581. ゴジラ FINAL WARS
どんなにオリジナルが偉大だろうが一度シリーズが終わってるという時点で俺の中ではもうこの作品はゴジラにしてゴジラにあらずというか、全く別物と捉えています。そもそもゴジラにそれほど思い入れがあるわけでもありませんし、例えばKOFのようなお祭り騒ぎモノとして見れば、なかなか面白かったと思います。しかも、本作のトリビュート・アルバムのジャケットはまんま“あれ”ですし、音楽担当が世界的なキーボード奏者のキース・エマーソンって時点で俺の中では合格ラインです。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-22 03:39:22) |
582. NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
ぜってぇにはずすだそーなぁーと思ってたら、意外といけた。というか、ぶっちゃけ結構楽しかった。なんでだろ?多分、CGの使い方。ド真面目な話のくせして場違いなCG使うんじゃ、見ていて寒くなる。けど、これは違った。「修行の賜物でござるよ」って、どんなに頑張っても“壁歩き”とか“分身の術”とかできませんから。ある意味ではこういう技は子どもの夢。個人的には、上手くできてたなと思うし、ストーリーの方も、簡単に言えば主人公の成長物語だけど、へんに大作じみた壮大な事やってないから、逆にそれが心地よかった。たまにはこういうのも悪くないと思う。 [地上波(吹替)] 7点(2006-01-22 03:24:19) |
583. オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
《ネタバレ》 冒頭でオースティン役がトムだったので「ウソ~ん!?」と思ってたら、やっぱり劇中劇だったんすね。確かに主要キャストよりもカメオ出演の方が豪華。ネタは相変わらず下劣。イギリスってこんなもん作ってたっけなぁと思ったら、あのレッド・ドワーフ号もイギリス製だった…。ストーリーの方は、なんか行き当たりばったりで話に面白みがあまり感じられない事、ほかの国の事をおちょくりまくった笑いのネタは見る人によっては拒否反応を示すんだけれども、なんか憎めない。エンドロールでのNGシーンもなかなか面白かったし、正直影絵?のところではバカみたいに笑ってしまったんで、やっぱり、難しい事考えずに(軽くあしらう気持ちで)ゲラゲラ笑いながら見るのが正しい鑑賞方法なんでしょう。…てか、今気付いたけど挿入歌ミックだ………。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-05 23:17:51) |
584. ハウス・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 元々原作のゲームがバイオハザードをシューティングにしたようなものなので、その映画化作品がストーリー皆無になってしまうのもいたしかたない事。泳いでるゾンビは既にサンゲリアで登場してるし、ゲーム画面の挿入ややたらとマトリックスのような視覚効果が使われているなど、突っ込みどころ満載だけれども、原作ゲーム本来の持ち味である“ひたすら出てくる敵をぶっ殺していく”という勢いは再現されていたと思うし、元々ゲーム中のゾンビもかなりフットワークが良かったりするので、そう云うところもちゃんと映像化できていたと思う。また、主人公についても、普通ならゲーム版の主人公をそのまま映画でも主人公にするところだが、今回は原作ゲーム1作目で一騒動起こしたドクター・キュリアンが主人公という事で、ハウス・オブ・ザ・デッド・エピソード1といった感じで楽しめるのも良い。まあこれに関しては原作をやってなきゃサッパリ判らんネタなんだけれども、ゲームの映画化、という点では他の作品よりも工夫(特にラスト)が見られたし、色々な意味で楽しめたので今回は6点献上。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 03:45:35)(良:1票) |
585. ポーラー・エクスプレス
《ネタバレ》 余韻に浸るという意味では、この作品のラストはなかなか良かったです。ただ、それに至るまでのアドベンチャー部分。場面場面の臨場感としてはどれもなかなか面白くハラハラ出来るのですが、一つの作品の中のワンシーン、と考えるとどれも必然性に欠け、ただ物凄いシーンを適当に繋ぎ合わせただけといった感じを受けました。また、CGについては言う事はありませんが、トム・ハンクスの声がやたらでかくて半ばやかましく感じられました。しかし、家族、友人同士で見るにはうってつけの作品だと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-10 23:55:15) |
586. 新ゾンビ
