、何しに来たの?という感じ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-12-04 00:25:17) |
595. 虚栄のかがり火
すでにたくさん指摘されているとおり、演出の方向性が全然一貫していません。本来、どうみてもコメディ向きの素材だと思うけどな・・・。それを抜きにしても、手垢のついたようなありがちな展開に説明的なシーンを積み重ねた面白くない作品です。今から見ればびっくりするようなキャスティングとスタッフの豪華さに免じて+1点。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2006-11-11 23:29:20) |
596. フライド・グリーン・トマト
回想の方は特段目新しくもなければ必然性もない話が淡々と積み重ねられているだけだし、現在の方は、制作側の狙った線がミエミエで、かえって醒める。キャシー・ベイツやジェシカ・タンディといった大御所を食ってしまったM・S・マスターソンのはまり役ぶりに4点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-08-14 02:45:27) |
597. フィッシャー・キング
すみません、心温まるわかりやすいヒューマン・ドラマを期待して見た私が悪かったのです。いつまでたっても単調に続くじめじめした半分妄想話に参ってしまいました。マーセデス・ルールのオスカー受賞も理解困難。 [DVD(字幕)] 4点(2006-07-28 03:16:10) |
598. 有罪判決/法廷に隠された真実
《ネタバレ》 ボールドウィンとキングスレーの丁寧な演技のおかげで、見た後の印象はそれほど悪くないのだが、やはり、クライマックスの部分のテーマのすり替えには、この映画の製作意図そのものに疑問を感じざるをえない。それと、日本では、この事件では心神喪失はおろか心神耗弱でさえ認められる可能性はゼロであるから、メインの弁護士の葛藤の部分(無罪をとるか、依頼者の意思通りの答弁をするか)は日本人にはぴんとこないと思う。逆に、最後に得意気に犯行の動機を説明しているが、日本ではそれが重要争点になるのははじめから当然である。法廷に真実発見機能を期待している国と、そうでない国の違いだろう。あと、そんなこととは無関係に、依頼者の妻と寝ちゃったりするなんてのはその時点で弁護士の資格なし。 [地上波(字幕)] 4点(2006-05-21 21:57:21) |
599. ディスクロージャー
《ネタバレ》 前置きが異様に長い(したがって尺も不必要に長い)のと、マイケル・ダグラスはあれくらいではあまり困らなそうに見えるのが難点。主演はもう少し若い人の方が、デミ・ムーアのドSぶりが発揮されて、後の展開に説得力が出たと思う。ただし、尋問を割と時間をかけて丁寧に撮っているのには好感。というか、その辺からやっと面白くなってきました。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2006-05-21 21:35:32) |
600. 恋の闇 愛の光
何がしたかったのかさっぱり分からない作品。医学の道に関する逡巡、王の愛人や患者との恋愛問題、国王との確執など、あっちこっちに話の軸がぶれすぎ。しかも、せっかく美術や衣装が死ぬほど頑張っているのに、役者の演技が完全にそれに負けている。ラスト15分がまったく引き締まっておらず、ぐだぐだになっているのも悪印象。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-05-09 02:48:13)(良:1票) |