《ネタバレ》 この作品、実は2年位前から見たくてたまらなかった作品なんです。しょーも無いものを追い求めてるなぁと自分では判っていながら、この前遂に発見、ちょっとしたな理由(といっても大したもんじゃありませんが)があって(珍しく)借りるのを躊躇したのですが、結局は借りてしまいました。2年の時を経てやっと叶ったこの思いを文にしてみると、「俺はこんなものに時間を費やしていたのか…」てな感じでしょうか。勿論、そんな事最初から判り切っていたことなんですが。前半戦は、やたらにだるくてもう何がなんだかわからん状態。頼むからもう少しテンポよくしてくれと言いたくなるようなものでした。そして後半戦。あの「ブレインデッド」を超えたとかよく言われますが、殺しのバリエーションは確かに超えてますが血糊の量、そしてテンポは超えられていません。ユル~イ殺し合いがダラダラ続くだけです。ただ、僕も【なにわ君】さん(どうも!)同様、ゾンビを押しのけて武器を取りに行く場面は笑ってしまいました。しかし監督もはりきって主人公を演じる暇があるならもう少し演出の面も頑張って欲しいっすね。 [ビデオ(吹替)] 4点(2005-12-10 23:43:48) |
587. キャビン・フィーバー(2002)
《ネタバレ》 題名を見た時点で「なんだかちっとやべぇ雰囲気の映画だなぁ」と思い、しかし“ホラー映画の未来”だとか何とか言うコピーがつけられていたので、半信半疑で見てみましたが…題名どおり、よく判らん映画でした。あの病気の正体とか、別にそんなもんはわかんなくてもいいんですけど、何故に「パンケーキ!パンケーキ!」と叫びながら少年は飛び蹴りをかましてくるのか、あのラストは一体なんだったのか等々…。流石に、感染者がいきなり血をブシーブシーと噴出して絶命するのはこのご時世によく作ってくれたなぁとも思いますが、物語そっちのけでそう云うところに力を注がれても見てるこっちは困るのですが…。やるならやるでもう少しコメディに走るとか、違う方面に持っていってからやってください。 [DVD(字幕)] 4点(2005-10-31 02:32:12) |
588. レッド・バイオリン
《ネタバレ》 アントニオ・ストラディバリのようなおっちゃん(といってもよく知りませんが…)が劇中で「怒りを作品に込めろ」といっている通り、嫁さんを失った怒り(少し違う)を文字通り作品に塗りこめた…って、普通にに考えるとちょっとイっちゃってるというか恐ろしいものが込められたバイオリンが主人公の映画ですが、感情を込めて初めて心を動かすものになる音楽ですから、そう云う“想い”の強さという点では人々を魅了し、破滅に追いやるほどの魅力を秘めた楽器ということに納得出来ました。冒頭のオークションのシーン、そしてレッド・バイオリンの誕生から現代にいたるまでのストーリーが交差していくという構成は見ていてなかなか面白いものがあり、一部のカメラワークやバイオリンの演奏は本当に鳥肌が立つほどにすばらしいものでした。一度は中国で眠りについたレッド・バイオリン。しかし、また復活し、サミュエルのような楽器を愛する者を狂わせた。そして恐らく、この映画を見た我々も、この名器に狂わされていく事でしょう。バイオリン好きにはたまらん映画です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-23 03:15:53) |
589. シン・シティ
《ネタバレ》 超人ハルクみたいな奴が出てきたり、吸血鬼ノスフェラトゥみたいな奴が出てきたりと、全くもってよ~判らん状態で見ました。それにR指定という点。最近ではちょっとやそっとの性描写や残虐描写でもすぐに指定がかかるので、これもその類かと思いきや…結構というかかなりバイオレンスですね、これ。でも個人的には気に入りました。映像面では、手や足が吹き飛んだり人がクルクルクル~と吹っ飛んでいったりと「キル・ビル」に通じるコミック的なモノで、白黒の映像やカット割り、そこと無く挿入されたユーモラスな映像が“漫画らしさ”をより引き立てていました。しかしストーリーの方は、漫画的というより思わず憧れてしまいそうな渋すぎる主人公たちがひたすら自分の美学を披露してくれているので、ひたすら格好いい限りです。それぞれの話が関係してくるのかと思いきや、実はあんまり関係なかったことには少し肩透かしを食らいましたが、劇場で見た中では久々に唸るようなつくりをした映画でした。しかし今回のイライジャは軽やかに動いていたな…最初誰だか気付かなかった(汗) [映画館(字幕)] 8点(2005-10-09 15:49:24) |
590. コラテラル・ダメージ
《ネタバレ》 消防士がゲリラの本拠地に乗り込んで破壊活動を繰り広げるって時点で無理がありすぎますが、例えばキアヌやブラピやジョニ―・デップや、他の俳優ならともかく、この映画の主人公は“ターミネーター”ですからね、国一つ滅ぼしたとしても違和感無かったんじゃないでしょうか?まあ冗談はさておき、例の事件で公開が延期されたことで有名ですが、内容としてはそんなにものすごいものではありません。しかし、両者の言い分も判るので、どっちが正しい、という事は安易には決められないですね。結局ラストはアメリカが勝つっていういつものパターンですが、最後の最後でウルフが爆弾を解除したのがせめてもの救いだったと思います。 [地上波(吹替)] 6点(2005-10-09 00:13:16) |
591. 悪魔の墓場
《ネタバレ》 ロメロのナイト・オブ…って、面倒なので端折ります(笑)。テンポが非常にのろいです。出てくる人間みんな馬鹿ばっかです。ゾンビたちはそれなりにゾンビしてます(笑)。なぜか写真には写りません。何気にグロいシーンも頑張ってます。一応、“悪魔シリーズ”第三弾ってことになってます。でもそんなこと知らなくて良いです(笑)一応シリーズ第一弾の「悪魔のいけにえ」だけ見れば充分だと思います。勿論、本作とは一切関連ありません。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-08 23:53:36) |
592. THE JUON/呪怨
《ネタバレ》 OVA版の呪怨1・2、劇場版呪怨1・2で見たことあるシーンがわんさか出てきた…。ということで新鮮さは皆無(リメイクだから仕方ないのかもしれないけれど)。嗚呼ライミさん、貴方はリメイクなど製作しなくとも立派に面白い映画を撮るではないか。だからリメイク製作は止めて早く死霊のはらわたの続編を作っておくれ…。そしてせっかくロブも仲間に引き入れたんだからブルースも出演させて…。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-08 23:45:38) |
593. 香港国際警察/NEW POLICE STORY
《ネタバレ》 アクションだけで見れば久々の快作って感じですね。しかしながらその反面ストーリーの方がやたら暗い。確かに今までのジャッキー作品の中にも暗い映画はあったけど、それでもどことなくコミカルに仕上げてあって最後まで楽しい気持ちで見られた。しかし今回は、そう云うシーンはあるにはあるが、どうも今までのように楽しめない。やっぱり、ジャッキー映画は楽しい映画でなくては…ということで些か引かせてもらいます。それにしても、Xゲームって、面白そうですね。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-08 23:37:51) |
594. レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ
《ネタバレ》 以前、ストラップを少し長めにしてレスポールを構えていたら友人に「お前、何でそんなに長くしてんの?」と言われたので、さり気なく「ジミー・ペイジ意識してんだよ」と冗談交じりに言ってみたら「は?誰それ?」と言われたことがある。ポカ~ン…確かこいつ、ギター始めて6年とか言ってたよな…それなのにペイジを知らないのか…時代も変わったもんだな…。などという思い出話はこれくらいにして、これって映画としてはどうなの?って疑問がやはり頭の中を過ぎります。ストーリーといっても最初のメンバーの日常が少し、そしてライブ中のちょっとした風景が少しと、メンバーのそれぞれのプロモと思しき謎の映像が流れるだけで、作品として見たらやっぱりそれほど面白みのあるもんじゃありません。でも、やっぱりロック・ファンなら、無条件に点数を引き上げたくなりますよね(笑)1曲目のロックン・ロールから、30分くらい延々続く幻惑されてや、無性に泣けてくるフレーズの天国への階段、モビー・ディック、そして最後の胸いっぱいの愛を等々…最初から最後まで“ロック・スター”やってます。EXIT MUSICが天国への階段ってのも、なかなか粋なことしてくれてますし。これで映画館出てくる人っていたんでしょうか?出来る事なら家の小さいテレビではなく、大スクリーンで、いや、出来る事なら実物を見てみたかった、そんなことを思わせる作品(ということにしておこう・笑)でありました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-24 03:39:34) |
595. コックリさん
《ネタバレ》 そうそう、たしか小4の時くらいにクラスでもコックリさんが大流行したよ…いや、ちょっと待て。確かにクラスの女子の何人かはコックリさんをやっていた。しかし勿論冗談半分でやっていたに過ぎなかった(無論大流行すらしてない)。つまり、高校生にもなって呪いだなんだといってるこの娘たちは小学生以下ということか…。そして、この展開、どっかで見たことがあるよーな…と思ったら「友引忌」とストーリーが似通ってる。つまり、何作撮っても同じような物しか出来ないこの監督も進歩無しという事か…。そして「ボイス」に出てきたあの子もやっぱり…。 [DVD(字幕)] 4点(2005-09-24 03:12:18) |
596. オリエント急行殺人事件(1974)
《ネタバレ》 特にこれといってポアロ像があるわけではないんですけど、僕もアルバート・フィニーの演技はちょっと過剰すぎかなぁと思いました。流石に、謎解き部分が入り組んでいてしかも省かれてる部分もあるので1度見ただけではわからん部分もあると思いますが(とりあえず原作は読んでたんで)、テンポよく纏められていたと思います。しかし、やっぱりこの犯人とラストは「本当にそんなんで良いんかいッ!?」ってな感じですね。まあ完全犯罪をやるんならこれが一番確実なんでしょうけど。それと、マックイーン役のアンソニー・パーキンスがなんかノーマンとダブって見えてしまいました…。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-19 02:26:08) |
597. ウィロー
これってやっぱり全部本物の小人なんですかねぇ。なんかホドロフスキーの作品見てるみたいだったんですけど(あれほど凄まじくはありませんが…。)世界観やストーリー構成、視覚効果やアクションシーン等、なかなか作りこまれていて良いと思いますし、所々の自然の風景も作風にマッチしていてとてもよかったです。ただ、冒険ファンタジーとして、心躍るものが少し足りなかったり、物語の展開をもう少しゆっくりと丁寧に描いて欲しいと思ってしまうのは、やっぱり僕がLOTRなどの大作ファンタジーの洗礼を受けてしまったからなんでしょうかねぇ…。しかし、そうはいっても適度な時間とテンポで最後まで見られるものなので、最後まで飽きることなく見ることが出来ました。 [地上波(吹替)] 6点(2005-09-14 03:01:12) |
598. ランド・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 どんな感じなのかは薄々感づいてはいました。2作目(ゾンビ)がオールタイム・ベストである僕にとっては続きがどのようになっていようがもうどうでもよかったのですが、やはり、“続く”というと見てしまうものなので…。で、正直なところ、これはアヌビスの新作というより“ドーン・オブ・ザ・デッドの続編”つまりリメイク版「死霊のえじき」という印象を受けました。冒頭より「俺たちゃ~ゾンビだぜぇ~」な、いかにもな動きを見せてくれるゾンビと、「こいつらの対応なんざぁ朝飯前だぜぇ~」な主人公たちの描写。そしてひとまずの楽園を作って暮らしている人間たちと最後にはそこにゾンビがやってきて崩壊…という流れで、エンターテイメントとしては面白いけれどもストーリーは前3部作と比べると随分薄味になったような気がします。しかし、最後の方でいかにも「俺だよ俺!サヴィーニ様だよ!!」と言わんばかりにサヴィーニゾンビが“78年に死んだ”時のまんまの格好でスクリーン上にで~んと登場したときは思わず嬉しくなってしまったので、ここへきて1点プラスしときます。 [映画館(字幕)] 7点(2005-09-12 19:21:52) |
599. ザ・クレイジーズ(1972)
《ネタバレ》 内容的には、ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドの細菌兵器版といった感じですが、冒頭からのドキュメンタリー・タッチの映像と音楽がより臨場感をアップさせています。残虐表現はゾンビ等の後の映画のように血まみれの惨状、というものではなく、少し抑え目になってますが、笑いながら軍の隊員を殺すおばあさんは不気味そのもの。SFパニックの佳作といった感じです。そういえば、ゾンビでも眼帯をした博士かなんかの役で登場してたリチャード・フランスが、本作では主役級の役を演じていたってことにちょっと驚きました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-22 20:24:30) |
600. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 今回初めてピクサーのCGアニメを見ました。面白いですね、これ。どーせ子どもが見るよーなもんなんだろー?的な雰囲気を出していながら、過去の栄光から抜け出せないインクレディブルや、スーパーパワーを持つが故に普通に出来ないと思ってる長女ヴァイオレット、力を使えないが為に親に反抗する長男のダッシュなど、キャラ設定が細かく作られてると思います。アクションシーンも、実写の映画だったら「どーせこれもCGなんだろーよ」とさめた目で見がちなものも、今回は全部CGですから、逆にそんな変な色眼鏡で見ることもありませんでしたし、とにかく何でもアリですから物凄く派手です。ダルシムも真っ青なイラスティ・ガールやステルス迷彩よりも高性能なヴァイオレット、アラレちゃん状態のダッシュ(水面を走るって…昔そんなのありましたよね、確か)、傍から見るとギアッチョなフロゾンなどいろんな能力があって見ていてとても楽しかったです。次回作がありそうな感じですが、もし出たらまた見てみたいです。最後に、やっぱりヒーローはマント無しの方が総合的に良いんですね(笑)。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-22 20:04:07) |